うちはイタチに転生…?マジですか?改訂版!   作:ディア

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タイトルの通りです。それまでかなり不評でしたのでカットし、ダイジェストに収めました。


中忍試験編
中忍試験一次~三次予選ダイジェスト


☆☆☆☆

 

俺はアンコを担いで医務室に来ていた。

「全く…脳震盪を起こしているよ、この馬鹿は…」

綱手は呆れた声を出してアンコを見る…そういえばアンコって綱手からしてみれば姪弟子見たいなものだしな。

「起きるのにどのくらいかかりますかね?」

「う~ん…打ち所が打ち所だからな。半日は少なくともかかるだろうね。」

「どうします?彼女試験官なんですよね…三代目様に試験を延期させますか?」

原作知識に関係なく、アンコが試験官だというのは担当上忍に既に聞かされているので全く問題ない。

「そうだな。今回新規登録してきた音の里も大蛇丸が関わっていると聞く」

音の里と聞くと音の5人衆がギニュー特戦隊のポーズをしている姿を思い浮かんでしまったのは仕方ないよな?危うく吹きそうになったが堪えて真面目な話しを聞く。

「…イタチ、この馬鹿の代わり出来ないかい?」

「俺、担当上忍ですよ?第二試験がサバイバルとはいえまずくありませんか?」

担当上忍が試験官をすることは基本的にない…色々と問題になるからな。例えば試験の点数を甘くしたりとか事前に答えを教えたりとかで試験をパスする奴がいるからな。

「大丈夫だ。お前達の班はそんなに弱くないだろ?」

 

フブキ…上忍3人を相手に勝ったうちはシスイの弟だが脳筋。

タキオ…一応シカマルを超える天才だがナルト以上のトラブルメーカー。

アキホ…メンタルキラーの異名で自里からも他里からも恐れられているドS。

 

…確かに弱くはないが不安しか残らねえ!監視するという意味では良いかもしれない…

「それにお前の弟が大蛇丸に目をつけられたらどうする?」

あっ…!? そうだった!! ここでサスケが呪印つけられるんだ!そうとなれば決まりだ!!

 

「イタチ、お主を第二次試験官に任命するからマジで離してくれんかのう……」

気が付いたら三代目火影様を脅していた。怖いな…ヤンデレになりかけているし精神科にでも通ってみるか?

「ありがとうございます」

とはいえこれほどありがたいことはないので三代目火影様を離した。

「それと数々の無礼申し訳ありませんでした」

俺は三代目火影様に謝った。

「まあお主がそんな行動をするのは無理あるまい…何しろ大蛇丸じゃからな」

大蛇丸の名前が出ただけでシリアスになり、俺もシリアスな雰囲気を醸し出した。

「戦闘力もそうですが、戦闘力よりも生命力が脅威ですからね。蛇の癖にゴキブリよりもしぶといですから」

「うむ…かつては天才と呼ばれたあやつが何故こんなことになったのかと思うとワシは頭が痛いわい……」

「私の所のタキオもああなるんでしょうか?」

「可能性は否定出来ん故に正しい道を歩ませてやれ。良いな。」

「はい。では失礼します」

俺の難儀な日常がまた始まるな。

 

 

数日後。俺は当然の如く問題を起こしたあの三人に説教していた。

「全く…お前達は良い意味でも悪い意味でも予想の斜め上をいく奴らだ。」

「褒めるなよ。」

俺は青筋を立てながら皮肉をいったが3人は口を揃えて照れる。

「試験官の仕事もあるからあそこに入る文字はタキオから聞け」

俺はそう言って元の場所に戻ろうとするがこんなことを言われしまった。

「職務怠慢!」

「黙れ。こっちは事後処理が多すぎて大変だということがわからないのか?」

「大変ですね」

アキホが他人事のようにつぶやいた…キレても問題ないよな?

「他人事じゃない。8割はお前達の行動が原因だ!」

演習場をあんなに破壊しやがって……後始末大変なんだぞ?

「それじゃ俺達のケツ拭き頑張ってくださいね。下忍をこき使ったイタチ上忍」

こき使ったことがバレた?それであんなに狂っていたのか…だがそれはそれ、これはこれだ。

「あとで覚えていろ…中忍にならなかったら休みなしで働かせるからな!」

俺はめちゃくちゃ大人気ないセリフを吐き、その場から消えた。

 

「くそ、あの班の教育どこで間違えたんだ?」

俺は日頃の行いを反省しながら事後処理をやる。といっても執務室で書類を書くだけだが量が半端ないので影分身を使ってやっている。

「イタチ上忍大変です!」

「どうした?」

「変死体が、試験会場の外にありました!」

今更遅えよ。もうこっちは大蛇丸と遭遇しているんだ。

「安心しろ。その件についてはもう火影様に報告してある」

ただし影分身だがな。俺本人が行く必要はないだろ?

「本当ですか? では私はこれにて」

「待て。せっかく来たんだ。俺の仕事も手伝え」

中忍が逃げようとしたので俺は肩を掴んで引き止めた。

「いやいや私は」

「写輪眼!」

有無を言わさず俺は写輪眼で幻術をかけて言いなりにした。

「イタチ上忍ニ従イマス。」

よし、部下が出来た。これで一安心出来るぜ…

 

おっと? 火影様の報告が終わったみたいだな。厳重警戒にする方針だな。その気になれば見つけられるだろうが大蛇丸のことだ、何をしでかすかわからないから先手でも打っておくか。

「これでよし」

俺はその書類を書き終えると鴉を使ってとある人物に渡すように命令した。大蛇丸の慌てる姿が目に浮かぶ…木の葉にわざわざ出張したのが仇になったな大蛇丸!

「イタチ上忍!」

ハイになっていたところでまた中忍が入り込んできた。

「今度はなんだ?」

「イタチ上忍に会いたいという方が……失礼」

「誰だ?」

「それがそのトビという仮面を被った男なんですが」

あいつが? 珍しいな。

「入らせろ。敵だとしてもお前達が敵う相手ではない」

「はっ!」

 

そして数分後。

「イタチ随分と忙しそうじゃないか」

「当たり前だ。それよりもなんのようだ?」

「まあ待て……俺は少し前にリン、俺の班員の夢を見たんだ。」

「それがどうした?」

「リンは俺に私のことを思い出すのは勝手だけどお嫁さんを見つけて幸せに生きて欲しいって言ってきた……わかるか? この言葉の意味が」

俺はカウンセラーじゃないんだぞ、全く。まあいいか。

「お前が望む世界はリンさんと幸せに暮らすことか?」

「そうだ」

「そもそも幸せってなんだ?答えてみろ」

「知らん」

「俺はな、戦争で亡くなった仲間を讃え、そういった悲しみや苦しみを乗り越えて生き残った仲間と一緒にバカやったり、平和な日常を過ごすことを指すと思う。だから慰霊碑があるんじゃないのか?」

「……そういうものか。俺はこれで失礼しよう。」

やけにあっさり引いたな。オビトのことだからうるさくなると思ったんだがな。

 

数日後、砂隠れの里に観光旅行に来ていた木の葉の忍びが風影暗殺を阻止したとの朗報が入るとは予測出来なかった。

 

「さて……試験はどんな状況になっているんだ?」

俺はテレビをつけてどんな奴らが残っているか確かめる…影分身を元に戻さないのはサスケをフォローする為だし、ホイホイとそんなに使えるものではない…ってナルト達がもう塔の前まできている!?

「おいおい、ナルト達もう巻物を手に入れたのか?」

おかしい。ナルト達は滑り込みで入るはずだったがサスケを鍛え過ぎたのが原因か? ちなみにサスケはチャクラコントロールを原作よりも早くから特訓しているせいか出来るようになって写輪眼を始めとしたチャクラを使う技に関しては強くなっている。体術はフブキが基準だからなんとも言えないがまあ少しは強くなっているとは思う。

いやサスケが原作よりも足手まといじゃないにしても音の三人衆にナルト班と同じ天の書を渡したから接触してもこんな短期間で地の書を奪うのは無理なはず。

「いや~それにしてもラッキーだってばよ!空から地の書が降ってくるなんてよ!」

空から地の書?

「本当ね、しかも重さといい、紙の質といい本物だし!」

他の班がダミーを仕掛けるにしてもよほどの複写技術がないと無理とはいえ、それが試験官側の用意したダミーだったらどうするんだ?

「まあ兄さんはダミーを渡しても失格とは言っていないからこの地の書がダミーだとしても失格になることはないだろうな」

なるほど、俺に見せればダミーかどうかはわかるし、何よりも塔の前で待ち伏せしていれば他の班をボコしてしまえばいいだけの話だな。

「一応調べてみるか」

俺は鳥達を使って記憶映像を見た。

 

★★★★

 

フブキ達がある一班と接触していたがフブキ達は滅多斬りにして巻物を回収していた。

「おっ!巻物発見!」

タキオがその巻物を拾うとそれはナルト達が持っていた地の書だった。そしてフブキ達の配られた巻物も地の書だった。

「チッ……地の書かよ」

タキオが寒いギャグを言うと周りは寒くなり二人は固まる。

「そ、それよりもこれどうする?」

その空気に耐えられなくなったタキオは慌ててその巻物について話し合わせようとする。

「こうする。運がいい奴にプレゼントだ」

フブキはバイクから降り、その地の書を手に持ち、槍投げの構えを取った。

「うおりゃぁぁぁ~っ!!」

 

キラン☆

 

そしてその地の書を天に届きそうな勢いで投げた。はっきり言ってむちゃくちゃである。体術最強の忍びマイト・ガイでもこんな真似はできない。

「これでよし」

「後で戦うことになり得る奴らが増えるがいいか。試合が多いとその分寝られるし」

「……」

フブキは満足気に、タキオはポジティブに、アキホは唖然として三者三様の反応を示した。

「よし! それじゃ行こうぜ!」

そして再びフブキ達は森林破壊を行った…アキホが憂さ晴らしにやっていたのは言うまでもない。

 

その頃ナルト達は安全を確保するために周りを警戒しながらもくつろいでいた。

 

ドズッ!!

 

「うわっ!?」

ナルトの目の前にフブキが投げた地の書が突き刺さった。

「一体なんだってばよ…これ」

「待てナルト、迂闊に触るな!」

至極真っ当なことを言っているこの少年、うちはサスケはナルトにその巻物を触らせないようにする。当然といえば当然である。

「写輪眼!」

赤くなった目の中に二つのおたまじゃくしが出来、写輪眼の状態となった。うちは一族にしか現れない写輪眼は動体視力が上昇し、チャクラを始めとした様々な動きを読み取る能力がある。その中で最もポピュラーなのは忍術や体術のコピーであるが写輪眼をうまく使えば一瞬で幻術を見破り、罠をも見抜く力を備わることも出来る。今回サスケが使っているのはそちらの方だった。

「ナルトとっていいぞ」

「おう!」

サスケの合図に従い、ナルトは地の書を持ち回収した。

「しかしなんでこんなものが降ってきたんだってば?」

「……兄さんの班だろうな」

フブキの班二人、つまりタキオとアキホはサスケと面識こそないがイタチを通してその情報は聞いている。

 

まずタキオは面倒くさがりな上にトラブルメーカーだが有能な少年。下忍になった当初は真っ先に寝るような奴だったが最近は寝るだけでなく悪ノリが目立ち、アキホやフブキが止めなければ自重しない程酷い。

 

次にアキホだがまだタキオに比べればマシだが一度スイッチが入ったら完全にドSとなる。例えば拷問の時は対象者が絶対に縄を解かないように関節を外した状態で亀甲縛りをし、顔を下にして馬で引きずり、時々蹴っ飛ばすといったことを平気でやるのだ。

…ちなみにその対象者とはナルトを利用した挙句殺そうとしたミズキである。彼はアキホの名前を出すだけでビビってしまうほど精神状態は危うくなり、一生外へ出ず牢獄の中で過ごしたのは余談だ。

 

「ああ〜なるほどね〜」

「サスケくんのお兄さんの班?」

ナルトは納得したがサクラは首を傾げた。

「あの赤いリーゼントいただろう?…あれをリーダーとした班だ」

「えっ!? あれが……!?」

「あいつらは非常識なんだ。関わらずに行こう」

サスケ達はその後カブトとも出会うことなく二次試験をクリアした。

 

☆☆☆☆

 

呪印も受けず音の忍びも遭遇せずに合格したか…原作と大きくズレたな。

「これでプラス方向に働ければいいんだがな」

原作と違うからと言って必ずしも俺が次期火影候補になり、うちは一族のクーデターを止めたようにプラス方向へと変わる訳じゃない。例えばタキオなんかが一番いい例だ。あいつほど迷惑をかける存在はないと言っていい。しかも有能だからなおさらタチが悪い。

「まあやることをこなせばいいだけの話だ」

とにかく俺は二次試験が終わるまで書類仕事を進めた…誰か変われよ!

 

 

★★★★

 

その後、三次予選が終わり本選に出場したのはイタチ班員3人、カカシ班2人、アスマ班1人、紅班1人、砂隠れ2人の9人だった。

「では本選の説明をする。本選は一ヶ月後に負け抜けのトーナメント形式で行われる」

三代目火影が本選の説明をしているとシカマルが口を開いた。

「ってことは中忍になれるのは1人だけっすか?」

「そんなことはない。本選で活躍すれば勝たずとも中忍になれる」

「ありがとうございます」

シカマル……いや他のものもそれを聞いて理解した。勝てば勝つほど活躍の場が多くなり中忍になれる確率も高くなるということを。

「他に質問はあるか?」

「三代目の爺ちゃん、なんで一ヶ月後に本選を行うんだってばよ?この場でもいいじゃん?」

「いい質問だ。この一ヶ月は言ってみれば準備期間じゃな。本選には大名などを始めとした上の者、そして我々木の葉隠れや砂隠れなどの里の人々が諸君らの活躍を見にくる。そのための準備期間が丁度一ヶ月という訳じゃ」

「ふ〜ん。それまで俺達はどうするんだってばよ?」

「別に拘束はせん。ただしこの本選は言ってみれば戦争みたいな物じゃ。木の葉が勝てば木の葉の権力が強くなり依頼も多くなる」

「えっ!?」

それを聞いたイタチ班全員がイタチに振り向くがイタチは咄嗟に写輪眼に切り替え目を合わせて幻術をかけて黙らせた。

「どうかしたのか? イタチ」

「いえなんでもありません。それよりも話しを」

「そうかの……逆に木の葉の忍びが負ければ依頼も減るという訳じゃな。つまり諸君らが勝てばより良い依頼を受けることが出来る訳じゃ」

「つまりこの一ヶ月間は修行をしている方がベストか」

「別に修行だけとは限らん。羽を伸ばしても何しても一番良いと思ったことを実行すれば良い。他に質問は?」

「……」

全員はもうやる気マンマンの表情を見せており、誰1人も手を挙げなかった。

「ではみたらし特別上忍例のものを前へ」

「それじゃこのクジを引いてね」

二次試験中ずっと休んでいたアンコが復活して本選に出場した全員にクジを引かせた。

 

最初に引いたのはフブキだった。

「8番」

フブキがそう言って試験官達にみせて確かめさせるとタキオとアキホがクジを引いた。

「2番…」

「4番だ」

タキオは2番、4番はアキホだ。イタチ班は見事にばらばらに別れた。

「3番だってばよ」

「……1番」

サスケとナルトはくじ運が相当悪いのか、よりによってアキホとタキオと当たってしまった。それを見てホッとしたのはここにいる下忍全員だろう。

「9番っす」

シカマルは幸いにもイタチ班にあたることなく自分のくじ運が恵まれたことに一息ついた。

「6番」

シノも無表情ながらもホッと一息ついていた。

「5番じゃん」

「7番だ」

砂隠れの2人は不敵に笑った。というのも我愛羅は単純にタキオにやられた記憶を思い出せず、カンクロウはイタチ班ではなくシノと当たったのでよかったと思っていた。

「では皆のもの、一ヶ月後に試験会場にて会おう」

こうして三次予選は完全に終わった。




本選の試合をまとめます。

第一試合
うちはサスケVS凱旋タキオ

第二試合
うずまきナルトVS木道アキホ

第三試合
カンクロウVS油女シノ

第四試合
我愛羅VSうちはフブキ

第五試合
奈良シカマルVS第四試合勝者

以上です。
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