ランスの孫。ウィルの暴走戦記   作:神崎風水

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プロローグ

   プロローグ

 

 

 

  LP120 3月

  -CITY-

 

 

 

CITY、総支社コパンドン・ドットの手腕によって作られた、無税治外法権の都市。

都市でありながら、一国家並の財力と人が賑わう。

ランス城には国の重臣達も滞在することがある一大国家都市。

 

今から始まるのは、喧嘩が強く、ずる賢いガキ大将的な少年ウィル。

エロに目覚め、親の地位と境遇に荒れる問題児の物語……。

 

 

 

 

 

 

 

「あはは、よかったよ。またな~」

「ひっ、ひっく……うっ……ぅぅ~……」

 

 

路地裏でうつ伏せになり、泣く少女。

服を調え、満足げに表通りへ出る少年。

 

 

「さーて、次は誰に「このっ! お馬鹿!!」ぐぎゃっ!?」

「貴女、だいじょ、っ!?……ごめんなさい。私の家に行きましょう」

「……ぅ……はぃ……」

 

少年の頭をゴン! と殴る、帽子と服・マントに髪までお緑一色の女子。

泣き続ける少女を慰め自分の家に連れて行こうとする、青いショートカットにメガネ、白い繋ぎ服を着込む女子。

叩かれた頭を手で押さえ屈み込む少年。

桃色のロン毛を背中まで伸ばし、額当に黒と茶を組合せた服を着んだ少年は顔を上げ、殴った相手を見ようと振り返る。

 

 

「いってっ~……たく、誰だよ。って!?げっ!静姐!」

「げっ! じゃないわよっ! あ・ん・た・は! ナニやってんの!!」

「まったく、ホントよ。なんでこんな所だけ、アノ人に似てるのよ……ウィルは」

 

頭を殴ったのは静。

顔を合わせると同時に、一指し指を立てて説教をしだす。

マリーは先祖にも当るランスを思い浮かべ、Hな所が似るウィルに頭を悩ませる。

 

 

「別にいーじゃん、僕はじーちゃんの孫なんだ。似てるのは同然だろ?」

「いいわけないでしょ! まったく。顔や才能は似てないのに……こんな”トコだけ”似るのよ」

 

 

ウィルが自棄というか、孫で有る事を自信もって威張るように言い放つ。

そんなウィルに、母親や祖母にな容姿を見て思い浮かべ。

才能の違いを良い、スケベなところが似るとこにため息をつく。

叔父と叔母や町の皆に聞いてた、ランスの所業。

 

 

「叔父さんと叔母さんや皆に、聞いてるだけなんだけど……ウィル見てると何故かしら……同じ光景が目に浮ぶんだけど……」

「静ソッチお願い。私はこの子連れてくから。ウィル、ほんとにダメだよ……こういう事しちゃ……(本当の理由は知ってるけどね……)」

 

 

静は聞いていた話しなのに、過去のランスがしてであろう行動が目に浮ぶ。

マリーは少女の肩を抱き、何度も声をかけ励ましながら自宅へと向って行く。

ただ、心の中では何故こんな事をしてるのか、知ってはいても口には出さない。

 

一方、地べたに座り込むウィルと腕を組み仁王立ちし見下ろす静。

この説教というオシオキは毎度繰り返される日常だった。

 

 

「まったく、炎の矢。なんで毎回言ってるのに、雷の矢。あ・ん・た・は! 懲りない……のっ! Fレーザー!」

「だって、ぎゃっ!……可愛い子に手出すの、あばばb。……いてて……しょうーがな……てっ!? し、静姐。ちょ、まっ! ぎゃぁぁぁっ!!」

 

説教をしつつ、炎の矢、雷の矢と魔法を放つ。

そして、魔力を高め溜めてFレーザーをお見舞いする。

出来上がるのは、プスプスと煙を上げる黒焦げの物体。

ただ、何故か髪は無事で3分ほど経つと……。

 

 

「ひでーよ、静姐。僕じゃなかったら死んでるよ、普通」

「大丈夫だからいいじゃない。ホント、魔法使えないのになんで、そんなに魔力持って魔抵抗もあるのよ」

 

 

頭をカキながら、うつ伏せから両手をついて上半身を起こす。

胡坐をかいて、後頭部を指でポリポリと掻きながら文句を言う。

普通はこんなに早く、寧ろたいした怪我も焼けどもせずに平然としているウィルに呆れる。

そして、宝の持ち腐れに不満を漏らす。

一回目のオシオキが終わり、静の説教が始まり静の言葉に答えるウィル。

 

 

「しょうがないじゃん。有るモノはある。使えないモノは使えない」

「勿体無い……じゃ、続きは家でするわよ」

「げ、まだ「大変よー!」ん? ララ?」

 

 

ウィルのいい様に残念そうに小声を洩らし、気持ちを切り替え自宅に連行しようとする静。

第2ラウンドに移行しようとする時。

遠くから赤い長髪をなびかせ、スーツを着た女性が息を切らせて走ってくる。

 

 

「大変よ! 大変なのよ!……はぁ、はぁ……いい? よく聞いて。ウィル貴方の…………」

 

 

幼馴染の義姉である、ララが持ってきた一報。

その内容が、何時までも続くと思われたウィル10歳の日常を崩壊させる。

女の子にとある理由と、自身の楽しみで手を出し、義姉たちに怒られる日々。

このまま続くと思われた日常。

それが予想もつかなかった変わる日常が……今、始まろうとしていた……。

 

 

 




  ≪人物≫


 ウィル・プライン

  LV 3/33

技能 上げ吸収LV3

ランスとシィルの孫でウィル10歳
容姿と才能はランスに似ず、女好きな所だけ似た負の2代目ランスと言われてる。



 魔想 静(しず)

 LV 15/56

技能 魔法LV1 拳闘LV1

魔想志津香の5代目ランスの子孫。
ようは志津香をそのまんま、静とした15歳。
ただ才能がLV1と低い。
ただし、毎日のようにウィルにオシオキしていたら、何時の間にか格闘技能を身につけていた。

怒ってはいるが、本気で怒っているわけではない。
何故、ウィルがこんな事をしてるのか、裏事情を知ってる。
その為、魔法をぶっ放すのは町の人に、此処で事が起きた事を知らせる意味をになっている。


 マリー・カスタード

  LV 13/35

技能 新兵器匠LV1 機械Lv1 魔法LV1 射撃術LV1


マリアそのままの容姿で、静と同じくマリアの5代目ランスの子孫15歳。
新兵器匠と機械がLV1で劣化してるが魔法はしっかり使える。

オシオキは静にまかせ、女の子のフォローや慰める役をしている。
世話焼きお姉さんの様に、静よりウィルに優しく接している。




 エレノア・ララ

 LV 23/30

技能 剣戦闘LV1 魔法LV1 事務LV1

以上同文の5代目18歳ランスの子孫。
ランの容姿格好そのまま。

市長事務所で働く、キャリアウーマン。



  <技能>と<LV>

○○LVとして、その項目種を上手く扱い、使いこなせる力量、威力を示したもの。



  ≪技能≫

上げ吸収(オリ技能)

本来技能は一項目な筈が、2種の違う意味を合わせた技能。
現段階では本人や周りが理解不明な役立たず技能。


  【魔法】

属性魔法や補助魔法等の魔法を使う才能。人にそれぞれ属性や覚えられる魔法、得意・不得意とする魔法がある。


 【新兵器匠】

まだ発見されて無い兵器を開発・作成する才能。
属に言う発明者。


 【機械】

機械的なモノを直し整備し取り扱う才能。


 【剣戦闘】

剣を上手く扱い戦うことが出来る才能。
○○戦闘と言った各種の武器を使用できる。
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