『僕たちはチョコレートがもらえない。』   作:颷狐<ヒョウコ>

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お久しぶりです!今回はあんまり長くないくせに時間がかかってしまい、誠に申し訳ありませんm(_ _)m

とりあえず、今回も?今回は?楽しんでいただけると嬉しいです!



豊島憂美が仲間になりたそうな目でこちらを(ry

「先ほどは誠に申し訳ありませんでした!」

 

 と、彼女は頭を下げた。

 

「いいよいいよ、頭上げてよ。別に気にしてないし!それに、君の嫌なこと言ったのは梓なんだし」

「ゔ....」

 

 何も言い返せない。

 

「だからほら、何も気にしないでいいんだぜ?」

 

 春人が最もなことを言っているのは分る。自分が悪いのも分かってる。だが、

なんかものっそいうぜぇ!

 叫んでやりたい衝動をどうにかこらえる。春人のあの言い方がどうも気に食わない。

 

「じゃあこの話は終わり!もう掘り返さない!同級生らしいし敬語も禁止!で、要件はなんだっけ?」

「すっかり忘れてた!ってあれ?言ってなかったっけ?」

 

 切り替えはっやいなー。

 

「う、うん、確か言われてない」

 

 さすがの春人もこの時ばかりは彼女の切り替えの早さに驚いたようだ。

つーか忘れてたのかよ!ツッコミを入れたくなるが、ここで入れたら負けな気がするから我慢する。

 

「私がここに来たのは、この部に入れてもらいたいからです!」

「「「......は?」」」

 

***

 

「「「......は?」」」

 

 沈黙が流れる。僕たち三人は、今彼女が言った言葉の意味が一瞬、わからなかった。

 

「す、すまない、もう一回言ってもらっていいか....?」

「はい?いいですけど....」

 

 春人の問いに対して彼女は首を傾けながらそう言い、その後もう一度さっきと同じことを言った。

 

「この部に入りたくてここに来た。って言ったんです。」

 

 やはり聞き間違いじゃないようだ。

そして再び流れる沈黙。それを破ったのはまた、立ち上がった春人だった。

 

「お出口は後ろ側です。手荷物、お忘れ物ございませんようお気を付け下さい。」

 

 そう言うと、春人は何もなかったかのように席に戻った。

 お前はなんだ!どっかのウエイトレスか!それともJRの駅員さんか!?だがしかし!お前の判断は間違ってない!寧ろ正解だ!GJはるぅと!(伸ばした方が読みやすいからそうさせてもらう!!)

 だが彼女は

 

「待って!?なんでそうなるんですか!私は本気ですよ!」

 

 と、訴えかけるように言ってきた。どうやら、入りたい気持ちは本物のようだ。しかし、こんな集まり、どうして入りたいのか、はっきり言って僕には到底理解できない。

そこに、今まで笑っていた笑哉が割って入って来た。

 

「いやぁ、だって、ね?ここってあれだよ?彼女いない歴=年齢。友達はいるけど喋「れ」ない。女の友達はいない。女の人と喋った記憶は、三年前に担任から「あなた友達いる?」って哀れみの目で見られながらきかれて「はっ、はいっ、一応、います」って涙半分に答えた思い出が一番、記憶に新しい。二次オタ。その他もろもろ、社会からあぶれた「あかん系男子」そんな奴らの集まりだぜ?ついでに、ここは部活じゃないからね」

 

憂美を含む三人は、途中から笑哉を同情の目で見る事しか出来なくなっていた。つーかまだ社会からはあぶれてないからね!?あと、あかん系男子ってなんやねん!

 

(因みに、僕の場合は親族を除けば、中三の冬休みが終わった一週間後ぐらいの日曜日、受験勉強の息抜きにと一人カラオケ、通称ヒトカラに行った時、偶々クラスメイトに会ってしまい「あっ....」と言われた後「じゃ、じゃあね、シブタニ....君?」とひきつった顔で言われ、訂正せずに「お、おう。じゃあな」と返したのが最後だったと思われる。

 この事は誰にも言ってない。未来永劫、誰にも言うことはないだろう。例え嫁ができたとしても。いや、まあできないだろうが。ってことで、この辛い過去は墓場まで持って逝く!!)

 

 それでもなお彼女は食い下がらずに

 

「なんだっていいんです!入らせてください!ん?部活じゃないのに入らせてくださいでいいのかな?あ、大丈夫か!」

 

 と言ってくる。

 

 

 その後いろいろとあり、やむなく彼女を僕らの集まりの一員として入れることになった。       

 何があったかはここでは割愛させてもらう(とは言っても、きっとそれが語られることはないだろう)

 

 四人の口論(?)が終わり、気づくと辺りにはすっかり夜の帳(トバリ)が下りていた。

 家や街灯の明かりはあるが校庭はライトがないためほぼ何も見えない。教室の時計を見ると、短針はすでに真下より少し(僕らからして)左を指していた。

 こうして僕ら四人は今日のところはとりあえず御開きにして解散していった。

 ついでに、僕ら男子四人は当然のことながら、一つのチョコレートももらえなかった。

 

 あの会話が二時間近く続けられていたことを、そして最後にはバカみたいな内容になっていた事に僕は帰ってから気が付いた。

 

「まあ、なんだかんだ久しぶりに面白かった....かもな」

 

 僕はそう呟いた。

 

(そう言えば、何で憂美があそこまで怒ったのかわかんなかったな....でもまぁ、あんまり触れない方がいいのかもしれないし、何も言わず気にしないでおこう。よし、忘れよう。全て忘れるのが僕らにとっても憂美にとってもきっと一番だ。)

 

 僕の中で渦巻いている何かにそう決着を付け、今日あったことは、朝の騒動も含め全部忘れることにした。

 

 

 あー、明日からは今まで以上にめんどくさい毎日になるんだろうな。はぁ嫌だ....。鬱になる....。

 

「ラブコメ展開になる確率、0%....。はは、笑えねえ」

 

 僕は小さなかすれた声でそう言うと、自嘲気味に笑った。

 

***

 

 その夜、僕は二通のメールが届いた。

 一通目は春人から。「来年こそはチョコもらおうな!それと、明日から大変そうだなww」というものだった。

 二通目は知らないメアドで、スパムだと思い消そうとしたがメアドの会社名がs○○○○○○kだったため、もしかして学校の誰かか?と思い開いてしまった。

 

 内容は簡単にいうとクソだった。

 詳しく言うと「明日から君の家にお世話になりまーす♪よろしくネ❤ps.今日は楽しかったよ、また楽しませてネ❤」といういかにもアホが書きそうなものだった。

 

「あ、スパムだわ」

 

 そう言って僕は、そのメールをソッコー削除した。

 ってか、俺にメールしてくる奴なんてあの二人と身内ぐらいしかいねぇじゃねえか!今更気づくなよ!

 そうして僕は、そんな自分に失望しながらベッドに潜り込み目を閉じた。

 

 

 そーいや今日、ウチにも頭のいいアホが来たっけな。ま、あいつが俺のメアド知ってるわきゃぁ(訳は)ないけどな。

 

 




どうだったでしょうか?もし楽しんでいただけたなら嬉しい限りです!(毎回言ってる気が....笑)
誤字ってたりしたら言ってもらえたら嬉しいです!ってな訳でよろしくお願いしますです!(笑)それと、「面白かった!」や、「次回も楽しみにしてる」など、プラスなコメントをくれるとそれもまた嬉しいです!

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

では、次回もまたお会いできることを楽しみにしています!
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