紅髪の奇才と、藍眼の白騎士…たまに鬼神   作:天海 ヒロト

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第九十四話 mission complete

ー颯魔sideー

 

終わった。これまで幾度となく死にかけたりしたこの長い戦いも、これで終幕だ。

 

俺は膝をつきつつも死んではいないし、気絶もしていない。対して凛璃は気絶状態。

 

束「颯君...やっと」

 

颯魔「.....あぁ、恐らく終わっただろう。束のおかげで俺達の勝ちだ。」

 

敵たる凛璃のダウン。それは、俺達の勝利を指すだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラフラと立ち上がって空を見上げる.....が、空は一向に晴れない。

 

颯魔「なぁ、束...」

 

束「何?颯君」

 

颯魔「なぜ未だに空はが見えないんだ?そろそろ晴れても良い頃合いな気がするんだが...」

 

束「おかしいね?私の目測でも晴れてるはずなんだけど...」

 

.....嫌な予感がする...物凄く嫌な予感がする。

 

俺の...というか嫌な予感というのは総じて当たりやすいものであって─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─空...甲板の淵になにかがいた。空が晴れてさらにその姿が明確に映る。

 

正体はまるで分からず、俺達はただ困惑するだけだった。

 

颯魔「えっと.....あなたは??」

 

その人が振り返った.....その姿は...神々しい。可愛いでは無く綺麗で美しくその様がまるで神であるようで.....俺は心を奪われた。

 

??「人は、死に逆らえません。」

 

.....は?名前を聞いたら道理を語られた。なんというか...変わった人だな...と思った刹那

 

─ビシッ!!─

 

俺の刀が弾き飛ばされた...!?何故!?マズルフラッシュは見えてない!!なのに...何に弾かれたんだ!?

 

 

 

立ち振る舞い...姿格好.....魔法とも思える謎の攻撃.....それらを目の当たりにしてしまった俺は不覚にもその女に─

 

 

 

 

 

 

 

─魅了されてしまった

 

そして、音もなくこちらに迫ってくる...!!

 

束「颯君!!」

 

金縛りとも取れるなにかが消え去る頃、俺は何故かその女に抱きしめられていた。

 

颯魔「.....は?」

 

こいつは何をしているんだ!?さっきまで俺に対して攻撃を仕掛けてたんじゃないのか!?

 

??「サブターゲット達成。あとは貴方を持ち帰るだけ」

 

束「颯君を持ち帰る!?貴方は颯君の何なの!?」

 

??「貴女には関係ない。篠ノ之束。」

 

なぜ、初対面のこいつが知っているんだ!?

 

??「行きますよ、御影。」

 

颯魔「俺の事までリサーチ済みってことかよ...」

 

??「こうすればあの子に逢えるとあの御方が仰っていた。」

 

あの子??あの御方??こいつは何を言ってるんだ??

 

そう考えるまもなく俺は謎の女に抱えられ─

 

??「さようなら。篠ノ之さん」

 

束「颯君!!」

 

颯魔「束!!」

 

束「颯君~~!!」

 

淵まで女は走るとなんの躊躇いもなく飛び降りた...!?

 

颯魔「おい!!どうする気なんだ!!俺をどこへやるつもりだ??」

 

??「何処へも行きませんよ?これにてミッションは達成されたので。」

 

そういい

 

??「貴方は何処へでも行きたいところへ行きなさい。」

 

俺を空中で手放した...俺はISを使えば大丈夫だが...!?ともおもったがその直後その女の姿が不意に消えたのだ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー颯魔sideoutー

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