ランスの孫。ウィルの暴走戦記   作:神崎風水

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18話 JAPAN各国周り≪公家編&ウィルの過去編≫

―公家屋敷正門前―

 

 

 

 

 

門の前で、ウィルが二人の帰還を待っている。

 

門の前で立ってるのを確認すると、鈴夜は吹雪を置き去りにして一気に加速し、ウィルに抱き付く。

鈴夜を受け止め、頭と耳髪を撫でる。

 

 

「鈴夜、お帰り。ご苦労さま」

「ん~♪ただいまーで、ござるよ~♪」

「吹雪さんもお疲れ様。ありがとう」

「…いえ、ご命令でしたので」

 

 

ウィルに抱き付きひとしきり撫でられると、くるりと背後に回りじゃれる鈴夜。

遅れて二人の前に降り立つ吹雪に、ねぎらいの言葉とお礼を言う。

普段と一緒のように答えているのだが、何か不機嫌である。

そんな吹雪のある部分に気づき、ウィルがお決まりのお湯タオルを取り出す。

 

 

「吹雪さん。ちょっとそのままで…ん、取れた。後、コッチも」

「え?ちょ!?…んっ…。すみません。ありがとうございます」

(にょほほほ~♪流石ウィル。返り血を放置した甲斐、あったでござる)

 

向って来るタオルに驚き戸惑うも、頬に当てられ、丁度良い暖かさの濡れタオルにホゥとする。

頬から離れるタオルに返り血が付いてるのに気づき、眼帯の血も拭き取ってもらい、お礼を言う。

その様子をウィルの背中から、吹雪の和む姿にニンマリする鈴夜。

 

わざわざ門の前で待っていた理由、それを大よそ予測する鈴夜は、次の言葉を待つ。

 

 

「次のお願い…あ、鈴夜ちょっと離れて。後、目も閉じてね」

「にゃ?ほい。ん、閉じたでござるよ」

 

 

手を離し、ウィルの前に移動し目を閉じる。

タオルを収納し、霧吹きを取り出し【婦亞部利豆】を鈴夜に拭き掛ける。

返り血は浴びて無いが、生ゴミと血生臭さを消して、ふわりおひさまの香りがする。

 

 

「んにゃ?血の匂いが、消えたでござるな。陽の香り?」

「そ、元禄さんて、ホント便利だよね」

 

 

ナニが便利なのか置いておいて。

コレまでの経由を二人に説明しだす。

 

今4人は、風呂に入ってるらしい。

ウィルは鈴夜と吹雪を待つと言い、後で入ると伝えた事。

吹雪に、今風呂に向えばまだ入ったばかりだから、行ってきたらと言うが「いえ、鈴夜様の後か一緒に入ります」と断れた。

 

次に、4人が出てきたら公家姉妹の申し出で、模擬戦をする事。

男女別々に風呂があるらしいので、その時に汗を流すべく入る事。

残りの13人の忍びが風呂に入れるよう斗樹に申し出てあるので、3交代で入るといいと伝える。

 

そして、本題の手紙と追加の薬を鈴夜に差し出す…しかし。

 

 

「分かってる…二人を好きだし、気持ちも知ってるよ…」

「…ホントに、いいのね?」

「うん。今の僕じゃ、どうしようもないよ。ただ、もしも庄司様が最初の手紙を破った時は。亜紀姉を何としても連れて来て」

「!?…了解で、ござるよ」

「…あの、私も付いて行って、宜しいですか?」

「そうだね、お願いしてもいい?」

「勿論です」

 

 

手紙と薬を差し出すも、受け取らず目を見据える鈴夜にウィルが応える。

亜紀の連れ出しについて鈴夜が反応すると、吹雪が同行を申し出る。

吹雪が行く事で監視が無くなるので、代わりに春香・鳴香・昴の3人が警備から香華とウィルの監視護衛に廻された。

 

二人を見送ると、ウィルは一人鍛錬場に向う。

何事も無ければ、二人が戻るのは四半刻程で戻るだろう。

たった30分、ウィルにとって長い待つ時を、道場で待ち続ける。

結果、どうなったのかは…後に語られる。

 

 

 

 

 

 

―斗樹の部屋―

 

 

 

 

 

部屋の中では、6人の女性とウィルという、子供ハーレム状態で雑談が行われている。

既に模擬戦・風呂・夕食が終えて、今までの出来事や経由。

昼間のごろつき退治の事などを話していた。

 

 

まず、下からと言う事で槍を構えた境子と試合した。

結果はウィルの全勝。

毎度の1戦目には槍の間合い、動き、癖を防御に徹し読み取る。

その後も普段通りに勝利。

 

饗子とは2戦勝利したが、最後に一瞬硬直する隙を作り負けてしまった。

境子はくやしがり、饗子は勝てたと喜んだ。

 

何故隙が出来たかというと、試合中に鈴夜と吹雪の視線を感じ硬直してしまった為。

原家からの帰還で、どうなったのか不安にかられたのだ。

 

鈴夜と吹雪が降り立ち、斗樹と試合を始める時。

 

 

「不安と心配は、解消されたかい?あのままだったら、遠慮していたところだよ」

「気づいていたんですか」

「昼間と状態が違うのは構わない。けど、心此処にあらずの状態で、戦っても面白くないからね」

「すみません。全力で行かせてもらいますよ!」

 

 

ウィルの心境を、戦う姿を見て理解したようだ。

開始と共に間合いを詰めて行くは斗樹。

先程の戦いを見て、ウィルの初めての相手に対しての行動を理解していたからだ。

 

 

「ちょっと!何よアレ!私達の時より速く…ないけど、動きが鋭いわよ!」

「よっぽど、鈴夜と吹雪が心配だったのね」

「流石、斗樹姉。見てただけで、ウィル君の事をわかっちゃうんだ」

「にょほほ~♪」「え?うそ?」

 

 

交代でウィルと戦い、その戦いぶりを見ていたので境子は動きの違いに驚く。

香華は、二人が何をしに居なかったのかを予測していた。

饗子は姉の凄さを関心して、鈴夜は喜び、吹雪は戸惑いながら試合を見ていた。

 

見事にウィルの全敗で、斗樹は攻撃と守り共に勝っていた。

剣技は二十一よりないが、躰の動きがとても上手い。

 

2戦目、最終日の二十一に当った返し攻撃すらも、ありえない動きでカウンター攻撃をカウンターで返され負けた。

 

3戦目、魔力闘法を使い奮闘するも、魔力切れを起こし負けた。

ただ、ウィルの力強さとネバリ強さに関心し、興味引かれ戦いを楽しんだ。

 

 

昼間の事を雑談してる中、境子がある事を思い出し興味をしめす。

 

 

「ね、ウィル君のアレどうやったの?また見てみたいなー」

「えっと、どうやるのか、僕にもよくわからないのですけど」

「私も見てみたい。あの時も強かった。そう、荒々しくて興味がそそられる」

「うーん…確かに、今回は暴走しなかったし。大丈夫でござるか?」

「私はやめた方が良いと思います。…大変な事になる気がするので」

 

 

ウィル自身よく分からないといい、斗樹も興味津々。

鈴夜がなにやら方法や手段を、よく知ってるような口ぶりだが、香華が注意し、止めた方がいいと言う。

 

しかし、結局やってみようと言う事になった。

 

 

「えーと。それで、僕は一体どうすれば?」

「んー。ウィル、目を閉じて…香華姫が超神に犯される様子を、想像するでござるよ」

「「「「「は?」」」」」

「な!?すす、鈴夜!何を言いだすのですか!!」

「あの、そんな事してなんの意味があるんです?」

「っ!?…わ、わかりました。ウィル、やりなさい!」

 

 

鈴夜の言い出しに呆気に取られる一同。

顔を真赤にして怒る香華だったが、ウィルの言い様に、何を思い考えたか不明だが、ヤレと言い出した。

 

 

「…ぐ…ン…」

「…(ウィル、十六夜や鈴夜と吹雪も超神に犯され、汚されてるでござるよ…セディア殿の様に)」

「ぐっ?!があ!ンガアアアァァァ!?!?」

「んぎゃ!?…っとっと。ちょっと刺激、強すぎたでござるかな?」

 

 

目を閉じ想像するが、見たことのない想像で上手く行かなかった。

ウィルの怒りの火種が燻ってる所に、火薬を放り込む。

爆発し溢れ出す魔力の奔流、その衝撃に吹っ飛ぶ鈴夜。

暴走の凄さに、やりすぎたかと反省してる。

 

 

「グガアアーーーーー!!!」

「うーん。これは…危険じゃないかな?」

「鈴夜!何をウィルに言ったんですか!!」

「いやー火種を追加したんでござるが」

 

 

止まらない魔力風で、饗子と境子は壁まで吹き飛ぶ。

斗樹と香華、鈴夜や吹雪はなんとかその場に留まるが状況が危険と、香華姫怒りにとぼける。

余りの事態に、警備の13人も慌てて大部屋に集まる。

 

何とか全員で取り抑えようとするが、全て弾き飛ばされてしまった。

ただ、その場に立ち叫び、魔力風を発してるだけだが、手に負えない。

なんとかしようと観察してると、ある事に気づいた。

 

 

「いやはや。これは、まいったね。ここまで手が出せないとは」

「…んにゃ?吹雪、ウィルに抱きつくでござるよ!」

「へ?何を言ってるので…わ、分かりました」

 

 

斗樹が離れてあえいでいると、鈴夜が吹雪に無手で抱きつけという。

一瞬何をふざけてと言おうとしたが、ウィルにしがみ付き説得しとうよしてる香華を見て、抱きつき、鈴夜も次いで抱きつく。

 

今まで武器を持って押さえ込もうとすると、武器を魔力に弾かれ自身たちも弾かれた。

香華は未だ抱きついてるのに何のアクションもない、そこである事を思い出し気づいたのだ。

 

 

「ウィル!香華姫や鈴夜と吹雪も無事でござるよ!元に戻って!」

「…ぐが…ぶ、じ?」

「はっ!私はなんともないです。何時ものウィルに戻ってきて!」

「ウィル様!吹雪も大丈夫ですから!安心してください!」

「………ん?あれ?3人とも何してるんですか?」

「…やっと」×一同

 

 

背中に香華、左側に鈴夜と右側に吹雪が抱きつく。

3人の感触と声で、やっと元に戻った。

やはり、完全に暴走した時は記憶が飛ぶようだ。

昼間のはある程度収まって、冷静だったので記憶が残ってたようだ。

まるで、泥酔とほろ酔いのような記憶状態である。

 

部屋の惨事を見ると、流石に自分がしでかしたと分かり、一同に向って土下座して謝る。

鈴夜の説明に一同も納得し、落ち着きを取り戻す。

 

 

「まあ、止められていたのを、進めたわけだし。気にしなくてもいいよ」

「本当に、申し訳ありませんでした!」

「大丈夫よ。私達が興味本位でやったのが、原因だしね」

 

 

公家姉妹も吹っ飛ばされたことや、壁や柱に刺さる武具は気にしないでといい。

織田家一同も気にしないと、言ってくれた

それでも、皆に攻撃をした事を悔やんでいると。

 

 

「それより『今回は暴走しなかった』と言ってたね。前はどうだったんだい?」

「えーと、すみません。覚えてないんですよ」

 

 

斗樹が鈴夜の言った事を覚えており、話題を変えるつもりで聞く。

やはり、今日の昼間は確りと記憶あるいのだが、前の2回については覚えてなかった。

 

 

「鈴夜さん。知ってるんですよね?話してください」

「…いいので…ござるか?」

「ええ、もうみんなアレの事を知ってるんです。話して置いた方が、良いと思って」

 

 

鈴夜の説明はこうだ。

 

8歳の時に静とマリーを他の同年や年上に、馬鹿にされ、侮辱され暴力を振るわれたのを見て、発現したそうだ。

その時は子供だった所為か、ボコボコに殴り顔の形を変える程度だったらしい。

 

 

「ああ、そういえば…マリー姉が泣いてて、二人で僕を止めてくれてたような」

 

 

言われて曖昧な記憶を呼び起こす。

次に語られる2回目は、ウィルの根底を変える出来事だった。

 

 

「次は10歳にして、33人女性がいて、唯一「33人も!」…居るでござるよねーウィル」

「凄いね。ウィル君、凄い女たらしじゃない」

「ははは…すみません」

 

 

鈴夜の33人発言に境子が割って入り、たしなめる。

 

 

「それで、20人は好みで可愛いからと、21人目の彼女までは無理やり「無理やり!?」…やんちゃしてたで、ござるからな~」

「駄目じゃない!そういうのは、よくないわよ?」

「ごめんなさい。はい、もうしません」

「…饗子、境子。二人はもう黙ってなさい。話が進まないよ」

「「うっ…はい」」

 

 

今度は饗子が割って入り、無理やりは駄目だと叱り付ける。

もう何人に言われたか、饗子に怒られながら静とマリーやセレーナを思い浮かべ、謝り反省する。

その様子を見てた斗樹が、話が進まないと嗜める。

 

 

「33人中、唯一処女を奪ってない女性…「っ!?」セディア殿がウィルの前で、犯されたときに発動したでござるよ」

「「「なっ!?」」」

「…静姉達と一緒で、僕に優しい近所のお姉さん。正義感が強く、なぶられてた僕を見過ごせなかった所為で…お人好し過ぎるんだよ…」

 

 

鈴夜のもの言いにビクッと反応するウィル。

そして事実を聞かされた時には、公家姉妹が驚愕した。

言葉を言えない沈黙の中、ウィルがセディアの事を話し出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

―2年前のCITY-

 

 

 

 

 

 

ある時、プライン夫妻に美味しい依頼を奪われたと、酒に溺れ荒れてた冒険者が5人いた。

実際は奪われたというより、実力差で依頼主から変更あっただけである。

そんな時に息子であるウィル見つけ、甚振ってる時にセディアが通りかかった。

それを見て止めに入ったが為に、乱暴され、ウィルの目の前で処女を奪われたのである。

拘束され、身動きできないウィルに涙を流し「お願い…見ないで…」その瞬間にブチ切れ発動した。

両親にそれなりに鍛えられた所為か、5人全員半殺し一歩手前で、泣きながらウィルを抱きしめ止めるセディアの言う事を聞いて、その場去った。

 

その日家に連れて行き、シィルに聞かれると。

 

 

「僕が何時もの様に襲ったんだ。可哀想だったから、今夜泊めてよ」

「…ゴンッ!「いてぇ!」…ウィル。いい加減にしなさいよ?まったく、この子は…あの人に似すぎです」

「あの、すみません」

「ああ、いいのよ。この子が悪いんだからね。ゆっくりして行きなさい」

 

 

ウィルの言葉に杖で頭を叩くシィル、嘘だと言う事は簡単にばれていた。

夫に似てるだけに、シィルにとって、この手の嘘ごまかしは簡単に見破れたのだ。

ウィルはセディアを介抱し、風呂と服、食事を提供して、寝室に案内した。

 

深夜、セディアはシィルの元を尋ね、事の内容を告白した。

 

 

一週間後、ウィルとセディアが街を歩いていると、背後から襲われ、二人は意識を失った。

 

 

「ん、いぎっ!?…ここは?…!?セディア姉!やめろ!おまえたち!がっ?!」

「ん?起きたか餓鬼。今、イイとこなんだ。黙って寝てろ」

「んっ、んんー!」

 

 

セディアを襲って居たのは、先日の5人。

傷を治し仕返しに来たのだ、ただの子供相手に厳重な拘束をして、魔封じの首輪まで付けて。

ウィルは再び気絶させられて絶望的な中、セディアは二人の夫婦によって救われた。

 

一瞬にして4人は首を切り落とし殺され、最後の一番弱そうな一人の両腕を切り落とし、その後治療し怒鳴り解き放った。

 

 

「いいか!!息子、ウィルの女に手を出すな!プライン家が許さない!覚えておけ!」

「ひ、ひ、ひィーー!?」

「あ、あ、あの…ありが」

「いいの、いいのよ。大丈夫だから」

 

 

二人を助けたのはウィルの両親。

シィルより手紙で話を聞いて、戻ってきたのだ。

恐怖と悲しみで、言葉が上手く言えないセディアを抱きしめ、安心させる。

セディアを介抱し、ウィルも治療し起こした。

 

悲しみと恐怖から安心して、泣き出すウィル。

そんなウィルに父親が、行動の根底になる言葉を、理を説いた。

 

 

「いいか?ウィル。弱き者の犯罪者には、更生する機会を与えなければならない。しかし、中途半端な力を持つ者と強者は、確実にし止めなければならない。逃してしまうと自分には勿論、罪もない人や周りに危害が降りかかってしまうんだ。女子供や人質を取るやからは勿論だ」

「…けど、僕そんな事できないよ…才能無いし」

「誰も一人でヤレとは言ってない。人は一人で生きれないんだ。自分ができない事は他人に頼れ。分かったか?」

「…うん、分かったよ父さん」

 

 

父親の言葉に力不足と、殺しは怖いと言う。

ソレに対し、出来ない事は他人を頼れ。

警備、他の冒険者、警邏の順路を覚えて誘導するのもいいと、色々と力ないウィルに手段を教えた。

 

 

その後ウィルは、好みな女の子に無理やりとかはしなくなった。

酒場のアナゴ・マカットに何とか協力を得て、襲われる可能性がある女のを助け、時には自分が襲う事にした。

両親が噂を流した≪自分の女に手出しすればプライン家が報復すると言う≫普通ありえない事柄を利用して。

 

後に両腕を失った男は、その事実を宣伝広告として生かされたが、3ヵ月後その命を失ったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

―斗樹の部屋―

 

 

 

 

 

 

 

「まあ、そんな訳で。結構たくさんの女の子に手出ししてるんだよね~」

「「「「……」」」」

「そうそう、ウィル。33人の子だけど、慰謝料出てるから。そんなに気にする必要、ないでござるよ」

「…へ?は?…うぞ!」

 

 

最初は悲痛なウィルだったが、最後にはふざけて過去話をまとめる。

3姉妹はもちろん、香華と鈴夜を除く一同が沈黙している。

そんな中、ウィルの知らない裏話を鈴夜が告発した。

 

実は、最初の手出しからシィルや両親が手を回し、慰謝料を払っていた。

処女は3万、一回3千Gの慰謝料。

普通、金の問題ではないのだが、ウィルの手出しした最初の20人の殆どが貧しかった。

一部は栄えて居るが、大きくなりすぎた街にはよくある貧困。

苦労して、大変な思いをしてる子が、美人や可愛い子ばかりだったからである。

 

不満もあったが、セディアの一件で重要人物を招集し、娘を持つ両親達も集められもした。

他から来た冒険者やゴロツキに目を付けられた時、どうしたいか選択をさせた。

一度狙われたら、第二、第三の新たなクズが寄ってくる。

国家に近い権力と力を持つ、プライン家を敵に廻すやからは少ない。

名前に守られる形になるのだが、それでも嫌だと言う場合は仕方なく、警備や警邏に救出してもらっていた。

が、結局一度目を付けられると、未遂で牢獄にしても再発。

二度目には殺害しても、全く違う者が目を付け襲われる事になるので、必然的に、泣く泣く娘を差し出すはめになったらしい。

 

しかし、プライン家の名前に守られ、慰謝料として大金が手に入る。

泣いて帰る娘には内緒だが、その日は豪華な食事や、後日両親からプレゼントするので、機嫌よくなるのは…ゲンキンという。

 

 

「うそ…全く知らなかった…」

「そりゃ、街ぐるみの秘密事項だったでござるから♪」

「「「オカシイでしょ!!」」」

 

 

意外な事実に驚くウィルに、一般常識的におかしいと突っ込む三姉妹。

驚くウィルに、更に以外な事実を伝える。

 

 

「静殿とマリー殿も、セディア殿の事を知ってから。ウィルを影からサポートしてたでござるよ」

「…うえ!?うそぉー!!」

「よーく、思い返すでござるよ」

 

 

鈴夜の説明により思い出した。

3人目の時、二人に見つかり怒られた。

両頬に一発づつのビンタを食らい、以後一切口を聞いてくれなかった。

その時のウィルには、何故?怒るのか分からず、反感してますます手出ししていった。

 

しかし、セディア以降、新たに手出しする際にはどこからか現れ、怒り、魔法ぶっ放され、オシオキされた。

たまに見つからない時もあったが、見つかる度に起こられ、魔法を食らってオシオキされてた。

 

何故、静とマリーが一切口を聞かなくなり、今後はサポートし出したかは、後に語られる。

 

 

「…大人の世界って…ずるい」

「否定できませんね。私も色々しますから」

「なんと言うか、壮絶な少年しているんだね」

「ほんとよねー」

「あははは…アレ?ウィル君どうかしたの?」

「…orn…うう…ぐっ!クソ!…ぐぅっ…orn…うっ…シクシク…」

 

 

ウィルは今の今まで知らなかった事に、裏大人社会のずるさをまた一つ知る。

香華も今回の国周りを思い浮かべ、大人びた雰囲気の根底をしる斗樹と境子。

そんな中、うな垂れるウィルを見て、饗子が声を掛ける。

 

ウィルが…orn…うな垂れたかと思うと、怒り出し拳を握り畳を殴る…orn…そして、また涙を流してうな垂れた。

そんな様子を見て理解できるは…ただ一人。

 

香華と斗樹が心配してウィルに駆け寄り、慰める。

吹雪も近くに行き、周りの13人も様子を伺う。

そんな中、鈴夜の反応に気づいた二人が歩みよる。

 

 

「ねえ、鈴夜さん。アレどういう事?」

「んにゃ~…ま、いっか♪」

「…うそ!あははは!そうなの?へー…良さそうね」

「それが本当なら…姉さん」

「ええ、そうね…」

 

 

なにやら違う部屋に移動し、鈴夜と姉妹が悪たくみする顔している。

姉妹が自分達の事を鈴夜に話し、それを聞いて納得したようだが、何なのかは次の機会になるだろう。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

   

 

   ≪人物≫

 

 

   公家饗子

 

   LV 20/20

 

技能  刀戦闘LV0 

 

 

 

戦国ランスの京モブキャラ。

長い黒髪を後ろでしばった、めがね子でポニーテール。

公家の次女で、ウィルに勝った事を喜んで、妹に優越感もっていた。

 

ウィルの過去を聞き、見た目と内面の違いに驚くも興味津々。

鈴夜となにやらヒソヒソ話をしている。

 

 

 

 

   公家境子

 

   LV 20/20

 

技能  槍戦闘LV0 ガードLV0

 

 

上同文モブ

長い黒髪を背中まで伸ばした、めがね子でストレートロング。

公家三女で、槍の間合いでいなされたことをかなり気にしてる。

 

ウィルのアレに興味を持ってやってもらった発案者。

吹き飛ばされたけど、青から赤く染まった目が綺麗に見える。

姉や香華姫と15のしのび達すらいなす強さに興味を持つ。

ウィルのうな垂れ状態と鈴夜の様子に気づき、姉と一緒にある事を提案する。

 

 

 

 

   セディア

 

  LV 1/9 (二年前LP119)→ 9/9(一年前LP120)

 

 

魔女の贖罪の主人公。

長い茶髪のくせ毛腰まで伸ばしたおっとりした巨乳美人。

 

身寄りのない少年少女達を受け入れる施設で働いている。

 

大らかで、誰に対しても分け隔て無く優しく接する母性の塊のような性格。

普段はおっとりしているが、家事全般になると機敏な動きを見せる働き者。

正義感が強く、困った人を見過ごせないお人好しで、割とドジである。

 

 

 

身寄りはあるのだが、常に街の外に出て祖母と二人きりのウィルを心配して、よく施設に連れ込んだりしていた。

静とマリーと一緒にない時は一人で居るので、よく構って遊んであげていた為に懐かれる。

 

ある日、ウィルが酔った冒険者に暴行をくわえられてる所に出くわし、助けに入る。

しかし、酔った男達に処女をウィルの見えてる前で奪われてしまう。

悲しみにと絶望に涙すると、ウィルが変貌し、男達を全て半殺しにしていた。

平常心を取り戻すと泣きながら「もう止めて」と止めた。

 

服が破かれそのまま帰るわけにも行かず、ウィルの家に行き「ウィルが自分を犯したと」と、言う嘘に驚くも、自分を庇っての事と理解し、シィルに告白する。

そのことで、『当事者初の』裏事情を聞き、3万Gを貰うと同時に「お願い。もう少し、ウィルと一緒に居てあげて。貴女を利用してしまうけど、お願いします」

と、頭を下げるシィルにより、再度襲われる可能性を聞かされる。

 

ウィルの為に、命の安全は保障するからと言われ、その提案を受け入れる。

襲われるまでの1週間、ウィルとキスや何度か情を交した。

 

事件後、施設に膨大な援助受け、子供達にひもじい思いをさせずに済んだと喜ぶ。

 

何時の間にか33人も街公認で手出ししてるのに、キチント1週間に一回やって来て、セディアを求めた。

最初はお金の為に?と思い、3千Gを返しにシィル元に行き、この事を聞くと。

「貴女は血のつながりのない、姉の様なものだから…ウィルのド直球なのよ」と、困り顔で説明されて顔を真赤にしたとか。

 

それを聞いて、親友の静やマリーに悪いとは思いつつも、ウィルを喜んで迎え入れた女性。

ウィルが国周りの間は、少しでも役に立とうと静とマリーの迷宮捜索にについて行き、レベルを限界まで上げた。

 

因みに、ウィルに最初の一人目の前、シィルが精通したときからヒニン魔法掛けてる事を聞いて驚いたりもしてる。

 

 

 

 

 

  アナゴ・マカット

 

    LV 5/10

 

技能  短剣戦闘LV0 料理LV0 舞姫LV0

 

 

クエスト同文

アタゴ・マカットそのままで、その子孫。

ぬるぬるしません、蒲焼にして食べられません。

ウィルには食べられました。

 

祖先より、プライン家には関わるなと伝えられていたが、已む無く事情で関わる羽目になった。

 

 

祖先のアタゴはランスには、前もって言われたり呼ばれる度に、キチント対策を取っていたので旦那は秘密。

とあるイケメン酔いつぶれと、可哀想だからとしたのが大当たり。

実はかなり問題もあるのだが、知られるのはずっと先の話。

 

 

マカット酒場を切り盛りしてたのだが、経営はギリギリだった。

セディア事件後にウィルが来て、お願いするも「馬鹿じゃないの!」と追い払った。

シィルに直談判と文句を言いに行き…丸め込まれ、協力する事になる。

 

一人目をウィルに教えた後、現実の凄さに驚く。

赤字で、借金が2万G有った為、誤情報をウィルに伝え、23人目として3万Gを手に入れた。

 

何気に、セディア同様、週1回ペースで、酒場止めようかと思ってる今日この頃な時もあった。

 

今、ウィルが各国を周るっているので臨時収入がなく、酒場経営に必要と情報と同時に援助金を貰ってる。

情報を元に警備と警邏、静とマリーとセディアまでも色々と立ち回り、本人がいない今も活動している一人。

 

 

 

 

  ≪アイテム≫

 

 

  【婦亞部利豆】

 

 

元禄作、あらゆるもの匂いを消す液体。

ただし、肌なら匂い元を拭き取り、服なら乾かした後で無いと効果が薄いらしい。

濡れた状態では液同士が喧嘩して、力が発揮しない。

 

<欠点>消臭効果が3時間しか持たないので、一時凌ぎの消臭液。

 

 

 

 

シィルを除き、初の名前そのままのキャラ登場。

はてさて。

 

 

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