インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結 作:09e16
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。
アンチ対象
なし
今回は幕間回です。
ですがある人物達に関わる重要な設定が顔をのぞかせます。
一夏撃墜から5分後
花月荘内前線司令部にて…
「くそォォォ!!」
ドゴォ!!
「織斑先生落ち着いてください!!
流石に旅館の壁に八つ当たりしたらだめです!!」
「…すまん山田君。
ああ分かっているさ。
これは私の采配ミスで起きた人災だ。
でもなあ…
息子が大怪我をした
柊の両親の事を思うと…
自分が憎い!!
ああこれで私以外ならば遠慮なくぶん殴れるんだが…」
…織斑千冬は自身のふがいなさと
カイトの両親に対する申し訳なさから
壁を殴りつけるという自傷行為を行っていた。
しかし実際には…
なぜか拳よりも壁の方が傷ついていた。
(ああ今はこの体が憎い。
何で私達の体は…)
かつては家族との絆だった自身の体。
それが時には憎く思えてしまうと千冬が痛感していた時…
別室で学園に連絡を入れていたスズネが
とんでもない通達と共に戻ってきた。
「…織斑先生、学園からの通達です。
【作戦を続行せよ、
ただし篠ノ之箒は撃墜してはならない、
救出せよ。】
だそうですよ。
…ふざけるなよあの糞爺どもが!!」
「西条君…
今度二人で闇討ちでもするか?」
「二人とも落ち着いてください。
…理事長に言えばもっと確実ですよ。」
…前言撤回
コレ教師陣全員暴走状態だわ。
そりゃあ教え子が怪我しているのに
それらに対しての謝罪なしに作戦続行な上に
怪我するどころか敵に寝返ったと思われている
馬鹿を【捕縛や撃墜】ではなく
【救出】するようにと言われたら…
ブチキレるよなあ。
「「「ふふふ…教師をなめるなよ!!」」」
色々言いたいがこれだけは言わせてくれ。
あんたら怖いよ!!
+++
その頃花月荘内
臨時救護室にて…
「「カイト(さん)…」」
「一夏…」
「嫁…」
ここでは撃墜された二人の治療が行われており
そして二人の手は彼らに好意を寄せる少女達が握りしめていた。
死なないでください。
元気になって。
もう一度笑いかけて。
死ぬな嫁。
思うことは違えど彼女らの願いは
要約すれば同じである。
生きていてほしい。
ただそれだけである。
その様子を見ていたヒビキは…
違和感を感じていた。
「…おかしい。
何でもうカイトも一夏も怪我が治り始めているんだ?
…二人とも本当にただの人間なのか?
いや考え過ぎだな。」
そうありえざる速度で怪我が治っていたのだ。
まるで人間ではないかのように。
そのことで彼らを疑ってしまった
ヒビキは心の中で自嘲した。
(何を考えているんだ俺は…
二人は友達だろうが!!
…ここで待っているよりも動いた方がいいか。)
「…すまん二人を頼む。」
「ヒビキさん…?
どちらへ行かれますの?」
その場を後にしようとするヒビキに
セシリアは声をかける。
「カイトたちの仇をとる。
俺に出来ることはそれだけだ。
だから俺の分も…
二人を頼む。」
そういいながら出撃しようとするヒビキに
彼女達はそれ以上声をかける事が出来なかった。
二人を頼む。
その言葉が彼女たちにそれ以上の
追求を封じたのだ。
そしてそのすぐ後にヒビキは出撃した。
誰にも言わずに
ただ一人で。
TO BE CONTINUED.
次回予告
単身福音たちに戦いを挑むヒビキ。
友への思い…
そして自身への怒りを込めた拳が
今新たな一撃を生む!!
次回
インフィニット・ストラトス蒼き雷光
「嵐を齎す者」
その刃凶暴につき。
後書き
お待たせしました。
第39話完成いたしました。
今回の話は幕間ですが今後の展開に関する布石があります。
一夏とカイト、そして千冬の体に秘められた謎とは…
これが彼らの物語における重要なファクターの一つです。
さあて次回はついにあの一撃が登場します。
ヒントは次回のタイトルです。
これを英訳すると…?
本作では皆様のご感想やご意見及び誤字脱字報告をお待ちしております。
それではまた次回の更新で逢いましょう。
よき一週間をお過ごしください。