D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士   作:京勇樹

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独白

「お姉ちゃん……」

 

すずかは階段を降りて現れた忍を見て、呆然とした

 

忍は一回すずかに微笑みを浮かべると、真剣な表情を浮かべて

 

「それに、私たちが夜の一族だっていうことも知ってるわ」

 

と言った

 

「え……?」

 

すずかが呆然としていると、忍が

 

「裕也君はね、守護者部隊の活動を始めた時に私たちが夜の一族だっていうことを知ったのよ……だけど、裕也君は自分の方が化け物だって言ったのよ……私達のことは、少し特殊かもしれませんが、それでも忍さんとすずかちゃんだって言ってからね……」

 

忍の話を聞いて、すずかは視線を裕也の方へと向けた

 

「裕也君……」

 

すずかが裕也の入ってるポッドに触れると、スカリエッティは俯いて

 

「僕は戦う方法を知っている……」

 

と呟き始めた

 

そして、全員が視線を向けるとポツリポツリと

 

「僕には戦う為の力があって……皆を護りたくて……僕の命は短いけれど……それでも、誰かを護るために戦える……それが、嬉しいんです」

 

スカリエッティはそう言うと、裕也が入っているポッドに視線を向けて

 

「裕也君が守護者部隊に入る時に言った言葉だよ……この言葉を聞いて、私は酷く後悔したよ……私は裕也君から、平穏を奪ってしまった……私が裕也君を強化改造してしまったから、裕也君は修羅の道を選んだ……」

 

スカリエッティはそう言うと、その目に絶望の光を宿し

 

「私が一番の罪人だよ……本当だったら、今すぐにでも首を差し出したい気分だ……だがね、それを言ったら裕也君に怒られてしまったよ……『ドクターのそれは、只の逃げです。罪を償いたいなら、自分に出来る事をしてください』……ってね……だから私は、この診療所を開いた……一人でも多く、患者を助ける為にね」

 

それは、スカリエッティの独白だった

 

罪の意識から来る、懺悔

 

それを聞いて、結華は頭をガシガシと乱暴に掻いてから

 

「裕也がそう言ったんなら、アタシ達には何も言えねぇ……だけどよ……裕也の寿命はどうにもならねぇのかよ……」

 

とスカリエッティに問い掛けた

 

「たった二十歳で死ぬなんてよ、悲し過ぎるだろ……」

 

結華がそう言うと、スカリエッティは首を振って

 

「私も方々手を尽くしたが、出来たとしても、魂の消費をギリギリまで抑える事位だったよ……」

 

と言って、裕也に視線を向けた

 

「あの眼帯は、私の持てる技術を全て投入して作った封印だよ……」

 

スカリエッティがそう言うと、明久が裕也に視線を向けて

 

「あの眼帯が……封印……」

 

と呟いた

 

すると、スカリエッティは頷いて

 

「あの眼帯を取り付けついる限り、裕也君の魂の消費はギリギリまで抑えられる……それでも、二十歳位までが限界だったんだ……」

 

と言った

 

「それに、二十歳位というのも最大限であって、連なる能力を使う度に、寿命は短くなる……」

 

スカリエッティは続けてそう言うと、裕也に視線を向けて

 

「本当に、私は酷い罪人だよ……」

 

と呟いた

 

その言葉を最後に、話し合いは終わった

 

そして診療所から出た後、すずかは診療所を振り返って

 

「私……裕也君が好き……」

 

と呟いた

 

「すずか……」

 

「すずかちゃん……」

 

明久達が止まっていると、すずかは明久達の方に振り向いて

 

「私に出来ることはほとんど無いかもしれない……でも、何かしたい」

 

と言うと、胸元で両手を組んで

 

「だから、私はメカニックマイスターの試験を受ける」

 

と宣言した

 

「メカニックマイスターって……」

 

「確か、凄い難しいヤツだよな?」

 

結華が問い掛けると、すずかは頷いてから

 

「はい……だけど、私は機械関係が得意なんです。だから、資格を取って、裕也君をサポートしたいんです」

 

すずかがそう言うと、アリサは笑みを浮かべて

 

「すずかがそう言うなら、私が手伝うわ!」

 

とすずかの手を握った

 

「アリサちゃん……」

 

すずかが嬉しそうにしていると、アリサは毅然とした態度で

 

「インデックスのしてる事は絶対に許せないし、私も何か手伝いたいわ」

 

と言った

 

そして、携帯を取り出して

 

「手始めに、お父さんに言って守護者部隊に融資出来ないか聞いてみるわ!」

 

と言うと、通話を始めた

 

それを見て、明久は

 

「こういう時、女の子は行動力が凄いよね」

 

と言うと、結華は明久に視線を向けて

 

「恋する乙女を舐めるな」

 

と断言した

 

こうして、少女達は行動を始めた

 

そして、別れの時は近づく

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