一台のポッドが地球を目指して飛んでいた。
そのポッドには端正な顔立ちをした黒長髪の女サイヤ人が乗っている。
名はメロ。
メロのポッドは地球へと進入し、荒野へと着陸した。
ハッチが開き、メロが降りる。
そこへやって来るナメック星人のピッコロ。
「何者だ?」
「ナメック星人か。私はメロ。サイヤ人よ」
「悟空やベジータの他にもいたのか?」
「ベジータ? 貴方、彼を知ってるの?」
「あ、ああ……」
「ちょうどよかった。ベジータに会いに来たのよ」
「メロとか言ったな。貴様はベジータとはどういう関係だ?」
「
「何だと?」
「ベジータのところへ案内してくれる?」
「それは構わんが。こっちだ」
ピッコロがメロをブルマの家に案内した。
「やつならここにいる」
メロは建物に入った。
中でベジータと顔を会わせた。
「メロ……?」
「久しぶりね、ベジータ」
「何をしに来た?」
「貴方、超サイヤ人に目覚めたらしいじゃない」
「それがどうした」
「手合わせしてもらおうと思ってね」
「死んでも知らんからな」
すると、そこへ
「カカロット!」
メロは悟空を見た。
「ターレス……ではないようね」
「おめえ何者だ?」
「メロ。サイヤ人よ」
「そっか。オラ、孫 悟空だ」
ベジータ──と、悟空はベジータに顔を向けた。「なんか話してたみたいだけどよ、知り合いなんか?」
「俺の
「マジか! 強いんか?」
「戦ってみる?」
「よし、来い」
悟空が構えた。
「はああああ!」
メロが気を解放して超サイヤ人に変身した。
「本気で行くわ!」
メロが一瞬で悟空の懐へ入る。
「は!」
メロが悟空の
「がはっ!」
悟空は気を失って倒れた。
「カ、カカロットのやろうがあっさり!?」
「ベジータ、次は貴方ね」
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
「何? 負けるのが怖いの?」
「い、いや……」
ベジータは腹を押さえた。
「痛! 痛た! 腹の調子が悪い! 勝負はお預けだ」
ベジータは適当に言い訳して逃げ出した。
メロは家を出た。
「つまらない人たちね」
超化を解く。
「おい、ベジータが慌ててどっかへ行ったが、何かあったのか?」
ピッコロの問いに答える。
「私が悟空さんを一発で撃沈させたから怯えてるのよ」
「み、味方でいてくれよな?」
「それは貴方の態度次第。それより強い人はいないの?」
「この星に悟空やベジータを超えるものはいない」
「つまらないわね」
ところで──と続けるメロ。
「この
「ああ。ドラゴンボールは七つ揃うと
「へえ。面白そうじゃない」
「貴様は何か願いを叶えてほしいことはあるか?」
「そうねえ……」
メロは考えた。ドラゴンボールがあれば強いやつと戦える、と。
「強いやつと戦いたい」
「悟空みたいなやつだな、お前は」