祓魔師と氷の女王   作:東 恵美

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とりあえず学校のテストは終わりました!
模試あるけどね!
合間合間に書きました。
起承転結の、一番大事な転が微妙に入ってるなんともギリギリな場面。話進まねぇ……
それではどうぞ!


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グーテンターク☆奥村くん♪

 

 

 

 

 

 

えぇえぇ、お務めご苦労サマです。

状況はいかがですか?

……なるほど、そうですか。

心配はいらなそうですね。

ま、全然してないですけど♪

 

 

彼女の様子はどうですか?

 

 

今はゆっくり休ませてあげなさい。

ちなみにちゃんと別室で寝ていますよね?

それはよかった。

いえ、大したことではありませんよ?

 

……チョット待って下さい。

今日は折り入ってお話があるのです。

手短に済ませますので、ちゃんと聞いてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

どうでしょう、日本に戻ってくるというのは?

 

 

 

 

 

 

もちろん、彼女も一緒に、です。

君は本当によくやってくれました。

慣れない地で1年も、大変だったでしょう?

上司からの、ご褒美というわけですよ。

 

 

……嫌ですねぇ、何も企んだりしていませんよ!

昔の、バカで素直な奥村くんは何処へいってしまったのですか?

おや、素直は否定しないのですね。

まぁ、彼女の意見もありますし、一度ご相談してから君が決めてください。用件はそれだけです。

 

 

……だから、本当に何もないですってば。

なんでも人を疑うのは良くないですよ?

 

 

ただ……そうですね。

強いて言えばーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー会いたいのですよ。彼女に。

 

 

*******

 

 

 

 

夢を見た。

 

嫌な夢だ。

 

小さな修道院で、私は一人ぼっちだった。

 

 

 

 

ーーまた水道管が凍って使えなくなったわ、あの子が使ったら。

 

ーー前にも彼女が触れた物が凍ったわよ。

 

ーーあの子が凍らしたに違いないわ。あの子はきっと、悪魔の血を引いているのよ!

 

 

 

違う。

 

 

私じゃない。

 

 

私はそんなことやっていない。

 

 

 

信じて。信じてよ、お願い……!

 

 

 

 

 

 

『さぁ、我らの世界へおいでなさい。』

 

『何を躊躇う必要がございましょう。』

 

『貴女は、あの方の血をひくお方。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『氷の女王シヴァの、娘なのでございますから。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*******

 

「………………っ!」

 

そこで目が覚めた。

汗はかいていないものの、心臓がばくばくと動いているのがわかった。呼吸を整えてから体を起こす。

 

あんな夢は初めてだ。燐と出会う前や、出会って間もない頃は似たような夢を、それももっとぼんやりとした、覚めてしまえば忘れて重い空気が少し胸に残るくらいの、軽いものであったのに。

 

(……なんで……)

 

あんな夢を見たんだろう。

 

とりあえず今は起きなければならない。燐とクロと、自分の朝食を作って、悪魔を退治しにいかなければならない。夢のことはとりあえず後回し。そう決めてシュルヴィアはベッドから降りようとした。体を横へ向ける。

 

窓の外が一瞬目に写りーーーー

 

 

 

 

ーーーーもう一度、顔を上げて窓を見た。

 

 

「え………⁈」

 

 

どういうことだ、これは。

唖然とするものの、ハッと我にかえりベッドを飛び出す。

ドアを開けると、燐はソファで毛布にくるまって未だに寝息を立てていた。

 

「燐!起きてっ、大変なの!」

「ん〜〜あと5分〜……」

 

……完全に爆睡状態だった。

寝言が彼の母国語ーー日本語になっている。

シュルヴィアが、燐の口から聞いた日本語の多くはこの寝言かもしれない。そういう時、彼は必ず爆睡していて、肩を大きく揺さぶった程度では絶対に起きない。

 

だから、こうするのだ。

 

シュルヴィアは大きく息を吸って、顔を燐の耳へ近づけ、そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

「リン!オキテ‼︎」

思いっきり日本語で怒鳴ってやった。

 

「うぉっ⁈」

鼻ちょうちんがパチンと割れ、身体を震わせようやく燐は目を覚ました。

「んん……もう朝か。おはよぅ……」

「オハヨウ、リン。」

寝ぼけ眼をこすりながら、燐は起き上がる。

言葉が戻らないのは脳がまだ寝ている証拠だ。

とりあえずシュルヴィアも日本語で応じる。

「どうかしたのか?」

自分の頬を二度ほど叩き、彼は彼女に問うた。

言語はきちんとなおっていた。

「こっち来て。窓を見て。」

引っ張られるがままに窓へと歩を進めた燐は、目を見開いた。

「なんだコレ……⁈」

 

 

 

 

 

 

 

窓の外は、まるで台風のような嵐のようなーーー

村を山に閉じ込めんとするような吹雪が吹き荒れていた。

 

 

 

********

 

 

部屋を出ると、長老団達や村人達はそれはもう大パニックだった。

 

ここらは確かに雪が多い。

それでもなおこんな山奥に村が作れるのは、ちゃんとその地域が安全であるからだ。

「こんな大吹雪、見たことがない。」

年配の男が声を震わせてつぶやく。

頑丈そうなこの館でさえ、風の勢いが窓を激しく叩いていた。

「これってやっぱり悪魔の仕業なんじゃ……!」

「皆さん、落ち着いて下さい。」

燐が制した。

「まずは村人達の安全が第一です。全員を館に避難させた方がいい。長老と話がしたいのですが……」

「た、大変だ!」

バタバタと走ってきたのは、先日シュルヴィアのことを聞いてきた若い男だった。

「おいおい、ちゃんと雪は払ってから入れよ。」

「そんなこと言ってる場合じゃない!長老が何処にも居ないんだ!」

 

 

 

「……なんだって⁈」

 






メフィストを出せたのが嬉しいです。
しかも少量のデレ配合。

次で転がるようにラスト、のはず。
誤字脱字、感想等お待ちしています!
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