魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

108 / 243
進捗確認

翌日、時空管理局本局のある一室

 

「……被害者はコーレル・マクマード……考古学者として知られており、今回の古代美術展の責任者となっています。前科はありませんが、以前から盗掘。盗掘品の密売。ロストロギアの違法売買の疑いにより、捜査対象となってました」

 

と言ったのは、ショートカットに揃えた髪が特徴の女性局員

ルネッサ・マグナスだった

その隣には、髪型をツインテールからストレートロングに変えたティアナが居た

 

「手口は、今までと同じ?」

 

ティアナがそう問い掛けると、ルネッサは別のウインドウを開き

 

「被害者と警ら隊員を殺害したのは、マリアージュで間違いなさそうです」

 

と告げた

それを聞いたティアナは、微笑みを浮かべて

 

「貴女が……ルネがそう言うなら、間違いないんでしょうね」

 

と称賛した

すると、ルネッサは

 

「ありがとうございます。光栄です」

 

と軽く頭を下げた

すると、ティアナが

 

「現地の捜査部隊は?」

 

とルネッサに問い掛けた

それを聞いたルネッサは、姿勢を正し

 

「港湾警備隊になっていますが、捜査窓口は現地の陸士部隊になっています……この方です……ギンガ・ナカジマ陸曹長」

 

と女性

ギンガの顔写真を表示させた

それを見たティアナは

 

「ああ……」

 

と懐かしそうに、微笑んだ

それを見たルネッサは

 

「お知り合いですか?」

 

と問い掛けた

その問い掛けに、ティアナは

 

「かなりね」

 

と答えた

それを聞いて、ルネッサは

 

「では、交渉はお任せした方がよろしいでしょうか?」

 

と首を傾げた

それを聞いたティアナは

 

「そうね、私がやるわ」

 

と答えた

そして、少し間を置いて

 

「ミッドに降りる準備は?」

 

とルネッサに問い掛けた

その問い掛けに、ルネッサは

 

「移動の為のチケットと、初日の宿泊場所は確保しました。簡単な着替えや身の回りの品は用意してありますが、必要な物が有れば、私がご自宅まで取りに行きます」 

 

と言った

それを聞いたティアナは

 

「大丈夫よ」

 

と言った

そして、続けて

 

「それじゃあ、直ぐに発てる?」

 

と問い掛けた

 

「何時でも」

 

ティアナの問い掛けに、ルネッサは短くそう返答した

それを聞いたティアナは、頷くと

 

「それじゃあ、これから捜査拠点をミッド南西部に移動。マリアージュ事件の捜査を再開します……ルネッサ・マグナス執務官補。引き続き、同行補佐を願います。少し、負担が増えてしまいますが」

 

と言った

それを聞いたルネッサは

 

「了解です。ティアナ・ランスター執務官。カーバイド執務官補の分も、頑張らせてもらいます」

 

と言いながら、敬礼した

それから、数時間後

港湾地区、埋め立て地

そこには、三十人近くの子供達とマイクを持った一人の男性警備隊員が居た

 

『えー……我々港湾警備隊は、この辺りの海辺と港。海岸沿いの安全を守る部隊です。皆もよく見る、この制服を着た警ら隊員。お巡りさんね? それから、火事や事故の時に出動する防災担当、消防士さん。大まかに別けると、この二種類の隊員が我々の部隊で働いています。じゃあここまでで、質問のある子は?』

 

と男性警備隊員が問い掛けると、子供達は元気よく手を上げた

それを、少し離れた室内で見ていたティアナとルネッサは

 

「近くの学校の社会科見学でしょうか?」

 

「そうみたいね……三年生位かしら?」

 

と会話していた

そこに、一人の男性士官が入ってきた

顔に傷のある、大柄な男性だ

その男性は、室内を見回して

 

「あ? ナカジマ姉はまだ来てないのか?」

 

と首を傾げた

すると、ティアナが

 

「先程、少し遅れると連絡が有りました」

 

と説明した

それを聞いた男性士官は

 

「ったく……あいつは……」

 

と呆れた様子で、溜め息を吐いた

そこで、何かを思い出したように

 

「あ、失礼。港湾警備隊司令の、ボルツ・スターンだ」

 

と自己紹介しながら、敬礼した

すると、それに倣ってティアナとルネッサも

 

「初めまして、ティアナ・ランスター執務官です。こちら、私の副官の」

 

「ルネッサ・マグナス執務官補です」

 

と自己紹介しながら、敬礼した

すると、ボルツは

 

「執務官殿の話は、よく聞いてるよ。若いのに、ご活躍だそうで」

 

と言った

それを聞いたティアナは、遠慮した表情で

 

「いえ、まだまだ若輩です」

 

と言った

そのタイミングで、ドアが開き

 

「すみません! 遅くなりました!!」

 

とギンガが駆け込んできた

すると、ボルツは

 

「おう、遅いぞ! ナカジマ姉!」

 

と軽く叱責した

すると、ギンガは

 

「すみません!」

 

と再び謝罪

そして、息を整えてから

 

「ランスター執務官、お久し振りです」

 

と敬礼した

すると、ティアナも

 

「お久し振りです。ナカジマ捜査官」

 

と敬礼した

すると、ボルツが

 

「で、悪いな。別件が重なって捜査会議には同席出来ないんだが、警ら隊員の動員に関しては、こっちのナカジマ姉に権限を渡してある。事件捜査は二人で話し合って、良いようにやってくれ」

 

と言った

それを聞いたティアナは

 

「はい、ありがとうございます」

 

と頭を下げた

すると、ボルツは

 

「情報と経過、何か有った時の報告は、忘れずにしてくれると助かるね」

 

と言った

それを聞いたティアナは、軽く頷きながら

 

「はい、それは間違いなく」

 

と返した

そして、ギンガが

 

「今朝までのデータは、司令のデスクに送ってあります」

 

と言った

それを聞いて、ボルツは

 

「おう、後で見とく」

 

と言って、腕時計を見た

そして

 

「じゃあ、迅速な解決を期待する。頼むぜ? 執務官殿」

 

「はい。ご期待に答えます」

 

ボルツの言葉に、ティアナはそう返答した

そしてボルツは、ドアに向かいながら

 

「じゃあな、ナカジマ姉も。しっかりやれよ」

 

と言って、ドアを開けた

 

「はい! お任せください!」

 

ギンガの言葉に、ボルツは親指を立てて退室した

その後、ティアナとギンガは久しぶりの再会を喜びあい、ティアナはルネッサをギンガに紹介

しばらくは、捜査会議をしたのだった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。