D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士   作:京勇樹

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久しぶりに、一ヶ月以内に全作品投稿出来た


不退転

「行くぞ……ヨハンナ」

 

そう言った直後、裕也の姿が消えた

 

「消え……っ!?」

 

その速さは、フェイトにも視認出来なかった

フェイトの最高速度はマッハに到達し、本人もその速度までなら視認出来る

しかし、裕也の速度は完全に見失っていた

それもそうだろう

今の裕也は、光速で動いているのだから

今裕也は、秒速350kmで動いているのだ

簡単には視認出来ない

唯一見えるのは、裕也の体から発せられている稲光のみ

しかし、それすらも速い

気付けばヨハンナに肉薄し、刀を振り上げていた

その一撃をヨハンナは回避したが、辛うじてだった

そこに、救難十四聖の一人

鉄腕のクリストフォロが攻撃を仕掛けた

その一撃を裕也は先程と同じ様に光速で回避したが、その一撃で数mのクレーターが出来た

それだけで、威力が分かる

直撃を受けたら、無事ではすまないだろう

余波で、警官にコンクリートの塊が当たり吹き飛んだ

その警官に、別の警官が救助に向かう

そして裕也は、そのクリストフォロの真後ろに回り込むと

 

「邪魔だ……っ!

 

と言って、刀を突き刺した

次の瞬間、クリストフォロの全身を雷撃が襲った

その雷撃は数秒間続き、雷撃が終わると、裕也は刀を抜いた

その直後にクリストフォロは力なく膝から崩れ落ちた

そのクリストフォロの全身からは白い煙が上がっており、無事ではないのが一目で分かる

恐らくは、死んだだろう

だが、クリストフォロには目もくれずに裕也は後退していたヨハンナに迫った

だが、その間に更に数十人の使徒と救難十四聖が割り込んだ

どうやら、裕也を倒す腹積もりらしい

しかし、そこに更に数人現れた

 

「邪魔させっかよっ!!」

 

「はあっ!!」

 

「せいっ!」

 

蓮華、シグナム、アリサだった

しかしよく見れば、シグナムの色彩に変わっている

それは、八神家の一員であり融合騎のリインフォースⅡとユニゾンしたのとも違う色合いだった

その正体は、ゼストが残したもう一騎の融合騎

アギトとユニゾンした姿だった

 

「何故だろうな……お前とのユニゾン……妙に心地いい……どうした、アギト……泣いているのか?」

 

実はこの時、ユニゾンしていたアギトは言葉に出来ないほどに高揚感を得て涙を流していたのだ

その感覚は、ゼストとのユニゾンでは得られない感覚だった

 

《何でもない! 次、来るぞ!!》

 

「分かっている……」

 

アギトの言葉に返答すると、シグナムは愛機

レヴァンティンを構えた

そして

 

「火竜……」

 

《一閃!!》

 

二人は動きと言葉を重ねて、魔法を発動させた

その魔法は正しく、火の竜を彷彿させる魔法だった

その一撃により、大半の使徒達は戦闘不能に陥った

そこへ、蓮華が

 

「グランヴェル!」

 

《了解!》

 

愛機、グランヴェルにカートリッジをロードさせながら切り込んだ

そして

 

「大地斬!!」

 

と強烈な一撃を叩き込んだ

その一撃で、数人の使徒が真っ二つに切り裂かれた

その蓮華を倒そうとしたのか、数人の使徒が蓮華に向いた

そこに、横から襲い掛かる人影

 

「シッ!」

 

アリサは腰の入った炎の宿った右拳を、一人の使徒に叩き込んだ

その一撃でその使徒は吹き飛ばされて、別の使徒にぶつかった

そこにアリサは、左手を向けて

 

「フレアシューター!!」

 

炎の魔力弾を発射した

その魔力弾の直撃により、その二人は倒れ付した

そこにアリサは、更に

 

「プロミネンス……」

 

右手に魔力を収束させて、一歩強く踏み込んだ

そして

 

「ブレイカー!!」

 

その魔力砲を解き放った

その威力はなのはに劣るものの、使徒達に大打撃を与えた

三人の連撃で、使徒達の防衛線に穴が空いた

その隙を突いて、裕也がヨハンナに突撃した

その裕也を倒そうと、一人の救難十四聖

簒奪のアカキウスが剣を横凪ぎに振るった

確かに、その一撃で裕也の胴体は分かたれた

しかし次の瞬間には、その裕也は掻き消えた

 

「雷を使ったデコイか!?」

 

降御雷(ふるみかづち)!」

 

アカキウスがそれの正体に気付いた直後、上空から一本の雷撃がアカキウスに直撃

アカキウスは黒焦げになって、倒れた

この短時間で二人も救難十四聖が倒れたからか、使徒達の間に動揺が走った

その隙に裕也はヨハンナに迫り、連合部隊側は攻勢に出た

しかし、元より数の差が激しいのは否めない

最初こそ押し返せたものの、すぐに劣勢に転じた

連合部隊約四百に対して、まだ数万もの戦力が残っている禁書目録聖省

このままでは、壊滅するのも時間の問題だった

その時

 

『空に多数の転位反応検知! 戦艦クラスです!』

 

とウーノから、通信が来た

その直後、空に次々と巨大な艦艇が姿を現した

戦争は終局を迎える

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