インフィニット・ストラトス 首輪付き少女の学校生活 作:しじる
細かい内容は後書きで!
お待たせいたしました、どうぞ!
あれから数日がたった。
同室ののほほんさんや簪には三角巾を吊るした姿を見られた時は、それはもうとても心配された。
まあされてもしかたないとは自覚している。
前の世界ならこれくらい当たり前だったが、こっちはそうは行かないわけだし…
そうだった、それから実はデュノア君はデュノアちゃんだったというのが判明したり。
一夏が鈴の手によって死にかけたりしてたらしい。
だが、1番変わったのはこれだろう。
「御姉様の肌...暖かい...」
今私は、自分のベッドの中にいるラウラをどうするか思考中であった。
あの日以来、ラウラは私を【御姉様】と呼び出し始めた。
嫌ではなかったけど、唐突すぎて最初は何も言えなかった。
やがて私は落ち着き、ラウラに聞いたんだ。
「何で急に」って。
するとラウラは...
「クラリッサから聞いたぞ、日本では親しい間柄の女性を【御姉様】と呼ぶと!」
そう、私と同じくらいの胸を張って答えた。
私もあまり日本の文化を細かいところまでは知らないけど...そんなのあったっけ?
まあそれに関しては何も気にはならなかったけど、問題は今起きてること。
ラウラが別の部屋である私のベッドに【全裸で】入っていることだ。
正直心臓に悪い。
寝ている間はどんな人物でも無防備だ、それは誰だって同じだ。
その間に、知ってる人とはいえリンクスだった頃の本能が恐怖と拒絶を見せる。
初日なんか、パニックになりかけた私はラウラを絞めかけた。
まあラウラも軍人、絞められる前に気づいて、お互い掴み合いを初めて...
まあ...そのままプロレス擬きの投げ合いになって千冬さんと本音、簪に怒られ殴られしたんだよね。
後で何で途中で投げに来るのを止めなかったかラウラに聞いたら...
「親しいものはプロレスをすると聞いたぞ、クラリッサから」
と答えてくれた。
...クラリッサという人、間違えてはないけど間違えてる。
まあ私もリンクスになる前は親しくなくてもしたけど、というかそれが商売だったけど...
まあそんなこんなで今は投げたり絞めたりはしないけど、やっぱり精神的に来るものがある。
...しかしラウラの体は柔らかいし、暖かいな。
自分も女の子だけど、私の体はズタボロだし。
なんでこんなに綺麗なんだろうな...
と、こんなこと考えていたら時間がそろそろ危なくなってきた。
早くラウラを起こさないと。
「ラウラ、起きて...時間が無いよ」
「むう......はっ!御姉様おはようございます!!」
「...おはよう、ご飯食べに行こう?...本音と簪起こすの手伝って」
「もちろんだ、御姉様!!」
そうやって、眠たがる本音とすぐに起きる簪の対比を見つつ、私たちは食堂へと足を進めた。
「カーチスさん、来週の日曜日、水着一緒に買いにいかない?」
それは今日の昼休み、相川さんが言い出したことだった。
何故かというと、来週IS学園は臨海学校へと向かうからだ。
だけど、私はそれに対して首を横に振った。
「私は...水着は、着るつもりないから」
「え~カーチスさん水着着ないの?せっかくの臨海学校なのに?」
「...うん、ごめんね」
私はそういって相川さんの誘いを断る...はずだったんだけど。
「一緒に、買う水着を選んでもらうのは別に構わないのではないか?」
と、相川さんへラウラの援護射撃が飛んできた。
当然相川さん、これに反応。
「そうだよね!じゃあカーチスさん、買う水着見てくれないかな?」
...まあ私が着るわけではないし、別にいいかな。
それが甘かったと気づくのは当日のことで、今のは私はまだ知らない。
「よし、そういうことなら今週の日曜日。私も一緒についていこう」
そうラウラが言い、この会話は終わることになるのであった。
で、その日曜日。
ラウラと何故か一緒に付いてきた本音と一緒に、レゾナンスの入り口で待っていた。
ここレゾナンスは【ここになければ、他にはない】と断言できる程品揃えがよく、IS学園からも近いため、IS学園生徒にない人気の大型ショッピングセンターらしい。
私自身は、簪と一緒に【アクアビットマン】のDVDの特別番を買いに来たっきりで、余子この事は詳しくない。
そんな場所で、三人で相川さんを待っているわけだ。
「ついでに二人の服も買っちゃおうとも思うんだ~」
唐突に本音が切り出す。
「む?それはどういうことだ?」
私も、ラウラがこぼしたその言葉に同意であった。
服なんて、千冬さんが用意するので十分だと思うけど...
「む~、二人とも女の子なんだよ?お洒落しても損はないと思うんだ~」
不満そうに本音が呟く、そんなときに相川さんはやって来るのであった。
「なんでのほほんさんがいるのかはさておき、待たせてごめんね。それじゃあ早速行こう!」
そうやってレゾナンスの水着コーナにやって来たわけだけど...
「...広い」
そう、もとからとても大きなレゾナンス。
当然一つのコーナもそれに合わせて大きくなる。
今私の目の前に広がる水着コーナも、とてつもない広さであった。
ノーマルACなら横にすれば軽く入るんじゃないかな?
「それじゃあ私はのほほんさんと一緒に水着持ってくるよ、二人ともここで待っててね!」
そういって、二人は水着コーナの奥へと消えていった。
確かに、試着室で纏めて見たほうが効率的だね。
でも、なんで本音と?
本音はもう水着決まってるとか言ってた気がするけど...
まあいいや。
「そうだ御姉様、海は何を着ていけば良い?」
唐突にラウラが話し出す。
「...どうしたの、急に?」
「いやなに、クラリッサからスクール水着以外ならなに着ても大丈夫と言われてな...どうすれば良いのか」
「私に聞かれても...」
そもそも、海を泳ぐって発想が私には自殺行為にしか思えないんだ。
前の世界で、自然の水は=劇薬並みだったから、その本能が染み付いて、傷が有る無し関係なく嫌な感じになる。
それを知らないとはいえ、明らかにお洒落の欠片もない私に聞かれてもわからないとしか答えられない。
「むぅ...さすがの御姉様にもわからないものはあるか...」
私だって人間だからね。
そう呟いて、この会話は途切れてしまった。
まあ正確にはほとんど人間が正しいが....
ん?あれは...
「ラウラ...あれ一夏かな?」
「む?...本当だな、何やら絡まれているようだが」
どうやら一夏も水着を買いに来ていたみたいだけど、女性に絡まれてるみたい。
あの感じだと、女尊男非思考に染み付いた人かな?
「助ける方が良さそう...」
「そうだな...御姉様がそういうなら、そうした方がいいだろうな...おいそこの女」
ラウラが先に声をかけにいった。
女性は、どうやら援護か来たとでも思ってるのかな?
ニヤリと悪そうな顔で一夏を見てる。
「自分で出した水着くらい自分で片付けろ、みっともないぞ」
しかし、ラウラのこの発言で驚いたのか、ポカーンと呆けた顔をした。
そのうちに私は一夏の手を繋ぐ。
「え?ア、アリサ!?」
「...一旦下がるよ」
その一声をかけた後、私と一夏はその場所から少し離れる。
改めてそこを見てみると、ラウラと女性が言い合ってた。
女性は「何故男なんかの味方をする」とか似たようなことばかり喋る。
それに対してラウラは「それのなにが悪い」と強気で突き崩す。
やがて女性の方が折れ、憎しげにラウラを睨んだ後その場を去っていった。
「...もういいぞ、御姉様」
ラウラ声に合わせて、私たちはその場に戻る。
「いや~助かったよ二人とも!」
頭を下げて、一夏は礼を告げる。
毎回思うが、一夏は妙にトラブルに巻き込まれやすい気がする。
「今後は...気を付けてね」
「ああ、わかってる。というか二人もここに来てたのか」
「...まあ、一応」
「そうだ、御姉様の友人の水着を買いにな」
私とラウラが答え、一夏は納得したように首を振った。
それから少しして一夏の方にデュノアさんが、私たちの方には相川さんと本音がやって来て、それぞれもとの場所へ戻ることになった...
「で、相川さん...この私に渡された水着はなに?」
「いや~やっぱり着た方が良いんじゃないと思ってさ!」
それから相川さんの水着を選んだ直後、私は相川さんに更衣室に押しやられ手元に水着を渡されていた。
どうしてこうなった...
「私は着ないっていったのに」
「勿体ないよ、カーチスさんそんなに綺麗なのに」
なんだろうか、このまま断り続けても意味がない気がしてきた。
「わかったよ...着るよ」
私はこれ以上断っても無駄と思い、折れることにした。
相川さん、これに歓喜。
「それじゃあ好きなの選んでね!待ってるよ!」
そう言い残してカーテンを閉めた。
さて、どれを着ようか...
無地の白、黒と白のストライプ、黒一色...
カラーはともかくどれもビキニ...
「やっぱり...傷のこと伝えるべきだったな...」
制服を脱ぎながら自身についた大小様々の傷を眺めながら後悔する。
だがもう着るしかない、思いきって私は黒地に白でハイビスカスが描かれたビキニを選んで着ることにした。
...うっ初めて着るけど、思ったより着づらい。
四苦八苦しながらもなんとか着ることに成功した。
「もう、いいよ」
その一言を聞いて相川さんがカーテンを開いた。
「はーい!さてさてどうなっ...」
相川さんが固まった。
ラウラも固まった。
本音は...
「お~、あーちん可愛い!似合う似合う!!」
と、誉めてくれた。
誉めてくれるのは嬉しいけど、やっぱり相川さん達には厳しかったかな...
身体の傷。
「そう言うことだったんだねカーチスさん.......ごめんなさい」
「いや、私は気にしてないから」
むしろ、相川さん見たいに不快感を感じるかもしれない人がいるかもしれない。
そう思って、肌はあまり見せないんだけど...
「美しい...」
「「「へ?」」」
唐突に聞こえてきた声に、本音と相川さん、そして私。
三人ともそちらを見る。
そこには、ラウラが口を開いていた。
「これが...御姉様の身体...服の上から見れない身体...」
その視線は完全に私に向いており、まるで這うように視線が動く。
...なんだろう、身の危険を感じる。
すっ、と私は身体を右にそらした。
すると直後、何滴かの赤い何かが飛び散った。
もう一度ラウラを見ると、鼻を押さえて踞っていた。
「なんだ今の感覚は...御姉様の生肌を見た瞬間、何かが登り上がってくるような感覚が、鼻の奥から...」
あー、うん...これは傷をみて拒否間を出さなかったことを安堵するべきか。
それとも、実はラウラはそちらのケもあると知ってしまったことを不安がるべきか。
なんにせよいろいろあったが、この日曜日はこれを境に大きなトラブルもなく平和に終わった。
臨海学校は、もう来週だ。
「君も来ていたのかい?来週の計画には、首を突っ込まないでくれると非常に助かるのだかね」
『ギャハハハハハ!モノにもよるねお坊ちゃん!相手は初代黒い鳥、そして新しい黒い鳥の芽だ。見逃すのは勿体無さ過ぎるだろ、俺も入れてくれないと』
「ダメだ...君は何をするか分からない。分らない者にこの計画を任せられない。予定通り、【
『そんなので倒せるのか?あの二人を嘗めすぎじゃないか?』
「倒せるさ、間抜けが増えるならね...」
更新が滞ってしまい誠に申し訳ありませんでした!
滞ってしまった理由としては、仕事量の激化や睡眠障害を患っての寝不足、引っ越しでの新しい生活など...
止めに友人に誘われて始めたゲームの数々が原因となり、こんなにも時間が掛かってしまいました。
本当に本当に申し訳ありませんでした!!
お話の流れに関しては、もう完全に頭のなかでは出来上がっているので、仕事の合間に書いていけるとこを願いつつ、この作品をゆっくりと完結させていきたいと思います!
本当に長くお待たせしてしまい申し訳ありませんでした!!
そして、今まで待ってくれてくださったこと、本当にありがとうございました!!