ランスの孫。ウィルの暴走戦記   作:神崎風水

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追求あったので、前に感想掲示板に書いた、技能の説明を後書きに追加。


誤字脱字修正。
ハニトラの後書き忘れたんで追記。
看取の行動表現、鈴夜の心情追加。



25話 JAPAN各国周り≪巫女機関・後編≫

―看取の部屋―

 

 

 

 

 

一方、少し時間を戻る。

看取と香華がオロチの穴を出た後、二人は直ぐに部屋に向った。

部屋に入り、周りに誰も居ないのを確認する。

 

 

「看取様……何故、ウィルに巫女機関の裏説明を? 必要無いのでは、ないのですか?」

「……ご存知と、思ったのですけどね……必要ですよ。巫女機関そのものを、根本から変えていただく為に」

 

 

先程オロチの穴前で、ウィルに話した内容。

巫女機関を男の桃源郷と言う事で、済ませようとしていた香華。

看取の行動に、不信と疑念を抱く。

 

一方、看取は知ることが当然と言うような口ぶり。

そして、おかしなことを言い出す。

12歳のウィルに巫女機関を変える等と、ありえない事を言う。

しかし、その言い方には引っかかりがあり、その根底の目的と理由を理解した。

 

 

「!?……ま、さか。知ってるんですか! ウィルが戻る事を!!」

「ええ、初代皇帝・香様より。当時、総代の名取様から口伝により、伝わっております」

 

 

香華同様、看取も代々総代から口伝で、事の内容を伝えられていた事に驚く。

しかし、その内容は知らない内容で、それもまた香華を驚かせる。

 

巫女機関は一度、皇帝・香のオロチ使役により、一時停止による解散をしていた。

オロチを殺す事は出来なかったが、使役に成功し、生贄無しで地震を制止た。

しかし、意外な理由によって、一年もしない内に再編成されたのだ。

 

何が原因か、それはオロチの生贄に必要な、負の感情の採取が原因だった。

負の感情、怒・憎・恐・鬱・嫉妬・苛立ち・悪・それらの感情を、巫女達が吸収し浄化による効果だ。

無料で可愛い巫女と、出来るだけと思ってた男達。

しかし、人間生きるのに、負の感情は常に付きまとうもの。

巫女に浄化されることで、仕事の能率が上がり、犯罪が発生率が少なかった。

 

≪例えに上げる≫

野党であっても、巫女機関に行く際には水浴びし、身なりを整え御法度を守り、武器も持たず行く者ばかりだった。

その後、悪事から足を洗い、まっとうな生き方や、巫女機関の警備隊になる者まで居たのだ。

そして、病は気からと言うように、流行り病や病気が急増したのだ。

 

皇帝・香が、直々にその者達の元に行けき、後光をすれば解消される。

しかし、一人では手が全く足りず犯罪・争いは増える一方。

原因解明すると、巫女機関抱擁による負の感情収集が無くなった事と判明した。

 

故に、直ぐに巫女機関は再開。

JAPAN崩壊を防ぐ為という、表立っての理由で女性が集められた。

 

 

皇帝・香はその事で心痛め、尽力したが看取と香華は詳しく知らない。

 

 

看取からの情報を聞くと、知らされてない事実に打ちのめされる。

 

 

「先に謝っておくます。目的の為に、わたくしは婦負と春魅の処女を使い、絆と思い入れを残しました」

「ッ!? まさか!……そうですか、それで鈴夜に……」

 

 

言われて理解する香華。

オロチの穴に行く前、婦負が鈴夜に何か真剣な話をしていた。

香華が知ると止められる、しかし、事の抑制権は鈴夜がしめている。

 

あの場に、副代の婦負が居るのはいい。

しかし、何故娘の春魅まで居たのか疑問だったが、全てが繋がった。

 

 

「わたくしが、自らが一番よかったのですが……無理……ですから……」

「……許せません。けど、初代からの命令なら……」

「!!……許せない? 何がですか? あの子達の自由意思を止めて……騙して」

「いえ、それは……」

 

 

看取は、自身が絆と思い入れを、ウィルに刻めない事を悔やんだ。

それを聞いて、香華は内緒に事を進められ、出し抜かれ悔しいと思い、初代の命ならと納得した。

しかし「許せない」の言葉に、看取が過剰反応を示す。

 

総代の看取から見れば、皇帝・香や他の領主、巫女機関意外の全てが許せない。

毎年から四年、4人から一人になっても生贄は続けられている。

昔より各領地よりの資金援助により、巫女達の生活は良くはなった。

しかし、毎日無料奉仕に4年に一度の命を捧げる不安と覚悟。

看取が代々「何度、罪なき巫女達を送り出したと思うの!」と叫ぶ。

 

巫女達は、貧困からのがれる為に来る者が多い。

JAPAN崩壊を防ぐため、その名目を心の支えに。

それがどうだ、JAPAN崩壊阻止の生贄と一緒に、仕事効率・病・治安の為に抱擁をしてるのだ。

待遇がよくても、何分の1の確立で死を迎えるのだ。

 

看取の勢いに慌てて、香華が誤解を解こうとする。

 

 

「私が言ったのは、ウィルが二人に手を出した事です」

「ソレこそ、ウィル様を縛り過ぎではないのですか? 原家での行動、それを見れば分かるでしょう?」

「ど、どうしてそれを!」

 

 

誤解を解こうとしたら、今度は予想もしない事実を突きつけられた。

 

実は、原での事は元禄より伝わっていた。

元禄が何故繋がるかと言うと、抱擁による避妊薬だ。

元禄の薬は巫女が使うのでなく、男達にお神酒として先に飲ませ種を殺す。

巫女達が薬で体に害をなすより、男達がリスクを負うべきだと薬を数年前に売りに来ていた。

今回の薬受け渡しの時にウィルの話題が出て、原家での所業を看取に話たのだ。

 

その後、落ち着いた看取が謝罪する。

 

 

「申し訳ありません。少し興奮してしまって」

「いえ、此方こそ」

「まあ、あの子達の夜這い阻止は、そのままでいいですよ。ただ、少しウィル様の事を理解してあげても、よろしいかと」

「はい……」

 

 

その後、重い沈黙が続き、看取は謝り、香華は内容を認め考える事になる。

 

 

 

 

 

―夕食後、婦負の部屋―

 

 

 

 

 

夕食を終えて、春魅は洗い物に行っている。

婦負はその間にと、部屋に看取を呼ぶ。

 

 

「上手く言ったわよ」

「そうですか、ごめんなさい。貴女に春魅と一緒に、犠牲になってもらって」

 

 

婦負の言葉に、申し訳無さそうに、謝る看取。

しかし、婦負は意外な事を言い出す。

 

 

「逆よ、寧ろ春魅の初めてを守ってくれて。いい相手を紹介してくれたわ」

「そ、そうなのですか?」

 

 

口伝の内容を副代になる時に婦負に話し、今回の事を前もって伝えていた。

負い目を利用して、申し訳ないと思っていたが、逆に喜ぶ婦負に対し戸惑いを見せる。

 

 

「あの子は……【乙女殺し】よ……いえ【女殺し】も、かしら」

「……は? はぃ?……そ、そんなに凄いのですか?」

 

 

婦負のいい様に、思わず目が点になる。

思わず色々と想像してしまう。

しかし、看取はまだ2人の男と、一回づつしか知らないので想像しきれない。

 

その後、事の成り行きを、詳しく全て説明する婦負。

顔を赤くする看取を見て、ある事を持ち掛ける。

 

 

「看取。今からお風呂行って、頼んできなさい。今、入ってるはずだから」

「え?……へ?……!? だ、駄目です……死なせてしまいます!」

 

 

婦負のいい様に、言ってる内容が分からなかった。

そして、理解すると顔を赤くし慌てるが、直ぐに顔を落とし落ち込む。

そんな、看取の背中を「パン」と手で叩き。

 

 

「大丈夫よ! 鈴夜さんにまず説明して、ウィル君に【死の巫女】の説明すればいいわ」

「そ、そんな。わざわざ気味が悪いと「甘い!」え?」

「あの子は、そんなタマじゃないわ。寧ろなんとかしようと、頑張るわよ」

 

 

あの時は、ホントに子供に見えなかった事を、しみじみと思い出す婦負。

看取の不安を蹴散らし、追い出す形で風呂場に向わせた。

 

 

「あの子なら……貴女の心と体も救ってくれるわよ……きっと」

 

 

 

 

 

―風呂場―

 

 

 

 

 

「ううぅ~……きつかった。ホントに4年後なのかな?」

 

 

風呂場では、目を瞑り天井を向いて、だらけるウィルがいた。

何故そんなに疲れているか、夕食時に生贄云々を感じさせない出来事が起きた。

 

夕食時、大食堂に集まる巫女達全ての視線が、ウィルに向けられた。

ただ見られるだけならいい、しかし、その視線の質が全く違っていた。

まるで……エモノを狩るような、殺気のような食い入る鋭い視線が集中したのだ。

巫女達の背後には、何やら香華と違った獲物を狩るオーラが見えた気がする。

 

実は、春魅が食事前にウィルとの事を喋ったのだ。

数人に話した話が、夕食が始まる前には全てに広まり、一同が自分もシタイ!とウィル狩るかの様に殺気だったのだ。

 

流石に、今までこんなに強い数多く視線を向けられた事はなく、飢えた獣の殺気のような視線に悩まされたのだ。

 

 

「嘘じゃないんだよね……けど、朝と夜で違いすぎるよ……どっちなんだ?」

「何をです? 何をどっちなのですか?」

「へ?……み、み、看取様!? 何で!」

 

 

声がする方を見ると、看取が裸で入ってきた。

慌てるウィル、そんな事をお構い無しに掛け湯をした後、湯船に浸かって来た。

 

 

「ぬひょ!?……イデッ!」

「あらら? 元気ですね……それでは……失礼して」

「ちょ!……んぁ! くッ!」

 

 

ズザザザッっとお湯を掻き分け、四隅に行き勢い余って湯船から乗り上げる。

そんな様子を面白そうに、笑いながら近づく。

逃げる際に風呂のヘリで腰を打ってしまい、上手く動けないウィルに看取が顔を埋める。

 

 

 

 

 

―15分後―

 

 

 

 

 

セレーナと比べてしまえば、下手だった。

しかし、看取程の美人が、たどたどしく、一生懸命してる事を実感すると、興奮してしまう。

あっという間に気をやり、看取はなんとか飲み込んだ。

 

 

 

「んんッ!? 濃い……若いですね」

「うぐぅ……な、なんでこんな事を……」

「婦負と春魅。同じこと、お願いに参りました」

 

 

かなり早くて、情けなく思う。

今までの立ち回りから、考えられない行動。

しおらしく、婦負達と同じ事をと顔を赤くして言われると、ぐっ、と来るものがある。

 

そして、看取から【死の巫女】の話、初恋相手と次の恋人との事を聞くと。

 

 

「……まだ、イった事ないんですか?」

「……ええ、効果の所為で先に逝かれるので……」

 

 

過去を思い返す様に、遠くを見る看取。

そんな様子を見ると。

 

 

「大丈夫。任せてください」

「……ええ、お願いいたします……慣れてないので、優しく……」

 

 

真剣な顔して、看取の両肩に両手を置くウィル。

顔を赤くし、照れながらお願いする看取。

 

その後、腕輪から来世とヤッタ時のマットを取り出す。

看取を先に手と指で1回、前で一回、後ろから一回擦り一緒に1回づつ。

HP3を0になった後も、手腕を使い湯船の中で温まりながら、看取を幸せにした。

 

 

 

 

「はぁ~~ぁ……婦負が、行けと言った意味、分かりました……」

「ほぇ? 婦負さんが? どうかしたん、んッ! ん、ちゅ……あの、看取様?」

 

 

浴槽にゆったり浸かりながら、放心状態だった看取だが、婦負の言葉の意味を実感した。

看取の言葉に振り向くと、頭を押さえつけられ口を塞がれた。

 

 

「んっ……女タラシ・婦人殺し・女殺し・乙女殺し・未亡人殺し……女性の敵ですね」

「いあ……まあ、反論、できないです。けどね?」

 

 

口を離した後、女の敵と言い、反論できないウィルに再度口付けすると湯を出る。

 

 

「それでは。今日は、ありがとうございました」

「あ、はい。こっちこそ。ありがとうございます」

 

 

その後、先に看取が風呂場を出て行った。

ウィルは湯船から出て、足湯の様に浴槽のへりに腰掛る。

 

 

 

 

 

―10分後―

 

 

 

 

 

「鈴夜、居るよね」

「なんでござるか?」

 

 

ウィルの言葉に背後に現れ、ウィルの横に座って一緒に足湯する。

 

 

「看取様の事を許してくれて、ありがとう。おかげで分かったよ」

「にゃ? 何がでござるか?」

 

 

そして、看取を見逃した事にお礼をいう。

その後、何が分かったのか、ポツポツと語り出した。

 

 

「僕って、歪んでるだね~……巫女さん達の負の感情に、当てられてたなんて」

「んぅぅ? 何を、言ってるのでござるか?」

 

 

ウィルのもの言いに、訳が判らなかった鈴夜。

そこで、例え話をして説明しだした。

 

公家での事。

最初会った時、饗子と境子は欲しくて堪らなかったが、斗樹は全く興味が沸かなかったらしい。

しかし、二日目に「欲しいなー」と思ったとか。

三日目の朝食後には、饗子と境子よりも欲しくて堪らなくなり、耳元囁いて粉かけたらしい。

最初は、背後に刺さる暗い視線に何とかしようと思う。

そして、斗樹を追い込んでしまって悪いと思ったんだと判断した。

しかし、今日の事で斗樹の嫉妬による負の感情に惹かれたことを、悟ったと言う。

 

先程の看取は、他の巫女達より強く惹かれないものの、婦負と春魅より強く引かれた。

しかし、終わり分かれる時には最初のような衝動が収まり、一度やったからポイといっては酷いが、最初より欲が薄れたと言う。

 

 

「つまりね、巫女さんに目を奪われて、鼻伸ばした訳じゃ「分かってた?」……うん、ついさっき、気づいた……ごめんなさい」

「にゃるほど。負の感情に引かれる体質であって。巫女姿に目を奪われたわけじゃ、ないのでござるな?」

 

 

ウィルの説明に納得してくれたようで、安心する。

そして、鈴夜に抱きついて謝る。

 

 

「うん、ごめん。鈴夜……」

「ん~♪……あ、姫様と吹雪にも謝るでござるよ?」

「うん、分かってる」

 

 

ウィルの言葉と行動に、ご満悦な鈴夜。

思い出したように二人に謝り、他の者にも説明することを伝える。

 

 

「うにょ?それじゃ鈴夜達には、何も感じないのでござるか?」

「ううん。愛しみ感と好きだからね。負の感情への欲望と、想いは違うよ」

 

 

負の感情が好みになるのなら、現在、楽しさと幸せを感じてる鈴夜はどうなる? と考えた。

すると、普通に愛しい想いと、欲望は違うと説明されて安心した。

 

その後、雰囲気が出たところで、鈴夜と楽しんで居た。

しかし、菱によってソレが中断される。

 

 

「あ~……二人とも、悪い。問題発生だ」

「「ひゃいっ!?」」

 

 

ツイツイ行為に集中し、気配を消した菱の参上に気づけなかった二人。

思わず、変な声を上げる。

実は菱は声から事を予測して、目を閉じて見ないように近づいたのだ。

 

そんな二人を反応を無視して、菱は掴んだ情報を説明しだす。

 

 

「春魅が全員に喋った事。看取様が裏切り、全員に情報を漏らした」

「!……にゃんと! つまり、鈴夜達の所業が、バレたでござるか?」

「……あぁ、やり難くなる……今夜は……」

 

 

菱の言葉に鈴夜が状況確認する。

今夜の撃退が厳しくなると呟く二人。

 

何気に、目を閉じて此処まで来たので、菱は変に二人を妄想してしまい、菱の顔が赤かったりする。

 

 

「うにゃにゃ~~……姫にも、協力を願うでござるかな?」

「へ?……えーと、どうやって?」

「ああ……私が代わるのか」

「正解でござるよ♪」

 

 

ウィルと鈴夜は裸のまま、3人は足湯しながら考えた。

全てが敵に回ったことで、此処から出て部屋で相談しても、情報が漏れる恐れがある。

故に、周りに声が漏れ難いココならと、ヒソヒソ会議してるのだ。

 

どう頑張っても、隙間を抜ける者が出る。

ならば、最後の砦に賞品(ウィル)をすり替え、賞品(ウィルに化けたリョウ)が撃退すればいいと言う事だ。

 

 

「それじゃ、行こう「待て」何? 菱さん」

「そ、その……私にも、前金が欲しい」

「にゃにゃ!? にゃしゃか……ゴボン、菱もでござるか」

「……ぁぁ、さっきの聞いてたら……」

 

 

湯から足をだして、風呂場から出ようとすると菱に呼び止められる。

顔を赤くして、前金を強請る菱。

その様子に、鈴夜のが取り乱し口調が変になりながら、事実確認をする。

 

 

「あの、こう言っちゃなんですけど。いいんですか? 此処で」

「ああ、構わない。本当は寝屋のがいい。しかし、今回の任務は場合によって、私の純潔が奪われる可能性がある」

 

 

やはり、最初くらいは寝床でしたい。

しかし、今を逃し先延ばしにすると、巫女達に【くノ一】の純潔である口付けを奪われかねない。

故に、今のこの場での前払いを、要求したらしい。

 

 

「あ~……そっか、そう言われて見れば。そうなる可能性大! でござるな」

「ああ……まぁ、ウィルに興味はあったし、任務後の気遣いも嬉しかった。丁度いい機会と思って」

「なんか、奪われる前に奪ってしまえ! 見たいな気が……」

「奪うのは主殿だろ?」「ウィルでござろう?」

「うっ! はい……そうです」

 

 

任務の内容説明に、納得する鈴夜。

菱が感じたウィルの今までを思い返し、いい機会と乗り気。

ウィルのぼやきに、二人からキツイ突っ込みを貰い、頷き躰を縮ませる。

 

 

「ウィル様に心と体、全てを捧げ。主の身代わりとなろう」

「ありがとう。菱には、今後も何度も助けてもらうよ……んっ」

 

 

その後、菱の純潔を貰い、幸せへと導く。

その際、手腕より口付けを多く求められ、菱の気持ちに応えた。

無論、菱の後で一緒に鈴夜も相手をする当り、ウィルらしい。

 

 

「……鈴夜様と吹雪や昴の気持ち……判る」

「にょほほ~♪ 良かったでござる。仲間が増えて……ねーウィル#」

「すしゅよしゃん……ほっへはいひゃい。……いっひぇるこひょと、ひゃってるひょこひゃういよ! 目ひゃ、こわひゃぃひょっ!」

 

 

ほぅ……と、惚けて唇に指を当てながら、先程の行為と主に接吻を思い出す菱。

そんな様子を見て、笑ってるけど目が笑ってない鈴夜が、ウィルの両頬抓り引っ張り弄る。

 

その後、ウィルに化けた菱が、外の警備と共にウィルの部屋に向う。

ウィルは髪を縛ってほっかむりをして、鈴夜に香華の部屋まで運ばれた。

そして、部屋の押入れに潜み、香華が話を終えて戸を開けてくれるまで、押入れで寝る事にした。

 

 

 

 

 

―ウィルの部屋―

 

 

 

 

 

香華と忍び一同が、ウィルの部屋に集まる。

看取の裏切りと、今後の対策を説明を鈴夜が話している。

そんな張り詰めた中に、一人の乱入者が紛れ込む。

 

 

「みんなー大変だよー! みぎゃっ!?」

「「貴様……何用?」」

 

 

乱入したのは、赤髪の巫女。

兎縷々夏と鎖獲が左右の肩を押さえつけ、畳にうつ伏せさせる。

畳とキスした後、なんとか顔を上げ二人を落ち着かせようとする。

 

 

「いたたたー。私、私。波弐妬羅よ! ホラ! 重要な情報を持って来たの。二人とも放してよ!」

「「ああ、波弐妬羅か」」

「情報って、春魅殿の実話談と看取様の裏切りなら、遅いでござるよ?」

「うっそぉー! はぁ~……あーもー、くたびれ損じゃない」

 

 

押さえつけられながらも、髪を手で左右掴み、普段の姿を見せて二人に納得してもらう。

普段、青緑のビーズ髪留めを飾りツインテールなのに、今は巫女服に髪を下ろしているので気づかなかったようだ。

解放された波弐妬羅に、鈴夜が情報の遅さを指摘する。

波弐妬羅は右手で後ろ髪をかき、眉毛をしわ寄せし、目を細め目つきが変わる。

既に情報が菱より知されており、その作戦会議中だった。

 

全ての作戦行動が決まり、それぞれが配置に付く為に部屋を出て行く。

しかし、波弐妬羅の肩を、二人が掴み止める。

 

 

「波弐妬羅……貴女、巫女服なんて着てるの?」

「うぇ? そ、それは巫女に混じった方が、動きやすいから……」

 

 

右肩を掴んだ吹雪が問いかけ。

活動しやすいというも、冷や汗が頬を伝う。

今度は、左肩を掴んだ昴が問いかける。

 

 

「ほう、誰かに見せたいとか……違う効果を狙ったり……してないな?」

「!! し、知らないよ。別に巫女服で迫れば、皆を出し抜けるかも? とか思ってないよ」

「「へー、面白い事、考えてますね(考えてるでござるな」」

「あっ……ひぃぃ!!」

 

 

思わず本音を口走ってしまう。

ウィルのトラウマを、巫女服で誤魔化して、一番乗りをしようとした事を。

その言葉に、香華と鈴夜が反応し歩み寄る。

新たな声に、ビク!? っと体を振るわせ、ギギギと壊れた機械の様に振り向く。

振り向くと、4人の般若が居たので思わず悲鳴を上げて、壁まであとずさる。

 

危うく、折檻地獄されるところを、食い止められる。

 

 

「4人とも落ち着け。波弐妬羅には数を減らす、大事な役がある。時間をとってる場合じゃない」

「「「「……チッ!!」」」」

「舌打ちされたぁ!?」

「あららー? 命助けて貰ったわりに、余裕あるわね~♪」

 

 

ウィルの部屋に残る菱が、4人に波弐妬羅の任務支障を言い、折檻まじかで止める。

確かに、此処で波弐妬羅を戦闘不能にすると、巫女減らしができず問題になる。

4人は持っていた、槍・小刀・クナイ・刀を仕舞う。

危うく任務や、その先まで危なかったのに、舌打ちに反応する。

そんな余裕に、琉美依がちゃかす。

 

その後4人は「巫女機関でた後……」と言い残し、それぞれの配置に付く。

波弐妬羅はビクッ! と震えるも、巫女達が集まっている部屋へ急いで向う。

ウィルの部屋に化けた菱が布団に入り、運び屋の露似依と琉美依が潜む。

 

 

 

 

 

―巫女達が集まる部屋―

 

 

 

 

 

巫女達が集まる中、雹焔楓 椛が皆に意気込みを語っている。

 

 

「よろしいですか、皆さん! 春魅や婦負さんが褒める手腕。また、看取様まで手だしして羨ましい……もとい、味わう為に頑張りましょう!」

「おーーー!!」×巫女達

 

 

そんな様子を見て、婦負が看取に話しかける。

 

 

「ちょっと……ホントにいいの?凄い事に、なってるわよ?」

「ええ♪ 構いません。彼女達の顔、見てください。活き活きしてます」

「なんか……みんな、凄い張り切ってるね、お母さん」

 

 

何やら色々想像して、話し合ってる巫女達。

その勢いに引きつりながら、火をつけた看取に問う。

問題ないと微笑み、風呂場から帰って来た時から、明らかに雰囲気が変わり、皆を集めて全てを語った。

 

一同が戦闘開始と部屋を出る際に、一人の巫女が待ったをかけた。

 

 

「みんなー、まって! お神酒を飲んでおこうよ」

「あー……確かに、不味いよねぇ?」

「え?……そういえば、看取様。もし出来た場合、私達はどうなるのでしょう?」

 

 

お神酒の使用に、捺が顔をしかめる。

美豆乃がもしも出来た時、巫女機関を追い出されるのかと心配する。

 

 

「大丈夫です。もし出来たなら責任を持ちます、次の巫女として。男の子でも15歳まで援助します。この地で、親子共々育ててもらいます。それと、オロチの義を免除します」

「きゃああぁぁぁ!!」

 

 

看取の説明に、一同が喜びの悲鳴を上げる。

自身と子の安全まで約束され、いっそう力が入る。

一方、ウィルや子供を利用するみたいで、それは出来ないと言う巫女達もいた。

それ故に、全体の3割がお神酒を飲み、残りは特典を狙いと、あんな可愛い子なら歓迎と考えが分かれた。

 

 

その後、各々準備にと各部屋に戻っていった。

 

 

「さて、貴女は片付けて行ってださいね」

「あ、はい。わっかりましたー」

 

 

部屋に並ぶ【かわらけ】を、片付けだす看取・婦負・春魅。

お神酒を持ち出した巫女を呼びとめ4人で片付け終える。

 

 

「で、貴女は此処の巫女……じゃないわね」

「いーえ、巫女ですよ。何を言ってるのですか?」

「違いますよ~。私たちは自称は名前で言います。巫女なんて、いいませんよぉ?」

「……しまったぁ!」

 

 

内宮司親娘に追求され、正体ばれる波弐妬羅。

しかし、ばれていたのは正体だけではない。

 

 

「んっ、やはり睡眠薬ですね。しかも強力……丸一日、といったところでしょうか」

「へ! 知ってたのに、何でぇ!?」

「それは、貴方達の負担を減らす為ですよ」

 

 

看取はお神酒を手の平に垂らしひと舐め、混入されてる薬と効果を言い当てる。

驚く波弐妬羅に、ワザと目的を達成させられた事を知る。

 

実は、最初っから正体と薬が入ってる事に気づいていた。

そして、彼女達の自由意志を尊重し、飲まなくても問題ないと公言していた。

更に、次に各部屋を回り、薬を飲ませ回る行動まで予想していた。

まるで、巫女達が到達できないように支援しているようだ。

 

波弐妬羅は釈然としないが、各部屋をまわり、睡眠薬飲ませる為に部屋を出て行った。

 

 

「看取……どういうつもり?あの子達を焚き付けおいて。今度は防ぐ事を支援するなんて……」

「お祭り、みたいなものです。それに相手は忍び達です。彼女達を出し抜いて、事を成す事は出来ないでしょう」

 

 

ウィルを餌に、巫女達全員を夜這いに参加させる。

そのくせ、忍びの差し向けた策略を支援し数を減らす。

まるで、最初から成功しない事を願っているかのようだ。

 

 

「お祭りって……それに、出来ないようにしてするって。どう言う事よ。何が目的?」

「あの子達の息抜き。忍び達の疲労による視察引き伸ばし。そして、明日は私たちが愉しむのよ♪」

「は?……はぁっ!? 貴女、ホントに変わったわね……」

 

 

看取は巫女達を利用して、自分が愉しむ為と嬉しそうに言い出す。

今までと性格が変わり、偽者かと思う婦負。

少しは重荷を降ろせればと送り出したが、間違った事をしたんではないかと思ってしまう。

 

 

「あら、婦負はコレっきりで、いいの?」

「それは……したいわよ? けどね、はぁー……変わりすぎよ」

 

 

明日上手く言ったら、ウィルともう一度。

そんなに言うなら「婦負は、必要ないわね」と、慌てて「だめ、独り占めはずるいわよ!」と言う辺り、婦負も似た者だ。

 

 

その後、3人はそれぞれの寝室に戻り、明日に備えて早寝する。

巫女達が明日は起きれないだろう。

朝食の準備や籤目当ての男達の対応、愉しみの為にと就寝した。

 

 

 

 

 

―ウィルの部屋―

 

 

 

 

 

やはり、数に押され、何人か部屋に到達する巫女がいた。

その度に、菱が即効睡眠薬入りのお茶を「お疲れ様、咽喉乾きましたよね? どうぞ」と、さし出し飲ませる。

寝た巫女を、露似依と琉美依が部屋に運ぶ。

単身で到着するもの、3人から5人以上同時に来たりする。

しかし、琉美依は【重量耐性】の技能を持ち、4.5人位平気で運ぶ。

露似依も2.3人は運べるので、此処にいる。

 

次の来訪者が来た。

雹焔楓3姉妹が到着し、ウィルがちゃぶ台まで案内する。

 

 

「椛さん達でしたか。お茶どうぞ、咽喉渇いたでしょう」

「ありがとう。ボク、丁度咽喉が渇いてたんだ」

「ありがとう。私もよ」

「……ありがとう」

 

 

捺と美豆乃はお礼を言って、お茶を飲む。

ただ、椛は湯のみを手に持つが、何やら考えて部屋を見回す。

 

 

「あの、ウィル様。わたくし達の前に、他の娘達が来ませんでしたか?」

「うん来たよ? 椛さんも、お茶どうぞ」

 

 

あの人数が時間差を置いたとしても、こんなに丁寧に対応できる時間はあるのかと、不信に思ったようだ。

ごく自然に振舞いお茶を進め、ウィルも飲むので、つられて飲もうとする。

 

 

「えぇ……え? ちょっと! 捺、美豆乃! ……寝てる?」

「ああ、残念……おめでとう。椛さん」

 

 

飲もうとした瞬間、二人がちゃぶ台にうつ伏す。

寝てるの確認すると、ウィルが残念がる。

しかし、直ぐに笑顔になると、椛の手を引いて布団に案内する。

 

 

「どういう事ですの? 今までの娘達は寝かされた?」

「そう、流石に全員は難しいから、篩に掛ける……そして、私はウィル「!?」じゃない。お休み」

 

 

布団に導かれ期待しつつも、今までの巫女達がどうなったか気になる。

ウィルが説明し、そして「私」と同時に声色を元に戻し、驚く椛を気絶させる。

 

 

「びっくりしたよー? まさか、始めるの? とか、思もったよ~♪」

「ふっ、流石にその趣味はない。油断させる為さ」

「ウィル君の声で言うと、悪者みたいねー♪」

 

 

天井から露似依と琉美依が降り立ち、3人を担ぎ部屋を出ようとする。

 

 

「そういえばー。今回はキスしなかったけど、結構されたね。ご愁傷様」

「ああ、別に構わん。こうなる可能性があった任務だから」

「ドライねー……ウィル君ともう済ませた?」

「!? なにを言い出す。前金など貰ってない……あ!」

「「へー、おめでとう~♪」」

 

 

今まで、来た巫女の中で、入室と同時に襲い掛かる巫女がいた。

また、お茶を飲む振りしてキスをし出すものも。

結構な回数を菱は奪われたが、風呂での事に比べると気にもならなかった。

露似依の追求に態度は誤魔化したが、動揺してたようで、前金と喋ってしまった。

 

その後、雹焔楓3姉妹を部屋に連れて行き、戻った後。

露似依と琉美依に、巫女の気配が来るまで空き時間を使い、風呂場での事を話す事となる。

 

 

 

 

 

―朝食会場―

 

 

 

 

 

朝食会場には、看取と婦負親娘意外、巫女達の姿は一切無かった。

今回は、起きてこられると面倒なのでと、丸一日寝る薬を使用したらしい。

彼女達には、ちょうどいい休日だ。

そして、朝食の場に忍びを全て揃い朝食を食べてるのだが、皆疲労が目に見える。

 

 

「うーん、香華姉。次の視察一日遅らせて。鈴夜さん達が辛そうだよ」

「そうですね。種子島殿に、手紙を出します……誰に行ってもらいましょうか?」

「ああ、私が行く。ウィルに化けていた分、疲れてない。それに、繁彦殿とは顔見知りだ」

 

 

看取の推測どおり、巫女達は全て忍び達に撃沈。

鈴夜達の疲労具合を見て、ウィルが皆の睡眠と休憩を申し出た。

香華もウィルと初めての添い寝をして、ご満悦。

巫女達の対処と苦労を鈴夜達が背負った。

その事に、負い目を感じ延期の許可をした。

菱は小型単発鉄砲の関係で、よく会いに行ってるので申し出た。

 

 

その後、菱が種子島に向けて、信書を持って発つ。

食器洗いや後片付けを終えた後、香華は巫女機関の休止説明と手伝いを申し出られ了承した。

最初は、香華・露似依・琉美依・波弐妬羅の四人。

順に鈴夜達が4人ずつ睡眠を取ると言う事になる。

香華達の休憩交代に、看取・婦負・春魅が順に交代で変わるというもの。

香華は休憩はあるものの、一日中番をする事となった。

 

 

 

 

 

―看取の寝室―

 

 

 

 

 

ウィルは、手伝って欲しいと言う看取について来た。

しかし、何故か部屋に来ると寝室までつれて来られていた。

 

 

「あの~……どういう事でしょう?」

「簡単です。昨日と同じ事を私達3人、順にして欲しいのです」

 

 

看取の言葉に驚くも、この3人は一応鈴夜が許した相手、だから大丈夫だと了解した。

しかし、看取の説明に流石に驚いた。

鈴夜達の作戦をほぼ見抜き、今日の結果になる事を予想していた。

更には、波弐妬羅の手助けをし、今日の事を鈴夜に伝えてあること。

元禄が此処に来て、薬や原家の事を喋っていたこと等。

そして、ウィルが鈴夜達を心配して、時間を延ばす事まで。

本日の予定を聞いて、自分が予想もしなかった事を、看取が策略した事に驚いた。

 

 

「けど、いいんですか? 巫女さん達を犠牲にして」

「犠牲じゃないですよ。あの子達も滅多に無いイベントで、楽しんだと思います。それに……頑張った彼女達の思いに、なんの御褒美もなし……と言う事には、しませんよね?」

「うっ! ……こ、この感じ、もの言い……浜さんみたいだ……」

「あら? 嬉ですね。彼女とは一度、会って見たいものです」

 

 

総代とは思えない所業を咎めるも、意外な返し言葉に合う。

その雰囲気に、苦手意識をもった浜木綿を思い出す。

 

 

 

その後、話を終えると早速始めていった。

 

 

「あの……こ、こんな格好で?」

「普通じゃ、つまらないでしょ? 擦り付ける所がよーく、見えるように……ね♪」

「っ……! さっきほどの、お返しですか?……くぅ!」

 

 

看取を布団に仰向けで寝かせ、左脚をウィルが左手で持ち上げる。

よく見えるようにし、こすり付けてるのだ。(戦国CG参照)

時間が無いので一回終わりと言う事で済ませる。

 

その後、婦負・春魅と順に愉しむ。

ちゃっかりと、鈴夜・吹雪・昴・菱も部屋に順番に来て、昨晩の労いをした。

 

 

 

 

 

―境内―

 

 

 

 

 

香華達は、来る男達に何度も、何度も、本日は休みを伝え続けた。

中々納得しないものが多く、巫女服で対応してるため、自分達に言い寄るのが多数いた。

流石に鬱陶しくなったので、織田の領主やくのいちである事を告白する。

しかし、男達は巫女服やこの場の目的と雰囲気に、聞く耳をもたなった。

けれど利点もあった、吹雪と昴を見ても「タクガ」と言い出す者が居なかったこと。

 

その後、説明しても納得しない、困った男達相手に、春香・鳴香・鎖獲・波弐妬羅が、仕方ないと相手をした。

ただ、波弐妬羅は、負の感情にウィルが引かれた事逆手に、巫女服で迫り元気になったので「いざ!」というところまで行く。

しかし、やはり触れるとおとなしくなったので、トラウマの深さを知ることとなる。

もちろん、波弐妬羅の行動は香華意外に知られ、強烈な折檻を受ける事となる。

 

 

昼食も終えて、午後の説明の当番。

 

 

「ふぅ~……欲望剥き出しで来る男性って、困ったものです。聞く耳ないのですから」

「あの……香華姉さん」

 

 

独り言を言ってると、背後から声を掛けられた。

振り返ると、可愛い桃色の髪を左右でリボンでしばり、ツインテールにした女の子が居た。

最初は見覚えない巫女に、誰だろうと思う。

しかし、よく見ると誰かに似てた、しかし声が女の子なので信じられなかった。

 

 

「はい?……えっと、誰?……ま、まさか! ウィル!?」

「はい。菱さんに【声変わり薬】貰ってたらしく。婦負さんと看取様に無理やり、巫女の格好させられました」

 

 

ウィルの説明に納得するより、可愛い男の娘ウィル。

思わず褒める、香華・兎縷々夏・鎖獲・夏海達。

 

 

「う、嘘! 可愛い!……似合いすぎ!」

「うむ、ホントに可愛いぞ、主」

「くっ! 負けませんから!」

「うんわー……ウィルちゃん、可愛いのさー♪」

「酷いよ~皆ー……うぅぅ~」

 

 

その様子を物陰から覗く3人。

 

 

「成功ね♪ あの調子なら、香華姫や他の子も、まだまだ頑張れそうよ」

「ええ、最初は、何を言ってるかと思いましたけど……手元に、置いて置きたいですね」

「むぅ~……春魅、負けないよ。ウィルちゃん」

 

 

発案者の婦負と手伝った二人。

看取は巫女姿に欲しいと思い、春魅は何やらライバル意識する。

 

そして、とある部屋で一人の巫女が目覚める。

 

 

「ピキーン!? はっ! 可愛い、男の娘の気配がしますわ!!」

 

 

 

 

 

―30分後―

 

 

 

 

 

境内で香華達が対応してると、ウィルが居なくなってる事に気づく。

 

 

「あら? ウィルが居ない? 兎縷々夏、知らない?」

「いえ、存じません」

「あれ? さっきまで居たのさ。どこいっちゃたのさ?」

 

 

皆で探すもウィルの姿は見あたらず。

トイレにでもいいったのかと、巫女機関で誘拐は無いだろうと作業に戻った。

 

仮に、もしもこの場に鈴夜・吹雪・昴・菱が居たならば、血相変えて探しただろう。

もしも、いればウィルが泣く事はなかった筈……。

 

 

 

 

 

―抱擁部屋―

 

 

 

 

 

一人の巫女が手足を縛られ、口にタオル当てられベットに寝かされている。

 

 

「むー! んー!……むぅー!」

「はぁ、はぁ……さ、最高ですわ!」

 

 

縛られていたのは桃髪ツイテールの巫女、袴を脱がされ、上着を肌蹴されて居る。

それに跨るのは四條 亜矢で、生粋の男の娘好きである。

籤に当った可愛い男子は、大抵は亜矢が抱擁していた。

他にも似た趣味を持つ巫女はいるが、亜矢ほどの超感覚と感性をもった巫女はいない。

 

 

その後、ウィルが発見された時、女の子の様にシクシクと泣きながら現れたとか。

 

 

 

 

 

―巫女機関門前―

 

 

 

 

 

夕食を終えた後、次の目的地の丹波に向う準備に入った。

一晩経つと、昨日の繰り返しになるので、夜の内に旅立とうとしているのだ。

 

 

「それでは、お世話になりました」

「いえ、私たちの方こそ。今日は説明対応を、ありがとうございます」

 

 

香華と看取が挨拶を交わす中、ウィルが非常におとなしい。

いや、正確にはある一名を警戒して、香華の背後に隠れている。

 

 

「ウィル君。いつでも来てね。歓迎するわよ」

「ウィルさん。私も待ってるからね♪」

「……で、できれば出張を……」

「あら、残念ですわね「!? ひぃ!」……もう、いけずですわ」

 

 

内宮司親娘の言葉に、なんとか、此処に来るのでなく、自分のいる場所に来て欲しいというウィル。

亜矢の言葉に怯えて、今度は昴の体形を利用し、体全部を隠す様に隠れた。

 

 

「あの、鈴夜様。ウィル様……大丈夫ですよね?」

「んにゃー……分からないでござる。多分、属性が違うから、大丈夫と思うけど」

 

 

吹雪と鈴夜は、ウィルの女性恐怖症が起きないかと心配する。

巫女の格好は、いや、女装を嫌がるだけで大丈夫とか思う二人。

ウィル精神状態を心配しながら、丹波に向けて旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

   ≪人物≫

 

 

 

   看取(みとり)

 

  LV 55/61

 

技能 弓戦闘LV1 巫女LV2 クマンLV3 策謀LV1

 

 

戦国の見取そのまんま。

巫女達を見送るから、ある意味死を看取なのでそのように。

 

代々親から続く総代の職を受け継いでいる。

祖先は見取で、夫は種を仕込むと同時に死んだと伝えられている。

今までは、フクマンLV2であったため、子供は何とかできた。

しかし、看取の代で先祖返りしたのか、男の煩悩を吸い尽くして浄化しまい、至福の果て昇天させてしまう、死の巫女となった。

先祖返りしてるので、その才能は見取と同じもの。

 

代々口伝で皇帝・香より、何時になるかは不明だったが、ウィルの事を伝えられていた。

多才とバケモノのような強さを持ち、彼ならばオロチをどうにかできるだろうと。

 

毎年4人の生贄から、四年に一人になっても送り出す事には変わらない。

送り出す事に負い目を感じ、男を受け入れずとも、負の感情をそのに身に溜めていた。

しかし、婦負の押しに負けてウィルと共に過ごすことで、考え方が柔らかくなる。

しいては、香華達と巫女達の両方に利益が有る様に、また自身が楽しめるようにと画策する。

 

ウィル達が発った後、考え方の変わった看取。

四年後まで、いかに巫女達に不安の念を持たせず過ごせるかと尽力する。

 

 

 

  波弐妬羅(ハニトラ)

 

  LV 31/37

 

 

技能 忍者LV1 くのいちLV2 諜報LV1 毒薬LV1

 

特性 毒耐性

 

 

大帝国のハニトラそのまんま。

 

くのいちメンバーの中で、一番戦闘能力が低い。

主に諜報、スパイ活動が得意で、後はヤリながらザックリ殺すの主流。

 

何気に下克上? が好きで、ウィルを最初に奪うのは自分と、色々と模索する。

しかし、トラウマの効果は重傷で、色々やるも不発。

今回は動機不純? な為、鈴夜を初めとする一同に、天井から裸で縄しばりや、色々と折檻される。

 

 

 

 

  雹焔楓 椛(ひょうえんふう もみじ)

 

  LV 14/29

 

 

技能 弓戦闘LV1 巫女LV1 陰陽LV1 統制LV1

 

しゃ~まんずの炎道 紅葉そのまんま。

氷野・炎道・風間の苗字を変換並べ、3姉妹とした。

 

雹焔楓の長女で努力家で頑張り屋。

弓矢や巫女と陰陽の才能を持ち、皆を纏め、後方支援の万能型。

リーダーシップを取ることが多く、なかなか皆に頼りにされている。

 

なかなか思慮深く、睡眠薬のまずあと一歩で正体を見破れるところで菱に気絶させられた。

 

 

 

  雹焔楓 捺(ひょうえんふう なつ)

 

  LV 16/29

 

 

技能 刀戦闘LV1 巫女LV1

 

しゃ~まんずの風間 奈津そのまんま。

雹焔楓の次女でボクっ娘。

 

巫女機関のムードメーカーで、言う事聞かない男達を、結構のしたりしてたりもする。

今回は残念ながら空気に近いが、ウィルの部屋に到達するのにかなり貢献した。

彼女の前衛なくして、3人は到達できなかただろう。

 

 

 

  雹焔楓 美豆乃(ひゅうへんふう みずの)

 

  LV 13/29

 

 

技能 短剣戦闘LV1 巫女LV1 

 

しゃ~まんずの氷野 水野そのまんま。

 

雹焔楓三女で物言いや、ウィルに対し即手がでる当りが、瑞原道場で一緒に生活したバニラを思い出す。

本作では、書ききれなかったが、8人と一緒に部屋に案内される時、結構叩かれながらも懐いた一人。

ウィルの部屋につくまで、かなり頑張り、着くと気持ちがはやり咽喉が渇き、即眠ってしまった。

 

 

 

  四條 亜矢(しじょう あや)

 

  LV 7/25

 

 

技能 巫女LV0 憑依LV0 

 

しゃ~まんずの四條綾音そのまんま。

 

四條家の長女で、ちょっとした趣味と癖がある。

日が浅い上に、愛情・執着が偏っている。

まだ回数も少ないので、巫女としての才はまだ開花してない。

 

ただ、今回睡眠薬で寝てるのに、ウィルの女の娘化に気づいて目覚める。

更に、香華達が気がつかない程に手際よく攫い、自身の欲求を満たす。

 

 

 

  四條 摩子(しじょう まこ)

 

  LV 10/23

 

 

技能 巫女LV1

 

しゃ~まんずの神保 真琴そのまんま。

 

四條家の次女で、巫女機関で結構、些細な問題を起こすトラブルメーカー。

夏海と気が合うらしく、結構仲良くなっていた。

姉と違い、トラブルは起こすが抱擁には真面目であった。

 

 

 

 

  四條 千津留(しじょう ちづる)

 

  LV 7/23

 

 

技能 巫女LV1

 

しゃ~まんずの新谷 千鶴そのまんま。

 

四條家の三女で、おっとり型の内気な巨乳女の子。

自分に中々自身が持てず、蒼羽 萌子に似てる雰囲気。

それ故、ウィルが三姉妹と比べ巨胸について、褒めてる。

摩子は悔しがり、亜矢は扇子を握りしめて胸を触った手を叩く。

その時、美豆乃が「なにしてんのー!」とアッパーカットをお見舞いした。

 

その後、自身を持って抱擁にせいをだした。

 

 

 

  内宮司 婦負

 

  LV 3/8

 

 

技能 巫女LV0

 

最初から、オロチの巫女としてではなく、ウィルの絆要因として扱われたらしい。

そのため、そんなに抱擁に参加せず、才能開花まで至らなかった。

 

今回、総代口伝を聞いていたため、少しでも看取の肩の重荷が取れればとウィルとの事を進めた。

しかし、あまりの変わりように「余計な事、したかしら?」と悩んだとか。

 

 

 

  内宮司 春魅

 

  LV 4/7

 

 

今回の巫女全員が行動起こした、火付役。

親娘での内容や、婦負の説明を詳しく巫女達に喋ってしまった。

まだ純真で、本人は悪気がない。

 

ウィルの巫女姿を見て、ライバル意識を燃やす。

 

ただ、抱擁する相手をウィルと比べてしまう。

そして、サイズは問題ないがつい口がすべる事が、多々あったとか。

 

 

 

  巫女達

 

 

今回は残念ながら、全て鈴夜達に撃墜された。

一晩たって目が覚めた時、全てが終わっていて嘆いた。

 

しかし、看取・婦負・春魅同様、【情報指定夢香】をあるだけ受け取った。

そして、看取の指示の元、同じ部屋で毎晩使用したとか。

 

そこで、新たな機能効果が判明する。

女三人寄れば姦しい、とは少し違うが。

大勢の巫女が同じ事をしても、思考や考え方は違う。

ウィルが夢に出るのだが、看取・婦負・春魅・亜矢の説明。

それらから、自分達の思い想いの演出を見れること。

更に、ウィルの背格好まで変えれる事を見出す。

 

それにより、昼間溜めた負の感情が、淫夢で上書きされて溜まらなくなった。

ただ、皆が明るくなる事で、男達は喜び、押し寄せる人数や犯罪が減った。

 

ただ、後日元禄が嬉しい悲鳴を上げる。

そして「ゴラァ!! ウィル! 何そこら中に、手出ししやがる! 材料寄越せ!!」

と大きな壺を寄越して、材料を入れさせたとか。

 

 

 

 

 

 

  【技能について】

 

 

アリスソフト公式ブログ

ランス・クエスト=ランスチーム近状=7月6

記載されている様に、技能は神やアイテム意外変化しません。

とあります。

 

しかし、記述の※大抵の人には20程度の技能は持っています。

それと、LV0 普通に使える

多くの場合は明記はしない。

料理会話など日常的な技能は、多くのキャラは0として持っている

また、表記的には0を書かずに 剣技能 とだけ書かれる事もある

 

を見て、20個もあるなら、多少無茶して出したり、努力で覚えるだろうと【独自解釈】と【ご都合主義】を発動。

変化無い技能が2~3個なら、LV0で出そうと思ったり。

 

香姫が織田家継いだ後に、無から【護身LV2】を開花したので、努力でLV1くらい上げれると【独自解釈】と【ご都合主義】を発動。

 

職種・趣味・特技・とエフェクトや格好で、【ご都合主義】で、勝手な技能を生成しました。

 

 

 

 

 

 

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