イクスヴェリアが目覚めて、数日後の昼。
ヴィヴィオ達初等科三人組は、教室で勉強していた。
「うぅ……定期試験、大変だよ……」
「だけど、これを越えれば学園祭だから、頑張ろうよ」
リオの弱々しい言葉に、コロナが苦笑を浮かべながら慰めた。今聖ヒルデ学院は、期末試験の時期に差し掛かっており、学生達はその為に勉強中である。
期末試験の為に範囲は学期の間に習った全てで、更に中間試験の時には無かった特殊科目もあるために、頑張って勉強しないと定期試験を落とし、成績も落とす羽目になる。
それは避けたい為、学生達は頑張っているのだ。
しかし、期末試験が終わったら、一年に一度の学園祭になる。
学園祭、分かりやすく言えば文化祭となり、普段は学院関係者しか入れない学院に一般人も招き入れ、生徒達がもてなしたりするのだ。
「アインハルトさん達も、試験頑張ってるんだから、頑張ろう!」
『うん!』
ヴィヴィオの言葉に、リオとコロナは頷いた。そして中等部の三人も、教室で試験勉強をしていた。
「えっと、この古代ベルカ語は……」
「そこは、こうなります」
「古代ベルカ語なら、俺達に任せておけ」
選択科目の一つの古代ベルカ語の試験勉強をしていたユミナを、アインハルトと剣士郎の二人が教えていた。
そして何も、試験勉強をしているのは聖ヒルデ学院の学生達だけではない。
ある学校の生徒の砲撃番長、ハリーとその舎妹達は
「今回も、目標は二桁順位だ!」
「何とか、赤点だけは回避したい……!」
少々勉強に自信が無いハリーと、二人の舎妹に、学年上位をキープしている舎妹を勉強を教えていた。
そして、エルスは生徒会会長な為に勉強は余裕でこなしており、恐らくは学年トップで期末試験を終えるだろう。
そして、ジークは通信教育で一般レベルは終えていて、ミカヤは計画的に修士課程を進めているようだ。
しかし、少々残念なのが
「うぅ……」
「ほら、ミウラ! 頑張るんですよ!」
「赤点取ったら、補習だぞー」
八神道場のミウラだった。
ミウラは文系が大の苦手であり、前回の中間試験も赤点ギリギリだったりしていた。それを回避するために、八神家で合宿的なことをしており、勉強をリィンやヴィータ。時々シャマルやはやてが教えている。
当麻は店の経営があるため、教育から外れている。(勉強は苦手というのもあるが)
ミウラも赤点回避を願っているため、リィンやヴィータに教えられながら一生懸命に勉強した。
それから、数日後。試験結果はと言うと
「初等科三人組!」
「全員!」
「優秀です!」
ヴィヴィオ、リオ、コロナの三人は問題なく学年でも上位の成績を叩き出した。
そして
「同じく中等部」
「問題ありません!」
「優秀です」
剣士郎、ユミナ、アインハルトの三人も学年でも上位の成績を取っていた。これにより、チームナカジマは試験を無事に終了。
次に、ハリーは
「おっしゃぁああ! 無事に二桁順位維持だ!」
「キツかったぁ……」
「頭焼ききれるかと思った……」
「皆、無事に終わって良かったよ」
一人危うかったが、何とか無事に終了することが出来た。エルスはやはりトップで試験を終えたが
「な、何とか赤点を回避出来ました……」
「よーしよし! 文系は相変わらず酷いが、理数系で挽回してるな」
「よく頑張ったですよ、ミウラ!」
ミウラは本当にギリギリだったが、赤点を回避した。
その試験結果に、ヴィータとリィンは満足そうであった。
そして、聖ヒルデ学院は学園祭に向かって準備を始めた。