紅髪の奇才と、藍眼の白騎士…たまに鬼神   作:天海 ヒロト

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外伝Ⅰ部 カルテットクイーン
episode1 恋の戦争


彼が勝ち得た世界は決して日本では赦されないものであった。だが、彼も...彼女等もまた異端であった。

 

綴「颯魔、おはよう」

 

颯魔「おはようございます.....梅子せんせー?」

 

不意打ちで呼ばれ綴は頬を紅く染める。今やこの学校、東京武偵高校では有名な話となっている。

 

─泣く子も黙る尋問科の綴が恋をしている─と

 

そしてましてや相手が学内の生徒であると。

 

この女は綴 梅子。尋問科の教員である。

 

 

 

 

綴「今日の晩御飯は何がいい?」

 

綴 梅子がこういうのには大きな訳がある。問題は...そう、この彼氏たる御影 颯魔にある。

 

颯魔「あれ?今日はジャンヌの.....あぁ」

 

綴「あいつの腕を見ただろう...篠ノ之はまだしもあいつは...」

 

そう言う2人の顔は真っ青になる。それもそのハズ、ジャンヌ・ダルク30世...颯魔の彼女たる女は料理が壊滅的にできない女なのだ。

 

颯魔「...あれは地獄だったな...あの日ほど見た目は当てにならないと痛感した日はなかったよ。」

 

見ためは完璧とも言えるジャンヌの料理...しかし何故か味がおかしかった。

 

颯魔「...あれは何を入れていたんだろうか」

 

綴「颯魔が分からないのなら私にも分からないさ...だが、三途の川が少し見えた気がするぜ...」

 

颯魔「あれでなんでスイーツは美味いんだよ......」

 

綴「全く持ってその通りだな...って話がそれたな。颯魔は何がいいんだ?」

 

颯魔「せんせーは中華が得意なんだよな?」

 

綴「まぁ、そうだな」

 

颯魔「なら今日は麻婆豆腐が食べたいね」

 

綴「よし分かった。腕によりをかけて作ってやるからな」

 

颯魔「ありがとう...4人の中で1番美味しいのはせんせーだからな。今日は楽しみだぜ」

 

...大きな問題...そう、それは彼氏たる御影 颯魔には4人、彼女がいるのである。

 

綴「篠ノ之みたいに可愛げが無いからな...こういう所で稼がないとな」

 

颯魔「ん?そうか?別に俺からしたら充分可愛いし綺麗だと思うぞ?梅子せんせーは」

 

綴「颯魔、からかってるのか??」

 

そう言う綴の顔は少し紅い

 

颯魔「そんなことするのは朔夜とキンジくらいだよ。普段の姿じゃ滅多に見れない甘えてくる可愛さ。普段のクールで頼りになるカッコ良さ。俺はそんなせんせーが大好きさ.....もちろん、他のみんなも好きだけどね」

 

綴「こんなおばさん拾ってくれるなんてほんと颯魔も物好きだよ」

 

颯魔「せんせーはおばさんじゃないよ。可愛い俺だけのお姫様だぜ?」

 

そういい颯魔は綴をお姫様抱っこをし─

 

颯魔「とりあえず教務科までこのまま突っ走るぜ!!」

 

─猛ダッシュで駆け出した

 

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颯魔「うし、着いたな。また後でね...梅子せんせー?」

 

綴「.....迎えに行ってやるから帰りの買い物一緒に行こうな」

 

颯魔「もちろん。他でもないせんせーの要求だ.....まるで夫婦みたいだな」

 

颯魔が落とした爆弾はとても大きなものであった

 

綴「.....ったく、冗談は程々にしてくれ...」

 

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