黒子のバスケ×マスカレイドスタイル×仮面ライダーSPIRITSと言う多重クロスオーバー。
今回は頑張って、黒バス要素を押してみましたがどうでしょう?
なお、この話は黒子のバスケと仮面ライダーSPIRITSの登場人物に、マスカレイドスタイルと言う同人TRPGをベースにした独自設定を付加した二次三次創作となります。
その為、原作の登場人物と家族設定などに改変があります。
今回は特に、私家設定が前面に出てきます。
他にも作者設定のオリジナルキャラクターも何人か出てきますので、そう言うものがお嫌いな方はこのままbrowserbackをしてください。
キャラクター改変がお嫌いな方も同様に願います。
この話は、mixi、pixivにも投稿しています。
子供達から、《DS企画》と言う会社について調べて欲しいと頼まれ、国府田汰介はネットを浚ってみる事にした。
現在の職分は小料理屋『TOKIO』の仕入れ担当だが、国府田は元々ショッカー北米支部の情報収集班の人間であった。
まあ、戦闘員としては中くらいの戦闘力しかないものの目端が利き小器用なところを買われて、地獄大使のところからマミーゼネラルに引き抜かれた経歴の持ち主である。
だが、それなりにパソコンの使用に慣れ、ちょっとしたクラッキングにも自信のある(リーダーにばれたらおやつ抜きなのだが)国府田は、《DS企画》と言う会社のネットワークに手を焼いていた。
思い悩んで、恥を忍んで秘書課の夏川浩之に協力を頼む事にした国府田は、社内でも1,2を争うハッカーと共に会社のネットを覗いた。
そして、そこが営業実体の無い形骸会社であり、裏ホームページの壁紙に書かれた世界地図に留まる鷲のマークに気付いたところで、二人は回線からパソコンを切り離し、本体ごとHDを叩き壊していた。
「ひ、浩さん、今の!」
「いや、おかしい、今うち以外にショッカーの人間なんて残ってる筈が無いんだ。たまさかいたとしても、アラン様以外に組織を維持出来るほどの財力も、運営力もある筈は無いんだ!」
夏川はそう叫んだが、彼もそして国府田も、一つの可能性に背筋を冷たくしていた。
彼らが考えていた事はただ一つ。
異次元に存在する大首領が、こちらに手を伸ばしたのではないか?
が、ある事を思い出し、国府田は一見自分と同世代の幹部を振り返った。
「でも、浩さん、あのマーク、俺達の知ってるものと少し、形が違いましたね」
「汰介、子供達に、合宿先に行く際にガジェットを持って行くように言ってくれ、俺は、今見たものを会長に報告する」
「浩さん、それって!」
「俺達が知っている、大首領ではないかもしれない。
でも、大首領に等しい存在が、ショッカーを標榜する組織を作っているかもしれない。これは、会長の耳に入れておくべきだと俺は思う。
何より、お前気が付いてなかったみたいだが、表の方の営業先の会社、幾つか《財団X》のダミー会社があった。
この時点で、充分過ぎるくらい警戒対象だ」
「うわあ、気が付かなかった、どれだ!?」
そう言いつつ頭を掻き毟る国府田の肩を叩き、夏川は部屋から出て行った。
国府田の方も、溜息を吐くと叩き壊したパソコンを資源ごみ入れの中に放り込み、新しいパソコンを発注する為の伝票を取り出した。
高校生達を乗せた貨客船が辿り着いたのは、勝義島と言うところだった。
島としては、伊豆諸島の中に含まれる小さな島らしいが、その中に競技会も開催出来そうな規模のアリーナと同じくらいの運動場、軽く学校一つを収容出来る規模のホテルとを併設した合宿所が建てられていた。
「でけぇ」
「∑(゚д゚ノ)ノウワッ、すっげ、すっげ!」
「流石は新設だなあ」
スタッフの案内で、ホテルのロビーへ入った少年達はそれぞれ荷物を抱え、学校毎に固まった。
各学校とも、レギュラー以外の三年生は参加していないし、次期レギュラーの中でも参加していない生徒は多い。尚、誠凜バスケ部の木吉鉄平も、膝の治療の為に渡米している為今回の合宿には参加していない。
監督達から、今日は昼食後顔合わせを兼ねたミニゲームを行う事、明日からは午前中各校で基礎練習を行い、午後はミニゲームか各ポジション毎に練習を行う事、最終日に混成チームに拠るトーナメントを行う事が伝えられた。
やはり、時期的に新チーム移行前と言う事もあり、各校とも基礎の充実と個人技の向上を目標としている様子である。
監督達――代表で話していたのは、誠凜の監督である相田リコだ――に向かって、これは秀徳の二年生が手を挙げた。
「午前中は基礎だけですか?
だとするとちょっと……」
「何言ってるの、皆ちゃんと教科書持って来てるでしょ?
午前中朝食の後二時間勉強して、その後基礎練よ?
勉学は学生の本分なんだから、疎かになんてしないわよ!」
リコの言葉に、一部の者――主に青い髪や黄色い髪の持ち主が不服そうに唸るが、元帝光中主将に睨まれ口を押さえる。
その向こう側で、火神大我はすうっと白くなっていた。
一際大柄な後輩のその反応に、副主将である伊月俊はまさかと思いつつ声を掛けた。
「火神、どうした?」
「えっと、教科書、持って来なかった、っす」
えっと言う上級生、∑(ノ∀`*)アチャーと言う顔の同級生(一部やったと言う顔の馬鹿が二名ほど)、そして。
「火神くうん、私勉強会あるから教科書持って来いって言ったわよね?」
「う、うす」
にっこり笑った次の瞬間、リコの見事なキャメルクラッチが決まって、大我の英語交じりの悲鳴が響いた。
その様子を尻目に、それぞれ一旦宿泊する部屋に荷物を置き、少し早めの昼食を摂る事になったが、そこに待ったが掛かった。
振り返れば、洛山の白金監督が穏やかにこう言ってのけた。
「今回は、各校との交流と三年生への送別会も兼ねている。
折角の機会だ、各校混合の部屋割りをしようと思っているよ」
大人達が、白金監督の言葉に頷くのを見て、一部が我が意を得たりと得意げな顔を作り、上級生達が渋面を造る。
だが、続いた言葉に表情が引き攣ったのはその連中だった。
「ただし、朝の練習に関しては、それぞれノルマ分の勉強を終わらせ提出した部屋の者から参加して良い。
尚、同室の者が全員終わるまで、その部屋は一切参加を認めない。代筆、他者の丸写しは持っての外、その日一日ボールに触れると思うな。
ああ、それと真面目にバスケをするつもりの無い者、ここまで来て練習をサボる者とか居るとは思わないが、そう言う行動を取った者のいる部屋も練習参加禁止だ。
あくまでもここで行うのは、バスケットボールの合宿だ。同窓会旅行と勘違いしないようにな」
監督の言葉に、一部の者が戦慄する――桐皇と海常、誠凜には筋金入りに勉強が出来ない者がいるのだ――中、それぞれ用意された箱の中から札を引いて部屋へと向かう。
その時、福井健介が何かしらしていたのに気付いたのは、彼と長い付き合いである岡村建一だけであった。
205号室には火神大我、日向順平、宮地清志、黛千尋。
206号室には高尾和成、中村真也、宮地裕也、福井健介。
「見事に固まったなあ」
同じ学校の面子と分かれ、部屋に向かいながら真也が言うと、文庫本に目を落としたまま千尋が言った。
「健介が弄ったんだろう?」
「ばれたか」
悪びれもせず、舌を出す幼馴染みに一同はそれぞれ呆れた表情になる。
「おいおい」
「いや、大我が成績悪いって聞いてたからさ、清志も千尋も成績良いんだろ、順手伝ってやれよ」
けろりと言われ、名指しされた面子が溜息を溢す。
その向こうで、ドナドナされる子牛のように俯いて歩く大我に、カラカラ笑いつつ和成が肩を叩いた。
「そう落ち込むなって、あ、教科書だけどさ、夕方には届くってさ」
「え?」
「どう言う事だ、高尾」
「今、永瀬さんにメール送ったら、祥ちゃんがコアボイルダーの水上高速航行パーツ(スプラッシャー)の受け取りでこっち戻ってるんだって、ついでだからテスト兼ねて持って来てくれるってさ」
ひらひらと振られた携帯には、メールが表示されている。
どうやら、監督達の話の間に送ったらしい後輩を、宮地兄弟が左右から殴る。
そうやって騒ぎながら歩く面々を、後ろから恨めしげに見ている何人かがいたが、彼らは特に気にしていなかった。
昼食は、併設されたレストランでのバイキング形式だった。
流石に、自分達で作れと言うものでは無かった為、某二校のメンバーは胸を撫で下ろしていたが。
思い思い席につき、食事を取っていた中で、その騒ぎは起きた。
誠凜高校の一年部員である福田寛が、食事の後スマフォを覗いている事に気付いた黒子テツヤが画面を覗き込むと、それは所謂雑談用大型掲示板、通称ザツチャンと呼ばれるものだった。
そこで開かれていたスレッドは、【伝説】ライダー隊活動報告スレPart113【新生】と表示されていた。
「ライダー隊、ですか?」
「∑(゚д゚ノ)ノウワッ!?」
思わず飛び上がった福田の声に、周囲が何事かと視線を向ける。
福田の手から、ひょいっとスマフォを取り上げたのは青峰大輝だった。
「ああ? かめんらいだあ?
うまいのか、それ」
「違うっすよ、青峰っち。それ昔の特撮ドラマっすよ」
唐揚げを齧りつつの言葉に、訂正を入れたのは黄瀬涼太だった。
『仮面ライダーBLACK』と言う、正義の為に戦うヒーローのTVドラマが一〇年程前にあったのだ。尤も、黄瀬も青峰も、それぞれキッズモデルとバスケの練習とで見た事が無かったが。
そのままふーんと、スマフォを眺める青峰の腹に無言で掌底(イグナイト)をぶち込もうとする黒子を、近くで食事を取っていた伊月が慌てて静止する。
普段ならまあ、まず口で静止するのだが、食堂でしかも食べている最中の人間の鳩尾に一撃は、衛生的にも食欲的にも頂けないからだ。
その向こう側で、訝しそうに顎に指を当てるのは赤司征十郎だ。
「仮面ライダー?
そんなものがあったのかい?」
「あら、征ちゃん知らなかったのね?
仮面ライダーブラックと言うのが正式な名前でね、結構かっこ良かったのよ?」
そう笑ったのは、実淵玲央である。
おねえのキャッと言う反応に、周囲が思わず黙り込む。
だが、それに向かって、福田は「違います」と反論した。
「あの、そこのスレは違うんです、特撮じゃなくて、その、」
「もしかして、福田さん、都市伝説の方ですか、それとも追っかけですか!?」
福田に向かって、こう問い掛けたのは桐皇学園高校一年の桜井良だった。
普段謝ってばかりの後輩の反応に、桐皇の上級生が目を丸くする中、福田は胸を張ってこう言った。
「俺、クウガとアギトの追っかけなんだ!
去年、地下鉄で起きた未確認事件で助けて貰って以来のファンでさ!」
「ええ!? よく無事でしたね!?
僕は都市伝説メインですけど、時々追っかけも見てるんです!
スカルライダーに子供の頃誘拐され掛けたのを助けて貰って以来、あの人の情報が出てないかずっと気になって!」
食堂のそこここで、ぐふっとか、んぐっと言う声が漏れる。
千尋はそっと何気なさを装って水を飲み、健介は相棒の体格を壁に咽ているのを隠し、宮路兄弟は揃って食べていたパスタをつっかえさせ、真也は思わずチャーハンを運んでいた手を止め、順平は目の前にいた小金井慎二に口に含んでいた味噌汁を吹き、高尾は逆に味噌汁で咽返って胸を叩いた。
(おっふ、流石養父(おやじ))
(身近な奴が語るの聞くの、結構利く!)
(いや、判ってた、判ってたけど!)
(つうか、海斗さんと空さん、それ何時の事っすか!?)
(知ってたけど、身近にいたよ、ライダー隊)
(だああああ! 後輩にまさかの救助者!!)
(待ってお願い、こっちにも心の準備ってもんが!)
「あの、どう言う事ですか?」
無音でもがく面子に気付かず、首を捻ったまま問い掛ける黒子に答えたのは、これまで黙っていた海常高校の小堀浩志だった。
「『ライダー隊活動報告』スレと言われているのは、近年起きている未確認生命体と呼ばれる存在が起こしている事件と、彼らと戦っている警視庁対未確認生命体事件対策班S.A.U.L、そしてS.A.U.Lに協力している『仮面ライダー』と呼ばれている八人の謎の人物の目撃談をメインに挙げているスレッドだよ。稀に、二五年前の体験談を挙げる人もあるけどな。こいつの別名が『追っかけスレ』だ。
それと『疾風の都市伝説』スレの方は、二五年前のバダン戦役に始まって、現代まで人々を助けている『仮面ライダー』について検証するのがメインだ。そこで一番語られているのが、『伝説』と呼ばれるバダン戦役の時に戦った一〇人と共に戦い、二年前から現れた『新生』が現れる直前まで戦っていたとされる、スカルライダーだ。
スカルライダーに関しては、同時にSPIRITS隊スレも見ると判り易いかもな」
「小堀?」
さらさらとこう答えたチームメイトに、笠松幸男森山由孝とが目を丸くする。
今までの付き合いで、小堀がそう言うものに興味を持っている事など聞いた事が無かったからだ。
勿論、小堀が『仮面ライダー』に興味を持つようになったのは、年末の後輩である中村真也とスマートブレイン社とのいざこざに巻き込まれてからの事だ。たまたまネットで、中村――555の画像を見掛けて、探しているうちにザツチャンに辿り着いたのだ。
小堀の言葉に、興味を示したのはこう言う事には興味がなさげに見えた今吉翔一だった。
お代わりを取りに行っていたらしい様子の今吉は、鰻巻き卵やフライ、サラダの乗った皿を片手に、青峰の手にあるスマフォを取り上げ、福田に戻してやった。
「ほう?
そんなにスレあったんか。なんや、ザツチャンも侮れんな」
「今吉先輩、仮面ライダーに興味あったんですか、すいません!」
「わしやない、お父(と)んが仮面ライダー二号の熱狂的なファンでな。……まあ、一昔に比べたら、あんまりわしらに話さんなったさかい、案外張りついとんかも知れへんなあ」
後輩に糸目を更に細めて苦笑いすると、今吉は元の席へと戻った。
それを切っ掛けに、皆三々五々食事に、或いは仲間内での話しに戻っていった。
だから、この騒ぎの中一切話しに加わる事無く、そして食事途中でぼんやりと窓の向こうに広がる施設を眺めていた火神大我に、誰も気付いていなかった。
彼の耳には、ずっとチャリチャリとメダルが立てる音が、薄く細く届き続けていた。
ほぼ同刻、お台場の一角に、巨大な車両が姿を現していた。
『コアボイルダー』と呼ばれる灰崎祥吾が愛車としているバイクには、三つの強化装備が用意されており、今海に向かって方向転換しようとしているのは、それらの運搬用大型車両である『リボルキャリア』である。
上部ハッチもユニット収納部のハッチも全開にしたその上で、もしも用にドライスーツを着込み、その上から風除けとして大振りなライダージャケットを羽織った祥吾が、山崎達弥と『コアボイルダー』に水上高速航行パーツ(スプラッシャー)を装着させている。
因みに、コーンロウは元々清潔好きな彼には頭が痒くなる時点で、長々とするものじゃないと言う判断を下されとうの昔に解き、中学生頃よりやや短いぐらいに切り揃えられている。
「和君からの電話で割り出した距離なら、こいつが巡航速度(クルージングスピード)で行って帰って来ても多少はエネルギーが残る計算だ。
ただ、何が起こるか判らないから、緊急用の通信機は落としてくれるなよ?」
「わーてるって!
しっかし、大我の奴、海斗兄ちゃんが入れてくれた教材、丸々鞄から抜くか?!」
ジャケットの上から背負った、防水性のディパックのベルトを直しながら祥吾は溜息を吐く。
大我の家の掃除や買い物は、彼が学校に行っている間に大学や事件の合間を縫って滝海斗が行っている。
今回の合宿に関しては、他の面子から聞いていた事もあり、一週間分の着替えと一緒にきちんと教材もボストンバッグにいれて海斗が用意していたのだが、どうやらおやつを詰め込むに当たって、教材を詰めた袋を抜いたらしい。
学校関係者には、バスケ以外に気が回らないバスケ馬鹿で通っているが、その実態は謎のアーティファクトの所為で軽度の記憶障害と注意散漫を患っている。
義兄の読み通り、高校入ってからは思いっきりバスケットボールをプレイしている所為か、以前ほどひどい失敗や友人関係の失敗も減っている。まあ、同時に患っている食欲過多もそれなりに騒ぎになっているのだが。
今回の『忘れ物』は、合宿で勉強する事を忘れ、食欲過多からおやつを買い足した結果であるようだ。
幼馴染みの状況は兄から何度も説明され、実際に会った反応でおかしい事を理解した祥吾は早く彼が回復する事だけ願っている。
何しろ相手は、オムツ引きずっている頃から社内のベビールームで一緒に並んで寝て、海斗や空にあやされて育ったのだ。大我が父親の赴任についてアメリカに行った時には、それこそ目玉が解けそうなくらい泣いて泣いて、義兄達が慌てるくらい大泣きしたのだ。
だからこそ、中二の時戻って来た彼から始めて会ったかのような反応を返された時には、事情を聞いていたから手は出なかったものの、大我の前で大泣きしてしまったくらいで。……まあ、ちょうどすったもんたで義兄が怪我したり、部活を強制退部させられたりと言う事もあって精神的に追い詰められていた所為も多分あったのだろう。
「ああ、間に合った。
祥ちゃん、これもって行きや」
「しげさん?」
息を切らして、上嶋繁が『リボルキャリア』に走って来た。
山崎に手伝って貰って車体に上がった上嶋は、片手に下げていた保温弁当箱を祥吾に差し出した。
受け取ってびっくりしている祥吾に向かって、上島はにっこり笑ってこう告げた。
「向こうに着いたら、中のお握りと豚汁食べたらええで。
まだまだ冬や、風も水も冷たいさかい、これで身体暖めて帰っておいで」
「うわあ、ありがとしげさん。
じゃあ、テスト兼ねて行ってくるね、サキさん、しげさん」
弁当箱を一見燃料(ヒュール)タンクの小物入れに納めると、祥吾は愛車に跨りヘルメットを被った。
前輪部分を倒して、パーツのフローターに埋没させたような感じになった『コアボイルダー』を、キャリアに設置されたカタパルトに乗せると、上嶋と山崎はキャリアから降りた。
短いカウントダウンの後、圧縮ガスによって海上に射出された『コアボイルダー』は、フローターで海面を滑ると、物凄い勢いで『うみほたる』の方角に向かって突進した。
目的地は、『うみほたる』を越え、東京湾を抜けた先の伊豆諸島である。
スカルライダー Skull-Rider
仮面ライダー10人が、大首領との決戦の為異次元空間に突入後、SPIRITS隊を率いてBADANの残党と彼らに通じていた犯罪組織及び悪徳企業を叩き潰して歩いた、滝和也の通称。
一部からは『11番目の仮面ライダー』とも呼ばれている。
明らかに軽装と見える格好ながら、再生怪人を仕留める腕とタフネスさに未だに人気が高い『仮面ライダー』である。
現在、三年前に起きた時空破断装置による傷によって起きた時空震に巻き込まれ、生死不明の状態である。
しかし、SPIRITS隊及び《ホークアイ・ホールディングス》関係者、そして子供達は彼の生還を信じている。