D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士 作:京勇樹
裕也たちの戦いが終わり、数分後
裕也たちは、風見大橋の初音島方面に到着していた
「フェイト、救助した子は?」
裕也は仮面を外しながら直接、救助したフェイトに聞いた
「あの子なら、なのはが抱っこしてるよ」
と、フェイトはバリアジャケットを解除して、子供を抱っこしているなのはを指差した
「今ようやく寝たところだから、あんまり大声出しちゃだめなの」
と、なのはは若干小声で喋る
「よく、無事に逃げてこれたよ。この子」
と、裕也は微笑みながら子供を見る
「だな……そういう意味なら、昔のキャロもだろ」
蓮華はデバイスを待機形態に戻して、体をほぐしている
救助した子供は、なのはに抱っこされた状態で健やかに寝息をたてて、寝ている
「とりあえず、ドクターの所に連れて行くぞ」
「そうっすよ、診察しないといけないっすよ」
「そうだな。なのは、すまないがそのまま連れて行こう」
「大丈夫だよ」
裕也たちは子供を起こさないように歩いて、診療所に向かった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ふむ………少し衰弱しているが、大丈夫だな」
スカリエッティはイスに腰掛けながら、言った
「・・・・・」
子供は診察所に到着した際に起きてしまっている
それで、なのはが下ろそうとすると大泣きしたので、なのはが抱っこしたままで診察した
「本来ならば、入院してほしいが………それは、難しそうだな・・・」
スカリエッティは、なのはに抱きついてる子供を見ながら少し苦笑いした
「さて、どうしたものか・・・」
と、スカリエッティが頭を掻いていると
「話は早いわよ。要は、なのはちゃんの家に引き取ってもらえばいいんだから」
と入り口の所に、気付くとリンディ・ハラオウンが立っていた
「え? いいんですか?」
なのはが呆けた顔で見ると
「ええ。先ほど、士郎さんには連絡しておいたから大丈夫よ」
すると
カラン♪
と、ドアに付けられているカウベルが鳴って表れたのは
「お父さん、お母さん!」
なのはの父親の高町士郎と母親の高町桃子だった
「懐いてるなら、我が家で預かりましょ。無理やり引き離すのも可愛そうだし」
と、桃子は微笑みながら言った
「それで行きましょう、俺はエリオとキャロで精一杯ですし」
それを聞いたなのはは、子供を見つめて
「私の家に来る?」
と、尋ねると子供は頷く
「そういえばお名前は?」
なのはは名前を聞いてないことを思い出して、子供に尋ねた
「・・・・ヴィヴィオ」
子供はなのはを見ながら、呟くように言った
「そっか、ヴィヴィオちゃんか! いい名前だね♪」
なのははヴィヴィオを抱え上げて
「高町家にようこそ、ヴィヴィオ♪」
と、笑顔で言った
裕也たちは、それを微笑みながら見ていた
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
裕也たちが帰った後、1人で暗い診療所のイスに座るスカリエッティ
「あの
スカリエッティは、診察したヴィヴィオの目の色を思い出した
右目が緑で左目が赤の虹彩異色症
「しかし、聖王の血筋は随分昔に途絶えたはず・・・・」
スカリエッティは険しい顔をした
「
スカリエッティは1人黙考を続ける・・・・・
ヴィヴィオを交えた裕也たち、一体これからどうなるのかまだわからない・・・・・
PS
「待て、神夜! 落ち着け、早まるな!!」
蓮華は自分のベッドの上で、後ずさっていた
「ふふ……落ち着いてるわよ?」
神夜はイイ笑顔で、蓮華に迫っている
「だったら、ちゃんとパジャマを着てくれ!! なぜに、ワイシャツ一枚!?」
「え? これが、男のロマンなんでしょ?」
と神夜は、妖艶な笑みを浮かべて更に迫った
「確かにそうかもしれんが! それは恋人や彼氏彼女がやるものであって、俺達みたいな兄妹がやるものではない!!」
「だったら、大丈夫ね。愛に兄妹もなにも無いもの……」
と神夜は、蓮華のベッドに乗っかった……
「なんでだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
蓮華の安眠は……訪れるのだろうか……
それは、神のみぞ知る……