ー颯魔sideー
終わった。これまで幾度となく死にかけたりしたこの長い戦いも、これで終幕だ。
俺は膝をつきつつも死んではいないし、気絶もしていない。対して凛璃は気絶状態。
束「颯君...やっと」
颯魔「.....あぁ、恐らく終わっただろう。束のおかげで俺達の勝ちだ。」
敵たる凛璃のダウン。それは、俺達の勝利を指すだろう。
フラフラと立ち上がって空を見上げる.....が、空は一向に晴れない。
颯魔「なぁ、束...」
束「何?颯君」
颯魔「なぜ未だに空はが見えないんだ?そろそろ晴れても良い頃合いな気がするんだが...」
束「おかしいね?私の目測でも晴れてるはずなんだけど...」
.....嫌な予感がする...物凄く嫌な予感がする。
俺の...というか嫌な予感というのは総じて当たりやすいものであって─
─空...甲板の淵になにかがいた。空が晴れてさらにその姿が明確に映る。
正体はまるで分からず、俺達はただ困惑するだけだった。
颯魔「えっと.....あなたは??」
その人が振り返った.....その姿は...神々しい。可愛いでは無く綺麗で美しくその様がまるで神であるようで.....俺は心を奪われた。
??「人は、死に逆らえません。」
.....は?名前を聞いたら道理を語られた。なんというか...変わった人だな...と思った刹那
─ビシッ!!─
俺の刀が弾き飛ばされた...!?何故!?マズルフラッシュは見えてない!!なのに...何に弾かれたんだ!?
立ち振る舞い...姿格好.....魔法とも思える謎の攻撃.....それらを目の当たりにしてしまった俺は不覚にもその女に─
─魅了されてしまった
そして、音もなくこちらに迫ってくる...!!
束「颯君!!」
金縛りとも取れるなにかが消え去る頃、俺は何故かその女に抱きしめられていた。
颯魔「.....は?」
こいつは何をしているんだ!?さっきまで俺に対して攻撃を仕掛けてたんじゃないのか!?
??「サブターゲット達成。あとは貴方を持ち帰るだけ」
束「颯君を持ち帰る!?貴方は颯君の何なの!?」
??「貴女には関係ない。篠ノ之束。」
なぜ、初対面のこいつが知っているんだ!?
??「行きますよ、御影。」
颯魔「俺の事までリサーチ済みってことかよ...」
??「こうすればあの子に逢えるとあの御方が仰っていた。」
あの子??あの御方??こいつは何を言ってるんだ??
そう考えるまもなく俺は謎の女に抱えられ─
??「さようなら。篠ノ之さん」
束「颯君!!」
颯魔「束!!」
束「颯君~~!!」
淵まで女は走るとなんの躊躇いもなく飛び降りた...!?
颯魔「おい!!どうする気なんだ!!俺をどこへやるつもりだ??」
??「何処へも行きませんよ?これにてミッションは達成されたので。」
そういい
??「貴方は何処へでも行きたいところへ行きなさい。」
俺を空中で手放した...俺はISを使えば大丈夫だが...!?ともおもったがその直後その女の姿が不意に消えたのだ...
ー颯魔sideoutー