朔夜.....起きて。
....誰だ...俺を呼ぶのは...
起きないかぁ.....ならー
.....夢の中か?声が聞こえる...くぐもってよく聞こえないが...
その俺の思考は瞬間消え去ることになる
??「おーきーてっ!!」
グサッ!!
朔夜「グォフッ!?」
腹部に鈍痛が広がる...完全に覚醒した意識の先には見慣れた奴がいた
朔夜「.....藍子か?」
藍子「アッタリー!久々だね」
...なーにが久々だねだ...少し前に会ったところ...いや頼み事を聞いたばっかじゃないか。
朔夜「学園都市によく入れたな」
藍子「今は新年度、それも新学期直前...それもあって案外簡単に入れたの」
朔夜「んで、こんな所に何か用か?」
藍子はすこし躊躇いながらー
藍子「あのさ...朔夜。これ...分かるよね。」
ーそういい取り出したのは紫水晶だった。忘れるわけない
朔夜「これは俺が、渡したものだ。それがどうした」
藍子「それに関していくつか質問があるの」
朔夜「...質問?」
俺は首を傾げつつラフな格好に着替え直し聞く
藍子「私を治した時も起きたアレ...木綿季も起きるんだったら...」
...質問よりどちらかと言うと確認に近いものだった
朔夜「...あぁ...仕方の無いことだ...あと1年時代が早ければこれを使わなくても良かったが...あいつの状態から察するに1年はダメだっただろう。大丈夫だ.....俺は.....うん。」
藍子「大丈夫じゃないでしょ。一体何年あなたと一緒にギルドやってきたと思ってるの?」
.....やっぱ君相手だとやりづらいな...そう思い思わず苦笑を浮かべる。
藍子「...まぁいいわ。もう1つ聞くよ」
朔夜「うん、かまわないさ」
藍子「朔夜はこの石...どんな人に渡していたの?」
予想だにしない質問に返答に詰まった
朔夜「...家族の次に近しい人だよ」
藍子「!?」
藍子は驚きか目を見開くー
朔夜「...お前に渡さないわけが無いさ」
藍子「.....彼女とか...居ないの?」
朔夜「は?」
今度は俺が驚かされて気の抜けた返事をする
藍子「いや、うんうん気にしない...「彼女は居ないよ?もちろん、いつでも募集中さ」...なら私が「無理しなくても大丈夫だよ」...むぅ」
...最後の声はなんなのだ...
朔夜「ま、藍子の好きに生きればいいさ。それより先にユウキの顔を見に行くぞ」
藍子「...はいはい。隣失礼するよ」
朔夜「おk。さぁ行くぜ...」
「「リンクスタート」」
彼らの意識は虚空へ消えた
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??「ラン、調子はどうだ?」
ラン「伊達にやってないわ?それよりナイトの方が心配だわ」
ナイト「リアルネームはタブーとはいえ...その名前は未だ慣れんな」
ラン「ささ、ギルドはすぐそこよ?」
ナイト「分かってるさ、ただな...」
ラン「何よ」
ナイト「.....ユウキの病気は治った。でもな、それは代償を持って直しているだけだ。」
ラン「.....何を言っているの?」
ナイト「ラン、君の時もあったろ?俺の存在をすこし空白になっていた時が」
ラン「えぇ...そうね.......って」
ランは何かに気づいたように目を開く
ナイト「.....これは菌を消し去るという意味とは微妙に違う。ユウキの体の中の状態をAIDSに感染したという世界線から乖離させたに過ぎないんだ。だから感染以降の対象と俺の接点も同時に乖離する必要がある。」
ラン「...感染した後からしか交流していないユウキは貴方のことをー」
ナイト「.....あぁ、存在していないことになっているだろう」
そういい俺は我が家...ギルド スリーピングナイツのホームの扉に手をかけた
ー朔夜sideoutー