D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士   作:京勇樹

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生徒会合宿編!
呼び出し


12月29日

 

冬休み、朝、10時

 

「ふあぁぁぁぁ……」

 

誰も居ない通学路を、義之は1人悲しく歩いていた

 

「たっく……まゆき先輩は、一体なんの用だ?」

 

それは、今から約10数分前のことだった

 

回想開始

 

『今から、生徒会室に集合! わかった?』

 

と、電話が掛かってきたのだ

 

以上、回想終了

 

「結局、連絡はあれだけだったし」

 

連絡とは、クリスマス・パーティーで義之たち付属3年3組がやったことへの、通達である

 

冬休みに入って、既に2日経っているが、教師や、学園長であり、養母の芳野さくらからも何も言われてないのである

 

その矢先に、あの連絡である

 

「まぁ、学校に行けばわかるけど」

 

と、義之は一人ごちながらトボトボと、学校目掛けて歩いた

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

風見学園 本校生徒会室

 

「ちわーっす、呼ばれたんですけど…」

 

と、義之がドアを開けると

 

「あー、遅いぞー。弟くん!」

 

「待ちくたびれましたわ!」

 

「あー、弟くーん♪」

 

「遅かったじゃない、桜内」

 

「よっ!」

 

「待ってたよ!」

 

義之が最後だったらしい

 

そこには、生徒会役員を含めて全員が集まっていた

 

「早く閉めてくださらない? 寒いですわ」

 

「ああ、悪い」

 

義之は言われて、ドアを開けっ放しだったのを思い出して、慌てて閉めた

 

すると、まゆきが立ち上がり

 

「そんじゃあ、本日の主要目的を話し合いますか」

 

「は~い!」

 

と、音姫がホワイトボードに書き込み始める

 

その内容は

 

<生徒会反省合宿!!>

 

と、書かれている

 

「ちょい、待って! なんで、俺まで!?」

 

義之は思わず突っ込んだ

 

すると

 

「つまりね、沢井と弟くん、それに裕也にフェイトちゃんはね、生贄、人柱、人身御供」

 

全て同じ意味である

 

「つまりは?」

 

「あんた達は、生徒会に差し出されたってことね」

 

沢井の質問に、まゆきが腕組みしながら答えた

 

「えーっと、俺達に拒否権は?」

 

義之は、恐る恐ると聞くが

 

「あると思ってる? 因みに、あんた達が参加しないと、クラスメイト達がどうなるかなー?」

 

まゆきは、ニヤリと笑いながら言い放った

 

「汚ぇーー」

 

「まゆき先輩、それって脅迫じゃ……」

 

義之は頭を抱えて、裕也は思わず突っ込むが

 

「なんか、反論ある?(ゴゴゴゴゴゴ)(黒笑い)」

 

「ありません、マム!!」

 

裕也は、まゆきのあまりの迫力に敬礼しながら、背筋を伸ばした

 

「よろしい」

 

「軍隊じゃないんだから……」

 

まゆきは頷き、フェイトは裕也に突っ込みを入れる

 

「そんじゃあ、集合場所と集合時間だけど、場所は弟くんの家の前で、時間は明日の朝7時ね」

 

「明日!?」

 

「了解」

 

「随分と急ですね」

 

義之はあまりの早さに驚き、裕也は普通に頷き、沢井は急なことに驚いていた

 

「いやー、もともと決まってたんだけどね」

 

「ちょっと、変更の手続きしてたら手間取ちゃってね」

 

「因みに、今回の趣旨は、今年の生徒会は打率不振、投手はよかったんだけどねー」

 

何故か、野球に例えて話し始めるまゆき

 

「対非公式新聞部相手に要所要所は抑えられて、良かったんだけどね、豪快な逆転ホームランとまでは行かなかったのよ。それが、裕也の活躍で成功したから、この成功の秘訣を忘れないうちに復習しとこうと思ってね、そのための生徒会旅行なのよ」

 

「「「「なるほど」」」」

 

「それじゃあ、解散! 各自荷物を纏めて明日遅れないように集合しましょう!」

 

と、音姫は手を叩きながら言うと

 

「待った、音姉。日程は何時まで?」

 

と、義之が質問した

 

「来年の2日まで」

 

「長! せめて、大晦日までかなー、と思ったのに」

 

「皆で年越しー! まあまあ、学校のお金で旅行出来るんだから、楽しみなさいな!」

 

「はぁー、了解…」

 

「家はどうしよう……」

 

日程を聞いた沢井が、不安そうに呟いた

 

「家がどうした?」

 

「お母さん寝たきりなのよ、それに、小さい弟も居るし……」

 

「あらら、弟くん幾つなの?」

 

「まだ5歳なんです」

 

沢井の言葉を聞いた裕也は、フェイトとアイコンタクトを交わす

 

「それならば、俺と」

 

「私に任せて」

 

「え? 悪いよ……」

 

「構わん。エリオとキャロはしっかりしている。それに」

 

「うん、母さんも居るし、アルフも居るから大丈夫だよ」

 

それを聞いた沢井は、しばらく黙考すると(え? アリシア? アリシアは少し天然なために除外しました)

 

「それじゃあ、お願いしてもいいかしら?」

 

「ああ、大丈夫だ。それに遠慮するな?」

 

「そうだよ、私達友達でしょ? 友達なら、助けるのは当たり前だよ!」

 

「ありがとう」

 

 

 

 

こうして、生徒会メンバープラスαの生徒会合宿が決まったのであった……

 

PS

 

「ふむ、司法取引か……」

 

「そ、悪い話じゃないでしょ? 学校に閉じ込められるよりかは、有意義だと思うけど?」

 

「ふむ……いいだろう、その話乗った!」

 

「俺もいいぜ!」

 

「私も行きましょう」

 

「あんたたちはどうする?」

 

「「「「行きます!」」」」

 

「OK! 交渉成立ね!」

 

という、やりとりがあったとか……

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