魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

241 / 243
エキシビションマッチ 1

 

 

 

『あー、あー! マイクチェック! ……問題無しですね! では、エキシビションマッチを開催させていただきます! 司会は私。時空管理局の広報課のエリッサ・マクマナスが担当します! 解説は、こちらの方々!』

 

『時空管理局強襲制圧部隊隊長。神代冬也2等空佐だ』

 

『同じく時空管理局教導隊第5班の八神ヴィータ2等空尉だ』

 

『時空管理局海上警備隊司令の八神はやて2等海佐です』

 

エリッサが示した先には、見事にヴィヴィオとミウラの身内が揃っていた。因みに、なのははユーノと一緒に特別席から視聴中で、フェイトは愛機のバルディッシュの最終調整からまだ戻っていない。

 

『さてこちらのエキシビションマッチですが、とても注目されている対戦カードになります! では、選手の入場です! まず、ナカジマジム所属、高町・S・ヴィヴィオ選手! あのエース・オブ・エースと名高い高町・S・なのは一等空尉と無限書庫司書長、ユーノ・高町・スクライアの愛娘との事! 将来が有望な子です!』

 

エリッサが説明した時、入り口からヴィヴィオがリオとコロナの二人と一緒に入ってきた。

 

『続きまして! 八神道場所属のミウラ・リナルディ選手! ミウラ選手は八神司令一家が不定期に開いている八神道場に通っている選手で、その脚力と収束魔法を用いた抜剣が特徴のパワー型の選手となります! 実は一部の格闘型の魔導士達から注目されている選手となります!』

 

次に、シグナムとザフィーラと一緒に、ミウラが入場した。そしてヴィヴィオとミウラが特設会場に入ったのを確認し

 

『今回のエキシビションマッチは、両選手の熱望を時空管理局が汲み取った形で実現しました! ミウラ選手は、八神道場の卒業。ヴィヴィオ選手は、あの金色の閃光。フェイト・T・ハラオウン執務官との戦闘を賭けて……そして両選手は、DSAAからの再戦になります! DSAAでは激戦を繰り広げ、ミウラ選手が勝利を掴みましたが、正直に言ってどちらが勝ってもおかしくない試合でした。その後両選手は、ライバルであり、友人として友情を育んで、今に至ります。さて、両選手の事を関係の強い解説者の皆さまに聞いていこうと思います』

 

エリッサがそう言って、最初に誰に頼もうか、と考えていた。その時

 

『すいません、遅くなりました。時空管理局執務官のフェイト・T・ハラオウンです』

 

とフェイトが冬也の隣に腰掛けた。

 

『おっと! ここで金色の閃光こと、フェイト・T・ハラオウン執務官の到着です! 本来は、まだ育休期間中ですが、ヴィヴィオ選手からの熱望により、今回は特別に出場していただく事になりました! では丁度いいので、ハラオウン執務官から両選手の事を聞いていきましょう!』

 

『わかりました……ヴィヴィオの事は、六課時代から知っています。事件の最中に保護し、なのはや冬也さん、ユーノと一緒に保護責任者になりました。昔はよく泣く子でしたが、今では明るく、物怖じせずに進む子になりました。それに、良い友達にも恵まれて、楽しそうに格闘技もしているようで、とても嬉しいです。今後も、見守っていきたいと思います……次に、ミウラちゃんですが……実は時々、はやてから相談されていました。最初は、少し気弱そうな子を、どう誘えばいいかな、って』

 

フェイトの言葉に、はやてが同意したように頷いた。

 

『だから少しアドバイスして、大会でミウラちゃんの才能を見ました。良い訓練環境と仲間に恵まれたからだと思います。今後もヴィヴィオと仲良くしてくれれば嬉しいですね』

 

そこまで言って、フェイトはエリッサを見た。

それを終了と気付いたエリッサは

 

『はい、ありがとうございました! では次は、神代2等空佐にお願いします』

 

『承った……先ほどフェイトが言っていたように、ヴィヴィオの事は六課から知っているから感慨深いものがある……そんな子が、大会もだが、大舞台に立っている……元気かつ平和だからこそと思う。健やかに成長してほしい。ミウラだが、俺が直接初めて会ったのはDSAAだが、話ははやてから聞いていた。良い選手候補を見つけたとな……初めて会った時には、多少人見知りされたが、良い子だと思ったし、その評価は変わっていない。これからもヴィヴィオと良い友人で居てほしい』

 

『神代2等空佐、ありがとうございました! では、続きまして、ヴィータ2等空尉さん!』

 

『おう……そうだな。アタシはヴィヴィオとミウラの両方をよく知ってる。二人とも、大きく強くなったと思う。今回は正々堂々と決着をつけてほしい』

 

フェイトと冬也に比べて短いが、ヴィータはそう述べた。まあ、あまり話すのが得意ではないヴィータらしい。

 

『では最後に、八神はやて司令』

 

『はいな。とは言え、言いたい事は大体三人が言うたし……ウチからは手短に……二人とも、今の自分に出せる全力全開で、悔いないように頑張るんやで』

 

はやての言葉に、ヴィヴィオとミウラは頷いた。

それを確認し

 

『では、そろそろエキシビションマッチを始めさせていただきます! 両選手のセコンド、リングアウト!』

 

エリッサに促されて、リオとコロナはヴィヴィオの背中を叩いて、シグナムとザフィーラはミウラの肩を叩いてからリングから離れた。

 

『特設会場内に、選手以外の人員確認されず……これより、エキシビションマッチ第一戦を開催します! 今回のエキシビションマッチは、DSAAルールを採用します! 両選手のライフポイントは12000。クラッシュエミュレート有り、1ラウンド3分。KO勝ちかポイントによる勝利となります! 両選手、よろしいですか?』

 

エリッサからの問い掛けに、ヴィヴィオとミウラは頷いた。

 

『では、3カウント後に試合開始です! 3……2……1……レディ、ファイトッ!!』

 

そして、ゴングが鳴った

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。