インフィニット・ストラトス 首輪付き少女の学校生活 作:しじる
かなり遅かったが私は失踪してねえ読者様。
少なくともこれを完結させるまで。
本当に申し訳ないと思っている、しかも短いし駄文。
言い訳をするとブラボDLCやゴットイーター新作が面白すぎた。
だから少し堪えてくれ、読者様。
OK?
昼下がりの午後、いつもと何の変哲もないIS学園の屋上。
そこで私はのんびりと日向ぼっこをしていた。
あの世界では絶対に出来なかった事だし、する暇もなかったしと、今では密かな趣味になっているかもしれない。
そんな事をしてる時だった。
「……ん?」
校庭からなにか声が聞こえる。
少しだけ屋上から身を乗り出し、校庭をのぞき込んでみる。
そこには、あの転校生ことラウラ・ボーデヴィッヒと千冬さんが何か、話をしていた。
何やらここの学生はISをファッションか何かかと勘違いしているのではと批評をラウラは上げているみたいだ。
そして千冬さんはここにいるべきではないと。
そしてその問いに千冬さんは、もう少し
「へぇ…」
珍しいと思った。
いつもの千冬さんなら、出席簿の一つは落とすと思ったんだけど、どうやら違うみたい。
でも、ラウラ・ボーデヴィッヒか…
ちょっと、似てるなかな…私に。
ふと思った。
そう、どこか似てると思ってしまった。
昔の私に、
「…話して、みようかな?」
爽やかな夏の香りある風が吹く昼下がりの屋上で、私は一人呟いた。
夏はもう近い。
あの千冬さんがラウラへ何か話した現場を目撃してから数分後。
授業を全て終えた後、私はオヤツのチョコレートを買うために、購買部を訪れようとしていた。
今日はビターの気分、ビターは案外人気だから早く売り切れてしまう。
少しだけ速歩で購買部へ向かう。
…その途中だった。
「おい、貴様…アリサとか言ったか?」
噂をすればなんとやら、声が背後から聞こえ、そこにはラウラ・ボーデヴィッヒが立っていた。
「…何?」
「貴様、教官の何だ」
「…何だって、何?」
「教官が貴様に私は似ていると言った、つまりお前と教官には何かある。答えろ、お前はなんだ!」
…千冬さん、何言ってるんですか?
いや、私も同じようなことは思ったけど。
何故言っちゃったんだろう…あ、そういう事か。
千冬さんの意図が、違うかもしれないけど今分かる。
彼女は、織斑千冬という存在に囚われている。
自分というものを形成していない。
かつての、私みたいに。
ラウラ・ボーデヴィッヒ、彼女にそれを教えてやれということなんだろう。
かつての私が千冬さんや一夏から教えて貰ったみたいに。
自分という自己を生成することを。
そういう事なら言ってくれたらやったのに。
…いや、普段の私ならこんな事言わないか…だからこんな回りくどいやり方でという事か。
実際、ボーデヴィッヒが私と似てると感じなければ、こんな考えも浮かば無かっただろう。
同族嫌悪という言葉があるが、どうやら私はその逆らしい。
私の場合を例えると、同族愛好かな?
兎にも角にも、私はここで考えを纏めた。
そして決めたんだ。
「いいよ、…私がなにか教えてあげる」
答えは今決めた。
「私はアリサ・ヴァン・カーチス、そういう名の一個人」
彼女と、友達になりたいと。
「それ以上、それ以下でも…ない」
「はぁ?!そういうことを聞きたいわけでは…」
「これより知りたいなら…友達になろう?そうすれば………言わなくても、全部わかる」
「な!誰が貴様と友達ごっこなど…」
「友達ごっこじゃなくて…本当の友達……駄目?」
「ぬぅ…(め、面倒臭い相手だ…だが、こいつが何故教官の側に居るかは本当に気になる……織斑一夏と言いコイツと言いこの学園と言い…私は知らねばならない、教官がこだわる意味を)」
彼女が何を考えているか、それは分からない。
だけど、やたら苦悶の表情を暫くした後。
何か決意したような、してやったかのような顔になり…
「良いだろう…友達になってやる!(仮初のな)」
と、答えるのであった。
どうでもいい事だか、この会話のせいで購買部に購入に行った時には、既にビターは売り切れていた。
少しだけ、泣きそうになった。