ランスの孫。ウィルの暴走戦記   作:神崎風水

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オリジナル独自解釈の黒・白・香姫が登場。
だって、鬼畜王キャラを亡き者は勿体無いからと。



毎度の誤字脱字修正。
説明文1600字ほど追加。
後書き修正


30話 JAPAN各国周り≪島津家・中編≫

―とある空き部屋―

 

 

 

 

 

直ぐに黒姫の部屋へ向うと思われたが、萄果と林果に空き部屋へと連れ込まれた。

林果は忍び装束を脱ぎだし、侍女服に着替え始める。

萄果はウィルの前に来て、衣服を差し出し手渡す。

 

 

「はい。コレに着替えて」

「え? こ、コレは?」

「見て分からない? 侍女服よ。さっさと着換えなさいよ」

 

 

差し出された着物を見て、ウィルは額に油汗を流す。

思い出すは、巫女機関での出来事。

ウィルがどうしたものかと悩む間に、林果は目の前で素っ裸になり、島津の侍女服に着換え終える。

そして、ツイテールの白いリボンを解きながら、自分の姿を見せて同じ侍女服と説明する。

萄果もウィルが受け取ると、同じ様に裸になり、あっと言う間に侍女服えと着替え終える。

 

 

「あの、屋根伝いに移動するんじゃ……」

「は? ウィル様って、屋根の上に飛び上がり移動できます?」

「い、いえ。できません」

「なら、着替えてください」

 

 

てっきり鈴夜達のように背負ってもらい、移動するかと思っていた。

しかし、萄果はポーニーテールを縛る赤いリボンを解きながら、ウィルが一人で屋根移動できるか? と、言ってくる。

出来ないと言うウィルに、林果は時間が惜しいと着換えを急かす。

やはり、茅程ではないが、二人に余り好かれていないと感じられる。

何故? 鈴夜がこの二人を選んだか不明だが、背負ってもらえないいじょう、着替えるしかない。

額宛を取り服を脱ぎ、パンツはそのままで侍女服を着込む。

 

 

「見た感じ、暗く見えるけど……んー……と、こんなものかな?」

「前が見難いです……けど、他者から目を見え難くして。顔を隠すには、仕方ないか」

 

 

着換え終えたウィルを見て、萄果がウィルの前髪を真ん中に寄せ弄る。

目を隠すように髪を垂らし、パット見に暗い印象を受ける。

目の前に髪あり、前が見難いが目元隠す理由を理解した。

人は顔を見て髪の色や目を最初に見て、印象を決める。

目が良く見えなければ、他の侍女に見られても男と思われ難い。

更に顔をすれ違う時に見られたも、覚えられ難くする為の対策だ。

 

 

 

 

―黒姫の部屋前―

 

 

 

 

部屋に来る途中、何人かの侍女達とすれ違うも、気づかれず此処まで来れた。

林果の長い赤髪、ウィルと萄果の桃色の長髪。

3人とも綺麗な、長い髪をしてるので「あんな子達居たっけ? けど、綺麗な髪」と、すれ違う侍女に気づかれず済んだ。

ただし、その度にウィルの心臓の鼓動は早くなり、顔を赤くして俯く繰り返しをした。

 

 

「あの、黒姫様。お時間、宜しいですか?」

「ええ、空いてますよ。お入りなさい」

 

 

ウィルが扉を叩き、鈴夜に聞いてた合い言葉を言う。

黒姫が答え、永常が扉を開けて3人を招き入れる。

本来、侍女達は「黒姫様。失礼します」と、言って入室の許可を得る。

時間がどうとか言う事は無く、それが合言葉をなっていた。

 

 

「あら? 確か、ウィル様は……男の子の筈では?」

「うう、言わないで下さい。此処まで来るのに、どうしても必要だったんです」

「……あの、姫様。隣の部屋で着替えていただいては?」

「「別に、そのままでも良いのに……面白いし」」

 

 

黒姫はウィルの姿に驚きもせず、ただ疑問に思い問いかける。

両手で髪をかき上げ顔を出し、半泣き状態で此処に来るまでの経由を説明する。

似合ってるとは思いつつも、本人が嫌がってるようだった。

そこで、永常が隣の部屋の扉を開けて立案する。

萄果と林果は、男のこなのに似合うのが癪に障る。

その所為か、ウィルの嫌がる反応を楽しんでいた。

侍女達とすれ違うたび、褒められるたびに落ち込むウィルの姿を楽しんでいたのだ。

 

ウィルが隣の部屋で、普段着に着換えを終える。

すっきりとした顔たちで、4人が待つ部屋に戻ってくる。

そして、早速本題を切り出す。

 

 

「それで、私にお聞きしたい事とは?」

「はい、単刀直入に申し上げます。魔人ザビエル「っ!?」について、お聞きしたい」

「ど、どうして。何故、今更……「あ、あ、ああぁ。い、いや! いやあぁぁ!!」永常!」

 

 

ウィルが魔人ザビエルの名を出すと、黒姫が体をビクッと、振るわせる。

動揺しつつ、何故終わった事を聞いてくるのかと問いかけようとする。

すると、控えていた永常が顔を真っ青にして、狂ったようにコメカミに両手の平を当てて悲鳴をあげる。

黒姫が慌てて肩を揺すり、安心させようと抱きしめるも、嫌がり暴れる始末。

 

 

「いやああぁ!! いやだあぁぁ!!……うっ!……」

「ふぅ……この子、どうしたんです?」

「あ、ありがとう……(やっぱり永常は)……すみませんが、隣の部屋に寝かせたいのですけど」

「あ、はい。僕が運びますよ」

 

 

狂い叫ぶ永常の首に手刀を当て、気絶させる萄果。

倒れるのを支え抱き止めて、何故発狂したのかを問い掛ける。

黒姫はお礼を言いつつ、脳裏に前から思っていた事の確証を得る。

そして、隣の部屋に運び寝かせようとお願いする。

すると、ウィルが永常をお姫様抱っこで抱き抱え、隣の部屋に移動する。

 

隣の部屋に着くと、黒姫は押入れから布団を取り出し、畳の上に布団敷いく。

ウィルが永常を敷布団に寝かせると、布団を掛けて部屋を出る。

 

その後、寝てる永常を萄果と林果に見てらう事になった。

ウィルと一緒に萄果と林果が後に続こうとすると「ウィル様と二人だけで、話がしたいです」と、同席を断ってきたからだ。

部屋に戻ると、机を挟んで向き合うウィルと黒姫。

早速、何故魔人ザビエルの事を必要とするか説明する。

 

元就に聞いた内容、過去に戻る自分、魔人を倒す対策と使途について聞きたいと。

説明された内容に、疑問を抱く。

理由は理解したが、過去に戻ると言われても黒姫はウィルと会った記憶がない。

何か証拠になる物が欲しいと提示してきた。

 

「うーん……僕も元就に聞いただけで。きく子さんを連れて来るわけにも……まいったな~」

「幽霊将の元就様が、嘘を言うとは思えません。ですが……!! そ、その癖……何処かで……」

 

 

証拠と言っても、文献や物品はない。

きく子を連れて来ても、それが証拠と納得されるとは思えない。

どうしたものかと、首後ろの髪との栄目を左人差指でポリポリと掻きながら考える。

黒姫も元就の存在を知っているので、虚実とは思っていない。

しかし、自分の記憶と合わないので困っていた。

そこに、ウィルの首を掻く癖を見て、ハッとなり記憶を呼び起こす。

黒姫がしばらく考えこんでいると、黙っていたウィルの様子が変わる。

 

 

「…………あ~……俺を覚えてっか? 黒曜」

「なっ!? どうして! その名を知ってるの!……あ! アナタ、まさか!……北条の」

「おう、正解だ。よく覚えてたな~あんがとよ、嬉しいぜ」

 

 

雰囲気が一変し、ウィルが黒姫の名前を違う名で呼びだした。

黒姫は昔最初に使っていた、今は捨てた名を聞いて驚く。

そして、300年前会った、北条の男を思い出す。

ウィルらしい男も、まさか昔と違う姿でいるのに、大昔の事を覚えて居た事に喜んだ。

 

 

「どうして、そんな姿に? いえ、それよりも、一つの体にウィル様と彼方が存在する?」

「あ~……俺も知らん。まあ、あれだ。証拠は無いが、さっきウィルが言ったことは本当だ。信じて、説明してやってくれや」

 

 

記憶にある男の姿と、全く違う今の姿。

目の前の男の雰囲気に、黒姫が一人で悩みつづける。

そんな様子を「知らん」で済ます北条の男。

過去に戻る話の真実を、信じてくれと頼む。

 

そして、今度は黒姫と過去話をし出す。

 

 

「しっかし、お前さん。まだその鬼面つけてるんだな……もう、罪は消えたんじゃねえのか?」

「いえ、100年前も父の脅しに負け、私は似た罪を犯しました。それに……これは彼方から頂いたもの。形はどうあれ、大切なものです」

 

 

髪に飾った鬼面を見て、意外だったらしく罪がどうとか言いだす。

そのことを聞きながら、黒姫は悲しそうに【封印切り】で禁妖怪の封印を解いてしまった事を語る。

そして、鬼面を触りながら過去を惜しんで大切な物という。

 

 

 

300年前。

黒曜と名乗っていた頃、傾国に騙されて鬼のミナモトの封印を解いてしまった。

そして、多くの民が殺され、途方にくれた黒曜。

そこへ北条より討伐に来た者が彼だった。

その後、彼と彼女達の尽力により、ミナモトを倒し封印した。

 

元凶だった傾国の首を、女武士が居合い一閃し跳ね飛ばすが、殺す事ができなかった。

首が繋がるのを見て怯える一同。

しかし男は全く気にせず、ならばコレが罰だと言って、三度も犯し楽しんだ。

傾国は飛んだ首をくっ付けると部下達は怯えたが、男は気にせず犯すので喜んでいたらしい。

その後、捉まえることなく逃がした男。

部下が咎めるが「美人だし、また俺が止めてやる」と、解放したらしい。

 

騙された黒曜にはお咎めなかったが、本人の希望での罰が髪飾りの鬼面。

鬼面にはオニを感知する能力があり、オニが近づくと唸り声を上げる機能がある。

同じ事を繰り返さない為、鬼の封印を間違って解かないようにする意味もある。

そして、常に身に付ける事で、黒姫に戒めの意味をもった罰だった。

綺麗な容姿に鬼面の髪飾りは、何も無ければただの虐めだ。

因みに、鬼面には脱着不可な封がしてあり、普通には外せない。

封印切りの能力があるので、好きな時に外せばいいとの事だった。

 

昔話に花を咲かせていたが、男の限界が近づいた。

 

 

「懐かしいなぁ~……ぐっ! 限界か」

「もう、お別れですか?」

 

 

過去を懐かしんで居たが、胸を押さえ男が苦しみだす。

その様子に、表に出る限界がきたと別れに悲しむ黒姫。

最後に男が黒姫の正面に移動し、土下座する。

 

 

「すまなかった! 約束、破っちまって。だが、今度はぜってぇお前さんとの約束を守る。だから協力してくれ」

「そんな……いいですよ、覚えてませんし。けど、今度は守ってくれると……期待しますよ?」

 

 

土下座して謝る男。

何やら過去で約束していたらしい。

約束を守るから魔人の情報を、協力を願う。

黒姫は、今の姿をした男と100年前に会った覚えがない。

しかし、300年前の約束、100年前のあの時は男は死んだものと自身も忘れていたが、今度は守ってもらえると期待を込める。

 

 

300年前の約束。

男の妻が二人死に、その原因である残りの妻が付けていた2個の指輪、それを黒曜に封印を解いてもらった。

その時に約束したのが、もしザビエルが復活した時には守ってやると言う約束。

男は寿命が尽きてた事で、その約束は果たせなかった。

だが、過去に戻っていたのなら、約束は守られる筈だった。

しかし、黒姫はザビエルに再び犯され酷い目に合い、脅されて禁妖怪の封印を解いてしまった。

今は生きているが、過去は酷い目にあっている。

 

再度約束をし終えると、男の意識は引っ込んだ。

 

 

「…………? あれ? 黒姫?」

「……ウィル様。全て、お話します」

 

 

ボーっと、意識を失っていたウィル。

気がつくと、黒姫に抱きつかれていた。

慌てず、何が起きたのか問おうとする。

すると、黒姫は手を放して、全てを話すと言い出した。

 

ザビエル封印の瓢箪の数場所、4人の使徒について。

黒姫の体と特殊能力によって禁妖怪を解き放ってしまった事。

ウィルは魔人情報と過去あった話、黒姫の知りえる情報を全て聞き終える。

 

 

「……あの、使徒を封じてる人の体から【封印切り】で使徒を出すというのは」

「使徒を出すのは可能です。けど、その人の命を絶つ事になりますが……宜しいですか?」

「くっ……手詰まりか。良い方法と思ったのに」

 

 

ちぬを救える手立てが、早速見つかったと思った。

しかし、体に同化している封印を切るという事は、封印そのものを破壊するので無理だった。

話は大体終わり、ふと先程の永常の取り乱しようが気になった。

 

 

「永常さんはどうして、取り乱したのですか?」

「……永常は、ザビエルに犯されて死んだんです。彼女は白香姫の生まれ変わりです」

「え? 白香姫?」

 

 

ザビエルに犯され死んだ事もだが、永常を白香姫と言われて思い返す。

ザビエルの女業については、既に聞かされていたので怒りを覚えるも聞き流せた。

長い緑髪に鬼角のような髪飾りとピンクのリボン、花柄模様の白い着物。

侍女であったが、姫と言われても納得できるものがある。

しかし、黒姫の次の言葉に驚く。

 

 

「120年前の織田 白香姫。香姫の姉でした」

「え! ええぇ!?」

 

 

意外な発言にウィルは驚きの声を上げる。

織田帝香の姉は勿論、各地から女性を攫ってきては、ザビエルの餌食になったという。

その多くの女性を、何も出来ずに見捨てて来た事を苦悩な顔で語る。

その罪滅ぼしと、似た女性達を雇っていることを説明する。

そして、先程の様子を見た事で似た姿の永常が、過去に死んだ白香姫の生まれ変わりという確証を持ったという。

 

色々な情報と驚く内容を知り、得るものは得て香華の部屋に戻ることにした。

 

 

「それじゃあ、黒姫様。明日はよろしくお願いします」

「はい、おやすみなさい」

「「失礼します」」

「見つからないよう、お気をつけて」

 

 

話が終わる頃には、永常も目を覚まし部屋に戻ってきていた。

少し様子が変だったが、萄果と林果は変化なかった。

二人に見送られ、3人は部屋を出る。

 

 

「ほら、背中に乗りなさいよ」

「へ? 着替えるんじゃ?」

「嫌なら構いませんよ?」

「いえ! お願いします!」

 

 

萄果が姿勢を屈め、手を後ろでにしてウィルを誘う。

てっきり、又女装させられると思ったが、林果に言われ慌てておぶさる。

どういう心境の変化か不明だが、ウィルにとってはありがたいので萄果の背に乗る。

 

林果達の説明は簡単だった。

今此処で着替えても、部屋に戻って再度着替える事になる。

二度手間になるので、背負う事にしたらしい。

実は、女装については鈴夜に巫女機関の後に禁止というか、注意されていた。

それを行ったのが、ばれると怒られるだけだったりする。

 

屋根伝いに部屋に戻る最中、ウィルは行きと帰りで雰囲気が違う二人に疑問に思う。

しかし、今の感じなら聞けると思い、茅と同じ雰囲気の原因を聞く事にした。

 

 

「茅さんや萄果さんと林果さんは、どうして僕を恨む? 嫌ってたんです?」

「ん? あ~……ま、いっか。ウィルくんには直接関係なくて、間接的なんだけどねー」

「ですね。毒です。鈴夜様から毒を体に仕込むのを禁止され、くのいちの技能を封印されたのが気に入らなくて。八つ当たりみたいなものです」

 

 

ウィルの問いに萄果達は、一瞬悩む素振りを見せる。

しかし、今まで言わずに嫌っていた内容、それをいとも簡単に説明しだす。

茅・昴・兎縷々夏・鎖獲・桐果・林果はくのいちである事に誇りを持ち、毒を禁止された事に反感を持っていたこと。

昴と兎縷々夏は考え変わったようだが、残りはそのまま。

くのいちは毒を使用してこそ価値が有るといい、それを封印されると否定されたと同じだという。

更に、ウィルは気にもしてないが、呼び方が「ウィル様」から、今は何故か「ウィルくん」と呼んでいる二人。

今度はウィルが、護衛に暗殺に使われる毒の不要性を言うが。

 

 

「え? でも護衛に毒なんて必要ないんじゃ……体に悪いし」

「あのね。くのいちなのよ? 女の武器を使わないでどうするの」

「でも、体によくないし。毒なくても強から大丈夫なんじゃ? くのいちの技能を使わなくても……」

「そうじゃなくても否定なんです。それに、くのいちとして体を使ってますよ? 巫女機関で、男達相手に」

「え! 何をどうして!」

 

 

体に悪い毒などなくても、護衛には不要で、十分強いと主張するウィル。

なかなか納得しないので、くのいちの価値を示そうと巫女機関での出来事を言う。

あの時、自分が女装してまで言葉で説明したのに、何故! と驚くウィル。

そして、巫女機関での任務の内容を萄果が語り出す。

 

巫女達を寝かせてしまった事で機能しなかった。

癒しを求めて来た男達に、口で言っても聞くものは少ない。

仕方ないので、鈴夜達が相手をしたのだ。

ただ、昴は腕の為に除外。

吹雪は意外に巫女服と花模様の眼帯が好感で、相手をしたのだが寸前の所で男を気絶させてたり。

鈴夜と菱もクチで済ませて、どうしてもと言う連中は元禄の薬と眠り針を使い済ませていたが、萄果達は知らない。

林果や他のメンバーは全員、男達の相手をしたと言う。

 

 

「そ、そんな……」

「なに落ち込んでるの? 四ヒサ相手に兎縷々夏達を使うんでしょ?」

「え? 使う? 春香さん達は四ヒサの目から、香華姉の守る為に気を引くだけじゃ……」

「はぁ? ウィル様が命令したんでしょ? 四ヒサから姫を守り、アレの手腕・手際を体を使って調べ「言ってない!」え? そうなの?(あちゃー、しくったわね)」

 

 

二人の説明に、まさかウィルの知らない所で鈴夜達がそんな事をしてるとは知らなかった。

落ち込むウィルに追い討ちを掛ける様に、四ヒサに香華姫を守る為にくのいちの任務として体を使う事を聞かせる。

昴達から聞いてた話しと内容が違い、驚きよりも怒りと悲しさが込み上げる。

林果はそんな様子を見て、内緒だった事をしらずに話してしまい、不味い心の中で愚痴る。

ウィルは部屋に戻ったら鈴夜に聞かないといけない、そんな思いをしてると萄果に待ったを掛けられる。

 

 

「ちょい待ち。兎縷々夏達が内密に進めてたなら、言っちゃダメよ(私達が怒られるじゃない)」

「何故ですか? 僕に黙って、そんなの……嫌です……」

「あのねー(うぁ、何急に子供っぽくなって、可愛い!)鈴夜様達にも考えあっての事。くのいちとして否定するつもりですか?」

「ぅぅ……はぃ……」

((うわぁ~……ギャップで、可愛いんですけど!))

 

 

萄果は内密に進めていた事を話してしまい、それを鈴夜達に知られるとマズイと思い慌てて止めに入る。

自分が知らない所で、鈴夜達がそんな事をしてたと落ち込み覇気が失われる。

迷子の子供、親に廃られそうな子供の表情や雰囲気。

ウィルの変わりように、容姿に見合った幼さが見え可愛く見える。

鈴夜達を否定する事はできないと、気弱になり答えるウィルの姿を見て心中で叫ぶ二人。

 

大人しくなったウィルを背負い、そのまま香華の寝る寝室に移動し続ける。

 

 

 

 

―香華の客寝室―

 

 

 

 

 

部屋に戻ると昴が戻っており、机の上に大き目の壺と小さい壺が置かれている。

鈴夜と昴が困り顔で壺を眺めて居たが、ウィル達が戻ると座るように言う。

 

 

「ウィル、戻ったか。ちょっと、問題発生してな。元禄殿から依頼の手紙だ」

「元禄さんから? 何だろう……」

 

 

昴の言葉に平然と何時も通りに答え、手紙を手に取り読み、何時も通りに対応するウィル。

二つの壺に目が行くも、渡された手紙を取り読みだした。

 

何故、先程はあんなにも【捨てわんわん】状態だったのに普段と一緒に戻ったか?

それは、部屋に戻る途中、萄果と林果が急に親切に構う事で、ウィルの精神状態が戻ったのだ。

親切に構ってくれる萄果と林果が、吹雪と鳴香に見えたのはウィルだけの内緒話し。

 

 

 

『よう、坊主。相変わらず手が早すぎるなぁーおい! わかっちゃ居たが、今回は予想外と言うか場所が良い、いや、悪かった。巫女機関に薬を届けた際に歓迎されて驚き喜ん うん、巫女全員がお前の【情報指定夢香】を求めて来た。驚いたぞ、看取様の変わりよう。春魅ちゃんが、5本の指に入る人気者になってたのには。ともかくだ、看取達が巫女達にも使わせた事で材料が足りん! あの 子 達(可愛い巫女)の為に、材料を壺に一杯に詰めて寄越せ』

 

 

「……うぇ? 壺に一杯って……コレ!!」

「ああ、薬も預かった【元気百発改】と言って、33回可能。ただ、次の日に熱出して一日寝込むらしい。壺は20回分で貯まるそうだ」

「うにゃー……【無限性射の術】と、良い勝負でござるな。まあ、回数のわりに一日で直るだけマシ?」

「新手の拷問? 場所と相手はどうするんです? 鈴夜様達じゃ無理ですよね?」

 

 

元禄の手紙を朗読するウィル。

自分のやった、しっぺ返しの様に感じる内容。

ただ、手紙が何度か文を直した形跡があり、途中で消し切れてない、本音が漏れた内容が有ったのは気のせいだろうか?

 

内容を理解して壺を見るが驚愕する。

大きさが味噌壺の倍はあろう程の大物。

どうやって溜めるのか驚いてるところに、昴が薬を差し出す。

効果と副作用を聞き、鈴夜と萄果が疑問を漏らす。

 

くのいちである鈴夜達に対し、ウィルは反応できない。

幾ら薬でも出るものは出ない【淫靡の舞】を使えば出せるだろうが、アレでは一人一回分の体力で限界である。

そんな疑問に、昴が解決済みと説明する。

 

 

「ああ、場所と人手は大丈夫だ。春夏秋冬に働く、理由により夜を過ごしてない夫人達が見つかった」

「えっと、遥さん達と他にも居たんです?」

「そうだ。あの料亭の方と旅館で働く女性に結構居たんだ。訳ありの夫人達が」

「よかったでござるな~……ウィル~」

「いひゃい、すずひょひゃん。ひょのひょきがんひゃりまひゅから……いったー」

 

 

兎縷々夏達の世話になった宿で、既に準備してるのは流石。

ウィルは料亭の方は、入っても居なかったのでわからない。

しかし、五階に上がるまでの間、結構な和服美人がすれ違ったのを思いだし顔が緩む。

夫を失ったもの、出張で離れてるもの、理由があって夜が不可な夫人達が、一人身でも安全に働ける場所としても有名だったらしい。

鼻を伸ばすウィルに鈴夜が両頬を引っ張り、笑顔で弄り回す。

頬を引っ張られながら、薬を使うことがもう決定しているならどうにでもなる。

体力が強引にもつなら、まとめて全員相手できるだろうと鈴夜の機嫌を取る。

 

頬を解放された後、それぞれの配置に戻りウィルも床に入る。

布団の中で考える、先程の鈴夜は明らかに嫉妬。

嬉しいと思いつつ、ならどうして内緒で兎縷々夏達はあんな事を、と思う。

萄果に言われて聞く事はできない、悩みながら眠りについた。

 

 

 

 

―次の日の訓練場―

 

 

 

 

次の日、朝食を何事なく食べ終えた。

そして、町の視察に行く前、鍛錬場を見に来ていた。

しかし、その場に四ヒサの内の3人は居ない。

黒姫と永常に、ウチヒサのみがこの場に居た。

春香達と一緒に何処かに行っているようだ。

 

そして、島津女性隊の総大将と副将の二人が対戦していた。

総大将は黒長髪に民族衣装を着込み、槍で戦う女性。

副将は赤髪のショートカットな髪型、後ろにポニーテールの様に長い髪を少ししばっている。

和服を着てJAPANでは珍しく、服装に合わない細身の剣を使っている女性。

なかなかの訓練様子に、眺めていたウィルに黒姫が耳うちする。

 

 

『ウィルさん。赤髪の彼女、レイラも永常と一緒です』

『まさか……』

『確か……大陸の親衛隊、隊長だった筈です』

 

 

黒姫に言われて、驚きを隠せない。

更に、リーザスの過去の親衛隊と聞かされ驚く。

言われて気づく、彼女の剣裁きはリック将軍の剣筋に似ている。

逆に、セレーナや葉月の剣技とは違うことに。

黒髪の女性、アキレスが一本取った所で訓練が一度止まる。

汗を拭いて休憩している所に、竹水筒を持ってウィルが歩み寄り差し出す。

 

 

「初めまして、ウィル・プラインと言います。惜しかったですね」

「あら? レイラよ……ふぅ、ありがと」

「ちょっと。私より先に、副将のレイラってどういう事だ」

 

 

ウィルが差し出す竹水筒を受け取り、一飲みして御礼を言うレイラ。

その光景を、自分より先に世話しだす事にアキレスが文句を言う。

勝者より敗者に救いの手を、と誤魔化して左手で後ろ髪をかく。

その癖を見て、何かアキレスは脳裏に何か引っかかるものがあった。

その所為で思考の渦にはまり、レイラとウィルのやり取りを逃す。

そして、ウィルはさり気なく、レイラのみに聞こえる声で確認する。

 

 

「レイラさん。ザビエルって知ってます?」

「え? うーん……分からないわ……あっ、あ、あ、あああああ!! いやああぁぁ!!」

「へっ! ちょっと、レイラ大丈夫!?」

「「「!?」」」

 

 

ウィルの言葉に少し考えた後、普通にわからないと答えるレイラ。

しかし、少しすると竹水筒を地面に落とし、ガクガクと震えだした。

頭に両手を当て、壊れた人形の言葉を切れながら発した後、叫び声を上げてその場にうずくまった。

アキレスが慌てて駆け寄り、レイラの肩を支え持つ。

その様子を見て、ウィルが何をしたのか分かる者と、何かをしたかと怒る者。

 

 

「彼方は! なんて事するのですか!! ゴン!」

「ウィル! 何をしたんですかぁ!! ドゴオン!」

「ずっ! ぐばあぁ!!」

「ひ、姫様!?」

「黒ねーちゃん!? 香ねーちゃんもっ!?」

「「ああ……自業自得だな(でござるな」」

 

 

黒姫は、何時も四ヒサを叱るように、ウィルの脳天に拳骨を落す。

何故、香華より先に拳骨を落せたかというと、水筒を落とした時点で何を言ったのか理解して直ぐに向って居た為。

香華は、亜紀との事情を知った時の様に、全力の右手アッパーをウィルにお見舞いして、宙に舞わせる。

永常は黒姫の行動に驚き、四ヒサ以外にも拳骨することに驚く。

ウチヒサは拳骨の痛みを知るものとして、頭を抑え頭痛がした気がした。

更には、香華が見たことない素早い動きと力で、ウィルを殴り飛ばす様子を見て軽く怯える。

鈴夜と兎縷々夏は、黒姫と同様に事情を知っている。

ウィルが確認の為に、レイラに言ったであろう内容。

そんな事をすれば、こうなるのは当然と腕を組んで傍観してた。

 

なんとか落ち着きを取り戻したレイラ。

しかし、先程言われた内容を覚えておらず。

気にしないで良いと言い、怒られ続けるウィルの弁護した。

 

 

「レイラ。ホントに良いの?」

「構わないわよ。何があったか覚えてないけど。将として恥ずかしいだけよ」

「レイラさん。ありがとう……(コレで確定か)」

 

 

アキレスに心配されて、照れくさそうに手を振り自身の不甲斐なさを主張する。

許してもらい二人のやり取りを眺めながら、ウィルは黒姫の仮説を確証付ける。

過去において、ザビエルに犯され殺された女性達。

永常やレイラを始め、十年前辺りから見かけて保護してると言う事。

 

 

「さて、アキレス。もう一戦やるわよ」

「いや、止めておこう。先程のは異常だった。今日は……そうだな、姫様の護衛として一緒に行ってくるといい」

「別にいいのに……ま、いっか。それに、ウィル君が何かしたのなら、お詫びの気持ちを貰いたいわね」

「あ、はい。視察周りの間に、何か考えます」

 

 

剣を構えて訓練を再開しようとする。

しかし、右手に槍を持ち、石突地に付けたまま考え出す。

自分の頬を指で撫でながら、思いついたように護衛を言い渡す。

剣を鞘に収め、少し残念がるレイラ。

気を取り直し、記憶にないが何かをしたらしいウィルに、軽い気持ちで侘びの心を求める。

すると、ウィルはキチントお詫びが出来ると喜び、誠意を尽くすという。

 

その後、一行は城を出て城下町に視察に出かけた。

 

 

 

 

―料亭&団子屋―

 

 

 

 

大体視察を終えた後、昼食の時間になった。

一行は美味しい食事と団子が食べれる所にと、昼食を食べるべく店についた。

のれんを潜り、8人は机が二つ並んだ席を見つけて椅子に座る。

ランチタイムメニューを見て、どれが良いかと悩んでいた。

頼むのが決まると、永常がなれた様子で店員を呼ぶ。

すると、青髪をたくし上げ、桜模様の緑色の着物を着た看板娘がやってくる。

 

 

「いらっしゃいませ……って、あら?永常にレイラ。それに黒姫様まで」

「お久しぶりね。真琴……三日前も来ましたけど」

「元気にしてたー?」

「真琴。頑張ってますね」

 

 

顔見知りに会い、注文をとらずに話弾む真琴。

ウチヒサは勿論、香華達は仲がいいんだと話が終わるのを待ち続ける。

流石にこれ以上はマズイと、黒姫が注文を取るように言い出す。

 

 

「あ、あかんあかん、お客さんの前で話し込んでもうた。あれ? お客さん、もしかして大陸の人とちゃいます?」

「僕? はい、ウィル・プラインと言います。よろしく、真琴さん」

「ウィルさんいうの、よろしゅう」

 

 

永常とレイラも同罪なのだが、真琴は天然感をかもし出し、慌てて注文を取り出す。

そして、ウィルの格好を見て、大陸の人間と興味を引き問いかける。

自己紹介の後、香華達も自己紹介して注文を終える。

 

 

「皆さん、最後にお団子もええです?」

「あ、はい。美味しいと聞いたので、一人一本づつお願いします」

 

 

義父自慢の団子を薦めると、それが目的と言いお願いする。

真琴が戻って行くのを見て、黒姫を見ると頷いてきた。

そう、彼女も過去において犠牲になった一人。

更には、次に行く施設の永常とレイラの同期らしい。

 

 

食事を終えると。

デザート? にあたる団子を、それぞれ美味しく頂いた。

そこで、ウィルが失敗をおかす。

 

 

「むぅ……悔しい。私もこんなに美味くできたら……」

「へ? 香華姉の団子? 食べたいな~」

「あ、ほなら作りますか?ええどすよ」

「いいんですか!」

 

 

香華のぼやきにウィルが反応して言ってしまった。

更に、真琴までもが作ってみるかと連れ出す始末。

慌てて、鈴夜が止めようとするが。

 

 

「あ、ちょ、待つでござ!……遅かった」

((あーあー……ウィル。ご愁傷様))

「死んだな……ウィル」

(ウィルさん……お元気で……)

「へ? ウチヒサ何が?」

 

 

遭えなく調理場に向う香華を鈴夜が見送る。

忍び二人は、心の中で合掌し目を閉じる。

名前で呼び合う程に、仲良くなったウチヒサの死の宣告。

更には、黒姫すらも「お元気で」と心の中で別れを言う有様。

何の事か分からないウィルは首をかしげた。

 

団子が出来るまでの間、ウチヒサは殺人団子の威力を説明する。

香華を口説くのに、通らなければ成らなかった難関。

四ヒサが一番苦労し、違う世界を垣間見た殺人兵器。

その説明を聞くと、信じられない思いで一杯だった。

きく子と一緒に作った料理、それはどれも美味しかったからだ。

 

 

「信じられないな……本当なの?」

「ウィル……骨は拾って、あげるでござるよ♪」

「嘘じゃないよ。まあ、香ねーちゃんを狙う一人として。知っておくといいさ」

 

 

鈴夜の物騒な物言いに、ウチヒサの何か悟った説明。

黒姫を見ても手を合わされ、兎縷々夏も同じく、天井の忍びも見えないが一緒。

永常とレイラは知らないようで、両手の平を上に返し首を傾げる。

そこに、元気一杯、笑顔で香華が殺人団子を持ってきた。

 

 

「ウィルさん、お待たせーっ!」

「あ、うん。ありがとう……(団子なのに七色?)」

「さ、どうぞ♪」

((((南無三))))

 

 

先程、真琴持ってきたのは鮮やかな白、赤、緑の三色団子。

しかし、今あるのは盆にのった湯気を上げるお茶と、鮮やかな7色団子。

そういうものだと思えば見た目は……まあ、OK?

香華が笑顔で薦めるので、団子の櫛を手に取るウィル。

その様子を、心の中で合掌する面々。

 

 

「じゃ、いただきます……あむ、#%&$@……こ、個性、て、的、だ、よっ……うっ」

「うわーーん!! ウィルー! しっかりしてー!!」

「ウィルはん! どないしはったん!?」

(((((チーン……御臨終)))))

 

 

何とか奇声を発しながら飲み込み、なんとか感想を言うと、ウィルはこと切れ机にうつぶした。

少しは期待してたのだろう、しかし、何時もの様に泣きながらウィルを揺する香華。

真琴は作るところを見ていない、義父がなにか顔をしかめて居たが首を傾げつつ着いて来ただけ。

故に、口に手をあててウィルが机にうつ伏すのを見て、驚きの声を掛け、何が起きたか慌てる始末。

一方、理由が分かる一同は、同じ気持ちでウィルの冥福を祈った……。

 

 

 

 




   ≪人物≫



    黒姫

  LV 23/46


技能 拳闘LV1 小刀戦闘LV1 陰陽LV1 護身術LV1 柔術LV1 オシオキLV1 菓子作りLV1

特殊能力 封印切り


戦国のそのままの容姿。
ただし、設定に鬼畜王仕様の香姫と同じ才能限界。
本作品のかなり入り組んだ個人的オリ設定。

ザビエルが数百人の女を犯し殺して唯一産まれた唯一の女性。
「狂子」と名付けられるが、黒姫本人はその名を嫌い「黒曜」と名乗っていた。

300年前
傾国に騙され、鬼のミナモトを解き放ってしまう。
その後、北条より来た討伐隊のお陰で被害拡大を防いでもらう。
北条のリーダーの男に誘われ、北条へと一時世話になる。
その際に、陰陽術を習い、護身用に小刀の扱いも習う。
ただ守られる女ではなく、ある程度戦う力をつけて鬼封印に尽力をした。

その後、セキメイという鬼のとの戦いで北条の男の妻が二人殺される。
戦闘中に術力が使えなくなり、死亡した。
原因の指輪を取ろうとしたが、封印が施されており「封印切り」によって指輪は外れた。
しかし、指輪の危険性を思い、出でころのゼスに向い再度厳重に保管してもらう事に成った。
黒曜も誘われたが、JAPANに残る事にしたらしい。
そして、北条を離れ島津の天満橋まで見送りに行き、そのまま島津に居座った。

風の噂で男が寿命で死んだと聞き。
黒曜の名を捨て、島津の領主に世話に成った事もあり「黒姫」と名乗るようにした。



  永常(半オリ)

  LV 3/46


技能 茶道LV1 華道LV1 料理LV1

此方も鬼畜王の香姫そのまんま。
香姫の乳母の名を拝借。

今は黒姫お付の侍女。
過去の前世では、ザビエルに犯され殺された、香姫の姉。
白香姫はおっとりとした、優しい大和撫子。
香の兄に掴り、変わったというのが信じれず、単身で会いに行った為に捕まった。

生まれ変わりなので、ザビエルの名を聞き、魂が覚えてる為か発狂寸前まで行った。



  アキレス

  LV 49/49


技能 槍戦闘LV1 刀戦闘LV1 疾風LV1 気合LV1 


戦国のアギレダそのまんま
ただ、過去の彼女は頑張った、色々と。


現在、島津の女性隊の総大将。
過去は一人で魔人によって滅んだ国を黒姫と共に立て直した。
その際、自分の弱さを克服しようと、とある男に相談して才能と技能向上を共に頑張った。
国を立て直すと、魔人から前もって出奔して難を逃れ、四ヒサの子を宿した四人の女性が現れる。
四ヒサには酷い目にあったが、女と子に罪はないと受け入れ復興に協力しておらう。

十数年後
四ヒサの子が育つと、何時の間にか国主から立場逆転。
黒姫の説教のお陰で総大将の地位にいるが、黒姫がいなければ骨折り損のくたびれ儲けになるところだった。



  小林・レイラ

  LV 42/52


技能 剣戦闘LV1 盾防御LV1 ガードLV1


戦国のレイラ・グレクニーに黄色い着物を着せたもの。
魔人ザビエルに犯され殺された女性。

現在、島津女性隊の副将。
明るい性格で、島津で二番目の剣と実力の持ちし。
因みに、既婚者で小林 山城の妻。

永常と真琴とは、黒姫が創設した子供屋敷の同期。



   真琴

  LV 1/3


技能 接待LV1 天然LV0

鬼畜王の茶屋まこと、そのまんま。

過去において、魔人ザビエルに犯され殺された女性の一人。
現在、義父と義母と共に料理と茶屋を経営している。
働き者で近所の農家からは息子の嫁にとの誘いがかなり来ている。
しかし、本人は何故か男性が苦手で、添い遂げる気が起きずにいる。
普通に会話とかできるのだが、いざ結婚話や、夜の付き合いになると体が振るえて踏み込めないとか。

永常とレイラとは、黒姫が創設した子供屋敷の開設初日に入った3人が一人。
15歳の時、料理屋の夫妻に養子として引き取られた。



   萄果

  LV 37/43


技能 小刀戦闘LV1 忍者LV1 投擲LV1 くのいちLV1 毒薬LV1

特性 毒耐性


闘神都市3の十六夜桃花そのまんま。

結構明るい子で、くのいちに誇りというか強い執着心を持つ。
鈴夜の命により、毒を体に仕込むのを禁止され反感を持つ。
その反感から、ウィルに冷たく対応していた。

しかし、今回ウィルの護衛案内を仰せつかり。
永常を看病しながらも、ウィルと黒姫の話を盗み聞き。
内容に驚くと同時に、変貌したウィルに何故か心惹かれたらしい。

寝室に帰る際には背中に背負って屋根移動した。



   林果

  LV 38/43


技能 小刀戦闘LV1 忍者LV1 投擲LV1 くのいちLV1 毒薬LV1

特性 毒耐性


闘神都市3の十六夜燐花そのまんま。

萄果の妹林果は姉より負けず嫌い。
レベルが1だけ高いのは自己満足。

萄果と同じように、くのいちに誇りと強い執着心を持つ。

帰り際、巫女機関で自分達がくのいちとして体を使い、男達の相手してたことを暴露。
ウィルの煮え切らない態度に、兎縷々夏達に体を使ったくのいち任務を命じたと勘違いして教える。
黒姫との会話の際に変わったウィル。
そして、今の普段生意気な大人ぶったウィル。
それが、知らない事実を知り、覇気を失い迷子の子供のようになるのを見て、可愛いと思い胸を踊らせたとか。




  ≪技≫


 【淫靡の舞】


くのいちの技能の一つ。
鈴とお香と踊りを使い、触れずに男を達することが出来る術。
ただ、触れないだけに、くのいちが常に踊り体力が非常に消耗される。

クエストで、鈴夜がランスにやった踊りを自己解釈し命名。




    ≪薬≫


  【元気百発改】


元禄作の元気百発の改良版。

10回から33回に増強した薬。
ただ、薬3倍にした事で反動は強く、次の日に熱出して寝込むほど副作用が強い。
しかし、33回終わるまでの持続力は凄く、絶倫と体力が尽きることがない。
乱交にもってこいだが、次の日寝込むのに、また使う事は……多分ないだろう。


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