文字数短い?かもしれないですが、とりあえず投稿致しました。
欲って、怖いな。
『東方使徒録』
第五話『未知への一歩』
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イノリッ!? …どうしてぇ…!? どうして!?
分かり合えないのかな…僕達は。
イノリ…ありがとう。そして、さよなら。
大丈夫さ…僕は…死ぬわけじゃない…。後の─────に希望を託すだけ…さ……。
そうだ…。次の───────に…希望を…。
それまで…イノリ…。少しの間だけど…さようなら。
「………」
今のは…。あの時の…夢と同じだ。
まるで…
昔の記憶を思い出してるかのような…
そう、あの時見た夢と同じだ。
そんな事を考えながら、僕は寝ていた体を起こす。
(慧音さんから、話を聞いて…)
「そのまま寝ちゃったのか…僕は」
寝ていた僕に、掛け布団が掛けられていた。おそらく誰かが風邪を引かないように掛けてくれたのだろう。
部屋に付いている窓を覗く。
静寂に包まれた村。空には綺麗な満月が見える。
(…そうだ。誰もいないし村でも散歩するか)
ふと閃き、立ち上がる。
この家で…誰かが起きている気配はない。おそらく別室で慧音さんは寝ている。
慧音さんに気づかれないように静かな足どりで部屋を出る。
そして、家を出た。
「…夜も、たまには散歩してみるものだな」
静かで、涼しくて、とても心地が良い。
(これでも…異世界なんだな)
そう、ここは前とは違う。
別世界なんだ。
そんなこんなで僕は村を歩いていた。
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あれやこれやで一時間、僕は村を散策した。
しかし、ひとつ問題があった。
(…家に戻れない…)orz
原因を挙げれば、調子に乗って一時間も歩きすぎた所だろう。
しかも、其々の民家に特徴がないのか、家と家との区別が付かないのだ。
さらには意外と人里は広い。それを承知できなかった僕の判断ミスだ…。
「このまま朝までほっつき歩くか…それとも野宿をするか…」
(…野宿は嫌だな…)
それに、僕は先ほども寝ていたのだ。今の所眠気は来ないしこのまま里を歩き続けるのも一手。
ならばもう、このまま歩き続けよう。
「…長い散歩になるなぁ、これは」
さぁ、散歩をするのは良いけど…暇だな。
「今あるのは……っ、所持しているものがない…」
何もせずにひたすら村を歩く。なんとまぁ暇なことだ。
(仕方ないよね…こうなっちゃったんだし)
さぁ、暇を貫き通すぞ。奏。
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目の前にあるのは、人里と外の境界線、門。
外には、豊かな自然。
まだ、日は昇らない。
「…ちょっとくらい、外に出ても大丈夫だよねぇ」
朝まで歩き続けると決めてから、だいぶ時間が経った。
月も落ちてきたが、まだ太陽に顔を合わせる事はできない。
そして僕の目の前にあるのは、広大に広がる豊かな自然。
ゴクリ・・・
唾を飲んでしまう。
何故って?
慧音さんから聞かされたのだ。妖怪の話を────
「昼はともかく夜は絶対に里の外に出るな。村から離れれば妖怪の餌になるから、気を付けるんだ」
そう、妖怪。
前の世界では空想の生物だったのが、こちらには生息しているらしい。
なんとも人間を食べるそうで、人間と妖怪の共存が定められている幻想郷でも人間側で妖怪による犠牲者は多いとかなんとか。
ちなみに慧音さんや一部の人間は妖怪を相手にしても、大妖怪というレベルの妖怪に会わなければ、ある程度は退治できるらしい。
「…村に離れなければ…大丈夫さ」
そうだ。妖怪に出会っても村に逃げ込めば何とかなるはずだ。
妖怪も人里は襲えない、はず。
すぐ戻って、また歩いて時間を潰せばいいし・・・
「…少し、外に出てみようかな」
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第五話『未知への一歩』END
(*´ω`*)ハヤル
この顔文字は流行らせる(キリッ
ぶっちゃけもう流行ってるだろ、と思う店長です。
そんなこんなで里の外に足を踏み入れてしまった奏君。
果たして妖怪は登場するのでしょうかねぇ…(笑)
(*店長)「奏君、生きて元の世界への道を切り開けぇぇえっ!!」
(#妖怪)「奏とかいう人間、食べといたわ。ごちそうさま」