D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士   作:京勇樹

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予定を変更しまして、関係ありにします
二人が、本編に登場しますよ
とはいえ、最後らへんになりますが


デバイスと驚愕の出会い

明久と結華がバイトを始めて数日後、スカリエッティから連絡が来た

 

内容は、二人のデバイスが完成したのと、芳野さくらが会いたいかららしい

 

その連絡を受けて、明久と結華の二人は裕也の案内により風見学園へと向かった

 

「随分と大きい学園だね」

 

「だな。広さなら、文月学園より広いんじゃ?」

 

明久と結華がそう言うと、裕也が

 

「風見学園は付属と本校の二つで構成されてまして、生徒の人数は八百人くらいは居ますね」

 

と説明した

 

裕也の説明を聞いて、二人はへぇーと声を漏らして

 

「いわゆる、エスカレーター式なんだ」

 

「そりゃあ、広いわけだ」

 

と納得していた

 

そのまま裕也の案内されて、二人は風見学園の体育館へと入った

 

体育館には既に、五人の姿があった

 

その内四人は、二人も知っていた

 

左から順にスカリエッティ、ノーヴェ、ウーノの三人はこの世界に来た時に出会った

 

右端に居るのは、長い紫色の髪が特徴の女性で、名前は月村忍(つきむらしのぶ)である

 

彼女は喫茶翠屋でフロアチーフを勤めているので、バイトの明久と結華は何回も会って会話している

 

だが、最後の一人

 

金髪碧眼の少女には見覚えは無かった

 

見た目からして、大体十代前半くらいだろうか

 

その少女の頭の上には、犬と思われるのが器用に乗っている

 

「やあ、お二人さん。待っていたよ」

 

「お久しぶりです」

 

「元気みたいだな」

 

上からスカリエッティ、ウーノ、ノーヴェの言葉である

 

忍は微笑みを浮かべながら、二人に対して手を振っている

 

そして、二人はこの時に気づいたが、忍の足下に一個のトランクケースが置いてある

 

恐らく、その中に二人のデバイスが入ってるのだろう

 

そして、全員が来たのを確認したからか、金髪碧眼の少女が手を叩いて

 

「OK! 主賓も来たことだし、そろそろ始めよっか♪」

 

と言った

 

それを聞いて、スカリエッティ達は頷き

 

「では、忍嬢。彼らのデバイスを」

 

と言った

 

「はいはーい」

 

スカリエッティの言葉を聞いて、忍は陽気に返答しながら足下のトランクを持ち上げて蓋を開けた

 

そして、中から取り出したのは蒼い腕時計と赤いブレスレットだった

 

忍は蒼い腕時計を明久に、赤いブレスレットを結華に手渡した

 

「それじゃあ、まずは名前から決めようか」

 

忍がそう言うと、二人は数秒間ほど唸ってから

 

「それじゃあ、僕はサーシャで」

 

「あたしは、バーンズかな」

 

と告げた

 

その直後、二人の手にあったデバイスが光り

 

〈名前認証しました。はじめまして、マスター〉

 

 

〈これから全力で、マスターをサポートするぜ〉

 

と応えた

 

「それじゃあ、セットアップしようか」

 

忍の言葉を聞いて、二人は頷いてから、デバイスを肩の高さに掲げた

 

〈〈スタンバイ・レディ!〉〉

 

「「セットアップ!」」

 

愛機が促すのを聞いて、二人はキーワードを唱えた

 

その直後、二人の身体は光に包まれ一瞬にしてバリアジャケットが展開された

 

明久のバリアジャケットは蒼を基調としていて、腰に一本の刀がある(見た目はSAOのキリトの色違い)

 

結華のバリアジャケットは紅を基調としていて、手に長い槍を持っている(シグナムの色違いバージョン)

 

「明久くんのは、昔やってたアニメの主人公をモチーフにしてるの。結華ちゃんのは、知り合いのをモチーフにしたの」

 

忍がそう説明すると、二人は自分の姿を見てから、互いの姿を見た

 

「なかなか似合ってるじゃねぇか、アキ」

 

「そういう結こそ、似合ってるよ……だけど、そのバリアジャケット……」

 

結華の言葉に明久は返すと、明久は結華の姿を舐め回すように見つめた

 

「アキ?」

 

結華が首を傾げると、明久はコクリと頷き

 

「エロいね!」

 

と言いながら、右手の親指をグッと立てた

 

「はぁっ!?」

 

明久の言葉を聞いて結華は驚愕したが、明久の目を見て気付いた

 

明久の目は、マジだった

 

結華が知る限り、こうなった明久は性欲の塊である

 

衆人の視線の真ん前だろうが構わず、襲い掛かってくる

 

その証拠に、明久は手をワキワキさせながら、結華にジリジリと詰め寄ってきている

 

結華もそんな明久から離れるために、後ずさりしている

 

そんな時、明久の目がピカーンと光り

 

「結ー!」

 

某怪盗跳びで、結華に飛びかかった

 

その直後

 

「裕也の教育に悪いだろうが!」

 

という怒声と共に、明久の顔面に拳がめり込んだ

 

「おごふっ!」

 

殴られた明久は、見事な放物線を描いて吹っ飛んだ

 

明久を殴り飛ばしたのは、何時の間にかバリアジャケットを展開して結華の前に現れたノーヴェだった

 

どうやら、裕也を思っての行動らしい

 

「なにすんのさ! 僕と結の愛の邪魔をしないでよ!」

 

吹っ飛ばされた明久は起き上がると、ノーヴェに抗議を始めた

 

「時と場所を考えろ! ガキが居るだろうが!」

 

ノーヴェがそう言うと、明久はカッと目を見開き

 

「そんなの、僕には関係ない!」

 

と断言した

 

「この変態がぁ!」

 

「最高のほめ言葉だ!」

 

ノーヴェの言葉に明久がそう返すと、二人は戦い始めた

 

「結華さん……苦労してるんですね」

 

裕也がそう言うと、結華は渋面を浮かべて

 

「言うな」

 

と言った

 

「やれやれ……先に始めてしまうとはね……まあ、データを取るつもりだったから構わないがね」

 

スカリエッティが困った風体で言うと、ウーノが

 

「明久くんのは既に、データ収集を始めてます」

 

と答えた

 

ウーノの言葉を聞いて、忍が裕也に視線を向けて

 

「それじゃあ、裕也くんは結華ちゃんの相手をお願いね」

 

とお願いした

 

裕也はそれに頷くと、右手を肩の高さに上げて

 

「阿修羅、セットアップ!」

 

〈セットアップ!〉

 

キーワードを唱えて、一瞬にしてバリアジャケットを展開した

 

「裕也のは、全体的に黒いな」

 

裕也のバリアジャケットを見て、結華はそう言った

 

「そうですね。僕の魔力光に合わせたんです」

 

裕也はそう言うと、腰から刀を二本抜いた

 

「それでは、結華さん。僕がお相手します」

 

裕也が構えながら言うと、結華も構えて

 

「おうよ。お手柔らかに頼むぜ? こっちは素人なんだ」

 

と言った

 

結華の言葉に裕也が頷くと、ウーノが右手を上げて

 

「それでは、試合開始!」

 

と宣言しながら、振り下ろした

 

その直後、二人は互いに駆け出した

 

それから十数分後、明久はノーヴェの一撃によりノビていて、結華は裕也に降参する形で模擬戦は終了した

 

「分かってはいたけど、裕也は強いなぁ……」

 

「僕の場合は、経験が勝ってただけですよ。結華さんは、いい動きをしてましたよ」

 

二人がそう会話している横では、スカリエッティと忍の二人がウーノの収集したデータを見ていた

 

「ふむ。なかなか良いデータが取れたね」

 

「ええ。後はこのデータを元に、遠隔微調整すれば大丈夫そう」

 

と話し合っていて、そんな四人をよそに

 

「おら、いい加減に起きろ」

 

ノーヴェは明久の腹部に蹴りを入れていた

 

「ごふっ!? もう少しは、優しく起こしてほしい……」

 

「変態にはこれで十分だろ」

 

明久の抗議に、ノーヴェは嘆息混じりに返した

 

そして、明久は起き上がるとバリアジャケットを解除して、結華の隣に立った

 

裕也と結華は先にバリアジャケットを解除していたので、それに続いた形である

 

「その二機は間違いなく、二人専用機だから。大切に使ってね」

 

「「はい、ありがとうございます!」」

忍の言葉を聞いて、明久と結華の二人は頭を下げた

 

すると、金髪碧眼の少女が二人に近づいて

 

「それじゃあ、二人には風見学園に通ってもらうね」

 

と言いながら、茶封筒を差し出した

 

「えっと……」

 

「君は?」

 

二人は茶封筒を受け取りながら、首を傾げた

 

すると、少女はポンと手を叩いて

 

「ああ! そういえば、自己紹介してなかったね。僕の名前は芳野さくら! よろしくね、明久くん、結華ちゃん!」

 

と名乗った

 

「「え……ええええぇぇぇ!?」」

 

少女、さくらの名乗りを聞いて、二人は驚愕した

 

なにせ、芳野さくらの名前は風見学園の学園長として知っていた

 

だが、目の前に居るのは少女にしか見えないのである

 

自分達が知ってる学園長というのは、やはりあの性格の悪い老婆だ

 

だからどうしても、目の前に居る少女が学園長と言われても信じられなかった

 

「お二人の気持ちは分かりますが、さくらさんは間違い無く、風見学園の学園長さんですよ」

 

裕也はそう言いながら、二人に茶封筒の中を見るように促した

 

二人は裕也に促されて、茶封筒の中から《風見学園入学案内書》と書かれたパンフレットを取り出した

 

そして、その内の1ページには確かに、風見学園学園長、芳野さくら。と書かれている

 

「本当なんだな……」

 

「さくらさんって、何歳なんですか……?」

 

明久が呆然とした様子で問いかけると、さくらは口元を猫のようにして

 

「女性に年齢を聞くのは、マナー違反だよ。明久くん?」

 

と言うだけだった

 

そして、二人の身体測定が終わり

 

「それじゃあ、制服や教科書類は裕也くんの家に送るね」

 

というさくらの言葉に、裕也は頷いた

 

すると、二人が

 

「あのぉ、お金とかは……」

 

「今僕達、大して持ってないんです……」

 

と言うが、さくらはニャハハと笑ってから

 

「スカリエッティくんから聞いたけど、二人は次元規模での迷子なんでしょ? だったら、貰えないし貰わないよ」

 

と言った

 

それを聞いた二人は、思わず

 

((あの性悪ババアにも、見習わせてやりたい))

 

と思った

 

こうして、二人にデバイスが与えられて、二人が風見学園に通うことが決まった

 

 

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