朔夜「...二人共やはり強いな」
七高の二人と相対している十文字と辰巳は拮抗はしているもののやや押しているように朔夜は感じ取れた
朔夜「...浮きな!!」
朔夜はトリガーを2度弾いた。すると数瞬の間を置いて─
??『うおっ!?』
??『何!?着地が...遅れて!!』
七高の二人の身体がほんの少しふわっと浮いた
十文字「ぬぅん!!」
辰巳「はぁっ!!」
その隙を2人は見過ごすはずもなく二人に魔法を叩き込み七高の二人はそのままダウンした。
朔夜「流石だ」
朔夜は端的に感想を述べ─
朔夜『作戦解除だ。二人とも最初の布陣に戻ってくれ。』
二人『了解』
朔夜「...さて、残り一人をどう捌くか...」
朔夜はカードリッジを再度取り替えて駆け抜ける─
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朔夜「...(ターゲットは未だに動かず...か。これなら平和的に解決できそうだ。)」
朔夜は自身の身体に弾を打ち込む。すると朔夜の姿はみるみるうちに消えてしまったのである。
朔夜「...あとはモノリスにこれを撃ち込んで...」
モノリスが解放されコードが現れる。
朔夜「...(カタカタカタカタ...)」
??「なんでモノリスが!?」
朔夜「...魔法だけが真理じゃ無いんだぜ?魔法しか使えない...そう考えた時点で俺の勝ちなんだよ。」
朔夜は文字を打ち込み終え、自身に撃ち込んだ魔法を解除する。
─ビビーッ!!
静かに...初戦が終わった。
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─真由美side─
...何が起こったの?あまりに事が大きく運ばれすぎて処理が追いつかない
真由美「どうして勝ったの??」
気がついたら朔夜君が消えてそして気がついたらモノリスの目の前に朔夜君が現れ...気がついたら.....
摩利「...終わってる。いつの間に打ち込んだんだ??」
相手の最後の一人は無傷のまま何故か戦いの終わりだけ告げられた。
真由美「...マテリアルギリー...よね。」
摩利「...消え方現れ方、そしてやったのは朔夜...恐らくマテリアルギリーだろうな」
??『...こんな魔法、開発されていたか?』
??『分からない...だが、魔法理論から何まで新しい魔法なのは確かだ。』
...朔夜君の思惑は兎も角二科生だから○○という意識が吹き飛んだ瞬間であった。
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─朔夜side─
朔夜「何とかなった...かな」
そう言うと朔夜は緩やかに後ろへ倒れ込んだ
十文字「よくやったな」
十文字は朔夜の真横で座る。それを見た辰巳も倣って座る
辰巳「それにしても最後のあれはなんだい?」
十文字「マテリアルギリー...だろう。」
朔夜「あぁ。もっとも、通常のものとして携帯しては引っかかりかねなかったから圧縮してカードリッジに保存していたんだ。」
十文字「それにしても助かった。朔夜の魔法があってこそ楽に倒せたが...」
辰巳「そうだね。俺も危なかったしまだまだってところなのかもな」
朔夜「そんなことは無い。二対一なら誰であっても苦戦は強いられるだろ」
3人して苦笑を浮かべる
十文字「そろそろ待機部屋に戻るか」
朔夜「そうだな」
朔夜の同意に辰巳も反応し、3人して退場して行った。
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待機部屋戻った朔夜は次の戦いについて思考を張り巡らせていた。
朔夜「...(先の戦いでみせたマテリアルギリーは多用しない方がいいだろう。決勝まで種はバレない方がいい。ディフェンスは正直サポートのしようがないほど優秀だ。オフェンスも然り。だから俺は徹底してパーティーの潤滑油にならねばならない。だが2連であの上昇を利用すると落とされかねない...そうすると索敵は...どうするべきか)」
思考を張り巡らせ続ける朔夜の思考を突如として何かが襲いかかってきた。
「朔夜君!!」
朔夜「ウッ...真由美、急に抱きつくのはあぶない、やめてくれ...と言っても無駄か」
朔夜は思わずため息をついた。
真由美「初戦突破おめでとう!!」
朔夜「ありがとう。たまたま何とかなったよ。」
朔夜は苦笑を浮かべる
真由美「そんなことないわよ。うちだけよ、コード入力による勝利は」
朔夜「へぇ...」
朔夜は適当に返事をする。
真由美「...魔法だけが全てじゃない」
朔夜「...」
朔夜が先に相手に言い放った言葉が何故か真由美の方から返ってきた
真由美「それを真っ先に気付いたのは朔夜君だよ。」
朔夜「...魔法外でも戦わないといけないくらいの魔法力だからな」
真由美「それでも気付かせてくれた。私にその事を」
朔夜「そうかい。」
真由美「それで私はどれだけ救われたか」
朔夜「...何もやってないが」
真由美「...スピードシューティングの時の約束覚えてる?」
朔夜「...あぁ(嫌な予感がする。)」
真由美「いま、叶えてもらうね」
朔夜「...はい?」
朔夜が疑問符を浮かべた頃に──