魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

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遭遇

午前11時

ミッドチルダ南西地区

そのある飲食店にて、久し振りに再会したフォワード陣+アルトは

 

「っあぁー! ここの料理、美味しいねぇ!」

 

「はい!」

 

当初の目論み通り、食べ歩きツアーを敢行していた

その中心になっていたのは、六課時代からの大食いコンビのスバルとエリオだった

二人は今食べている料理を絶賛すると、その料理とは違う料理を食べ始めた

すると、アルトが

 

「いやぁ……相変わらず、ビックリする量を食べるねぇ……」

 

と呟いた

すると、それに同意するように、武が

 

「本当になぁ……俺ですら、そんなに食べないぞ」

 

と言った

そこに、キャロが

 

「いっぱい食べれば、大きくなれるんですかね?」

 

と軽く首を傾げた

すると、それを聞いた冥夜が

 

「キャロは無理するな。食あたりを起こすからな」

 

と忠告した

すると、先ほどの料理を食べたスバルが

 

「これ、追加注文しようか!」

 

と提案

それを聞いたエリオは

 

「いいですね! すいません! この料理、大盛で追加お願いします!」

 

とエリオは、食べきったお皿を掲げて追加注文した

それに対する店員の返事を聞きつつ、スバルとエリオは目の前にある自分達の注文した主食を食べ始めた

それを横目に、他の三人はマイペースに自分達の料理を食べていた

その時、ノイズが聞こえてから、放送で

 

『ご来店のお客様にお知らせします。ただ今、ヴェルウィードホテルにて、火災が発生しました。それによる延焼の心配はございませんが、その近くの道路には交通規制がかかり、一部道路は大変混雑しております。詳しくは、管理局からの情報をご確認ください。繰り返します……』

 

と聞こえた

それを聞いたアルトが

 

「ヴェルウィードホテルって……南西地区じゃ、一番大きいホテルじゃん!」

 

と驚きの声を上げた

すると、キャロが

 

「ヴェルウィードって確か、来る途中で見た真っ黒なホテル……でしたよね?」

 

と首を傾げた

それを聞いたスバルは

 

「うん。5つ星のホテルだよ……確か、防災設備は最高クラスのだったはず……」

 

と思い出すように言った

そして、机の上に置いていた愛機に、視線を向けて

 

「マッハキャリバー!」

 

と呼び掛けた

するとマッハキャリバーは、即座に情報にアクセスし表示した

 

「防災隊は、既に出動済み……火災レベル……4!?」

 

表示されたデータを見て、スバルは目を見開き

 

「大火災じゃん!?」

 

「急ぐぞ!!」

 

アルトは驚愕し、冥夜は椅子を蹴倒す勢いで立ち上がった

すると、エリオとキャロは

 

「スバルさん!」

 

「手伝います!!」

 

と申し出た

それに便乗するように

 

「私も非番出動が掛かるかもだから、一回戻る! 魔導師達は先に行きな! 料金は払うから!」

 

とアルトが言った

それを聞いたスバルは、立ち上がりながら

 

「ありがと、アルト! 後でお金払うから!」

 

と言って、出口に向かって駆け出した

すると、既に走り出していた武が

 

「エリオ! エリオは俺のバイクの後ろに乗れ! キャロは、冥夜のバイクだ!」

 

と指示を出していた

それを聞いた二人は頷きつつ、武達の後に続いた

そして、十数分後

 

「到着した部隊から、順次突入! 装備は特殊水冷弾と特殊火災用消火剤! 一度帰投した部隊は、それらを補給した後、水分補給をしてから再度突入! 怪我した奴が出たら、治療! それ以降は適宜指示を出すから、指示を仰げ!」

 

ヴェルウィードホテル近くの公園に施設された司令部から、港湾特別救助隊の司令

ボルツが声を荒げながら、指示を下していた

そこに、一人の男性局員が駆け寄り

 

「非番待機と休暇組への非常呼集並びに、近隣局員への応援要請完了! それと、前線からの報告を纏めました!」

 

と言って、ボルツに書類を手渡した

その書類を一読すると、ボルツは悪態混じりで

 

「この犯人、相当性格が悪いな! 粘着性の高い燃焼材に、爆発力の高い爆弾の二段打ちをしてやがる!」

 

と言った

すると、それを聞いた一人の女性局員が

 

「それは……前回と同じ手口です!」

 

と言ってきた

それを聞いたボルツは

 

「別行動中のソードフィッシュ隊に伝えろ! 自己判断で適宜行動を許す! 迅速に、要救助者を助けろ。とな! 後、たまには分隊長らしく判断もしろ。とな!」

 

と言った

それに通信士が返答するのを聞き流しながら、ボルツは燃え盛る黒いホテルを見上げて

 

「……嫌な予感がしやがる……」

 

と呟いたのだった

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