D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士   作:京勇樹

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クリスマスパーティー 2日目その1

12月24日

 

クリスマス・パーティー2日目当日 朝

 

場所 集合団地 防人家 裕也の部屋

 

「起きてないよね……?」

 

現在時間 朝6時

 

「裕也はいつも、6時半に起きるのは分かってる」

 

フェイトがなぜこんな行動を取っているのか、それは先日家に帰ってきて家族でご飯を食べていた時である

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

「ねぇ、フェイト」

 

フェイトに話しかけてきたのは、相変わらず年齢不詳の母親のリンディ・ハラオウンである

 

「なに、母さん?」

 

フェイトは顔をリンディに向けた

 

「クリスマス・パーティーに、裕也くんは誘ったの?」

 

爆弾が投下された瞬間だった

 

「ふえ!? な、なに言ってるの母さん!! わ、私は!!」

 

動揺しまくりである

 

「フェイト、別に、おかしい話でもないだろ~」

 

そう言ったのは、オレンジ色の髪に尻尾と耳、小柄な体躯が特徴の女の子だった

 

「あ、アルフまで!?」

 

アルフとはフェイトの使い魔である

 

なんでも死に掛けてたのをフェイトが見つけて契約したとかで、フェイトに恩義を感じているのだ

 

それが理由で、少し過保護ともとれる行動を取ることも多い

 

因みに、現在は子供形態を取っているが、他には大人形態に、狼形態(本人が狼のため)、それと子犬形態が存在する

 

「フェイトも、そろそろ彼氏作ったらどうかしら? いい年なんだし」

 

見た目では、リンディも充分若いが

 

「それに裕也、結構人気だぞ? アタシが聞いた限り、子供から大人まで大人気だ」

 

「それは……裕也、優しいし」

 

フェイトは、口ごもりながらも言った

 

「けどね……裕也くんは一人で悲しみを背負ってるの」

 

それを聞いたフェイトは、スカリエッティから聞いた話を思い出した

 

「そろそろ、他人だけじゃなくて彼も幸せになっていいと、思うのよ」

 

「うん…」

 

フェイトが頷いたのを確認した、リンディは微笑んで

 

「それがフェイトだと、いいと思うのよ♪」

 

「あぅ……(顔真っ赤)」

 

「あー! フェイトちゃん。顔真っ赤だー」

 

「もう、姉さん!!」

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

以上回想終了

 

で、今にいたるわけである

 

因みに、鍵は何故かリンディから渡された

 

「母さん、なんで鍵なんて持ってたんだろう……」

 

フェイトは、渡された鍵を不思議そうに見ながら首をひねった

 

そして、フェイトは寝ている裕也を見る

 

「…泣いてる?」

 

フェイトは、裕也の目元に涙が溜まってるのに気付いた

 

第3者sideEND

 

フェイトside

 

裕也の目元に、涙が流れている

 

なんで、泣いてるの?

 

私は裕也の口が動いてるのに気付いて、耳を近づけた

 

「ごめん……父さん母さん、美樹を守れなかった…」

 

「裕也……」

 

ずっと、悔やんでるんだ

 

美樹ちゃんを、助けられなかった、守れなかったことを……

 

「裕也…」

 

私は、裕也の涙を見て思った

 

「裕也……裕也は一人じゃないんだよ? 私も居るから…」

 

私は、裕也の涙を指で拭いながら思った

 

「裕也は、私が……」

 

幸せにする!

 

フェイトsideEND

 

第3者side

 

「来るな! 来るなぁ!」

 

「ふふふ……蓮華…いい加減に諦めたらどうかしら?」

 

蓮華はパジャマ姿で、窓際まで後ずさっていた

 

目の前には、ワイシャツ1枚の神夜

 

そして気付くと、蓮華の眼の下にはクマが出来ている

 

どうやら、夜通しでやっていたようである

 

「あの小娘には蓮華は渡さないわよ?」

 

「待て、誰のことだ!? てか、眼が怖えぇよ!」

 

「さて、これから既成事実を作りましょうか…」

 

「来るんじゃねええぇぇぇぇぇ!!」

 

蓮華は全力で窓を突き破って、外に飛び出した

 

「逃がさない…」

 

それを猛追する神夜

 

 

 

この追いかけっこは、アリサとすずかに見つかって終わった

 

が、蓮華は、アリサの炎を纏った拳によって吹っ飛んだとか……

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