紅髪の奇才と、藍眼の白騎士…たまに鬼神   作:天海 ヒロト

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第十三話 鬼神紅華の裏、提督...戦場へ

ー響sideー

 

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...指令が黙り込んでいる...今まで見せたことのない顔...私は正直怖い...好きな人の闇の部分に触れようとしているのだから...でも私は聞くと言った...覚悟を決めたのだ...そして指令が来て初日に提督が言った...何があっても生きて帰ってこい...お前達は人であって物ではない...命を粗末にするな...金剛...お前は仲間思いだ...見て分かる...しかし自分を犠牲にするような事はしてくれるな、雷...笑って帰ってきて私を安心させろ...そして響...不死鳥の名はダテじゃないという事を見せてやれ...私の…特に不死鳥の所で暗くなった...私はその謎をまだ知らない...でも指令は少なくとも私達を大切にしてくれている...私はこの時初めて人間に好意を寄せるようになった...

 

 

 

...そして指令は不意に...

「...とその前にだ...」ー指令の顔が暗くなった

「...誰だそこで覗いているのは...」ー誰も居るはずのないドアの向こう側に向かって声を上げる...しかし...

「...なんで分かったの提督さん」

「...何故ばれてしまったのだ...」ー...瑞鶴と加賀が居たのだ...

「簡単だ、気配でわかる...んで加賀、瑞鶴お前たちはどうする...」ーどうやら指令はこの二人に選択を委ねるようだ...

「勿論、聞かせてもらう。私も提督に興味があるからな...」

「...提督さんの過去でしょ...聞くに決まってるでしょ」

「...聞くに決まってるでしょ...か、まあいい...それじゃ話をしようか...」

 

 

 

ー指令が目を瞑ったー

 

ー響sideoutー

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ー加賀sideー

 

...「...まず五歳のころの話をしよう...ある女の娘がイジメられていた...助けようとしたがその時...そのグループのリーダーがな...その女の娘に投げたんだ...その時その女の娘には当たらなかったんだがな...私が庇って首の頚動脈辺りをスパッ...と切られた...(ゴソゴソ」ー...提督の過去が露になっていく...五歳の時に頚動脈を切られた...!?な、なんて悲惨なんだ...

「...ほらここだよ...んで話を戻すとその時私は体にある変化が起こった...私に翼が生えた...そして目が蒼と紅になった...私はあるトリガーが外れると悪魔になってしまうのだ...そして私は...そのいじめのグループを...まがいなりにも傷つけてしまった...いくら子供でも許されざること...しかし私はその後...出血多量で倒れた...」ー提督が...悪魔!?...私はこの時気を失いそうになったがすんでのところで踏ん張った...

「ははは...今思えばここから地獄のようだったよ...いじめのグループに目をつけられたり、石を投げられたり...水をぶっかけられたり...しまいには...火炙りだったよ...親には気づかれるわけなく...ってどうした加賀!?」ーどうしてだろう...涙が...溢れて...止まらない!!

「...なんでも...グスッ...ない」

「......加賀...こっちに来てくれ...」ー提督が優しく言う...それに抗う事のできない私は、素直に提督の元に行く...するとー

「...すまなかったな...加賀(ギュッ」

「!?.....うぅぅ...うわぁぁぁぁあ!!」ー提督に抱かれた...その時私の中で何かが壊れ...泣き叫んだ…泣きたいのは提督のほうだろうに...それでも提督は優しく私を抱いてくれた...

 

 

 

 

「...ありがとうございます提督...もう大丈夫です」

「...すまない加賀...このまま話させてくれないか??」...!?提督がそんな事を言ってきた...

「勿論、構いません...逆に希望します...がどうしてこのまま??」

「...ここから話すことはさっき話したことよりハードなんだ...それを耐えて話すことは難しいだろう...だから...この体制のままがいいんだ...」

ー金剛さんや響、それに瑞鶴には悪いけど私は嬉しかった...提督が私を必要としてくれたから...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーそう、この時私は提督に恋したのだ...

 

ー加賀sideoutー

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ー瑞鶴sideー

 

...「さて...次は十歳の時だった...夏休みを使ってお婆ちゃんの家に居たときにな...私はある神社に毎日お参りしていた...それでお婆ちゃんの家から出るはずだった日も行った...そしたらそこにいた女の娘が...どう見てもイジメられていたんだ...まぁ私は助けようとしたがその時私の背後から気配がした...反応するまえに...」ー私はさっきまでの話でなんとなく察した...

「刀でな、背中をバッサリと斬られたな...幸い傷が浅くてその娘を助ける事は出来た...しかし...私は力尽きた...情けない話だ...」ー提督さんは嘲笑しながら話す...顔は真っ青だ...

「...そしてないつしかこう呼ばれたんだ...鬼神紅華のバケモノってな...その時は流石に傷ついたな...そして改めてわかったよ...私は普通の道に行っちゃダメなんだな...ってな...それが分かってもな...分かっても抗いもがき苦しんだ...そしてある日私は自分の狂気に飲まれて暴走した...しかしな、いじめって終わらないんだ...暴走した私を見ても何も思わず逆にいじめがエスカレートした...火炙りから裸で泳がされたり...最終的にはナイフで滅多切り...もう親は居なかったし残ったのは...って瑞鶴どうした!?」ー...なんでだろう私も加賀さんとおんなじ...涙が止まらないっ!!

「......なんでも...グスッ...ないわ...」

「瑞鶴...お前もこっちに来い」

ーあぁ、加賀さんがこうしたのも納得がいくわ...提督の指示に抗えない...

「...すまなかったな...瑞鶴(ギュッ」

「.....う...うぅ...うわぁぁぁぁあん!!」

...ここからは理性が働かず辺りをきにせずに泣きじゃくった...提督の手は暖かくそして誰よりも安心出来た...そんな提督の優しさに触れた私は......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー提督さんを1人の異性として好きになった...

 

ー瑞鶴sideoutー

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ー響sideー

ー正直私は今にも泣きそうだが我慢する...

 

ー「金剛...すまない…雷を部屋に戻してやってくれ...」

「??...!!OKデース」ー雷の方を見ると寝てしまっていた...

「...ついでだ金剛...寝巻きに着替えて来い...続きは私のベッドで話そう...」

 

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ーー

 

 

私達はその後指令のベッドに入った...

...「ありがとう、金剛...ふぅ...続けるか...最後は今からちょうど1ヶ月前...五歳の時に会った子と戦ってな...私の友達の家に行ったんだ...私が勝ったぞあの時は...でもなその家で友達を襲っている男がいた...そいつは...一回戦ったことのあるやつだった...そいつがな...友達に向かって発砲したんだ...そして私はなその友達を守るためにその銃撃を受け...倒れた...ははは...人を庇って逝くのか...って思った...グスッ..皆...泣かないでくれよ...」ーその時私達は涙を流した...もう...耐えられない...

「......ありがとう...最後まで聞いてくれて...もう...寝ようか...」

 

 

 

 

 

 

 

ー皆泣き疲れたのかその後は泥のように寝た...

 

 

 

 

 

 




はい、どうも皆様いつかぶりですね、篠ノ之ヒロトです。今回は颯魔の真の過去が露になりました...あ、ちなみにベッドの配置は左から金剛、加賀、颯魔、瑞鶴、響です。

さて、次回は颯魔を更にチート化させようかとも思っています...それでは次回もお楽しみに!!

※皆様のアドバイスやコメントなど、どしどし募集しております!!
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