時間軸は前回の38話の続きです。(べっ別にこのためだけにダンたちと別れさせたわけじゃないからね。)
ではどうぞ。
ー海音ー
「・・・うっ!ここは!?」
目が覚めると俺はどこかの街の裏路地に寝ていた。)
「俺はどうしてこんな所に・・・!そうだあの時!」
俺は日奈森たちと次元を越えようとしていた時に次元のゆがみから生じた電撃にやられたのだった。
『目が覚めましたか?』
俺が状況を思い出しているとパシフィカが俺に声を掛けてきた。
「パシフィカか?ここはどこかわかるか?」
俺は今の状況を確認するために質問をした。
『おそらくあの時の攻撃で私達だけがこの世界に飛ばされてしまったみたいです。一様調べましたがここにはクランデッキはないみたいです。』
「そうか。そういえば日奈森たちは?」
『少なくともこの世界にはいないみたいです。たぶん私達みたいに別の世界に飛ばされたか本来に目的地に着いたかのどちらかですね。』
「なら早く2人と合流しなくちゃ!パシフィカ今すぐ行けるか?」
『ごめんなさい。どうも遠くに飛ばされたみたいで目的の場所を探すのに時間が掛かりそうです。』
「どれぐらい掛かるのだ?」
『わかりません。』
となるとしばらくはこの世界に滞在しなくちゃならないな。
「仕方がない。とりあえず場所を移動するぞ。」
俺が移動しようとすると
『この反応は!?海音さん!近くにЯファイターがいます!』
「なんだって!?まさかこの世界もあいつが!」
『いいえ反応は1つだけみたいです。もしかしたら私達みたいにこの世界に迷い込んだのかもしれません!』
「だとしたら早く倒さないと大変な事になる!急ぐぞ!どっちだ!」
『こっちです!』
こうして俺はЯファイターのもとに向かった。
『あそこです!』
俺はパシフィカが指したほうを見た。
そこにはすでに1人の少年がЯファイターとデュエルをしていた。
状況は最悪だった。Яファイターの場にはモザイク・マンティコアと八俣大蛇がいた。そしてЯファイターと戦う少年は2体の攻撃を”ダメージ・ダイエット”を使って何とかもちこたえていた。だがそのライフはわずか500と風前のの灯火だ。
「八俣大蛇の効果・・・デッキから5枚ドロー・・・・手札3枚セット、ターンエンド・・・八俣大蛇、手札に戻す」
少年 LP500 手札4
場 0
伏せ 1
VS
Яファイター LP4000 手札3(八俣大蛇)
場
モザイク・マンティコア A2800
伏せ 3
冥界の宝札
「クソ!まずいぞこれは!」
『どうしますか!?』
「決まってるだろ!これ以上関係の無い奴を巻き込めるかよ!」
そういうと俺はデュエルディスクを構えた。
「そのデュエル、ちょっと待ったぁ!」
俺は少年のデュエルに乱入しようとしたら。
「乱入みてぇなこたぁ、止めろ!!」
それを少年に止められた。確かにデュエルに勝手に乱入されれば怒るのは無理もないだが
「ちょっ!? そいつは普通じゃないんだぞ!!」
俺は一刻も早く彼をこのデュエルから引き離すため真実を言った。
「ソイツは«Яファイター»って奴で、いわゆる洗脳されている状態なんだ! ソイツに負けると負けたデュエリストも同じ状態になってしまう! しかもЯした状態でデュエルに負けるとカード化してしまうんだ! それにカードから抜け出せる方法も分かってないんだ!!」
『海音さんっ!』
「(解っている!でも今はこうするしかないんだ!)そういうわけだから「断る」ちょ! 人の話し聞いてなかったのか!? そいつは危険なんだ!」
しかし少年は俺とデュエルを代わるのを断った。
「お前が俺の立場だとして、乱入されたらどう思う!!」
くっ!それをいわれたら返しようも無い。俺はしばらく考えた後デュエルディスクを片した。
「・・・分かった。ただし本当にマズい時は無理矢理にでも乱入するからな?」
『いいのですか!?』
「(ああいうタイプは言っても聞かないものだ。ならしばらく様子を見るしかない。)」
パシフィカはしぶしぶ言う事を聞いた。
「なんだ、負けなきゃいいんだな? 要するに勝てばなんの問題もないわけだろう?」
「え、いや・・・確かにそうだけどよ・・・」
こいつは本当に自分がどんな状況にいるのかわかっているのか?
「んじゃ、黙ってみてな。こっから何とか挽回して見せるからよ・・・俺のターン、ドロー!!俺は墓地のテイクオーバー5を除外して効果発動。デッキから1枚ドローする!」
「あれは確か発動時にデッキの上か5枚墓地に送り、次のターンにあのカードを除外する事で1ドローできるカード。こっちの世界ではカード化されていたのか。」
テイク・オーバー5 通常魔法(アニメオリカ)
①:自分のデッキの上からカードを5枚墓地に送る。次の自分のスタンバイフェイズ時に墓地のこのカードが存在する場合、手札・デッキ・墓地のこのカードと同名のカードをゲームから除外する事で、デッキからカードを1枚ドローする事ができる。
②:このカードが墓地に存在する限り、自分のカードの効果でデッキからカードを墓地に送る効果を無効にする。
「・・・チェーン、永続罠“連撃の帝王”発動・・・もう一枚・・・永続罠“メタル・リフレクト・スライム”発動・・・メタル・リフレクト・スライム特殊召喚・・・連撃の帝王の効果は今は使わない・・・」
メタル・リフレクト・スライムDEF3000
「どうやら奴のデッキは冥界の宝札で手札を補充しながら上級もスターで戦うデッキのようだな。さて、対する彼のデッキは・・・」
「俺は魔法カード“高等紋章術”を発動。墓地に眠りし紋章獣達を2体蘇らせ、その2体でエクシーズ召喚を行う! 蘇れ、紋章獣レオと紋章獣アバコーンウェイ!!そして2体でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!その紅き目は弧高の証、祖の力を今ここに示せ! <No.18紋章祖プレイン・コート A2200>!!」
「どうやら紋章獣のようだな。あれはアドをうまく取れるだけでなく墓地からも効果を使えるからな。」
「・・・帝王の烈旋、効果発動。プレイン・コートとメタル・リフレクト・スライム、リリース・・・<ブリザード・プリンセス A2800>召喚。このターン、相手は魔法・罠は使えない・・・冥界の宝札、効果・・・2枚ドロー」
「ここで烈旋と連撃とのコンボで最上級モンスターを増やしたか。しかもこのターンの魔法・罠も封じたか。」
「プレイン・コートの効果発動! 墓地に送られた場合、デッキから紋章獣モンスターを2体墓地に送ることができる! そしてレオの効果をチェーン! これによりデッキから紋章獣エアレーを手札に加え、デッキからツインヘッドイーグルとアバコーンウェイを墓地に送る!!俺はカードを伏せてターンエンド!」
少年 LP500 手札5(紋章獣エアレー)
場 0
伏せ 2
VS
Яファイター LP4000 手札4(八俣大蛇)
場
モザイク・マンティコア A2800
ブリザード・プリンセス A2800
伏せ 0
冥界の宝札
連撃の帝王
「・・・ドロー・・・スタンバイフェイズ・・・ハードアームドラゴンとミスラを墓地から特殊召喚・・・」
ハードアームドラゴンA1500
雷帝家臣ミスラD1000
「あれはおそらく前のターンにモザイク・マンティコアの効果でリリースしたモンスター達か!」
「・・・ハードアームドラゴンとミスラをリリース・・・<モザイク・マンティコア A2800>召喚・・・召喚時冥界の宝札効果・・・2枚ドロー・・・」
「着実にアドを稼いでいるな。」
『本当に大丈夫なのですか?』
「・・・永続魔法“アドバンス・ゾーン”発動・・・・バトル・・・モザイク・マンティコア、直接攻撃・・・」
『海音さん!この攻撃を喰らったらあの子負けちゃいますよ!』
「落ちつけ!まだ彼は諦めてないようだ。」
「伏せカードオープン、“紋章変換”!! 相手の攻撃を無効にして手札の紋章獣を特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる! 俺は<紋章獣レオ A2000>を特殊召喚!」
「・・・エンドフェイズ・・・”アドバンス・ゾーン”の効果・・・デッキから1枚ドロー・・・伏せカード除去・・・」
「おっと、対象となった伏せカードオープン、“針虫の巣窟”! デッキから5枚墓地に送るぜ」
デッキから墓地に送ったカード
・紋章獣アバコーンウェイ
・紋章獣ユニコーン
・ゾンビ・マスター
・オーバーレイ・イーター
・ゾンビ・マスター
「・・・ターンエンド・・・」
少年 LP500 手札4(紋章獣エアレー)
場
紋章獣レオ A2000
伏せ 0
VS
Яファイター LP4000 手札6(八俣大蛇)
場
モザイク・マンティコア A2800(ハードアームドラゴン効果適応中)
モザイク・マンティコア A2800(ハードアームドラゴン効果適応中)
ブリザード・プリンセス A2800
伏せ 0
アドバンス・ゾーン
冥界の宝札
連撃の帝王
「どうやら持ち堪えたようだがこのままじゃまずいな・・・パシフィカ!もし次のターンにこの状況をどうにかできないようだったら乱入するぞ!」
『わかりました!』
俺はデュエルの準備をしていた。
「俺のターン・・・ドロー!!俺は墓地の紋章獣アバコーンウェイの効果発動! 墓地の別のアバコーンウェイを除外して手札に加える! そして、そのまま召喚!」
「そして、紋章獣エアレーは自分のフィールド上に紋章獣が2体以上存在するとき、手札から特殊召喚できる! 俺は手札の2体の<紋章獣エアレー A1100>を特殊召喚!」
「レベル4のモンスターが4体。くるか!」
「俺はエアレー2体、アバコーンウェイとレオの2体ずつでダブルオーバーレイ!!2体ずつでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!」
「唸れ、炎の力を得し海竜……<ラヴァルバル・チェイン A1800>! そして、その能力(ちから)を天に委ね、発揮せん……<No.85クレイジー・ボックス A3000>!!」
「この状況でクレイジー・ボックスだと!?またずいぶんと使いにくいのを使うな。」
「俺は”クレイジー・ボックス”のモンスター効果発動! オーバーレイユニットを1つ使うことで俺はダイスを1個振る。そして、その出た目によって効果が変わる。連撃の帝王の効果を使うなら今のうちだぞ?」
「・・・問題ない」
「ダイスロールっ!!」
サイコロの目 4
「ダイスの目は4! よって、コイツの効果は”フィールド上のカード1枚を選び、その効果をターン終了時まで無効にする”効果となる! 対象とするのは・・・”連撃の帝王”!!」
「・・・」
「これで邪魔するカードは無くなったか。だがまだ相手の場には上級モンスターが3体いる。どうするつもりだ。」
「とりあえず、チェインの効果発動。オーバーレイユニットを1つ使ってデッキからゾンビマスターを墓地に送る。」
「そして魔法カード“エクシーズ・ギフト”を発動、チェインとクレイジー・ボックスからオーバーレイユニットを1つずつ墓地に送って、デッキから2枚ドロー! それと、今送ったレオの効果でデッキから3体目のアバコーンウェイを手札に」
「俺は魔法カード“高等紋章術”を発動!! 墓地の紋章獣2体を特殊召喚して、特殊召喚した2体でエクシーズ召喚が行える! 」
「きたか紋章獣のチートカード!」
あれ1枚でランク4エクシーズを出せるとかマジでおかしいからな。あのカードは。
俺は2体のレオを特殊召喚してオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!漆黒の闇から出でし反逆狙いし龍よ、その牙で敵を噛み千切れ! <ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン A2500>!」
「ここでダーク・リベリオンか。たしかにハムドが与えるのはあくまで効果破壊の耐性だけ。戦闘で殴り返せばいいだけだからな。」
「ダーク・リベリオンのモンスター効果! オーバーレイユニットを1つ使って相手の場のレベル5以上のモンスターを対象にして、対象としたモンスターの攻撃力を半分にして、対象にしたモンスターの攻撃力の半分をダーク・リベリオンに加える! トリーズン・ディスチャージ!!」
モザイク・マンティコア(A)A2800→1400
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンA2500→3900
「この世界のダーク・リベリオンはアニメ効果だと!?」
「この効果に回数制限はないっ! もう1体のマンティコアを対象にトリーズン・ディスチャージ!!」
モザイク・マンティコアA2800→1400
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンA3900→5300
『攻撃力5300!?』
「いや、奴の墓地にはあのカードがある!」
「俺は墓地に眠りしツインヘッド・イーグルを除外して効果発動! 墓地のレオ2体を選択、コイツらをエクシーズ素材を持っていない俺のエクシーズモンスターとする!」
「これで後2回効果を発動できるようになったな。やるなあいつ。」
「俺はレオ2体をダーク・リベリオンのエクシーズ素材とする! そしてすかさず効果発動!! 対象は2回ともブリザード・プリンセスだ、トリーズン・ディスチャージ!!」
ブリザード・プリンセスA2800→1400→700
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンA5300→6700→7400
『すごい・・・攻撃力7400なんて!!』
「確かにめったに見られないな。こんな攻撃力は。」
「バトル! ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンでブリザード・プリンセスに攻撃! 反逆の……ライトニング・ディスオベイ!!」
ダーク・リベリオンの攻撃はプリンセスを破壊してそのまま敵の足元を抉ってとてつもない爆風を生み出した! そして、
爆風の影響かあいつのデッキがデュエルデスクから外れて風に舞って地面に落ちる。
ЯファイターLP4000→0
「う、うぅ…………うわあああああああああ」
デュエルが終わり。負けてЯファイターはカード化した。
「・・・」
さっきまでЯファイターと戦っていた少年はその場に立ち尽くしていた。おそらくさっきのカード化を見て何か思う事があるのだろう。
「とりあえず回収しておくか。」
俺はカード化した元Яファイターのカードを拾った。
「すまなかった・・・本当は俺がやるべき事だったのに。お前にこんな思いをさせてしまって・・・」
俺は彼に声を掛けていた。正直こうなると思ったから彼に戦わせたくなかったが起きてしまったものは仕方がない。
「なあっ・・・そのデッキ・・・俺が持ってたらダメか・・・?」
そんな事を思っていると少年はそんな事を言ってきた。
「え、どういう事だ?」
「いや・・・持ち主の居なくなったデッキはただの紙束、ってのが俺の持論なんだけど・・・それより何より、エゴとか偽善だとは思う・・・けど、俺はそのデッキの持ち主を自分の意思で倒し、カード化してしまった。その贖罪の意味も込めて、俺がそのデッキを大切にしてやりたいんだ」
俺は少し考えた後、パシフィカに聞いてみた。
「(パシフィカ、大丈夫か?)」
『デッキ自体は何も問題ないと思います。』
「(そうか)分かった。でも、このことは忘れた方が良い・・・お前にとっても、それが一番だ」
少年はそう言い残して彼にデッキを渡した後、俺はこの場を後にした。
しかし、そんな俺を彼が止めた。
「・・・な、なぁ。俺と、デュエルをしてくれないか?」
「えっ・・・いきなりどうしてだ?」
たしかにデュエルリストならいきなり言う事もあるけど・・・
「いや、折角なんだ。Яファイターやお前やその周りで何があったのか・・・詳しく知りたいんだ。このデッキを預かるってことは俺はこのことを忘れてはいけない気がしたんだ・・・」
彼はそう言うとデュエルディスクをそのまま構えた。
『どうしますか?』
「(そうだな、まあ1度くらいはいいか。)そうか、分かった!」
「ありがとう。そういや、名乗ってなかったな。俺の名前は七穂氏大輔だ!」
「俺は火野海音! 宜しくな!」
俺はそう言うとデュエルディスクを構えた。
「「デュエル!!」」
いかがでしたでしょうか。
なお、こっちでは海音視点なのでデュエルは途中からですが、瑞田高光さんの方ではデュエルは最初の方からあるのでもし見たい場合は”遊戯王ZEXAL 知られざる八人目の七皇”のほうを見てください。(姑息な告知を・・・)
前回のヒントに関して少し間違いがありました。修正しておりますのでよかったら確認してださい。(自分で書いた意味すらも理解できない非力な私を許してくれ・・・)