真由美の打診の結果時近 朔夜の九校戦編入が決まった。朔夜の懸念していたように騒動が存在していた。
??『二科生が一科の技術スタッフにスキルで上回るわけないだろ』
??『生徒会は何を考えている??』
??『聞いたか?噂によると例の二科生モノリスコードのメンバーとしても招集されてるらしいぜ』
??『おいおい、そんなやつ招集して意味あるのかよ』
摩利「やはりというかなんというか」
十文字「...七草。自分の選択枠だから何も言わんがスキルは保証されているのだろうな?」
陰口が聞こえ七草を信頼している2人でさえ不安になる。
真由美「大丈夫よ。確かに彼は想子の保有量が少ないと自分で言っていたわ...でもメンテナンスに置いていえば学年トップは揺るがないのじゃないかしら」
摩利「何!?それほどなのか?」
??「...学年トップは愚か中堅レベルだと思うんだが?」
3人の背後から声がする
十文字「時近...いや、十六夜と言えばいいのか?」
朔夜「どちらでも。なんなら朔夜でいいさ」
十文字「そうしよう。朔夜、メンテナンスの技術なのだが...」
朔夜はそれを聞くや否や一瞬で回答する
朔夜「メンテの技術は先に言った通りだ。俺のメンテ技術は良くても中堅レベル、一科の人間に劣る。今回選出されたのは中堅レベルのメンテとモノリスコードの合計値で選出されたと俺は推測しているのだが」
摩利「...そう言っているのだが?」
朔夜の回答に早速疑心暗鬼となる2人だが実力を見ていた七草の意見は揺るがない
真由美「...いえ、時近君のメンテナンス技術は他に類を見ないものだわ...だってあんなの...」
言葉を続けようとした真由美の口が塞がれる...塞いだのは当然、朔夜の手だった。
朔夜「おっと、これ以上はお預けだ。俺の十八番をいとも簡単にバラされちゃ俺はもうなすすべ無しだ。悪いがメンテの時間だから少し借りていくぜ」
そしてそのまま真由美を引き連れどこかへ行ってしまった
十文字「他に類を見ないもの...か」
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九校戦新人戦当日になる...現状は2位と高い成績を残しているため新人戦でも点数を多く稼ぎたいところであった...だが、その新人戦を勢いづけるための1種目目はスピードシューティング。競技者は七草であった...いや、それ以上の不安要素は七草のメンテ役が朔夜であったという事だ。
朔夜「.....これで説明は終わりだが...質問はあるかい?七草さん?」
真由美「特にはないわ...貴方の編み出したコレを信じて早く当てきるだけよ」
朔夜「...これが競技者七草真由美としての初舞台だ。新人戦トップバッターで緊張してるかもだが、やることは2つ、狙い撃つ時はロックして 、派手に行く時にはアンロックだ。」
真由美「...えぇ、分かったわ」
朔夜「万に一つもないだろうが負けたら俺の責任だ。なんでも言うことを聞いてやる」
真由美「ふふっ、そんなことないから安心して。勝って貴方に言うこと聞いてもらうから」
それを聞き朔夜は微笑する
朔夜「それだけ言えるなら安心だ。行ってこい.....真由」
真由美「!?...分かったわ!!」
新人戦初日、スピードシューティングが開幕した─
十文字「朔夜、今回はどこが強敵になると思う?」
ふと横から疑問が飛んできた...十文字のソレはきっと確認だろう。心の中では負けるはずがないと考えている。それを汲み取った朔夜は大きくでることにした。
朔夜「予選はな...」
朔夜「誰もいないさ。他のやつにひとつも取らせずに彼女は勝てるよ」
十文字「ほぅ?」
十文字は不思議そうにし試合の方へ目を傾けた─
─試合開始のブザーが鳴り響く
そしてほぼ同時にクレーが出てきた...
そう視認した刹那その出たであろうクレーは爆発していた
十文字「これは...」
感嘆する十文字を横に朔夜が解説を入れる
朔夜「七草さんが得意としている魔弾の射手。それは点を狙うのには絶好の手段である...だが、予選でそんな面倒くさいことをする必要は無い。予選は5分間で出てくるやつをできるだけ破壊すること」
35...40 スコアがどんどん伸びていく...
十文字「七草に爆破を用いた魔法は得意ではないはず...」
朔夜「そうだ、これは爆破...に見せたものだ。正確に言うと弾丸を中心として風を発現させるもの...中心でそれを起動することであたかも弾丸が爆散したかのように見える...だが同じ術を2つかけあわせ打ち込むこともこれまた複雑だ。」
60...65...
十文字「...」
朔夜「答えは簡単だ。魔法の途中式に自動起動するコアを落とし込むだけだ...そうすれば彼女の想子保有量をもってすれば打ち放題の時間差拡散弾となる。つまりコレを一定のタイミングで打つだけで...」
95...100
朔夜「あっという間に予選突破。彼女の本質を理解させないまま予選を終わらせ本戦に入ることができる。情報戦に置いて絶大な有利を持って戦いに入ることが可能になる」
十文字「七草が言おうとしていたスキルとはこの事だったか...」
朔夜「魔法式に軽い仕組みを落とし込む、そしてコレを魔法士には気付かせないでいつもの感覚で打てるようにする。それが俺の十八番とするものだ。まぁもっとも、これは一科の人間レベル出ないと実用的ではないのだが...」
朔夜はそういい七草を迎えるため席を外した─