インフィニット・ストラトス 首輪付き少女の学校生活   作:しじる

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年があけてしまった(´・_・`)
皆さん明けましておめでとうございます!
出来れば年明け前に書き上げたかった…
これからも、この作品をよろしくお願い申し上げます!


mission18 新たな転校生

「ねえ見た、今朝のニュース」

 

「ISの元国家代表や、国家代表候補生が行方不明になったり自殺したり、死傷事故にあったりするニュースでしょ?今回でもう13件目でしょ、怖いねぇ…」

 

そんな不吉な事を話してはいるが、今日も今日とてIS学園はとても平和であった…が

 

「皆さんに、今日は大切なお話があります!」

 

そんなIS学園いつもの朝は、山田真耶先生の一言で変わった。

 

「今日は転校生が、それも2人も入ってきました!」

 

その言葉にクラスの皆がざわめく。

1人はどんな子だろうとか、1人はこの時期に何でまたとか、とにかく色んな反応が見れた。

 

「転校生だって。ねぇねぇ~あーちんはどんな子だと思う?」

 

のほほんさんがそう聞いてくる。

 

「どうでもいいかな?…なにか、政府の陰謀とか…少し感じるけど…」

 

「おおぅ、思ったより黒い事言うね〜」

 

そうなのかな?

この時期にIS学園にというのは流石に少しは疑うと思うけど…

まあ私の考えすぎで、実は入学が遅れただけというオチもありそうだけど…

そんなこんな考えていると、山田先生が転校生に入ってくるように言ったのか、教室の扉が開かれた。

そこに入ってきた2人の転校生を見て、私は…いやクラス全員が息を飲んだ。

1人は私と違って、ちゃんとした綺麗な銀髪で赤目の娘。

ただ、私からみて右側の目を眼帯で隠してること以外は、ズボンに変えた制服を着ている少し軍人っぽい少女かと感じた。

問題はもう1人の方だった。

銀髪のことは違い、見とれるようなブロンズ色の束ねられた髪に、優しげな瞳、そして何より1番誰もが思ったことは…

 

「…男?」

 

そう、その人は男だった。

…でも私的には男というより、男の子っぽい女の子に見えるが…気のせいだと思いたい。

そんな事言って、クラスの皆のテンション下げたくない。

タダでさえ、何故かこの学園の女子は男に飢えている気がする。

そんな中でそんなこと言おうものなら、私は多分色んな意味で揉みくちゃにされるだろう。

そんなことを思っていると、男の子が自己紹介をしようとしていた。

 

「シャルル・デュノアです。皆さん、よろしくお願いします!」

 

「お、男の子?」

 

「はい、この学園に僕と同じ境遇の方がいると聞いて…」

 

咄嗟に私は耳を塞ぐ。

理由は言うまでもない。

塞ぐと同時に、クラスの女子たちのメガホンでも使ったかのような大音量の黄色い悲鳴が響き渡った。

 

「男の子よ!2人目の男の子!」

 

「しかもこれは王子様系!守って上げたくなる系!!」

 

「お母さん!今、私をこの時に産んでくれてありがとう!!」

 

女子たちのコメントが混沌としているせいか、デュノア君で良いのかな?

彼が困惑している。

まあこんな暴動じみた混乱など、クラスの担任にとっては簡単に鎮圧出来るもので…

 

「静かにせんか馬鹿者共!」

 

クラス担任、織斑千冬の一喝でいつも通り治まった。

 

「全く…それに転校生はもう1人いるのだぞ?ラウラ、自己紹介しろ」

 

「はい教官!」

 

もう一人の転校生は、千冬さんのその一言に姿勢を正し、彼女に向かって敬礼した。

立ち振る舞いでだいたい分かってはいたけど、彼女軍人か…

そして千冬さんを教官呼ばり…

これらの情報から、千冬さんが言っていたドイツ軍での教え子って、もしかして彼女?

そんなことを考えてると。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

彼女は既に名乗っていた。

だがそれ以上は語る必要は無いとでも言うのかのごとく、ただそこに立ち尽くしていた。

しかし、暫らくすると…

 

「貴様が織斑一夏か…」

 

いつの間にか一夏の所まで来ていて、彼女はその手を振りかぶっていた。

そしてそれを一夏の頬へ向かわせる。

そんな行為を、一夏の前の席の私が見逃すわけなく…

 

「っ!…貴様」

 

「いきなり暴力…ダメ絶対」

 

彼女の平手打ちが一夏へ届く前に、私が彼女の手首を掴んだ。

 

「ふん、前の女に救われたな」

 

そう言って彼女は離れていくが。

 

「私は認めん、貴様のような輩が教官の弟等と、絶対に認めん!」

 

そう、言い残していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームルームが終わり次の時間。

確かこの時間は2組との合同実習授業だった気がする。

そんな事を思い出し、急いで私は更衣室へ向かう。

なぜ急ぐ必要があるのか、それは。

 

 

「織斑く〜ん!!!」

 

「デュノアくん!!」

 

女子の軍団の波に飲み込まれないようにだ。

いつもISの実習授業になると、女子たちが一夏目当てにドッとなだれ込んでくる。

それに飲み込まれようものなら遅刻は間違いなしだ。

しかも今回は例の転校生もいるから量がさらに増えている。

運良く今回は巻き込まれずに済んだ。

それを確認した後、私はいそいそと更衣室へ向かった。

 

 

 

更衣室は非常に静かだった。

まあそれもそうだろう。

ここは本来女子高だ、更衣室に来なくても教室で着替えてしまっても問題ない。

だけど私は更衣室を使う。

理由は…傷跡と首だ。

傷跡は、私がリンクスになる前に付いたものからリンクスになってから付いたもの数限りない。

特にリンクスになる前の傷跡は、売春行為の際に付いたもの故、下手に今の年頃の女の子に見せたくない。

見られたところで私自身はどうということは無いが、皆は違うだろう。

次に首だ。

首は非常にわかりやすい。

AMSプラグだ。

リンクスがリンクスである証、ネクストを使う者の証明。

人によってはこの接続プラグが肩だったり、胸元だったりするが、私は首だ。

普段は人造皮膚で誤魔化しているが、よく注目すると、本当の肌の色より濃いのが分かる。

着替えなどで肌が露出し、より違いがハッキリするのはなるべく避けたいのだ。

まあAMSプラグも、他の女の子たちに不快な思いをさせないためにという理由なのだが…

 

「…のほほんさん、バレてるよ?」

 

「あは〜やっぱりあーちんは鋭いねぇ」

 

どうやらのほほんさんはそうでも無いらしい。

最初はそれこそ驚いたらしいが、今では慣れたものだとか。

 

「で、なんで隠れてたの?」

 

「いやー偶にはあーちんを驚かせたくてね〜」

 

…やっぱり私には彼女の考えはもうしばらく分かりそうにない。

ちなみ、その後の合同授業では鈴とセシリアが山田先生にまとめて倒されたり、専用機持ちが一般生徒にIS操作方法を教えさせるようになったり…

とにかく今日は色々忙しい日だった。

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