魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

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更新が遅くってすいません!

戦闘描写が難しい………


対ドール戦 黒幕

場所 機動六課ロングアーチ

 

「あ、アサルト1、銃弾を弾きました!」

 

「なんだ!? 何処から現れやがった!? 急に反応が出たぞ!」

 

「恐らくは、光学迷彩かと思われます」

 

「敵反応、戦闘区域全域で増大中! 二百……二百五十……まだ増えます!」

 

機動六課ロングアーチは、突然の敵増援に驚きながらも管制を続けていた

 

「八神部隊長! あの人型は、ガジェットの新型でしょうか?」

 

そう聞いたのは、隊長補佐を勤めるグリフィス・ロウランである

 

「いや……多分、フェイトちゃんの報告にあった空港跡地で冬也さんを斬ったって奴やな……」

 

はやてはグリフィスの言葉を聞きながら、緊張した表情をしていた

 

すると

 

『アサルト1よりロングアーチ!』

 

その冬也から、通信が入った

 

場所は変わって、最前線

 

「アサルト1よりロングアーチ! 今から、アレに関するデータを送る! 夜叉!」

 

<承知、転送します>

 

冬也の命令を聞き、夜叉は転送を開始した

 

すると

 

『ちょい待ち、冬也さんはアレを知っとるんか?』

 

はやての質問に、冬也は顔をしかめて

 

「ああ、よく知ってるさ……あれは、俺の世界で使われてた対人兵器。スロータードール。通称、ドールだ」

 

「人形……」

 

冬也の言葉にフェイトは、辛そうな表情をしていた

 

通信画面の向こう側では、はやてが唸っていて

 

『よし! ほなら、指揮を冬也さんに任せてもええか?』

 

はやての言葉を聞いた冬也は、片眉を上げて

 

「その理由は?」

 

『やっぱり、敵を一番知っとる人に任せた方がええと思ったからな』

 

はやては毅然と言い放った

 

それを聞いた冬也は、しばらく黙考して

 

「分かった。引き受けよう」

 

と頷いた

 

『よっしゃ! ほなら……んんっ! ロングアーチより前線部隊総員に通達! ただいまより、前線での指揮権をアサルト1に一時譲渡します!』

 

「了解! 譲渡を確認した。これより、不肖ながらアサルト1が指揮を執る!」

 

『『『『『了解!』』』』』

 

冬也の言葉に、全員は斉唱で返した

 

「スターズ3とレリックケースの死守を最優先とする! スターズ4はスターズ3を護衛しつつ前衛を援護!」

 

『了解!』

 

「スターズ5はアサルト3、4と共に、最前衛で機動撹乱戦法で対処!」

 

『『『了解!』』』

 

「ライトニング3は中衛、4は前衛の支援!」

 

『『了解!』』

 

「ロングアーチ5とアサルト5はライトニング4の護衛!」

 

『おうよ!』

 

『了解!』

 

「俺達、隊長陣とライトニング5は空の敵を掃討する!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

「こいつらは汎用性と数が強みだ! 連携もしてくる! そこを留意しろ!」

 

『『『『『了解!』』』』』

 

全員に指示を終えて、全員からの斉唱を聞くと

 

「全員、武運を祈る! 戦闘開始!」

 

冬也の一言で全員、戦闘を始めた

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

「はぁ!」

 

フェイトは裂帛の気合と共に、魔力刃を振り下ろした

 

それによりドールは真っ二つになり、爆発した

 

「よし、次!」

 

そう言った瞬間

 

爆煙を超えて、一機が突撃してきた

 

「な!?」

 

フェイトはそれに驚きながらも、魔力刃を振るった

 

 

横からの青い光刃がそれを防いだ

 

「え!?」

 

フェイトがそちらを向くと、そこにもドールが居た

 

そして気付けば、包囲されていた

 

「しまった!?」

 

包囲しているドールは全機、様々な銃口を向けていて、発射される寸前だった

 

だが

 

ドール群は、同時に光に貫かれた

 

「え?」

 

フェイトが呆然としていると

 

「ボーっとするな」

 

という声と共に、目の前のドールも切られた

 

そして、背後に冬也が現れた

 

「冬也さん!」

 

「無事でなによりだが、さっき言っただろう? 連携に留意しろと」

 

「そうでしたね。すいません」

 

冬也の言葉に、フェイトは素直に謝った

 

「なのはもだ! ネギくんに感謝しろ!」

 

冬也は背後に居たなのはにも大声で言った

 

そこでは、なのはの近くにネギが居た

 

「そうですね。ネギくん、ありがとう」

 

「いえ、当然のことをしたまでです」

 

ネギはそう言いながらも、構えを解かなかった

 

そして、フェイトは視線を上に向けた

 

そこには、10機近い小型の菱形の物体が浮いていた

 

「まさか………ビット兵装!?」

 

「まだ試作段階だがな。いづれは、キャロにも同様の兵装を渡すつもりだ」

 

「なるほど……ポジション的に合ってますね」

 

冬也の言葉にフェイトは頷いていた

 

すると

 

『隊長! こちら武! こちらも戦闘を開始します!』

 

通信画面が開き、武の顔が映った

 

「了解した。無理はするなよ」

 

『大丈夫ですよ! こいつら、以前の帝都守備連隊に比べたら亀ですよ!』

 

「そうか……あまりやり過ぎるなよ?」

 

『それはむしろ、楓ちゃんに言ってくださいよ。あの子、本物の忍者ですよ! 速い速い』

 

二人は戦いの最中なのに、軽口を言い合っていた

 

フェイトはそれを見ていて、驚いた

 

軽口を言っている冬也もそして、通信画面の向こうの武もお互い戦っているのだ

 

それなのに、敵の攻撃は一発も当たらずに、むしろ撃墜している

 

蹴りで

 

斬撃で

 

魔法で

 

瞬く間に撃墜していっている

 

(これが………殺し合い経験者なの?)

 

冬也は12年間もの長い間、最前線で戦い続けていた猛者

 

武は元の世界では軍人だった。しかも、さっきの言い方では対人戦闘も経験している

 

そして、視線の端ではネギがドールの刀剣を白羽取りして折った後、蹴りで撃破している

 

刹那も高速飛翔しながら、刀でドールを切り刻んでいる

 

楓は分身するほどの速度で移動しては、巨大な手裏剣やクナイで攻撃している

 

明日菜は巨大な剣でドールを数体、纏めて斬っている

 

冥夜は武の援護をしているが、言葉も無しに阿吽の呼吸で連携している

 

そして驚いたのは、当麻だった

 

当麻もある程度、魔法を理解してからは自身の判断で行動して支援や直接攻撃をしている

 

自分やなのはは10年近くもの間、実戦を経験している

 

しかし、魔法には非殺傷設定がされているために、殺しは無い

 

確かに、相手の中には殺傷設定が外れている相手も居た

 

だが、冬也や武。当麻、冥夜、ネギ、明日菜、楓達は常に、殺し合いを経験していた

 

故に、全員の動きはあまりにも突出していた

 

冬也は経験ゆえに、動きに無駄が無く

 

武は複雑な三次元機動での撹乱戦法

 

当麻はイマジンもあるが、右手のイマジンブレイカーで相手の攻撃を無力化したり、ドールを無力化

 

ネギは人並み外れた魔力値と高速移動で戦っている

 

明日菜も魔力無効化能力でドールの攻撃を無力化したり、ドール自体の機能を停止させている

 

冥夜は機動に関しては武の劣化版らしいが、近接格闘が得意らしく、相手の追随を許さず

 

楓はその速度で撹乱してから、巨大な手裏剣で相手を胴体ごと切り裂いたり、攻撃を防いだり、クナイで首を飛ばしたりしている

 

全体から見れば、自分達は足手まといになっていた

 

今もビットが周囲を守ってくれている

 

(足手まといだけは!)

 

フェイトはなのはに視線を向けると、なのはも同じ思いだったらしく、頷いた

 

《行くよ、フェイトちゃん!》

 

《うん、なのは!》

 

2人は念話で会話すると、加速して戦場の真ん中に突入した

 

場所は変わって、リニアレール

 

「それはむしろ、楓ちゃんに言ってくださいよ。あの子、本物の忍者ですよ! 速い速い」

 

武は通信画面を見ながら、背後のドールを蹴りで撃破した

 

「いやいや、忍者ではござらんよ~」

 

楓はそうのたまいながらも、巨大な手裏剣でドールを串刺しにした

 

「そうそう! 私達は普通の女子高生!」

 

明日菜もそう言いながら、巨剣<破魔の剣>を振り回して、ドールを数体纏めて撃破した

 

「おらよ!」

 

当麻は殴って、頭部を破壊している

 

それを新人フォワード陣は呆然と見ていた

 

「これ………僕達、必要なんでしょうか?」

 

エリオは苦笑いしながら、呟いている

 

「必要ない気がするわね」

 

「でも、準備しておきましょう」

 

ティアナはクロスミラージュで頭を掻いているが、キャロは構えていた

 

すると

 

「悪い! 15機ほど抜けた! 頼む!」

 

そんな武の声が聞こえたと同時に、10数機がフォワード陣に向かってきた

 

「エリオ、前衛お願い!」

 

「了解! ストラーダ!」

 

<エクスプロージョン!>

 

エリオが命じると、ストラーダの機構が動き、薬莢が排出された

 

「ツインブースト! スラッシュアンドストライク!」

 

それと同時に、キャロはエリオに強化魔法をかけた

 

「一閃必中! セリャアァァァ!」

 

エリオはストラーダを構えて突撃すると、ドールを貫き、刃を持ち上げて切り裂いた

 

「クロスファイアー・シュート!」

 

ティアナが放った魔力弾は、回避しようとしたドールを追跡して直撃した

 

しかし、その爆煙を突破して数機現れるが

 

「フリード! ブラストフレア!」

 

キャロの命令に従い、フリードが炎球を発射して、溶かした

 

その炎を飛び越えようと、更に現れたが

 

「イマジン!」

 

<魔弾の射手! 雷の36矢!>

 

それに対して、当麻の放った魔弾の射手が直撃した

 

「悪い、離れすぎたな」

 

「いえ、大丈夫です」

 

当麻が着地しながら言うと、キャロが微笑んで受け入れた

 

すると

 

「ラストぉ!」

 

という武の声の直後、爆発音が聞こえた

 

「アサルト3よりロングアーチ! こちらのレーダーでは敵影は確認されず。そちらではどうか?」

 

『こちらロングアーチ。こちらでも敵影は確認されません。隊長陣ももう間もなく、戦闘を終了します。現状を維持して待機してください』

 

武の質問に答えたのは、シャーリーだった

 

シャーリーの言葉を聞いた武は、視線だけを隊長達が戦っている空域に向けた

 

そこでは確かに、戦闘も終局に向かっていた

 

最初よりも明らかに、爆発の回数が減っている

 

「了解。現状を維持しつつ待機します」

 

武はそう返事すると、通信を切った

 

「現状維持で待機ですか?」

 

「ああ。どうやら、隊長たちももうすぐ終わるらしい」

 

スバルの質問に、武は戦闘空域を指差しながら返答した

 

「本当だな。さっきよりも爆発が減ってる」

 

当麻も遠くを見ながら、頷いた

 

すると

 

『こちらライトニング1。そっちは大丈夫?』

 

通信画面が開き、フェイトが心配そうに聞いてきた

 

「こちらアサルト3。全員無事です。そちらは?」

 

『うん。こっちも大丈夫。今、冬也さんが最後の一機を撃墜したよ』

 

そう言った通信画面の向こうが、一瞬光った

 

「ということは、これで戦闘は終了ですか?」

 

『うん。後は、レリックを護送するだけだから』

 

「了解!」

 

武が敬礼すると、フォワード陣の全員もようやく安堵の息を吐いた

 

こうして、機動六課の初出動は多少のイレギュラーに見舞われたが、無事に終了した

 

 

 

場所 ???

 

『刻印№Ⅸ、護送態勢に入りました』

 

「……ふむ」

 

画面を見ながら報告を聞いていたのは、紫色の髪が特徴の白衣姿の男だった

 

『追撃戦力を送りますか?』

 

「いや、止めておこう。レリックは惜しいが、彼女達のデータが取れただけでも十分だ」

 

画面に映っている薄紫色の髪の女性が提案するが、男は断った

 

「それにしても……この案件はやはり素晴らしい。私にとっても興味深い研究材料が揃っている上に……」

 

男が操作すると、フェイトとエリオの姿が拡大された

 

「この子達を……生きてるプロジェクトFの残滓を、手に入れるチャンスがあるのだから………」

 

そこまで言うと男は、再び操作した

 

すると、冬也、武、冥夜、当麻、ネギたちが映し出された

 

「それにしても、彼らは何者だい? 正規の管理局員ではないようだし、デバイスと魔法体系も特殊みたいだが………」

 

『報告では、民間協力者のようです』

 

「ほう………民間協力者……」

 

男が興味深そうに呟いていると、背後から足音が聞こえてきた

 

「なんだ。あ奴も来ていたのか……」

 

そこに現れたのは、白髪の男だった

 

「なんだい? あれは、君の知り合いかい?」

 

「ああ。製作№666……私の最高傑作の七大罪の一人さ」

 

白髪の男は狂気に満ちた目で、冬也を見ていた

 

「ほう………七大罪ということは……彼が、最後の一人かい?」

 

「ああ………一度は死神と呼ばれた男………現在名は神代冬也さ」

 

そう言っている白髪の男の背後には、全身をローブで覆った6人の人影があった………

 

 

 

七大罪とはなにか

 

この男達は何者なのか

 

この時点では、まだわからない

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