どうも。おはようございます、こんにちは、ぐっといぶにんぐ。店長です(´・ω・`)
そんなこんなで第一話です。
『東方使徒録』
第1話『奏』
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xx日 正午 ???宅・部屋
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部屋になり響く、(※1)アイリッシュハープの音色。
タラララン、タララランと美しい音色が奏でられる。
何処か悲しい気持ちを連想させる曲調。それをアイリッシュハープの音色が最大限に表しているように感じる。
沢山の弦を間違えることなく弾いていく。正確に、優しく、美しく、切なく。
そんな音色を奏でる主、その名は葵 奏。
高校二年生。17歳。
幼い頃に父が他界し、母一人に養われている。
その母は軍事関係の仕事をしているため家に帰ることが少なかった。
そのため中学生になった頃からはほどんと葵一人での生活になっていた。
一人での生活が多かったためなのか、内気な性格で他人とのコミニュケーションが苦手であり、友達と言える人間は極僅か。
そんな彼の心の支え、それがこの音楽。
10歳の頃にストリートライブでのハープの演奏を聞き、その音色に感動しお金を貯めて楽器を買い、独学で毎日練習に励んでいた。
それから七年も経ち、一人前とも言える程に腕は上達した。
そんな奏はハープを弾いているのだが・・・。
そんな彼は、演奏中に心の中で
(今日の昼御飯…何食べようかな…)
全然関係ない事を考えていた・・・。
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奏視点 葵宅・キッチン
「さぁ…何を作ろうかな……」
演奏をやめ、ハープの音色を堪能した僕は、エプロンを装着し、キッチンの前に佇んでいた。
今日はまだ昼御飯を食べていなかったので、今から料理を作るわけなんだけど…
「…思いつくものがないのは……困ったなぁ……」
昨日、食材は沢山買っておいたのでそこの心配はいらない。だけど作るものがないとなると色々と面倒だなぁ……
「……さっぱり系のサラダでも作ろうかな…」
そう呟き、僕は料理を作るために具材を取り出すのだった。
料理を作りながら、僕は昔の事を思い出していた。
昔の僕は、中学生頃からは家に一人で暮らすことが一般的になってきていた。
そこで浮かび上がる試練。それは家の家事や料理。
母は仕事の都合上居なかったし、一人でなんとかしないといけないのが現実だった。
最初の頃は大変だった。料理はうまく作れないからインスタントに頼るときもあった。家事が面倒で放棄したときもあった。
だけど、一年もたったらどれもある程度出来るようになってしまった。
今は料理も出来るし家事も完璧にこなせるようになった。あの頃の努力がなければ今の僕はいなかったのだろう。
そこで僕は、あることを思い出した。
それは昨日の夜に見た夢。
「……なんだか不思議な夢だったなぁ…」
あの二人の言葉には、とても感情が篭っていた。夢だというのに、声が頭に響くだけだし。
何か異常な夢だった。今まで見ていた夢とは違うような…何か違ったような気がした。
「まぁ…こんな時もあるよね……」
そうだ。たがが夢だ。何が起こるがわからないような現象なのだ。あってもおかしくはない。
そんな事を考えているうちに、サラダが完成した。
簡単にマカロニサラダを作ってみた。
「さぁ…テーブルに運ばないと…」
そう呟き、僕はお皿に盛られたサラダを手に取り、テーブルに向かった。
その時だった。
「…・・!?あぁ…ぐぅ……」
頭に走る激痛。痛い……!
「……はぁ…収まった……」
一体…何なんだったのだろうか。
何だかんだ言ってサラダを落とさずに持っていた自分はすごいと僕は思う。
「……食べたら休もう……」
そう言い残し僕はサラダを食べ始めた…
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第1話『奏』END
※1 ハープ(楽器)の一種。ハープの中では一番サイズが小さい。
アイリッシュハープの音色、良いですよ!
ふむ、ユーチューブ等で「アイリッシュハープ」と検索すればそれなりのが引っかかるはず。
(*店長)「俺も楽器弾けたらなぁ…」
(#無能)「無理ぽ」