「HELLO~!! みんなぁ! キンダンホットラインの時間だぜッ!」
「司会進行はこの俺、DJサガラだッ! 《ヘルヘイム》としての俺はあくまで傍観者だが、ネットアイドルとしてはまだまだ現役! こういったカタチで電波をお届けさせてもらってるゼ!」
「今回のゲストは、ン~~……コイツだッ!」
「どうも、【Fate/Zero】より参上致しました。サーヴァント、セイバーです」
「今回は【UBW】の番宣も兼ねての出演なわけだが、どうだいセイバーちゃん。【禁断の物語】に登場している【Zero】出身者は、“サーヴァント”を名乗る謎のくたびれたオッサンなわけだが」
「どことなく、というかキリツグそのものですね。正直、黒い感情を隠せません」
「まぁな~。しかし敢えて衛宮切嗣と名乗らず、毛嫌いしていたはずの“サーヴァント”を名乗ってるからには、何かがあるのは間違いないぜッ!」
「そこなんですがサガラ、私はここにいてもよろしいのでしょうか」
「ウィ?」
「あれがキリツグ本人であるとすれば、彼のサーヴァントである私も無関係では無いはずです。本編からかけ離れたこの謎空間に私が出ていてもいいものかどうか……」
「ああそれか。モウマンタイッ! ここに登場するゲストは“今後登場予定のないキャラ”から選ばれるからな!」
「」
「ん、どうしたセイバーちゃん」
「いえ、しかし……私の出番が、無い?」
「皆無だな」
「…………シロウのところに帰りたいです」
「ままままっ、そう言いなさんなって。本編に出られないからせめてここに呼んでるんじゃねえか」
「またあの赤いのに『青はオワコン』と言われてしまう………」
※※※※
「さて気を取り直して質問だ! セイバーちゃんは、その名の通り、剣の英雄なんだよな! しかも、とびきり上等なヤツときた!」
「ええ。【Zero】本編である第四時聖杯戦争でも、他の英霊に遅れをとることはありませんでした」(キリッ
「まあそんな戦いのプロフェッショナルであるセイバーちゃんならではの観点からすると、今のところ【禁断の物語】に登場している連中をどう評価するんだい?」
「そうですね……。ざっと見たところでは、やはりトップランクは巴マミでしょう。彼女の魔法は私たちの“魔術”とは根本からシステムの異なるものですが、それでもあれが凄まじい威力と応用力を持っていることは理解できます。しかし……」
「しかし?」
「戦いに際して、彼女はその優しさが悪い方向に作用してしまいがちですね。それこそが彼女の原動力であることに変わりはありませんが、しかしバロンとの対決で詰めきれなかった辺り、彼女の優しさは今後の戦闘で如実に弱点として浮き彫りになっていくことでしょう」
「強くて優しい奴……だが、そんな奴から先に死んでいく。悲しいが、それが世界の理なんだろうな」
「なんかキャラ変わってませんか、サガラ」
「おおっと、ついつい素が出ちまったぜ☆ ほんじゃセイバーちゃん、他のメンツはどうだい?」
「巴マミに限らず、魔法少女の応用力には常に驚かされるばかりです。単純な戦闘力だけで測るべきではないでしょう。しかし、アーマードライダーは別です。彼らの戦いは、どちらかというと私のようなサーヴァントに近いものがある」
「んまあ、チチンプイプイよりゃ刃物の方が分かり易いもんな」
「ええ。つまるところ、戦場ではそれしかありません。私もできることなら、あの場に出て行って手合わせをしてみたいものですが……」
「ご縁があれば、いつかできるさ。なぁに、《ニトロプラスブラスターズ》なんかもあるんだ。ワンチャンあるかもしれないぜ?」
「【鎧武】の戦うヒロインというと……湊耀子でしょうか」
「【鎧武外伝】から引っ張って朱月藤果かもしれないな」
「アシストキャラはそれぞれ、湊耀子なら駆紋戒斗、朱月藤果なら呉島貴虎でしょうか。どちらも実力者ですね……刃を交える時を楽しみにしています」
「まぁ天下の《仮面ライダー》をエロゲ屋の企画に引っ張れるかどうかは、社同士のディスカッション次第だろうな」
「サガラ、発言がリアル過ぎて怖いです」
※※※※
「さてセイバーちゃん、個人の強さの次は、格陣営の強さの評価を聞かせてくれるかな?」
「やはり、第二話からメインとして活躍している美国陣営が強豪でしょう。最高ランクの魔法少女である巴マミとアーマードライダーの呉島光実を戦力に据え、控えにはバーサーカーの呉キリカ、そしてブレインには予知魔法の使い手である美国織莉子がいます。常に先の展開を見越して行動できるというのは、大きいのではないでしょうか」
「なるほど、さすが剣の英霊なだけあって優れた戦力分析だ! しかし彼らは病院の魔獣襲撃を未然に防げなかったぜ?」
「予知に指向性を持たせた弊害でしょうね。予知しようと思った事柄には予知は働いても、そうでない未来は見ることができない……。受動タイプの予知ならば、あのような事態にも対応できたでしょう。例えば、予知夢のような……」
「ふ~ん……なるほどな。しかしそうなるとあいつらも無敵じゃないってことかい?」
「雑技団じみた風見野陣営も底知れないものがありますし、なにより魔法少女そのものに対して何らかの強みを持っている節が見受けられる槙島陣営があります。そして直接対峙している新人類陣営には、不完全ながら黄金の果実という特大の爆弾が眠っている。どの陣営も、状況次第でどう転ぶか分かりませんね。現段階では、何とも言えないでしょう」
「つまり、どこの陣営が勝ってもおかしくない、と?」
「何を以て勝利とするか、という点でも不明瞭ですし……やはり何とも言えないというのが、私の結論でしょうか」
※※※※
「さて、そろそろ番組も終わりが近づいてきちまったぁ! 最後にセイバーちゃん、何か言うことはあるかい?」
「絶賛放送中のテレビアニメ【Fate/Stay Night[unlimited blade works]】、劇場公開予定のアニメ映画【Fate/Stay Night[Hevens Feel]】、そして【Fate/Zero】と、メディアミックス目白押しの【Fate】シリーズを、どうかよろしくお願いします!」
「さすが、typemoonのドル箱! 宣伝もバッチリだぜ! そんじゃま、see you next time~!!」
現在、【Fate/stay night[unlimited blade warks]】の放送は終了しております。