魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

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病院での一幕 1

マリンガーデンの火災から、二日後

ある病院のある一室

そこに、スバルとレンヤが居た

二人とも、入院していたのだ

しかし、スバルの方が先に治療が完了

スバルはリハビリも兼ねて、レンヤの病室に来ていた

 

「えっと……レンヤも、私やギン姉と同じ……」

 

「はい、戦闘機人です……」

 

スバルの問い掛けに、レンヤはそう答えた

 

「でも、私達以外で居たなんて……」

 

「俺は、JS&R事件の際に保護されました……スバルさんに」

 

「へ、私に!?」

 

レンヤの言葉に、スバルは驚いた

あの事件の最中は、色々と精一杯だったので細かい所は今一覚えていないのだ

 

「まあ、あの時は忙しそうでしたからね……無理はありません……ですが、スバルさんに助けられたのは確かです……俺は、ある高官が出資していた違法研究所で作られた戦闘機人でした……」

 

その高官は、JS&R事件の後にレンヤの存在が証拠となり、逮捕された

 

「実は、ゲンヤさんとも顔見知りなんです……あの海上隔離施設に居たので」

 

「そうなんだ! ということは、チンク達とも?」

 

スバルのその問い掛けに、レンヤは頷いた

そして

 

「その後俺は、スバルさんに憧れて訓練校に入学しました……そのバックに付いてくれたのは、クロノ・ハラオウン提督でした……」

 

「クロノ提督が……というか、私に憧れて!?」

 

レンヤの言葉を聞いて、スバルは顔を赤くした

まさか、自分を憧れるとは思っていなかったのかもしれない

 

「はい……あの研究所で俺は、実験動物(モルモット)扱いでした……もう、生きるのも嫌になって……研究所が崩れた時は、ようやく死ねるとすら思ってました……けど、そこにスバルさんが来て、助けてくれました……まだ生きてる……きっと、助けるからって……それを聞いた俺は、助かっていいんだって……安堵しました……」

 

「そ、そうなんだ……ごめんね、あんまり覚えてなくて」

 

スバルが頭を下げると、レンヤは

 

「いえ、あの事件の規模では仕方ないかと……それで訓練校卒業後は、306救助隊に所属……その隊長の推薦を得られて、特救に配属となり、スバルさんの部下になれました」

 

と語った

そこまで聞いたスバルは

 

「えっと……ごめんね、隊長らしく出来なくて」

 

と頭を掻いた

すると、レンヤは

 

「いえ、スバルさんの明るさには助けられてますから。大丈夫です」

 

と答えた

確かに、スバルの明るさはかなりのものだ

特救でも有名である

 

「そ、そっか……」

 

スバルは気恥ずかしいのか、朱に染まった頬を掻いた

そして、少しすると

 

「その……今の俺では、まだ頼りないかもしれません……ですが、必ずスバルさんの役に立てるように頑張ります……ですから、スバルさんの隣に立たせてください」

 

と言った

それはまるでプロポーズのようで、スバルは顔を真っ赤にしながら

 

「う、うん……待ってる……」

 

と答えるのが精一杯だった

この時、スバルの相棒たるマッハキャリバーは

 

(黙って見守るのも、相棒たる私の役目……しかし、レンヤ殿……大胆ですね……)

 

と考えていたりしていた

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