僕とSPと召喚獣   作:京勇樹

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恐怖の昼休み

補給試験が終わって少し経ったFクラスは、Bクラスに対して宣戦布告

 

翌日の午後から戦うことになったのだ、尚宣戦布告には須川が逝った(誤字ではない)

 

(((((さらば須川!)))))

 

須川はボロボロで教室に帰ってきた

 

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

時間は経ち、昼休み

 

「さーてと、昼飯にするかー」

 

雄二は午前中のテストが終わり昼休みに入ると、背筋を伸ばしながら言った

 

それに倣って康太、美波、秀吉が立ち上がると

 

「あ、あの皆さん、おッお昼なんですけど、実は私作ってきたんです!」

 

瑞希はそう言いながら何処からか、重箱を出してきた

 

「「「「おおっ!」」」」

 

4人は重箱を見て驚いている

 

「それを食っていいのか?」

 

「はっはい! ちょっと作りすぎたので食べていただけると・・・」

 

瑞希は顔を赤らめながら言う

 

「それなら屋上で食うか、お前らもどうだ?」

 

雄二は、転校してきた有里と小燕を見る

 

「え? いいの?」

 

「いいんですか?」

 

有理と小燕は驚いた表情で聞いた

 

「はい、構いませんよ?」

 

「それならば、早く屋上に向かうかのう」

 

秀吉は朝に明久に渡された弁当を取り出した

 

「なんだ、弁当があるじゃねーか」

 

雄二は秀吉の持っている弁当に気付いた

 

「確かにのう、じゃがこれだけでは足りないかもしれぬのでな」

 

秀吉は弁当を持ち上げながら言った

 

「そうか、それじゃあ屋上に向かってくれるか、俺は飲み物買ってくるから」

 

「わかった」

 

(明久に連絡しないと・・・・)

 

有里は携帯を取り出して、明久にメールした。

 

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

所変わって、ここはAクラス

 

「ん? メールだ」

 

明久はズボンのポケットから携帯を取り出す

 

 

 

from有里

 

これから私と小燕を交えて全員で屋上でお弁当を食べるよ

 

秀吉君も来るから

 

 

 (なるほど)

 

明久は携帯を閉じると

 

「どうせなら屋上で食べない? いい天気なんだからさ」

 

と近くに居た優子たちに、声をかけた

 

「屋上か・・・」

 

「・・・・いいかもね」

 

「たまには、外で食べるってのもいいネ」

 

満場一致で決定したので、4人は移動を開始した

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

また場所は変わって屋上

 

「着いたっと、あれ? 秀吉たちじゃん」

 

明久はなるべく自然に聞こえるように振舞った

 

「む? 明久たちか、なぜここに?」

 

「たまには、外で食べるのもいいかなって思ったのよ」

 

「え!? 木下くんが2人!?」

 

瑞希は優子と秀吉を交互に見て驚いている

 

「まあ慣れてるからいいけど・・・・、姫路さん私は木下優子よ、秀吉の姉の」

 

それを聞いた姫路は

 

「す、すいません。間違えてしまって・・・」

 

と、俯いた

 

「仕方ないわ、私達は双子なんだから」

 

「うむ、一卵性双生児と時たま間違われるぐらいじゃからのう」

 

秀吉と優子はなれてる様子で説明している

 

すると

 

「明兄! お久しぶりです!」

 

と小燕が明久に近づいた

 

「ん? おお、優じゃん。お久しぶり」

 

そんな2人を見て

 

「明久くん、その子と知り合いなの?」

 

優子が聞いてきた

 

「うん、僕と優は同じ孤児院の出なんだ」

 

「はい、今の父親も同じなんですよ」

 

その言葉を聞いて

 

「孤児院って、どういうことですか?」

 

姫路は分からないのか聞いてきた

 

「姫路さん、そのことは・・・」

 

優子は姫路を止めようとしたが

 

「いいよ、優子さん」

 

と、明久が制した

 

明久は咳払いをすると

 

「今から10年前にアメリカの国際空港で起きた爆破テロ知ってる?」

 

と、聞いた

 

すると

 

「うむ、知っておるが」

 

「今でもその日になるとテレビで見ますね」

 

「ウチも知ってる。えっと、生き残りは確か・・・・」

 

と、ドアが開き

 

「日本人の子供1人だけだった、それがお前なんだな?」

 

と、雄二が飲み物を片手にドアを開けながら言った

 

「その通り、流石は元神童」

 

明久は指を鳴らしながら言った

 

「なんじゃと!?」

 

「本当なんですか!?」

 

「大丈夫だったの!?」

 

全員明久に詰め寄って問いただしてきた

 

「落ち着いて、確かに死に掛けたけど移植とかでなんとかなったし、で預けられた孤児院で優と会った訳」

 

明久は小柄な優の頭に手を置く

 

「はい、明兄はとても優しくしてくれて」

 

と、小燕は言う

 

「で、あたしは明久のバイト仲間ね」

 

と有里が、近くに寄ってきた

 

「バイト?」

 

「うん、学費は親に出してもらってるけど、自分の生活費くらいは自分で稼ぎたいからバイトしてるんだ」

 

「なるほどネ」

 

「それよりも早く弁当食わねーか? 腹へって仕方ないんだが」

 

「そうですね」

 

そして

 

「「「「「おお!!」」」」」

 

全員、姫路の作った弁当の中身を見て驚いている

 

そこには

 

瑞々しい光沢を放っているキャベツ

 

狐色のエビフライ

 

綺麗に並べられたおにぎり

 

が所狭しと並んでいる

 

「美味そうだな」

 

「本当じゃのう」

 

雄二と秀吉は重箱の中身を見て感嘆している

 

「それじゃあ」

 

明久が音頭を取り

 

「「「「「いただきます!」」」」」

 

「んじゃあ、俺はこれを」

 

と、雄二はエビフライを取ろうとすると、横から康太が指でつまみ

 

「あ!、てめえムッツリーニ意地汚ねーぞ!」

 

と、雄二が抗議した時だった

 

「(パク)・・・!」

 

ドゴン!!   ガタガタガタガタ!!

 

「「「「「っ!!??」」」」」

 

康太はブリッジ状態になった

 

「わわ、土屋くん!?」

 

姫路はいきなり倒れた康太に駆け寄った

 

すると

 

「・・・・・(ムクリ)・・・・!(グッ)」

 

と康太は親指を立てた

 

どうやら、美味しいと言いたいらしいが

 

(足がまるで、KO寸前のボクサーみたいに!!)

 

そうなのだ、康太の足がガタガタと震えているのだ

 

(ねぇ、小燕この感じって・・・)

 

(はい、間違いありません。蓮さんと同じです!)

 

(殺人級キターーーー!)

 

有里と小燕はお互い抱き合って震えている

 

(殺人級って、どういうことですか!?)

 

(私達の知り合いにね、料理が凄く下手な人が居るのよ)

 

(しかも、その人は見た目が普通っていう凶悪なものだったんです)

 

(それが理由で、大惨事が起きたくらいだし)

 

(まさか……アレもそうだと?)

 

(ええ、恐らくね・・・・)

 

それを聞いた明久は

 

「ねえ、姫路さん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

 

勇気を出して聞いてみた

 

「はい、なんですか?」

 

姫路は小首をかしげる

 

「これに何を入れたのかな?」

 

明久は弁当を指差しながら聞いた

 

「え、えっと隠し味に・・・・」

 

「隠し味に?」

 

「硝酸カリウムを・・・・・」

 

その瞬間

 

ブチッ!!

 

なにかが切れる音が響いた

 

「雄二、皆デコレヲ食ベテテ」

 

と、明久は何処からとも無く重箱と水筒を出す

 

「これは?」

 

「僕ガ作ッタ弁当ダヨ、ソレジャア姫路サン、チョット向コウデO☆HA☆NA☆SHI☆シヨウカ?」

 

と、明久は姫路の首根っこを掴む

 

「あ、あの明久くん? 今のお話のニュアンスが違ったような気が・・・(バタン)」

 

姫路は明久に引きずられてドアの向こうに消えた

 

すると

 

『姫路サーーーーン、料理二硝酸カリウムヲ入レルナンテドウイウ神経シテルノカナアァァァ!?』

 

『きゃあぁぁぁぁ! ゴメンナサイゴメンナサイ!!』

 

と、明久の怒号が聞こえて続いて姫路の謝る声が聞こえる

 

「明久はどうしたんだ?」

 

雄二は訳が分からず小燕に聞いた

 

「あはは、明兄は孤児院では料理当番でしたからね、しかも」

 

「しかも?」

 

「明久は一時期、帝国ホテルでも働いてたからね。しかも副料理長で」

 

「「「「「なにーーーー!?」」」」」

 

「ちょい待て! まさか一時期ニュースでも話題になっていた若い副料理長って明久の事だったのか!?」

 

雄二は思わず詰め寄る

 

それに関して霧島は、明久の新事実で思考がフリーズしたのか固まっている

 

「はい、わざわざ孤児院まで来てスカウトされたんです」

 

「驚愕の新事実だネ・・・・」

 

「道理で美味しいわけよ・・・」

 

「勝てるわけがないのう・・・・」

 

一部ではプライドがズタズタのようだ

 

『姫路サン! 君ハモウ料理ハ禁止デス!』

 

『ええ!? そんなぁー』

 

『死人ヲ出シタイノカナアァァァァ!?』

 

『きゃあぁぁぁ!』

 

 

こうして、恐怖の昼休みは過ぎていった・・・・・・・

 

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