翌日、Fクラス教室
「さて、皆、総合科目テストご苦労だった」
Fクラス代表の坂本雄二が、教壇の前に立って演説している
「午後はBクラスとの試召戦争に突入するが、殺《や》る気は充分か?」
雄二は、教室内に居るクラスメイトを見回しながら言う
「「「「「おおーーーーー!!」」」」」
士気は最高潮のようだ。まぁ、これがFクラスの数少ない武器だしね
「今回の戦争は、敵を教室に押し込むことが重要になる。その為、開戦直後の渡り廊下戦は、絶対に負けるわけにはいかない」
雄二の言葉を全員静かに、しかし、闘志を燃やしながら聞いていた
「そこで、前線部隊の指揮を姫路にとってもらう」
と、雄二は姫路を見ながら言う
「がッ、頑張りますっ!」
姫路は、両手を胸の前でグッと握る
それを聞いた雄二は、満足そうに頷き
「野郎共! きっちり死んで来い!!」
と、檄を飛ばした
「「「「「うおおおおーーーーッ!」」」」」
全員、手を挙げて大声を張り上げた
すると
キーンコーンカーンコーン♪
と、開戦の合図《チャイム》が鳴った
それを聞いた雄二は
「よし、行ってこい!!! 目指すはシステムデスクだ!」
と、クラスメイトを送り出した
さて。ここからは本来ならば、対Bクラス戦の詳細を書くべきなのだろうけど、作者の都合により
作者権限発動《キングクリムゾン》!!
午後4時
「雄二くん。今の状況はどうなの?」
穂村有里が休戦協定により一時的に終わった後、教室で雄二に戦況を確認した
「一応、計画通り教室前まで攻め込んだ。こっちの被害も、少なくないがな」
雄二は、手に持っている紙を見ながら言う
すると、雄二の背後にムッツリーニが音もなく姿を表し、雄二の肩を指で叩く
「おっ、ムッツリーニか。なんか、変わったことはあったか?」
「そういえば、ムッツリーニくんは、今日1日ずっと情報収集に努めてたね」
ムッツリーニは、雄二の耳元に口を近づけて言った
「なんだと? Cクラスが、試召戦争の用意を始めてる……だと?」
雄二が、ムッツリーニの情報に驚く
「相手は、Aクラスか?・・・・・いや、それはないだろうから・・・・」
雄二は顎に手を当てて、黙考すると
「漁夫の利を狙うつもりか・・・・いやらしい連中め」
(ん? Cクラス? はて、なんか引っかかるな・・・)
有里はCクラスでなにか気になったのか、懐から手帳を取り出す
「坂本よ、どうするのじゃ?」
秀吉は不安になったのか、雄二に聞いた
「Cクラスと協定でも結ぶか。Dクラスを攻め込ませるぞ。と、脅せば俺達に攻め込む気も無くなるだろう」
「それに、ウチ達が勝つなんて思ってないだろうしね」
美波は雄二の考えに賛成なのか、乗った
「よし! それじゃあ、今から行くか」
と、雄二が廊下に出ようとした。その時だった
「待った!!」
と、有里は雄二を止めた
「ん? どうした穂村?」
雄二は、突然大声を出した有里に驚きながらも聞いた
「Cクラスの代表とBクラスの代表。付き合ってるよ」
有里は手帳を見ながら、言った
「なんだと? 確かか?」
雄二は眉を上げて、確認した
「うん、間違いない。私の特技は情報収集だもん」
と、有里は手帳をひらひらさせながら言った
「つーことは、罠か」
雄二はBクラスの目的に気付いて、唸った
「どうするのじゃ?」
秀吉が雄二の近くによると
「そうだ。この手があったな・・・」
と、雄二はニヤリと笑い
「お前ら、今日はもう帰っていいぞ。対Cクラス対策は、俺が明日までに用意しとくから」
と、雄二は解散を促した
雄二が考えた作戦とは一体なんなのか・・・・・・