やはり、一つの話をもう少し長くするべきなのか・・・?
けど、それだと書いてるうちにグダグダしそうだし・・・。
と、取りあえずどうぞ。
追記
お気に入り90件突破!
UA9000突破!
ありがとうございます!
これからも頑張ります!!
「早速だが状況を説明してくれるか?一先ずお前に襲い掛かっている様に見えたのでこいつは切って捨てたが、マズかったか?」
「状況も分からないのに一先ずで切り捨てないで下さい。まぁ、結果的に助かったので良いですけど。」
待望の救援の到着で無意識に気が緩んだのか、そんなやり取りが出来る位の余裕が出来た。
誘拐犯連中の居場所が分かった時点でハンサに命じて、兄さんに知らせてもらった。
十数分程度で着くという事だったので待機しているつもりだったのだが、30分経っても兄さんが現れなかった為少し無謀かと思ったが、一人で行動に移った。
あぁ、そうだ、そういえば・・・
「それより何で千冬さんがここに?兄さんは?」
「啓自はもう少し遅れる。タイミングが悪くてな、今あいつはとある馬鹿兎に捕まっているんだ。だから私だけ先に来た。」
「あー・・・。」
それは、何というか・・・。
兄さん無事だといいが・・・色々な意味で。
「取りあえず、今切り捨てたのと同じ奴ら、それとその奥にいる白いスーツの男が敵です。入口の辺りにいるお二人は人質を助けに来られた方達みたいです。」
「ふむ、なるほど。」
そう呟くと、千冬さんは改めて周りを見回す。
チュパカブラ達は仲間がやられた事でこちらを警戒しているらしく、近付いて来ない。
「そこの木刀を持った男!」
「・・・俺の事か?」
「生憎とそちら側まで気にする余裕は無さそうだ。見た所、腕に覚え在りと見える。そちらは自力で何とかしてもらう事になるが構わんか?」
千冬さんが恭也さんにそう声を掛けた。
確かに位置としては恭也さん達との間に奴らが居る為、サポートも難しいだろう。
「・・・未だに状況に付いて行けんが・・・分かった、こちらは何とかする。」
「恭也!?」
「心配するな忍、あいつは信用できる。これでも人を見る目は確かなつもりだ。」
恭也さんは千冬さんの言い分を聞き入れてくれたようだ。
忍さんは納得してなさそうだけど、現状それが一番だと理解してくれたらしい。
「さて―――――」
千冬さんが目の前にいるおっさんに目を向ける。
「一応聞くが、どうやってそいつ等を手に入れた?」
「その質問に意味があるのかね?」
「質問に質問で返すのは感心せんな。」
「年上の人間に対する礼儀が成っていないな。育ちの悪さが伺える。」
おおぅ、煽る煽る。
千冬さんはそこまで短気でも短絡的でもないけど、脳筋な所あるからなぁ。
「要、今―――」
「何も考えてません。」
「人の話を遮るんじゃない。」
だから何で分かんだよ。
「要、お前は人質を頼む。如何やら話し合いは出来そうにないからな。」
「了解です。」
千冬さんの指示通り二人の所に戻る事にした。
今の俺の実力じゃはっきり言って足手まといだ。
それに、恐らくこれからかなりの大立ち回りが予想される。
二人が巻き込まれない様にしないとな。
「よし、では―――
――――――――――始めようか。」
後ろから感じる戦闘の気配に気を配りながら、千冬さんに言われた通り二人の所に戻って来たのだが、
「二人ともだいj「このバカッ!!」ッ!?」
いきなりアリサに怒鳴られた、なんでさ。
「アンタ何考えてんのよ!あんな化け物に一人で突っ込んでいくなんて!しかも私たちを死んでも守れですって!?ふざけんじゃないわよ!!」
「あ、アリサちゃん、落ち着いて!」
「この女の人もそのガチョウも、普通じゃないのは何となく分かったわ。だけど、だからって何でそんな事平然と言えんのよ!?それに、アンタ自身は私たちとあまり変わらないんでしょ?でなきゃ、あんな事言う訳ないもの!」
「っ・・・。」
「・・・そうなの?」
・・・鋭いな。
アリサがかなり頭が良いのは知ってたけど、ここまで聡いとはな。
すずかも俺の反応を見て、やや懐疑的な視線を送って来る。
今までの経験上、他人の感情の機微に敏感なんだろう。
「・・・否定はしない。だが、考えうる限りそれしか方法がなかった。あのままじゃ全員無事だった保証はないからな。だからそれについては謝らない。」
「アンタッ・・・!」
「・・・。」
アリサが俺を睨む、それこそ射殺さんばかりの視線で。
すずかもまだ多少批難の色が伺えるが、それと同時に悲しそうにも見える。
それを見て内心、少し驚いた。
会ってまだ数十分程度の人間にそんな感情を向けるとは。
「―――だが。」
「え?」
「お前の言う事も一理ある。」
俺の言葉に戸惑いを見せる二人。
それを他所に俺は自分の仲魔二体に向き直った。
「俺の力が及ばないばかりに、お前たちに酷な命令をした。許してくれ。」
そう言って、頭を下げる。
「オイオイ、連れない事言うもんじゃないぜサマナー?」
「そうよ、私たちは言ってみればあなたの
ハンサとアプサラスにそう言われ、改めて俺は自分が恵まれている事を自覚した。
こんな餓鬼に使役されて、それでも言う事を聞いてくれる。
本来、悪魔としてはこれ以上無い位の屈辱だろう。
「こんな至らない主人だが、これからも手を貸してくれるか?」
「「Yes,my master.」」
「・・・ありがとう。」
本当に感謝してもしきれない位だが、あまり時間も掛けられない。
早く移動しなければ。
「言いたい事はまだあるだろうが、後にしてくれ。もう少し離れるぞ。ここだと下手をすると巻き込まれる。お前たちは周囲の警戒、可能なら迎撃も頼む。」
二体にそう言いつつ、二人の手を取り、部屋の奥の壁際まで移動する。
「ちょ、ちょっと!?」
「え、あ、あうぅ・・・。」
手を引かれる二人がやや戸惑ったような様子を見せたが、勘違いしないでもらいたい。
これは恐らく単に異性に手を握られるという行為に耐性が無いだけだ。
だから、二人の顔が若干赤いのはきっと気のせいか、羞恥によるものだ。
そうに違いない。
断じて他意はない。
無いったら無い。
・・・俺は誰に向かって言ってるんだろうか。
「この辺りで良いか・・・。」
「「・・・。」」
何か二人とも顔を伏せて黙り込んでしまった。
俺のせいですね、分かりたくありません。
いくらなんでも、チョロ過ぎないか?
いや、こういう状況だし、吊り橋効果か?
そういうのはあまりよろしくないと思うんだが。
「どうかしたか?」
「べ、別に何でもないわよ・・・。」
「う、うん。気にしないで・・・。」
「そう言われると余計に気になるんだが・・・。」
やや顔を赤くしてそう言う二人に俺も若干戸惑ってしまう。
自分で言うのも何だが、俺は友人と違い、朴念仁という訳ではない。
いや、
デビルサマナーをやってる事も関係しているだろうが。
なので、二人の反応を見ると勘違いしてしまいそうなので、出来れば普通に対応して欲しい。
可及的速やかに。
「そ、それよりあの女の人は大丈夫なの?一人であいつらの相手してるけど。」
「う、うん。危なくないの?」
雰囲気に耐えかねたアリサとすずかがそう聞いてきた。
千冬さんの事を言ってるんだよな。
けど、
「心配いらねぇよ。何しろあの人は―――――――
―――――――俺の知ってる限り、最強の部類に入る人だからな。」
次回は戦闘描写を入れると思いますが、あまり期待はしないで下さい。
前回の戦闘描写も大した事ありませんでしたし・・・。
更に少し忙しくなって来た為、次回は少し遅くなるかもです。
では、また。