【魔法少女まどか☆マギカ】
虚淵玄先生の出世作とも言うべき大ヒットアニメ。平凡な少女である鹿目まどかと個性的な魔法少女たちが織り成す、まさに“新時代の魔法少女物語”とも言える作品。
その人気ぶりは凄まじく、【おりこ☆マギカ】や【かずみ☆マギカ】といったスピンオフシリーズをはじめとしたあらゆるメディアへと進出している。その人気ぶり、話題性は、【宇宙戦艦ヤマト】【機動戦士ガンダム】【新世紀エヴァンゲリオン】に連なるアニメ界の革命とさえ専門家のあいだでは囁かれるほど。
そしてその人気はとどまるところを知らず、総集編の【[前編] 始まりの物語】と【[後編] 永遠の物語】がそれぞれ2012年10月6日(前編)、10 月13日(後編)に劇場公開され、とうとう完全新作劇場版である【[新編]叛逆の物語】が2013年10月26日に公開された。
なお、この小説は劇場版である【後編 永遠の物語】と、【新編 叛逆の物語】を繋ぐミッシングリンク………を妄想した二次創作である。
【魔法少女おりこ☆マギカ】
先述の【まどか☆マギカ】のスピンオフコミックの一つ(これらは俗に、《マギカシリーズ》とも呼ばれている)。暁美ほむらの繰り返した時間軸の中の一つを舞台としており、魔法少女を狙った殺人事件“魔法少女狩り”が物語の中心となっている。全2巻と短めなストーリーではあるものの、詰め込まれた要素はどれも強烈で、まるで長編小説を読み終わったかの如き読後感を味わうことができるだろう。
作者であるムラ黒江先生の独特なタッチは蒼樹うめ先生のキャラクターデザインに慣れ親しんだファンには少々奇抜に映るやもしれぬが、それを差し引いても全く問題ないストーリー性を持っているため、【まどか】ファンなら一度は読んでみることを推奨する。
また、近年になり外伝作品が執筆され、主人公2人のキャラクターが掘り下げられたこと、映画「叛逆の物語」の描写と近似した部分が少なくないことから(外伝の連載は続いているが)完結から二年以上経って再び評価された作品でもある。
【仮面ライダー鎧武】
2013年に放送が開始された、平成仮面ライダーシリーズ第15作目の子供向け特撮番組。
2009年に放送され大ヒットした【仮面ライダーW】以降、安定した作風の続いた“平成ライダー第二期”の流れに逆らうかのような挑戦がたくさん為された、まさに“異色作”といった作品。そしてこの作品において最も話題になったのが、脚本に抜擢された虚淵先生の存在だろう。
平成ライダー第一期のシリアスな物語展開の復刻を目指しながら、しかし同時に【仮面ライダー】の新たな可能性も切り拓いた、あらゆる意味で特別な作品である。
2015年現在もスピンオフシリーズの【鎧武外伝】が続々と制作されており、後番の【仮面ライダードライブ】にも負けない存在感を放っている。