魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

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さて、次回からは第二章の開幕です
一応、オリジナルストーリーを予定


未来へ

大規模戦闘が終結して、時は経ち新暦76年四月

今日、機動六課は終わりを迎える

 

「皆さん、一年間お疲れ様でした……今後皆さんは、様々な道を歩むことになるかと思いますが、頑張ってください……さて、湿っぽいのはここまでや。以上、八神はやてでした!」

 

はやてが檀上でそう演説すると、拍手が起きた

そして、数十分後

 

「わあ……綺麗……」

 

「これって、確か地球の……」

 

六課フォワード陣は訓練場に居た

そこはある場所が再現されていて、一面に桜が咲き誇っていた

 

「そう、桜だよ」

 

「地球の日本では、出会いと別れの季節。春に咲く花だよ」

 

と言ったのは、フェイトとなのはだった

すると、はやてが

 

「花見、最近してないなぁ」

 

と懐かしむように言った

やはり、忙しいからだろう

冬也は

 

「桜か……何年振りか」

 

と懐かしんでいた

聞いた話では、世界中の戦場を渡り歩いていたのだから、仕方ないだろう

その時だった

なぜか、シグナムとヴィータ。なのはの三人がデバイスを構えて

 

「それじゃあ、始めようか……全力全開、最後の模擬戦を!」

 

となのはが言った

 

「へ?」

 

「む?」

 

「はへ?」

 

それを聞いて、フェイトと冬也、ネギの三人は首を傾げたが

 

「なんだ、聞いてなかったのか?」

 

とシグナムが視線を向けた

すると、なのはが

 

「フォワード陣対隊長陣の最後の模擬戦! リミッターも外れたから、正真正銘の全力全開で!」

 

と意気込んでいた

それを聞いて、フェイトが

 

「聞いてないよ、そんなの!?」

 

と目を見開いて、驚いていた

すると、ヴィータが

 

「まあ、最後にはいいんじゃねぇの?」

 

と言って、アイゼンを肩に担いだ

その時、フォワード陣が

 

「やりましょう、フェイトさん!」

 

「全力全開での最後の模擬戦!」

 

「冬也隊長も!」

 

「お願いします!」

 

と言ってきた

それを聞いて、フェイトが固まっていると

 

「フェイト、俺達の負けだよ」

 

「やりましょう」

 

と冬也とネギが言った

それを聞いて、フェイトは

 

「ああ、もう……」

 

と溜め息を吐いた

そして、数分後

少し桜の樹の密度が変更されて、フォワード陣と隊長陣が対峙していた

よく見れば、ギンガとマックスも混じっている

そして、双方の準備が整ったのを見たはやてが

 

「レディ……ゴー!!」

 

と開戦を告げた

この後、約一時間程模擬戦は続けられた

その濃密な模擬戦の結果は、本人達のみが覚えている

この後の各員だが

 

ネギ達は、超の航界機で元の世界に帰っていった

そして、他のメンバーは以下となる

 

冬也

JS&R事件の解決に協力した功績と本人の力量

そして、試験を優にパスしたことにより二等空佐として時空管理局に所属

時空管理局初の攻勢部隊、強襲制圧部隊の隊長となる

その後、フェイトと共に義理の兄と母親に会いに行きある報告をする

その後、その義兄が黒焦げで艦の通路に転がっていたことは、その艦では七不思議の一つになる

 

武&冥夜

本人達の希望もあり、時空管理局に所属

本人達の力量も相まって、すぐに二等陸尉として強襲制圧部隊で冬也を支える部下となる

今では、名を知らぬ者は居ない連携で戦う

通称、双星という二つ名を得ている

どうやら同棲をしているらしい

 

当麻

なんやかんや、ドキッ地獄の鬼ごっこ大会が起きたものの一度地球に向かい、家族に無事を連絡

その後、高町家でデザートや料理の修行をなのはの母親から付けられて、ミッドに戻ると喫茶翠屋ミッドチルダ店を開店

その直後に、はやてと結婚した(その時、また地獄の鬼ごっこ大会が起きたが)

最近、はやてが幸せそうにあることを幼馴染みメンバーに報告し、驚愕したとか

 

ティアナ

フェイトの指導の甲斐あり、執務官補佐試験を合格

執務官試験の対策の傍ら、フェイトと共に経験を積む

近いうちに、試験を受ける予定

 

スバル

港湾特別救助隊からスカウトされて、所属

その突破力を活かし、様々な災害現場に突撃

被害者を救助している

 

エリオ

キャロと共に、辺境守備隊に所属

今では、龍騎士として有名になっている

最近、背が凄く伸びていて、それを見たキャロが

『エリオ君に、背伸び力を奪われました!』

と嘆いているとか

最近、友達になったある召喚使いの少女からアピールされているとか

 

キャロ

エリオと共に、辺境守備隊に帰属

龍召喚士としてだけでなく、守備隊の活動しながら様々な動植物の観察をしていて、知ったことを執筆

更には、物語の執筆を開始

最近では、ある学会の教授も参考にしているらしい

しかし最近、エリオがある少女にアピールされているのを見て、非常にヤキモキしているとか

 

なのは

ヴィヴィオを引き取り、育ての親となる

近所では、知らぬ者は居ない親子となる

なお、引き取った後に実家に報告に行ったら兄妹喧嘩が勃発

兄が、黒焦げになったとか

なお、ユーノと結婚

幸せな家庭を築きつつ、仕事にも精を出す

最近、新たに所属したヴィータと一緒に名物教官となる

 

はやて

海上警備隊の若き責任者となる

当麻と結婚し、賑やかな家庭の母親役が気に入っているようだ

ある日、ある報告をしに恩人達の許に向かったらしい

 

フェイト

執務官として、八面六臂の活躍をしながら冬也と結婚

なのは達が買った家の隣に、新しく家を購入

最近、義理の兄を黒焦げにしたとかしないとか

 

ギンガ

マックスの告白を受け入れて、付き合い始める

なお、そのことに関してゲンヤは

『別に、家族が増えるのは嬉しいことさ。ただ、公私は別けてくれや』

と言ったらしい

そして最近、妹が四人増えたことを喜んでいる

 

マックス

功績を認められて、地上本部守備隊に呼ばれたが拒否

ただし、曹長にはなったらしい

なおある日、ゲンヤと共に包帯だらけの日があったとか

そのことに関して、ギンガが

『予想通りの事態が起きただけよ』

と語る

 

こうして、ミッドチルダは大きな事件を越えた

しかし、また事件の足音が近づいていた


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