魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

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一歩

捜査開始して、数日後

 

「はい。これが、調査した結果だよ」

 

とティアナにファイルを差し出したのは、長い緑色の髪に、白いスーツを着た男性局員

時空管理局査察官、ヴェロッサ・アコーズだ

そのファイルを、ティアナは受け取り

 

「ありがとうございます、アコーズ査察官。助かりました」

 

と感謝の言葉を述べた

すると、ヴェロッサは

 

「いやいや。こういうのは、まさに僕向きだからね」

 

と朗らかに答えた

ヴェロッサは希少技能(レアスキル)で、触れた相手の思考を読むことが出きるのだ

その希少技能は秘匿性も高く、相手に気付かれずに、相手の秘密を調べることが出きるのだ

そしてティアナはクロノを通じて、ヴェロッサに強硬派の将官達の調査を依頼

ヴェロッサは、その調査結果を持ってきたのだ

そしてティアナが、軽く目を通していると

 

「そう言えば、ティアナちゃんが部下にしたっていう彼はどこだい?」

 

とヴェロッサが問い掛けた

するとティアナは

 

「裕也なら、今は技術部の所に行ってます。渡されたデバイスを、確認したいからと」

 

と説明した

それを聞いたヴェロッサは

 

「うーん、タイミング悪かったな。会っておきたかったんだけども」

 

と唸った

場所は変わり、技術部のある一室

 

「うん……これで、いいかな? ようやく、本来の部品が来たよ」

 

とマリーは言って、袖で汗を拭った

すると裕也が

 

「お疲れさまです」

 

と言って、コーヒーを注いだカップを置いた

それを持って、マリーは

 

「ありがとうね、裕也君」

 

と感謝の言葉を言ってから、コーヒーを一口含んだ

そして

 

「とりあえず、これで仕様書通りの性能は発揮出きるよ。ただ少しピーキーだから、気を付けてね」

 

と裕也に忠告して、デバイス

白夜叉を手渡した

それを受け取り、裕也は

 

「感謝します……どうも、一般デバイスでは思うように魔法が使えないので」

 

と言って、持っていた剣型デバイスをマリーに手渡した

するとマリーは

 

「まあ、君は色々と規格外だしね。仕方ないよ」

 

と言って、その剣型デバイスのチェックを始めた

すると

 

「うわぁ……魔力回路がショート寸前……それに、刀身も大分ダメージがある」

 

と漏らした

そして、少しすると

 

「あぁ……やっぱり、高い魔力出力に耐えられなかったかぁ」

 

と呟いた

そして、端末を操作してから

 

「これは、私が修理してから、返却しておくね」

 

と言った

それを聞いた裕也は

 

「ありがとうございます。助かります」

 

と感謝の言葉を述べた

その後裕也は、その部屋から退出

ティアナの執務室に戻ろうとした

その時

 

『裕也、今大丈夫かしら?』

 

とティアナから、音声通信が来た

すると裕也は

 

「今、そちらに戻っている途中だ」

 

と返答した

それを聞いて、ティアナは

 

『なら、まだ本局ね。だったら、第八転移ポートを使って、合流しましょう』

 

と言った

それを聞いた裕也は

 

「何か、進展したか」

 

と言った

すると、ティアナは

 

『ええ、大きな一歩になるわ』

 

と言った

それを聞き、裕也は

 

「了解した。急ぎ、合流する」

 

と言って、駆け足で目的の転移ポートに向かったのだった

 


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