インフィニット・ストラトス 首輪付き少女の学校生活   作:しじる

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気がつけば評価9を二つも貰えてることに恐怖を覚えておりますw

今回も超低クオリティですみません……


mission12 一夏の朴念仁

「ねえ、二組に代表候補生の転校生が来るみたいだよ」

 

「へえ本当に!」

 

「本当本当!」

 

そんな怪しげな噂がたってはいるが、一夏がクラス代表になってから数日後、今日も一年一組は平和…とは少し異なるが、まあまあのんびりとしていた。

まあそののんびりとした空気も、明日、もしくは明後日には消える。

というのも、もうじきIS学園クラス別対抗試合が行われるからだ。

そしてその優勝商品が、『食堂のデザート半年無料券』であるから。

デザート、体重を気にする思春期の女の子には大敵ではあるがこれはこれ、それはそれと割りきってしまうのもまた女の子。

故にクラス代表となり、クラス別対抗試合に出るはめになった一夏には、多大すぎる期待が込められているのであった。

そういう私も『食堂のデザート半年無料券』がかなり欲しい。

というのも、この前一夏にクラス代表を譲った際に、セシリアに貰ったクーポン券をすでに使い尽くしてしまったからなのだが…

 

「取り敢えず、一夏ふぁいと~私のチョコレートの為に」

 

「アリサってさ、チョコレートが絡むといつも人が変わるよな?」

 

「まあ大丈夫だよ織斑君、今のところ一年にはこの一組と四組にしか専用機持ちの人がいないから楽勝だよ!」

 

出席番号一番の相川さんがそうフォローする。

しかし、その言葉を否定するかのように彼女は颯爽と現れた。

 

「その情報、古いよ!」

 

その声を聞いて皆が扉の方を向く。

そこに立っていたのは、多少茶色の髪色をしたツインテールの少女だった。

身長は私より小さめ、八重歯が特徴的な元気一杯な娘だ。

そんな娘が本人はたぶんカッコ良いと思っているだろうポーズをとって、扉の前に陣取っていた。

はっきりいって全くカッコ良いと思わない、というより全く似合っていない。

そんな少し残念なことになっている少女に、声を最初にかけたのは、渦中の中の人織斑一夏だった。

 

「鈴?お前鈴なのか!?」

 

「ええそうよ、久しぶりね一夏!ただ今日は一年二組のクラス代表として会いに来たわ。そう、一年二組のクラス代表はこの中国代表候補生『凰 鈴音』になったのよ!そして、一年一組クラス代表『織斑一夏』に宣戦布告するわ、覚悟しなさいね!」

 

彼女、凰鈴音が高らかに宣言する。

やっぱり似合ってないその格好に、ついに一夏がツッコミを入れた。

 

「あ~鈴、さっきからカッコつけているところ悪いけど、全く似合っていないぞ…」

 

「えちょ!?なっなんてこというのよ!」

 

「うん、今みたいな感じのが一番鈴らしいぞ」

 

と、一夏の無慈悲な一言が炸裂する。

その一言に、鈴と言われた少女が色々と喚き散らしているが、私からすれば…後ろだ!と言いたい。

理由は織斑先生がそこにいたから。

ガスン!!と人体から出てはいけないような音が、高らかに教室に響く。

相変わらず私からすれば、出席簿でどうやってあんな殺傷力のある一撃を放てるのか疑問で仕方ない。

 

「っ~、だれよ!まった…」

 

「凰、もうHRの時間だ。自分の教室に戻れ」

 

「うげ!千冬さ…」

 

その続きを言う前に、また殺人出席簿が彼女の頭に炸裂した。

今度はバキィーンという、どこかの竜の玉を探しに行く物語で使われそうな音が響いた。

 

「織斑先生だバカ者、さっさと戻らんか」

 

「くぅ~!?くそ、一夏後で覚えておきなさいよ!」

 

そんな負け犬みたいな言葉を残して、彼女は去っていった。

結局彼女は一体なんだったのか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、授業が終わり私が寮へ帰ろうとしていた時であった。

教室から廊下に出た瞬間、誰かとぶつかりかけたのだ。

そして私にとっては幸いで、相手にとっては最悪なことに、ここで私の前世の癖が出てしまい。

突っ込んできたその子にスープレックスをかけてしまった。

バギャア!と言う音が、静かな廊下に響き渡る。

 

「しまった…」

 

思うがもう遅い、スミカに教えられた護身術が暴発してしまった。

セシリアやのほほんさんの時には未遂で済んだが、今回は派手にやってしまった…

相手は大丈夫だろうかと、確認をする前に相手が声を上げた。

 

「いったぁ…もう、今日はどうしこうしてこんなにツイていないのよ…」

 

「ん?その声は…」

 

その声の主は、今朝一年一組に宣戦布告しに来た凰鈴音だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、つまり一夏に『料理が上手になったら、毎日酢豚を作ってあげる=結婚しよ』ってプロポーズしたのに、本人は『料理が上手になったら、毎日酢豚をおごってくれる』と解釈されていたわけか…うん、それは怒って良いよ…」

 

現在私は自分の部屋にて、凰鈴音の話を聞いていた。

話といっても一夏への愚痴で、完全にこれは一夏が悪いとしか言えない内容であるが。

まあ鈴音の伝え方も悪かった訳だが、それにしても普通は気づくものだろう。

そこは流石は一夏と言うべきか、これぞスーパー朴念仁と言うべきか…

 

「とりあえず、どんまいだね…それで、一夏との試合で勝ったら告白、負けたら理由を一夏に伝えると」

 

「うん、一応…」

 

「…私は恋というのが素晴らしいものなのかはまだわからない…だけど、それを潰して良いとは思わない……よし、特別に一夏のISの弱点を教えてあげるよ」

 

こういうのも別に良いだろう、教えると言っても当然条件付きでだからな。

 

「え、マジで良いの?こんな出会った数分しかたってない相手に教えて良いの?」

 

「流石に条件付きだけどね…まあ、良くも悪くも一夏の友人なら、条件破ったりしないだろうと計算した上でだけどね」

 

そして、私は鈴音に一夏のISの弱点を教えた。

条件は『本国に伝えないこと』。

理由は簡単、そんなことをすれば、日本が中国にえこひいきしたと誤解されかねないからね。

二つ目、『必ず勝って、はっきり告白すること』。

これが一番心配な条件だ。

なぜか鈴音から、告白直前でヘタる臭いのようなものを感じたので釘を刺しておいたが…どうなることか。

とにかく、これにて今度のクラス別対抗試合での楽しみが少し増えた。

その事を思いながら、私はまだ帰ってこないのほほんさんと簪を待っていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「N、そろそろあれの準備のためだ…亡国企業を潰しにかかってくれ」

 

「了解、捕虜は?」

 

「一応とっておいてくれ、その方が楽しくなるだろう?」

 

「了解した……」

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