インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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本作はインフィニット・ストラトスの二次創作です。
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。

アンチ対象
なし…かな?

今までの三人称はナレーター(と書いて作者と読む)の語りだとします。
…というか【銀翼VS西風】のところから
すでにそれっぽくなっていますけどね。


第七十五話「ネクストレジェンド」

前回、前々回とほぼ同時刻。

試験場内特設アリーナにて

 

本来だれもいないはずのこの場所で

いま二つの影が激突していた。

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

漆黒の機体に身を包んだ少女が

もう片方の影…

銀色の翼を広げたミラージュ・レイブンに

両刃の大剣をたたきつけるように振り下ろす!!

 

『フ…』

 

しかしレイブンのドライバーたるセルべリアは

装甲の下で微かに笑みを浮かべる。

そして…

 

ガキィィィン!!

 

「片手で…受け止めただと!!」

 

その一撃を右腕のみで受け止めたセルべリアに

少女は驚愕する…

 

(このブレードはこれでもかなりの重量なんだぞ!?

それを勢いよく振り下ろしたのに…

なんで片手で受け止められるんだ!?)

 

内心混乱している少女だが…

これにはタネがあった。

 

(…スラスター出力の制御は大丈夫だな。

しかしまあ…我ながら無茶したものだ。)

 

実はレイブンの全身には推力偏向型スラスターが

多数内蔵されている。

そして受け止めたその瞬間に

右肘部分のスラスターを最大出力で稼働させることで

受け止めて見せたのだ。

またこのスラスターの特性として

【稼働中でも発光などの外見上の変化が存在しない】のだ。

 

なお前回の戦闘で使用した【バニシング・ミラージュ】の正体は

装甲表面に施された特殊コーティングによる簡易的な熱光学迷彩と

このスラスターを活用して変則的な軌道で行われる

高速移動の合わせ技により一時的に機体を見失わせる特殊技術である。

…エースクラスの技量と優れた空間認識能力があって初めて使用できる絶技だがな!!

 

 

さて…

少女が混乱している隙をついて

セルべリアは攻撃に出た。

 

『さて…今度はこちらから行くぞ!!』

 

そう叫ぶとともに少女を投げ飛ばした後

両腕に再度スカートから切り離したBTブレードを持って

まるで踊るかのように切りかかる!!

 

「…っちぃ!!

ぼさっとしている場合じゃないか!!」

 

その攻撃を受けた少女…

 

もうめんどくさいからエムでいいか。

 

…エムはそう悪態をつくとともに大剣を

中央から分割して片刃の双剣に変化させ

そのまま彼女を迎え撃つ…!!

 

+++

そしてしばし後

 

二人の剣による攻防はまさしく【剣舞】と呼ぶべきものになっていた。

セルべリアが右から切り伏せようとすれば

エムがそれを受け流しながら自らの剣で

セルべリアを切り裂こうとする…

そういう攻防をずーっと続けていた。

 

…そしてそれに焦れた彼女はついに封印していたその剣技を使うと決める。

 

「…これは使いたくなかったんだがな。」

 

エムはそう口にするとともに距離をとり

それまで順手にかまえていた双剣を逆手に構えなおす。

 

『なんだあの構えは…』

 

それを見たセルべリアが一瞬考え込んだ瞬間にそれは起きた。

 

ゴオゥ!!

 

「我流剣…【乱打絶刀】!!」

 

ドカカカカカ!!

 

そうエムが叫ぶと同時に

双剣を逆手に持ったまま

セルべリアにラッシュを繰り出した!!

 

『クゥ!?』

 

そのラッシュの狙いはあえてセルべリアから少し外れていた…

()()()()だが。

 

(拳での打撃ではなく…

逆手に持った剣の刀身による斬撃が目的のラッシュパンチ。

…非常識な剣だ、

ゆえに【我流剣】なのかもしれんが。)

 

そうこれは剣技。

拳による攻撃では格闘技になるが…

刀身で攻撃すれば剣技だと言い張れるのだ。

まあ上でこんなことを考えているセルべリアだが

実際にはラッシュを捌ききれずに

大体10発中4~5発は命中しているのだが。

そしてラッシュは続き…

 

「こ・れ・で…

終わりだぁァァァァ!!」

 

エムがそう叫ぶとともに身をかがめてからのアッパーを叩き込んだ!!

 

カッキィィィィン…!!

 

『しまった!!』

 

その一撃を受けてレイブンのSEが一気に減少してしまう。

そして…

 

『く…

着陸するしかないか…』

 

彼女は自身の安全のために

着陸せざるを得なくなる。

内心ほぼ無防備になってしまう

そのタイミングで追撃を食らうことを恐れていたが…

 

(…追撃してこない?

なぜだ?)

 

エムは追撃などしなかった。

彼女は実の父親の影響でか

正々堂々を好む武人気質なところがあった。

それ故に追撃せず…

着地するまで待っていたのだ。

 

そしてセルべリアが着地した瞬間…

 

ドガァァァァン!!

 

アリーナに轟音が響いた!!

 

ここでこの場で何が起こったか語るのは終わり…

カイトたちに視点は移る。

 

+++

【ビギニング・セカンド】ラストから数分後

第1格納庫にて…

 

「で…

俺らがお前を探して走り回っている間に

結局ひとりで亡国のISを撃退して

ドライバーとっ捕まえたと。」

 

ジトー…

 

「アハハハ…

さすがに無謀でしたでしょうか?」

 

セシリアと合流したカイトとシャルロットだが

彼女がとった行動を聞き…

その結果を見ながら心底呆れていた。

 

 

「いやまあ…

いろいろ思うところはあるよ?

俺らのISに連絡入れておけとか、

せめて警備員を連れていくとか考えろとか…

さすがにアレはかわいそうだからやめてやれとかさ。」

 

そういいながらカイトはソレを見る…

 

その場にあったという

【ISを係留するための金属製ロープ】で簀巻きにされた上に

口元には猿轡をかまされて、

さらには目元をタオルか何かで目隠しされている

茶色のロングヘアーの女性と…

彼女を人差し指で恐る恐るつついているシャルロットを。

 

「…ダメでしたか?」

 

「やり過ぎではあるが…

ダメじゃない。

じゃないけどやっぱやりすぎだよあれは…

簀巻きじゃなくて手首足首しばるくらいでいいでしょ?

…うっ血しない程度にさあ。」

 

そう口にしていたカイトだが…

 

キィィィィン…

 

ゾクゥ!!

 

「!?

伏せろシャル!!」

 

「きゃあ!?」

 

「え!?」

 

突如としてそう叫びながら

セシリアを押し倒した!!

 

そして…

 

ドガァァァァン!!

 

天井部分が爆発した!!

 

 

TO BE CONTINUED.

 

 

次回予告

セシリアと合流したカイトたち…

 

彼らの身に何が起きたのか…

 

それは次回明らかになる!!

 

次回

インフィニット・ストラトス蒼き雷光

「イレギュラー・バックアップ」

 

母さんか…?




お待たせしました。
第75話完成いたしました。

今回は我流剣の新技が出てきましたが…
エムちゃんの本作での正体についてこれで分かりますよね?
…詳しい話は次回を待て!!

本作では皆様のご感想やご意見及び誤字脱字報告をお待ちしております。

それではまた次回の更新で逢いましょう。
よき一週間をお過ごしください。
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