プラント アプリリスで行われた査問会を終えアスランの運転する車にクルーゼとエリナが乗り途中でクルーゼを軍港に送った後、アスランとエリナがお墓参りをして、それから別行動になりアスランは、軍宿舎に戻りシャワーを浴びている通信が入りシャワーのバルブを閉めてバスローブを着てアスランは通信に出る。
その通信は軍本部からの辞令でヴェサリウスの出航予定の変更命令だった。
「アスラン・ザラです。」
「認識番号285002クルーゼ隊所属アスラン・ザラ、本部より通達です。」
「ハァ!」
「ヴェサリウスは、予定を35時間早め明日1800の発進となります。」
「うん…?」
「各員は、1時間前に集合、乗艦のこと復唱のち通信じりょうの返信を」
「ヴェサリウスは明日1800発進各員1時間前に集合、乗艦アスラン・ザラ了解しました。」
そう言うと、通信を切り作りかけのハロが上がっている机のパソコンの電源を入れるとニュースが流れとんでもない情報がアスランの耳に入り驚き、画面に目をやり呟く
『この船には、今回の追悼式を代表するラクス・クライン嬢も乗っており安否が気遣われております。』
「え?」
『繰り返しお伝えします追悼一年式典の慰霊団派遣準備の為ユニウスセブンに向かっていた視察船シルバーウインドが消息をたちました…』
「ラクス…」
その頃、エリナは軍服のまま街に出て日常品の買い出しをあらかた終わらせて珈琲や紅茶を専門に扱う店でお気に入り紅茶をカゴに入れ次に珈琲豆を選んでいるとお目当ての品物を見つけ手を伸ばすと知らない人の手がぶつかりとっさに手引き相手に謝るとそこには黄色ザフトの軍服を着た30歳位の男性だった。
その人は、エリナの服装を見てエリナに訪ねる
(えっと、艦で使うシャンプーやその他の物は買ったからあとは珈琲豆と紅茶を買えば買い出しは終わりかな)
「いやっしゃいませ!」
(紅茶はダージリンと!珈琲豆はブラジルブルボン 、ホンジュラスと後は何処だろ?)
「あった、モカマタリと!…すいません!?」
「いや、こちらこそすまんね!先にどうぞ」
「ありがとうございます!」
「ところで、君は赤服だが何処の所属かね?」
「クルーゼ隊所属のエリナ・フェルゼンです」
「クルーゼの隊か、うむ、おっとこちらも名乗っておかねばな、私はアンドリュー・バルトフェルドだ」
エリナがその名前を聞き少し考えてからあわてて敬礼する
それもそのはずだ ザフト北アフリカ駐留軍司令官で、 指揮官としてもMSパイロットとしても超一流であり、ザフトで知らぬ者はいないほどの英雄である
すると、バルトフェルドは周りを見てエリナに言う
「失礼しました。」
「おいおい、敬礼はよしてくれここは軍施設ではないのだから周りの客がこちらを見ているしな」
そして、エリナがその言葉を聞き周りを見ると客がこっちを向いてるのを見て顔を赤らめて敬礼をやめて謝るとバルトフェルドはエリナの持っていたカゴに目をやりエリナに訪ねとエリナは答える。
「!?…すいません…。」
「いや、なに気にしないでくれたまえ!それより君は珈琲に詳しいのかね?カゴに入っている豆から考えると香りが引き立つブレンドを作るようだが」
「いえ、そんなに詳しい訳ではなくてただこのブレンドは私の友達が好きなのでずっとこれを作ってるんです。」
「ほう、そうか!その友達は幸せ者だね!君のような可愛い子に淹れてもらえて!」
バルトフェルドにそう言うわれてエリナが顔をふせて答える
「いえ、その子には淹れてあげれてないです…今は、自分で飲むかラク…家族に淹れてあげるかですね。」
「すまない、それは失礼な事を言ってしまったな。」
「いえ、別に死んだ訳ではなくて今は、戦争中ですから…」
「そうかね、ならこの戦争が終わればまた淹れてあげられるではないか…」
「そうですね!…」
空気が重苦しなったのでバルトフェルドが話題をかえてエリナに訪ねる
「まあ、なんだこんな所で立ち話もあれだ!この近くに珈琲の旨い店があるのだが一緒にどうかね?」
そう、バルトフェルドに言われて戸惑っていると店の奥にあるテレビのニュースの音が聞こえてエリナはそのニュースを聞きバルトフェルドの誘いを断り血相を変えて慌てて店を出ると店の入り口で緑色の軍服を着た人とすれ違う。
そして、バルトフェルドはエリナの聞いたニュースの内容を聞くと納得したように微笑むとエリナとすれ違った緑の軍服を着た赤髪の男がバルトフェルドに声をかける
『繰り返しお伝えします追悼一年式典の慰霊団派遣準備の為ユニウスセブンに向かっていた視察船シルバーウインドが消息をたちました。 この船には、今回の追悼式を代表するラクス・クライン嬢も乗っており安否が…』
「ラクス?…嘘…すいません失礼します。」
「おい、どうしたのかね?行ってしまったか!うん?なるほどそう言う事かね。」
「隊長、探しましたよ。」
「やあ、ダコスタ君ずいぶん早い到着だね!!」
「何ふざけるんですか!ライト技術主任がお待ちですよ!所で何で嬉しそうなんです?」
「いやなに、珈琲に興味を持ってくれそうな子と話していてね途中で逃げられてしまったが」
それを聞きダコスタがさっきすれ違った赤服を着た子を思い出すとバルトフェルドに訪ねる
「さっき、入り口ですれ違った赤服の子のことですか?」
「あぁ、そうそう君も知っているだろう広報部が入隊希望者を集めるため宣伝で使った[ザフトのヴァルキリー]だったか!あの子がその本人だ!」
ダコスタはそれを聞き驚く。
「え?じゃあ、あの子が!?まさか本当に実在したとは、広報部のデマだとしか思ってなかったですよ!しかも、まだ子供じゃないですか!」
「まぁ、広報部は宣伝用に美人モデルを雇って作ったんだから本人とはかけ離れて当然だろうな!それよりも早くライトの所に行こうじゃあないか!」
「そうですね、急いでの戻りましょう。」
そう言うとバルトフェルドとダコスタは店を出る。
その頃、アークエンジェルはデブリベルトで回収したザフトの救命ポットの中に乗っていた少女にマリュー達が事情を聞いていた
「では、地球軍と不期遭遇してその後は救命ポットに乗せられてわからないと…」
「えぇ、そうですの」
「事情は、理解いたしました身柄はこちらで預かりますのでお部屋の方に居てください。」
そう言うとマリュー達が部屋を出てブリッジに上がり今後の話しをする
「しかし、まいったな…プラント最高評議会議長、シーゲル・クラインの娘とは。坊主もとんでもないものを拾ってきたもんだ」
ムウが笑顔を浮かべながら口を開くが、内心は決して明るいものではないしマリューも困ったように口を開く
「あの子も連れていくしかないでしょうね…。けど…月本部へ連れて行けば彼女がいくら民間人とは言っても…」
それを聞きムウが口を開く
「最高評議会議長の娘だからな…どうなることやら…か…」
そして、アークエンジェルはデブリでの補給物質を積み込み作業を終えてデブリを離れて行く
一方、ザフト中継ステーションでは、規定時刻になのたのでヴェサリウスへのクルー達の乗艦が始まっていた
そこに、アスランも乗り込もうと通路を進むと後ろからエリナが来て声をかけられアスランは一旦止まりエリナを待ってから
一緒にヴェサリウスへと向かうその途中でエリナがラクスの話題を出す
『ヴェサリウス発進は定刻通り搭乗員は12番ゲートより速やかに乗艦』
「アスラン!」
「エリナ?」
「アスラン、ラクスのこと聞いた?」
「あぁ、あれだけプラント中で騒がれてるからなぁ…」
「ラクス、大丈夫だよね?…」
エリナが心配そうな顔でアスランに言うとアスランは言葉に詰まるとその先にクルーゼとアスランの父親であるパトリック・ザラが話している見て少し驚きすれ違い様に二人は敬礼するとアスランとエリナがパトリックに呼び止められる
「それは…、ん!父上!?」
「アスラン、エリナ・フェルゼン少しいいかね?」
「「はい」」
二人はパトリックとクルーゼ所に行くとパトリックが聴聞会の件を労うとラクス・クラインの件につきアスランとエリナに訪ねると二人は返信するとアスランがクルーゼに訪ねる
「聴聞会ではご苦労だったな」
「「いえ」」
「ラクス嬢のことはもう聞いておろうな?」
「えぇ…」
「…はい」
「公表されてはないがすでに捜索に向かったユン・ロー隊の偵察型ジンと護衛のジンも戻らんのだ」
パトリックから伝えられる捜索の行方不明を聞きアスランとエリナはさらに驚く、そしてパトリックは話しを進める
「「えっ!?」」
「なのにお前のいるクルーゼ隊がここでのんびり休暇というわけにはいかん、まして彼女とお前が婚約者同士だということはプラント中が知っておる。」
「「…」」
「頼んだぞ!クルーゼ、アスラン、エリナ」
パトリックはそう言い去っていくとアスランがクルーゼに訪ねるとクルーゼは答るとエリナが驚きそして、クルーゼは一言告げて先に艦に行く
「彼女を助けてヒーローのように戻れということですか…?」
「もしくは亡骸を抱いて泣きながら抱いて戻れかな」
「隊長…!!」
「まあ、どちらにしろアスラン、君が行かねば話にならないとお考えなのさザラ委員長は」
「「…」」
そして、暗い表情のまま二人もヴェサリウスの中に入っていく
その頃、アークエンジェルの食堂ではフレイとミリアリア の大声が響く。
そこに、ストライクとトライアルの整備を終えたキラとレンがやって来てキラが近くにいたカズイに訪ねるとカズイが答える
「イヤよ!イヤったらイヤ!」
「何でよ?食事を届けるだけでしょう?」
「どうしたの?」
「あの女の子の食事だよ。ミリィがフレイに持っていってって頼んだんだけど、フレイが嫌だって、それで揉めてるだけさ」
「コーディネーターの子の所に行くなんてイヤよ!怖くて…」
そして、その言葉を聞きキラとレンがショックを受けるとミリアリアはフレイに注意をする
「「えっ…」」
「フレイ!」
それで注意されたフレイはハッとして必死に言い訳をしてキラとレンに同意を求めてキラが曖昧な返信をしてレンは黙る
「あ…もちろんキラやレンは別よ…それはわかってるわでも あの子はザフトの子でしょ?コーディネーターの能力なんて見かけじゃ全然わからないんだものすごく強かったらどうするのよねぇ?」
「う…うん…」
「…」
すると、そこにラクスが現れてその場に居たカズイが最初に驚くとキラとレンも動揺して言葉が詰まりラクスは辺りを見渡し話しはじめる
「まあ、誰が強いんですの?」
「えっ!?」
「えっ、ちょっと…!!」
「な…何で…カギは?…」
「あ、驚かせてしまったらすみません私喉が渇いてしまって…それに笑わないでくださいね私だいぶお腹が空いてしまいましてたの、ここは、食堂ですか?何かいただけたら嬉しいのですが…」
そう言うとラクスは食堂にとことこ入って来るとフレイがまた大声を出すとラクスはフレイの言葉に答えるとまたまたフレイが声を張ると笑顔で接して居たラクスの表情が一瞬くずれるがまた笑顔でフレイに話しかえす
「やだ!何でザフトの子が勝手に出歩いてるの!?」
「あら、勝手ではありませんわ。私、ちゃんとお部屋で聞きしましたのよ?出かけてもいいですかーってそれも、三度も、それに私はザフトではありませんわ。ザフトは軍の名称で…」
「コーディネーターなんだからなんだって一緒よ!」
「同じではありませんわ。私は軍の人間ではありません、それにあなたも軍人ではないのでしょう?では、同じではありませんか私とあなたは?ご挨拶が遅れました。私は…」
そう言うとラクスは自己紹介しようと手を差し出して握手を求めるとフレイは 手を引いて拒絶する
「やめてよ!コーディネーターのあんたなんかと握手なんて、冗談じゃないわ! コーディネーターのくせに!馴れ馴れしくしないでよ!!」
その言葉を聞きキラとレンそしてラクスが 目が大きく見開き周りに居たミリアリアやカズイも心配そうな顔をする
「「「!!」」」
「「…」」
キラはこの場の空気が重くなったからラクスの食事を持ってラクスを部屋まで送る事にしてレンもキラに付き添う感じで後を追うかたちで三人は暗い顔をして無言で食堂をあとにする
「食事運びますので部屋に行きましょう…」
「ええ」
「キラ…俺も付き合うよ…」
キラ達が出ていってからしばらくしてカズイがフレイに訪ねると怒りぎみで答える
その答えにカズイが無言になる
「フレイて、ブルーコスモス?」
「違うわよ!…でも、あの人達の言うことも間違ってはいないと思うわ!それに、コーディネーターなんてやっぱり自然の摂理に逆らった間違った存在よ!」
「…」
一方、キラ達は何も知らずにラクスを部屋まで送りキラが食事の入ったトレーを机に置くとラクスがキラに訪ねるとキラは戸惑いながら答える
「また、ここにいなくてはいけませんの?」
「……そうですよ」
「つまりませんわ、ずっと一人で…私も向こうで皆さんとお話ししながらいただきたいのに…」
それを聞き、キラは顔を伏せて答えるとレン黙って見守る
「……ここは地球軍の艦ですからコーディネーターのこと…その…あまり好きじゃないって人もいるし…というか今は敵同士だし…」
「…」
ラクスはキラの答えに笑顔でお礼を言うとキラはまた顔を反らして黙るとレンが答えキラの肩をポンと軽く叩きラクスに言う
「でも、あなた方は優しいですね!ありがと」
「…」
「俺とコイツもコーディネーターですから…」
その答えにラクスはクスッと笑い笑顔で答えるとキラとレンはその言葉に照れる
それから、ラクスがキラとレンに名前を訪ねるとキラとレンは照れくさそうに答えるとラクスがキラとレンの名前を呼びお礼を言う
「そうですか、でもあなた方が優しいのはあなた方だからでしょう?」
「「え?」」
「お二方のお名前を教えていただけませんか?」
「キ…キラです…キラ・ヤマト…でこっちが」
「レン・アルトノアです。」
「…そう、ありがとうキラ様、レン様」
その頃、ブリッジでは暗号通信を受信してマリューへ報告する
「艦長!」
「!?」
「これは!地球軍第八艦隊の暗号パルスです!」
「ええっ!?間違いないの!?」
そして、マリューが興奮して声をあげる聞き返しオペレーターのロメロが受信データを再確認してブリッジクルーに伝える
「ちょっと待ってください距離があるので…解析します」
そう言うとスピーカーから男の声が雑音混じりで聞こえてくる
クルー全員が喜びにひたる
『こちら…モン…トゴメリ…アークエンジェル…聞こえるか』
「間違いないですよ!こっちを探しています!」
「ハルバートン提督の麾下の艦だわ!!で、通信の内容は何て?」
「待って下さい、合流ポイントを差指示しています!」
「「「やった!!」」」
「これで、やっと安心して眠れる!」
その頃、ヴェサリウスがデブリに向かう途中で地球軍の鑑定を補足し艦長のアデスがクルーゼを呼び出す
「地球軍の艦艇か?」
「そうのようです。しかしなぜこんなと場所に?」
アデスがそう言うとクルーゼは宙域図を見てアデスに予想を言うとアデスが考えられる事にをクルーゼ話す
「足つきがアルテミスから月の地球軍本部に向かうとしたらどうするかな?」
「補給?もしくは出迎えの艦艇と言う事も」
答えを聞いたクルーゼが指示を出すとアデスが少し驚き操舵士に指示回す
「こちらのは、まだ気づかれてないだろ?ロストするなよ!慎重に追うんだ!!」
「我々がですか!?しかし…」
「無論、ラクス・クラインの捜索も続けるさ!だが、たった一人の少女の為にアレを見逃すと訳にもいくまい!」
「分かりました…聞いての通りだ操舵士は距離に気をつけろ」
その頃、アスランはモビルスーツデッキで作業の様子眺めエリナは艦の展望デッキで首にかけいたリングネックレスを握りしめラクスの無事を祈る
今回は次回予告は無しです!( ̄□ ̄;)