僕、信濃です。   作:星乃子

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信濃の高角砲は12.7cm連装高角砲です。

三水戦の編成の間違いを修正しました。錬金術師さんご指摘ありがとうございます。

2016年1月1日改稿しました。


初陣

一先ずこの世界の海について確認しようと思う。

 

この世界では人類がその制海権を失ってしまった。その原因である海を蹂躙する脅威、それが“深海棲艦”だ。そして、その脅威に対抗できるのは、“艦娘”と呼ばれる在りし日の艦艇の魂を持つ娘たちだけだ。まぁ、僕は男なのだが、例外だろう。

 

 

 

 

沖に出てると、戦場が見えてきた。敵機動部隊は空母1、重巡1、軽巡2、駆逐2の計6隻か。なんでこんなのが近くにいるんだよ。対する第三水雷戦隊は…分からん。

 

そんなことを考えていた所為だろう、敵機が近づいて来ているのに気が付かなかった。銃を撃たれる。

 

「やばっ」

 

僕は咄嗟に避けたが少し当たってしまった。だが、怯んでいる場合ではない。

 

「撃ち落とすぞ!鎮守府に行かせるなよ!」

 

僕はちっこいのに指示を出し高角砲を使って撃ち落としにかかる。

 

 

 

 

 

だいたいは撃ち落とせたが、撃ち残しが居るので僕が追いかけようとするとちっこいのから話し(?)掛けてきた。

 

『追い付かないよ。それより鎮守府に連絡を入れる。そして早く援軍に行くよ。』

 

「そうだった、すっかり忘れていた。行こう。」

 

『…おい、しっかりせい。』

 

 

 

鎮守府に連絡を入れ、戦場へ向かいながら第三水雷戦隊のメンバーを聞いてみた。

 

「第三水雷戦隊の編成を教えて。」

 

『三水戦は旗艦・軽巡・神通,軽巡・川内,軽巡・那珂,駆逐艦・夕立,駆逐艦・睦月,駆逐艦・吹雪の計6人だ。特に、吹雪は今回が初の出撃だ。』

 

「わかった、ありがとう。」

 

大破した人は居ないみたいだけど皆傷付いている。そんな感じで観察しながら近づいて行く。もうすぐ辿り着くというとき、敵の重巡が吹雪さんに向けて魚雷を放ってきた。吹雪さんは気付いてないようだ。

 

「危ない!」

 

僕は敵の重巡と吹雪さんの間に入って防御の体勢をとった。直後大きな衝撃が襲った。

 

 

とはいえ、防御の体勢をとったこともあり航行にも問題無く、全然前線で戦える。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「大丈夫です。」

 

「知らない人っぽい〜?」

 

「装甲空母の信濃と申します。よろしくお願いします。」

 

話しをしている間も敵は待っていてはくれない。

 

「皆さん、頼みます。」

 

そう言って僕は零式艦戦52型を、次に彗星、最後に天山を各6機ずつ発艦させた。クロスボウは使い方を親に習っており、自分でも練習していたので海の上でも問題なく使えた。零式艦戦52型達は敵戦闘機と全力で戦い、彗星や天山も敵機動部隊に爆撃・雷撃を行っている。

 

「僕たちも頑張りましょう。」

 

僕はちっこいのにそう話し掛けながら高角砲を対艦砲として使い、戦闘を開始した。

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