ネギまの世界にはたけカカシが飛ばされたようです。   作:アップルトン中将

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第26話

「お疲れ、茶々丸」

 

カカシが笑って茶々丸を労う

それに茶々丸は何ともいえないような、凄く嬉しそうな表情ではにかむ

 

「む!」

 

エヴァがカカシと茶々丸の間を包む空気にに苛立たしげに反応する

「カカシ!お前の次はお前だろう!」

エヴァがカカシと茶々丸の間に割ってり声を荒げる

それに、反応する木乃香

 

「あれ?カカシさんに…高畑先生に…先生?」

 

「…え?」

傷だらけのネギが顔を上げる

その体は満身創痍で、フラフラと体は揺れる

 

其処にいたのは銀髪を揺らすカカシと、微笑んでいる高畑

明日菜が訳が分からないといった風に首をひねる

ギャラリーの少女達も、だ

 

「よく頑張ったね、ネギ君」

「ま!頑張ったな」

 

高畑とカカシがそれぞれネギを労う

ネギはそれを受けて、心が暖かくなる

えへへ、と笑うネギ

 

「あの…どうしたんですか?」

 

キョトンとしている少女達を代表して、刹那が高畑とカカシに問いかける

 

「ん、ちょっとカカシ君と手合わせをね」

 

柔らかい笑みを浮かべて高畑が刹那に声をかけ、ギャラリーを下がらせる

魔法先生とエヴァ、茶々丸に、チャチャゼロ、学園長も階段から降りてくる

 

「ちょっと、どーゆー事よ!」

 

明日菜がカカシに噛みつく

まぁ、先ほどの戦いを見て、イヤでもどちらかがボコボコにされるビジョンが浮かんでしまう

 

「オレも巻き込まれたんだけどなぁ…ま!下がってなよ」

 

カカシが苦笑して明日菜を下がらせる

ネギはガンドルフィーニとシャークティの治癒魔法を受けている

 

「さ、やろうか」

 

高畑が笑みを浮かべ、ポケットに手を突っ込み、楽な体制でカカシと対峙する

 

その言葉を聞いて、古と木乃香が心配げにカカシを見上げる

相手は不良に恐れられるデスメガネこと高畑・T・タカミチ

カカシでもただではすまないだろう

 

「ま、やってみるさ」

 

何度かつぶやいた言葉、カカシはポリポリと頭を掻いて、二人を下がらせる

 

「……………」

 

ネギと茶々丸が戦っていた場所、そこに、カカシと高畑が対峙する

 

エヴァが笑い、茶々丸が心配げにカカシを見やり、魔法先生はカカシの一挙一動に注視し、少女達が、ネギが、戸惑いの目を、二人に向ける

 

 

「いくよ?」

「いつでも」

 

カカシ対タカミチ、その戦いの火蓋が切って落とされた…――

 

 

「じゃ、やろうか」

 

高畑は笑みを浮かべていたが、その笑みはどこか冷たい

張り詰めた空気が辺りに充満する

 

「む…」

 

ガンドルフィーニが高畑の闘気に唸る、最初から本気のようだ

シャークティは静かな目でカカシを見つめる、高畑の並々ならぬ闘気をその体に受けてなお、涼しい顔をしている

 

エヴァは思う、タカミチは実力でいえばこの学園最強クラスだ、力を抑えられたエヴァでは勝てないだろう

しかし、それはカカシも同じ

エヴァと茶々丸2人係で、カカシに勝てない

しかし…――

 

タカミチには、アレがある

絶対に見切れない、必殺拳

 

 

高畑はポケットに手を突っ込んでいる、カカシはそれを眺めて…――

 

仰け反った

 

「なっ……」

 

速い、油断はしていなかった、高畑の手が動いた瞬間、拳が飛んできた

揶揄ではない、空圧を飛ばし、拳が飛んでくる

 

カカシは舌を巻いた、あの構えからどうやって攻撃をするのだろうと思えば…いやはや

 

「すごいな」

 

カカシが距離をとる、それを追うようにして高畑の拳が飛ぶ

それを腕でガードする

本来は防ぐことすらままならない攻撃を、カカシは一度見て、防ぐ

 

「凄いのは君だよ…」

「凄いのは貴様だ…」

 

高畑とエヴァの声が被る

絶対に、見切れない、必殺拳

それをカカシは、ガードした

 

「………」

「……え?」

 

一般人は勿論、刹那とネギの目にも高畑の攻撃は見えない、一度目に至ってはカカシが何故仰け反ったのかすらわからなかったのだから

 

「彼は…何者ですか?」

 

ガンドルフィーニが信じられないものを見るような目でカカシを見下ろす

隣にいる学園長に問いかけるが、学園長もその戦いに注視している

 

「今は黙って見るのじゃガンドルフィーニ君」

 

静かに、学園長がそう言ったきり、学園長は戦いが終わるまで口を開かなかった

 

「……っ…」

 

カカシは顔をゆがめていた、攻撃は見切れ、ガード出来る、しかし腕と足は二本ずつだ、両手を使い、両足を使っても、高畑の攻撃はカカシに届く

 

高畑はいまだに動いていない、しかし、カカシは後ずさっていた…が

 

ボンッ!

 

ガードがあいた空間に高畑が拳をたたき込み、カカシの姿が消えた

 

「なにっ!」

 

カカシが居るべきはずの場所には、丸太

学園長と先生が驚きで目を見張る

 

「後ろか!」

 

居ない

 

「横か!」

 

居ない

 

「上!」

 

居ない

 

「なら…下か!!」

 

高畑が瞬動を発動し、その場から離れる、その直後…――

ボゴンッ!

 

カカシの手が、セメントを突き破り現れた

 

 

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