インフィニット・ストラトス 首輪付き少女の学校生活 作:しじる
運営からなんか言われたら、即改編しますのでよろしくおねがいします。
首輪付き、アリサ・ヴァン・カーチスの朝はかなり早い。
様々な理由があげられるが、一番の理由はスミカに叩き込まれた習慣のせいだろう。
傭兵として、何時でも飛び出せるように、無防備な睡眠状態から早く起きるためにと、半ば無理矢理つけられた習慣である。
しかし、そんな彼女よりも早く起きる人物がいる。
更識簪、日本代表候補生の彼女がなぜアリサよりも早く起きれるのか。
その理由には、それほど深くない理由があった。
これは、そんな彼女とアリサの休日でのお話し。
私が目を覚ますと、そこにはTVの前に座り込み、何かを食い入るように見ている簪がいた。
珍しい、普段私が起きる頃には何時も寝ているのに。
とりあえず簪が何を見ているのか気になった私は、本人に聞いてみることにした。
「おはよう、簪…何見てるの?」
「ん?ああ、おはようアリサ。私が見てるのもの?これだよ」
簪が少しだけTVから動く、その画面に映っていたのは…
『企業戦士アクアビットマン!第⑨話、[アリーヤ川手の恐怖!]登場怪人。弱王、ゲ・ド』
と、画面一杯に大きく表れたテロップであった…
うん、なんと言うか…アクアビット!?アリーヤ!?
なぜ私の世界の企業(と言っても、既に滅んでいたが)や、私がかつて乗っていた機体の名前が!?
「か、簪…これは一体なんだい」
「え?企業戦士アクアビットマンだよ、結構有名なんだけど…知らない?」
「うん知らない、説明おねがい…」
内心混乱しまくりではあったけど、それを必死に抑えて聞く。
「企業戦士アクアビットマンは、最近放送され始めた『特撮ヒーロー』だよ。アクアビットマンはもともと、ISを宇宙開発という本来の目的で製作しているアクアビット社のマスコットキャラクターだったのだけど、『それじゃあ社の名前が売れない』という訳で、特撮番組として放送することになったんだって」
「へ、へぇ…」
なんという…私の中でのアクアビットはかつて滅んで、その後トーラスの基盤になった事と、度を越えた変態集団だったことしか知らないな。
なぜこの世界にいるのだろうか…やっぱり変態はどの世界にもいるのか…
その後、簪に『企業戦士アクアビットマン』の概要を聞いた。
アクアビット社の普通のサラリーマン『
しかし脳改造を受ける前に施設を脱出、こうして正義の心を持つアクアビットマンは、悪の組織『ヴォルカ』と戦っていくことになる。
しかし、アクアビットマンには環境を汚染する能力が搭載されている。
自らが戦う度に環境が汚染されてしまう苦悩に悩みながらも、平和のために『ヴォルカ』と戦っていく。
そんな作品らしい。
うん、似ている名前の持ち主や組織がありすぎて、私の頭は絶賛混乱中だ…
「アリサも一緒に見る?」
「えっ…う、うん一緒に見てみようかなぁ…」
自分でもわかるくらい棒読みになっていたが、それでも気になるものは気になる。
とりあえず、簪と一緒に見ることにした。
『企業戦士アクアビットマン』
~第⑨話 アリーヤ川手の恐怖~
小島隆二の前に表れた謎の2体の怪人『弱王』と『ゲ・ド』、それはヴォルカ総司令官『アリーヤ川手』の最後の計画『人類アナ掘り計画』によって産み出された、男女の穴という穴を無差別に掘りまくると言う、おぞましい計画を実行するために産み出された、殺人怪人だった。
頑張れ小島隆二、人類の平和はお前にかかっている!
「見つけたぞ、アリーヤ川手!これでお前の『人類アナ掘り計画』もおしまいだ、観念しろ!!」
「来たか、小島隆二…だがな、まだ計画は終わってなどおらんよ!」
そうアリーヤ川手が叫ぶと、地面を割り2体の怪人が表れた!
弱王とゲ・ドだ!
「ハッハッハッハッハッハッ!小島隆二、いくら貴様でも2対1では勝てまい!ゆけ、弱王!ゲ・ド!小島隆二を倒すのだ!」
「ハメさせてくれ」
「尻を貸そう」
「む、出たな怪人!来い!!」
弱王とゲ・ドが、隆二に襲いかかる!
弱王がパンチを放つ、隆二はそれを掴み投げる!
続けざまにゲ・ドの飛び蹴り、隆二はそれを軽く避け、カウンターに回し蹴りを後頭部にお見舞いする。
しかし、変身をしていない隆二の力では怪人に致命傷を与えることはできない。
「ハメさせてくれ」
弱王が飛びかかった!
隆二は回避をするものの、そのあとゲ・ドの飛び蹴りをもろに受けてしまう。
「くっ…」
吹き飛ばされる隆二、危ない!
小島隆二、変身だ!
「変身!コジマ・フラッシュ!!」
眩い緑の光りが辺りを照す!
光りが収まると、そこには隆二がアクアビットマンへと変身を遂げていた!
「企業戦士、アクアビットマン!!」
正義の企業戦士、アクアビットマンの登場だ!
「行くぞ怪人!ダアッ!」
「いかん、こいつに手を出すな!?」
「手こずっているようだな、尻を貸そう!」
さあ行け!アクアビットマン、僕らの愛と平和のために!
企業戦士アクアビットマン
続きはCMのあとで!
「…どう、かっこいいでしょ?」
「…」
かっこいいかどうかは置いておいて、これは凄いと言えるだろう。
これは確かにストーリーは面白そうだが…行かせん似ている名前の組織や機体が多いせいか、やはり混乱してしまうな。
そこをどうにかすれば良い話か。
「うん、面白そうだね…ちょっとここまでの道のりが気になってきた」
「本当!良かった…アクアビットマン知っていても、好きな人はなかなかいないから、本当にありがとう!」
珍しく簪が、目をキラキラさせながら興奮している。
うん、多分寂しかったのかも。
同じ趣味の人が、このIS学園には少ないかもしれないし。
そういう意味では、今日は本当に良い休日になったかもしれない。
この後、本音が目を覚ました午後0時まで、簪が録画していたアクアビットマン全話を見終えてしまうのであった。
ちなみに⑨話の途中で入ったCMで、企業戦士アクアビットマンのゲームが8月から販売開始と言ってあった。
夏休みにすることが1つ増えたな。
企業戦士アクアビットマン
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