水着美波SSRが当たったので《Tulip》のMVをみていたのですが、私は大変な事実に気がつきました。
……美波が着ているのが水着だからなのでしょうか。
スカートの奥が見えるんですね。
喪服蘭子では見えそうで見えないのですが、水着美波は見えるのです。
これを報告したかったので、早めに投稿しました。
次回こそステージです。
文香の代役が決定すると、エレーナはすぐさま動き出した。
「それじゃあ文香ちゃんはまず衣装合わせをしてきて。あ、そのとき、美波ちゃんとスタイルが近いことを伝えてね」
「文香さんには、私が着きます。武内P、関係各所には連絡を入れておきました。順番はそのままでいきます。CPの皆さんに連絡をお願いします」
「はい。どうか、よろしくお願いします」
頭を下げる武内Pに、華耶は苦笑を浮かべる。
「後輩の面倒を見るのは先輩の役目です。だから、そのまま突き進みなさい」
「……はいっ」
華耶達が動き始めているとき、エレーナはアナスタシアにも指示を出す。
「アーニャちゃんは、華耶さん達に着いていってちょうだい。私も楓ちゃん達にこの事を話してから向かうから。もし遅くなるようだったら、華耶さんの指示に従ってね」
「はいっ!」
皆と別れたエレーナは、そのまま楓のいる控え室に向かう。そこには美嘉や美穂がいた。
「エレーナさん、美波ちゃんのことは聞きました。具合は大丈夫でしたか?」
心配そうな表情の楓達に、エレーナは今の状況を説明した。
「そうですか、文香ちゃんが……」
「えぇ。それで、私がアーニャちゃんと文香ちゃんのことを見てあげることにしたの。だから、楓ちゃんと取れる時間が少なくなっちゃうの」
「私のことは気にしないで下さい。エレーナさんとのレッスンで歌とダンスは叩き込みましたから」
そう言い切った楓に、エレーナもしっかりと頷く。
「ありがとう楓ちゃん。二人のステージから時間があるから、そこで一度合わせましょう」
いくつかの打ち合わせをすぐに済ませてしまうと、エレーナはアナスタシア達が待つ部屋に向かってしまった。
残された美嘉や美穂は、二人の会話を呆然とした表情で見つめていた。
「あら? どうしたの、そんな表情をしちゃって」
「いやー、二人の打ち合わせが早くて驚いちゃって」
「お二人とも落ち着いてすごいです。私じゃ慌ててアワアワしちゃいます」
二人の言葉に、楓はあら、と言いながらクスクスと微笑んだ。
「私一人じゃ慌ててしまうわ。エレーナさんがいるからこんなに落ち着いていられるのよ」
「あー……納得ですね」
美嘉の苦笑いに、楓も苦笑いで応えた。
「以前のコンサートで衣装の取り違えがありましたけど、エレーナさんったら、スタッフさん達の中に颯爽と入っていって代案を出していったの。エレーナは、コンサート前になると色々な曲を練習するから、それが助けになったのね」
「だから、鷺沢さんも今回代役になれたんですね。私もエレーナさんと同じステージに立ってみたいです」
美穂の言葉は、346プロのアイドル全員の願いでもある。
今回の《お願い!シンデレラ》を別とするならば、エレーナが共にステージに立ったことがあるのは、楓と文香だけである。楓は言わずもがな、文香も時間に余裕があるときはエレーナの個人レッスンを受けているため、メキメキと歌やダンスの実力をあげてきている。
その成果として、運動が苦手だと公言していたにも拘わらず、ダンスにおいてはエレーナや華耶も驚くほどの成長を遂げていた。
「《ラブライカ》の二人も《TITANIA》のライブに出るんですよね? 今からでもバックダンサーの募集ってしてないんですか?」
「んー、ダンサブルな曲だと《Madonna》とかしかないわよ? しかも、エレーナさんがソロでやるから、相当ハイレベルな振り付けにするっていってたわね」
楓の言葉に、美嘉と美穂は頬をヒクリとひきつらせた。
「そ、それは……」
「私は、無理、かなぁ……。美嘉ちゃんなら……」
「いやいや、私だって《Madonna》は難しいよ……」
過去のコンサートの際、プロのダンサーを選抜してバックダンサーを選んでおり、その結果世界トップクラスのダンサーが集結して話題になったのである。
エレーナの伝説の一つである。ダンスが得意とは言えど、世界トップクラスのレベルを求められては美嘉でもお手上げであった。
一方、エレーナは文香達に合流していた。
「じゃあ、早速一度合わせてみましょうか。文香ちゃん、美波ちゃんのパートになるけど大丈夫?」
「はい。取り敢えずは、というくらいですが」
「それなら大丈夫よ。華耶さん、音楽よろしく」
オーディオからイントロが流れると、文香とアナスタシアはダンスを始める。エレーナは歌とダンスを真剣な眼差しで見つめる。
一曲を通し終えると、エレーナはすぐに訂正箇所を指摘する。
「大体は大丈夫ね。ダンスの部分はほぼ大丈夫ね。歌については響きのバランスが少し悪かったわね。華耶さん、少しアーニャちゃんのパートを歌ってもらっていい?」
「はい。サビの部分でいいですか?」
「えぇ」
華耶がアナスタシアのパートを、エレーナが美波のパートを歌う。
エレーナの歌唱力は当然素晴らしいものだったが、華耶もまた、エレーナに劣らぬほどの歌唱力を持っていた。
「と、こんなところね。文香ちゃんは……って、どうしたの?」
歌い終えた二人を、文香は呆然とした表情で見つめていた。
「華耶さん、とてもお上手なんですね」
「え? あぁ、まぁ、エレーナに付き合わされてカラオケとかに沢山連れていかれていたからかもしれないわ」
「私の初期の歌のコーラスは、いくつか華耶さんがやっていたのよ」
「華耶さんの歌、私、大好きです!」
《ツァリーツァ》と《ツァリー》の規格外さに驚愕しつつ、エレーナ達のレッスンを確実にこなしていくのだった。
「アナスタシアさん、鷺沢さん。そろそろお時間です」
CPの出番が近付き、武内Pが二人を呼びに来た。
「もう時間ね。それじゃあ、二人とも頑張って。二人の素敵な姿をファンのみんなと美波ちゃんに見せてあげましょう」
「「はい!」」
エレーナの激励に大きく頷くと、二人は控え室を出ていった。武内Pもエレーナと華耶に向けて頭を下げると部屋から出ていく。
「さ、私も行かなくちゃね」
「貴女のことだから心配はしてないつもりだけど、大丈夫?」
華耶の質問に、エレーナはニヤリと笑みを浮かべる。
「あら、愚問ね。私は《ツァリーツァ》。であるならば、いつでも堂々としていなくっちゃ」
その誰よりも頼もしい言葉と表情に、華耶はそれ以上何も言わなかった。
因みにですが、ふみふみ主役のお話を別作品で書こうかなと思っています。
ふみふみとおじさんのお話で、アイドルメインというより、ノベマステイストなお話になるかと思います。
叔父さんではなく、おじさん。これが重要です。
あまり、おじさんとふみふみのお話は見たことがないので……。ないよね?