インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結 作:09e16
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。
アンチ対象
デュノア社
今回はいつもより過激です。
現地政府とイスルギ重工がブチキレて大暴れします。
後作中で隠語を使用している部分では
「単語(意味)」で表記しております。
6月2日(月) 夜6時頃
イスルギ重工本社内
社長室にて
書類の決裁も終え隼人は
各種ISの開発状況についての報告書を読んでいた。
「今のところ【雷牙】は機体に関しては完成しているのか。
後は各種オプションの調整が終了すれば発表出来るな。
蒼雷はどうなっているかな…
お!
本体さえあればすぐにでも改修に取り掛かれるみたいだな。」
そこにカイトから連絡が入った。
「ん?
直通通信…?
この番号はカイト君か…
何かあったのかな?
やあカイト君何かあったのかい?
…え!?
ごめん詳しく説明してくれる?
+++
カイト説明中
+++
…ありがとう。
うんこっちでも調べてみるね。
あ!
蒼雷だけど残りの装備が完成したから
次の週末で改修しようと思うんだけど…
あ大丈夫?
分かった。
それじゃあ金曜日に会おう。」
カイトとの通信を終えた後、
隼人はすぐに内線でミツコを呼び出し欧州支社と共に
デュノア社の行動についての裏取りをするように指示した。
「デュノア社か…
誰に喧嘩を売ったのか思い知らせてやるよ。」
+++
6月3日(火)
フランス某所
極秘会議室にて
この日フランス政府は大変な事態に直面していた
イスルギ重工の欧州支社から
【シャルロット・デュノア代表候補生がIS学園に男装して編入していた】事を知らされたために
事実確認に追われていたのだ!
彼らからすれば寝耳に水の話であり
詳しいことを話し合うためフランス政府とイスルギ重工欧州支社の間で
秘密裏に会合が組まれることになった。
そして…
「さてフランス政府のみなさん。
あなた方も把握していなかったということでよろしいですか?」
「はいMrコーナー。
まさかデュノア社がそんな事をしでかしていたとは…
全く持って申し訳ありませんでした!!」
会合は常にイスルギ側のペースで行われていた。
なぜならばイスルギ側はこの事を重く見て欧州支社の社長である
【アレハンドロ・コーナー】氏が会合に直接出席していたのに対し
フランス側は事実確認に追われていたために担当者が何とか出席できた程度だった。
「しかし…何故デュノアはそのような暴挙に出たのでしょう…
国際的に有名な御社に喧嘩を売っても潰されるのが関の山でしょうに。」
「…実は彼らの背後に亡国機業の介入があったようなのです。
どうも亡国と共に非合法な実験もしていたようで
今うちの諜報部が総出で詳しい背後関係を洗い出しています。」
「…本社の警備体制からしておかしいと思っていたが
まさか亡国とつながっていたとは…
Mrコーナーあなた方はどうするおつもりですか?」
その質問にアレハンドロは笑みを浮かべながら断言した。
「奴らに直接攻撃を仕掛けます。
…まああなた方が認めてくれればですがね。」
「いえ…こちらから依頼させて頂きます。
デュノア社本社と非合法施設へ武力行使をお願いします。
…我々の所有するISやPTには全てデュノアの手が入っています。
奴らに攻撃を仕掛ける以上まともに動くか怪しいですから。
…責任は我々フランス政府が取ります。」
「…分かりました。
我が剣と騎士の誇りにかけて奴らを打倒します。」
アレハンドロ・コーナー
若き日の彼は世界的に有名なパイロットであり
現役当時は【金色の騎士】と呼ばれていた。
「お願いします。」
そして会談から2日後…
+++
6月5日(木)
午前11時45分
フランス某所
デュノア社本社ビルにて
デュノア社本社ビル。
フランスが誇るIS企業であるデュノア社の中核である
このビルには1企業としてはありえないレベルの武装が施されていた。
まるで戦争でもするかのように…
この日デュノア社は混乱の最中にあった。
朝一番に政府から開発許可の剥奪が通告され
それからずっと役員たちによる会議が行われていた。
それをよそにビルの上空では
日本から派遣されたアクセルと響介…そしてアクセルの息子であるハーケンが
ステルス輸送機の中で出撃前の最終確認をしていた。
「さてと…
それじゃあ今回の任務の内容を確認するぞ。
まず
屋上に存在する防衛設備を無力化する。」
「次にラミア達が地上からビル内部に突入し一般職員を確保、
それと同時に俺たちも内部に突入し会議室にいるであろう役員たちを捕縛し、
ビル内部に職員がいなくなった後ビルを爆破する。」
「…なあ親父?
なんでここまでする必要があるんだ?
ただの一企業だろ?」
ハーケンのその質問にアクセルは苦笑しながら答えた
「本当にただの企業ならばここまではしないさ。
どうもデュノア社には【亡国】とのつながりがあるらしい。
だから念には念を入れておかないといけないからな。
…さてとそろそろ作戦の開始時間だな。
二人とも早くPTを装着するぞ!」
「「了解!!」」
+++
ここでPTについて説明しよう。
PT…パーソナルトルーパーとは
ISが発表されるまで各国で主力兵器として
運用されていたパワードスーツである。
現在ではISに主力の座を譲っているものの
今でも防御性能と信頼性に関してはISよりも上として
こちらを使用する軍人も多い。
そしてこのPTにおいて世界1のシェアを誇るのが
我らがイスルギ重工なのである。
+++
PTを装着した3人は輸送機のハッチを開き
降下の準備を始めていた。
「よし、
作戦開始時刻まであと10秒だ。
5・4・3・2・1・GO!」
アクセルの号令と共に三人は降下した!
ビル屋上に備え付けられた対空砲が3人を狙う!
しかしアクセルとハーケンは小刻みに動くことで
それらを回避し、
響介は機体の装甲を信じ攻撃を受け止める!
そして3人は見事に屋上への降下に成功した!
「こちら
これより
響介が無線でラミア達に連絡を言えた後
それぞれの武装が防衛設備の破壊に使用される!
「久しぶりの実戦だが…
まずはこれで行かせてもらう!」
連絡を入れた後響介は久しぶりに装着した自身の専用機
【アルトアイゼン・リーゼ】の左腕に装備した射撃兵装
【5連チェーンガン】を対空砲に向け発砲した。
「流石に少し腕が落ちているな…
だが誤差の範囲内だ!」
そう言いながら周辺の設備に攻撃を加えていく!
「さてと…
はじめようか!」
そういうとともにハーケンは自身専用に改良した機体【ゲシュペンスト・ハーケン】で攻撃を開始する。
右腕に持った複合兵装【ナイトファウル】と
左腕に持ったリボルバー【ロングトゥーム・スペシャル】を連射し
周辺の設備を破壊していく!
「ふっ!
ジャックポッドだ!」
…ただし口調はかなりふざけていたが。
「しかしまたあいつと組んで仕事するとは…
おっと無駄話するよりも仕事するか。」
そういうとともに自身の専用機である【ソウルゲイン】の
唯一の射撃武装である腕部に内蔵されたエネルギーガン
【青竜鱗】による攻撃を開始する!
「相変わらずすげえ威力だな…」
その破壊力に呆れながらも1つづつ防衛設備を破壊していく。
そして数分後…
3人が大暴れしたことにより
屋上にあった防衛設備は全て破壊されていた。
「こちら
照明設備の修復は完了した!
「こちら
これより入場を開始する!」
アクセルからの連絡を受けてラミア達が行動を開始した!
+++
そしてその頃…
デュノア社社長室では襲撃を受けたことに感付いた
デュノア社社長が逃げ支度を整えていた。
「まさかイスルギが実力行使に出るとは…
所詮は愛人の娘か。
まあいい私さえ逃げることができれば
いつでも再建できる。」
「悪いが…そうはさせん!!」
しかし逃げ出そうとしたデュノア社長の前に一人の男が現れた!!
「な!?
貴様は!?」
「逃がさん!!」
「ぐむ!?」
その男は瞬時に社長の懐に潜り込み腹部を殴打して気絶させた。
そして数分後…
「デュノア社社長貴様を捕縛する…
なに!?」
社長室に突入した響介の目に見えた物
それはロープで椅子にぐるぐる巻きにされた社長の姿だった…
結果を言うとこれらの行動により
デュノア社首脳陣は全員捕縛され
裁判にかけられることになる。
またデュノア社社長が保持していたシャルロットの親権はとある人物に移されることになる。
その人物の名前は…
+++
一方その頃
デュノア社傘下の
秘密研究施設にて
ここでは亡国機業から横流しされた
ISコアを利用しての研究や誘拐してきた子供を使っての非道な人体実験がおこなわれていた。
しかしもはやここに研究施設があったと誰も思うことはできなかった。
なぜならイスルギ重工欧州支社から派遣されたとある傭兵そしてある人物によって
施設が完全に破壊されていたからだ!
破壊された施設の跡地を見ながら
深紅のPT…【アルケー】に身を包んだその傭兵は
どこか怒りを抱いた声で一言吐き捨てた。
「この外道どもが…
ガキどもを自分の探究心のために使うなんて反吐が出るぜ。」
そして周辺に敵がいないことを確認しPTを脱いだその傭兵…
【アリー・アル・サーシェス】は保護された子供たちに笑いかけた。
「おうガキども。
おっさんが悪い奴らを捕まえたから
もう怖い思いはしなくて済むからな。」
そう言われた子供たちは彼に向かって歓声を上げながら飛びついた。
子供たちを抱きしめながらアリーは引き取ることができなかったある少女を思っていた。
(なあシャルロット…親父さんのもとで元気にしているか?)
その後帰還した彼は彼女の今を知らされ彼女の父親を信用したことを後悔することになる。
そして逃げ出してしまった研究者たちは…
「ここまでくれば…」
「逃げられると思ったか?
外道が…
その命で償え!!」
金色のPT…【ナイトオブフォーミュラー】に身を包んだその人物。
アレハンドロ・コーナーは怒りをにじませながら逃げ出した研究たちを切り捨てていた。
(生かしておいて奪還されると面倒だからな。
…まあむりやり協力させられていた人たちは
ちゃんと保護したし協力してくれたがな。)
一連の事件の後フランス政府はイグニッション・プランからの一時離脱を宣言する。
現状の状態では第3世代開発は困難であり
イスルギと共同で暫くは基礎研究をやり直すこととなる。
…それから数年後フランス政府は独自開発した第3世代量産型IS【リオン】シリーズを公開する。
この機体の開発にはこの時保護された研究者たちが多くかかわっていたという。
EX STORY 03 FIN
お待たせしました。
番外乃参完成いたしました。
今回は豪華ゲストとしてガンダム00よりサーシェスを
かなり性格を変更して登場させました。
ちなみにこのサーシェスさん年下の嫁がいる他、
キリスト系の孤児院の出身で子供好きです。
シャルは彼の奥さんの親戚にあたり
シャルの母親が死んだあと引き取ろうとしていましたが
父親が名乗り出てさらには外面がよかったので
父親を信じて彼女を預けました。
結果はこうなりましたけどね…
アレハンドロに関しては中の人ネタで
騎士の異名を持つ凄腕パイロットだった過去を持つ社長として登場しました。
…機体の名前の由来は【騎士ガンダム+ファイナルフォーミュラー】です。
皆様のご感想やご意見をお待ちしております。