意見陳述会が始まって、数時間が経過
ここまでは、至って静かに進んでいた
なお、機動六課のメンバーははやてと当麻、シグナムが会場に入り、なのはとフェイトが本部内で警備
残りのメンバーが外で巡回警備していた
なお、本部内に入っている隊長陣と当麻はデバイスの所持を許されなかったので、今はヴィータが預かっている
そして夜が明け、もうすぐで終わりという時だった
場所???
アジトの司令室らしき場所の椅子に座っていたスカリエッティが、クックックと笑い始めた
すると、キーボードを叩いていたウーノが
「楽しそうですね、ドクター」
と問い掛けた
すると、スカリエッティは椅子から立ち上がって
「ああ、楽しいね……なにせ、これから一世一代の祭の幕開けなんだからね!」
と言うと、声高らかに笑い出した
「不安要素はありますが……」
とウーノが心配そうに言うと、スカリエッティは気にしないと言わんばかりに手を振って
「ディエチのことだね? 構わないさ。あの子には、本命は教えていないからね」
と言って、メインスクリーンを睨んで
「彼らは配置に付いたのかい?」
とウーノに問い掛けた
「はい。先ほど、配置に付いたと連絡がありました」
ウーノが頷きながら言うと、スカリエッティは狂気を孕んだ笑みを浮かべて
「宜しい……ならば、始めよう!」
と宣言した
「はい……作戦、開始」
ウーノはそう言いながら、まるで音楽を奏でるようにキーボードを再び叩き始めた
場所は変わって、地上本部付近上空
そこには、クアットロが一人浮かんでいた
「フフフ……嘘と幻の銀幕芝居をご堪能あれ!」
そして、彼女のIS
シルバーカーテンが発動した
その直後、地上本部CIC
「なんだ?」
「通信が乱れてるぞ!?」
官制を担当していた局員が叫ぶと、指揮官が立ち上がって
「何をしている! 早く防壁を展開しろ!」
と命令するが、画面に警告を示す文字が表示されて
「ダメです! システム自体がハッキングされて、操作を受け付けません!」
「バカな……地上本部のシステムが、こうも簡単に……」
局員の悲鳴のような報告を聞いて、指揮官は驚愕で固まった
その時、天井からまるで水面から出てくるように手が出てきて、持っていた二つの物を落とした
それは落ちていく途中で爆発し、CIC全体を煙で満たした
爆発し煙で満たされた直後は咳き込んでいた局員達は、数秒もしたらその場で倒れた
どうやら、睡眠薬か何かだったらしい
全員が倒れたのを確認したのか、天井からセインが現れて、笑みを浮かべた
その頃になって、外で警備をしていた局員達がようやく気付いたらしい騒ぎ出した
それを尻目に、機動六課隊員達は行動を開始していた
「お前らはなのは達と合流を目指して、デバイスを渡してやってくれ!」
ヴィータはそう言うと、ティアナ達になのは達のデバイスを手渡した
「了解!」
ティアナ達が頷くのを確認すると、ヴィータは通信画面を開いて
「ロングアーチ!」
と通信を始めた
場所は変わって、ロングアーチ
「こちらロングアーチ! 今現在、地上本部に向かって五千を超えるガジェットとドールの混成部隊が向かっています!」
グリフィスがそう言うと、ヴィータは頷いて
『他に敵戦力は?』
と問い掛けた
グリフィスはシャーリーに視線を向けるが、シャーリーは無言で首を振った
「今のところは確認されてませんが、警戒してください!」
『了解した!』
グリフィスの言葉を聞いて、ヴィータは頷いてから通信画面を閉じた
こうして、長い長い戦いが始まった